スタンダードブックストア
〒543-0056 大阪市天王寺区堀越町8-16
TENNOJI BASE
TEL 06-6796-8933 火曜定休
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『NEPENTHES in print』 #20 “新宿特集”
¥550
NEPENTHESが発行するバイリンガル雑誌 『NEPENTHES in print』。 最新号は多様な独自のカルチャーを発信してきた街、 “新宿” を大特集。 今も新旧が交わる魅力的なスポットが点在し、 近年は世界からも注目を集める東京屈指の歓楽街に、 NEPENTHESならではの視点、 切り口でフォーカスします。 カバー&巻頭ページでは “新宿の夜” をテーマに撮り下ろしたスタイリスト/服部昌孝によるファッションストーリーを掲載。 NEPENTHES代表 / 清水慶三が新宿について語ったインタビューはじめ、 新宿ゆかりの著名人をゲストに迎えたポートレイト&インタビューページ、 日中の新宿を舞台にしたスタイリスト / 佐々木智之によるファッションストーリー、 おすすめの厳選スポットをご紹介するシティガイドなど、 充実の内容となっています。 全60ページ / ¥550 「NEON LIGHT STROLL」 Remixed by 服部昌孝 「A PLACE TO BE MY TRUE SELF」 Interview by 清水慶三 「新宿クロニクル」 Starring 中島歩 / コムアイ / ヒコロヒー / 馬場智章 「DAY LIGHT STROLL」 Remixed by 佐々木智之 「NEPENTHES CITY GUIDE 新宿」 「新宿 A COMFORTABLE COEXISTENCE」 Interview by 青柳徳郎 「A HUMAN IN THE PITCHER」 山下剛史 「MY DAILY ESSENTIALS」 山﨑陸
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ひと皿の小説案内
¥2,035
物語に描かれた50の食事シーンが今よみがえる――読書家も、くいしんぼうも、写真ファンも大満足。 どんな名作にもつきものなのが、印象深い食事シーン。ハイジがおじいさんに焼いてもらう黄金色のチーズトースト、『失われた時を求めて』のマドレーヌと紅茶、『ライオンと魔女』のターキッシュ・ディライト……。いったいどんなだろう? 見てみたい! ――これはそんな夢をかなえてくれる本(アンソロジー)です。とりあげられるのは『不思議の国のアリス』『ガリヴァー旅行記』『グレート・ギャツビー』など古典から現代ものまで海外小説の50篇。食材から盛りつけ、食器のチョイスにいたるまでデザイナーである著者が徹底的にこだわって、それぞれの食事シーンを自由に写真で再現しました。これに食べ物をめぐる楽しいミニ知識や作家のあっと驚くエピソードをくわえ、作品世界との出会いを演出する気軽な案内に仕上がっています。本好きにも、料理好きにもたまりません! 目次 <目次> はじめに/作品一覧(写真)/作品について/参照文献/おわりに [日本語版付録]監訳者あとがき/邦訳書を読みたい人へ <掲載作品> 白鯨/オン・ザ・ロード/失われた時を求めて―スワン家のほうへ/若草物語/秘密の花園/ガリヴァー旅行記/コレクションズ/ロリータ/レベッカ/青い眼がほしい/ハックルベリ・フィンの冒険/その名にちなんで/太陽がいっぱい/石蹴り遊び/風と共に去りぬ/ライ麦畑でつかまえて/ビーザスといたずらラモーナ/ロビンソン・クルーソー/五次元世界のぼうけん/百年の孤独/ザ・ロード/ボヴァリー夫人/サリーのこけももつみ/アラバマ物語/ゴルディロックスと三びきのクマ/ラスベガスをやっつけろ!/ハイジ/ミドルセックス/エデンの東/変身/二つの心臓の大きな川/ミレニアム―ドラゴン・タトゥーの女/アメリカン・サイコ/赤毛のアン/ベル・ジャー/オリバー・ツイスト/不思議の国のアリス/カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険/ジャムつきパンとフランシス/ハートバーン/グレート・ギャツビー/重力の虹/まぬけ同盟/灯台へ/ピーターラビットのおはなし/ライオンと魔女/マザーレス・ブルックリン/エマ/人形の谷間/ユリシーズ A5ヨコ 148×210mm
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伊丹十三『ぼくの伯父さん 単行本未収録エッセイ集』
¥2,200
1960〜70年代最高のエッセイスト、 伊丹十三の単行本未収録エッセイ集。 食卓の作法、料理の秘訣、服選びに着こなし、 日常に見るヨーロッパ文化、 子育てから性教育、スポーツに社会問題、組織論……あらゆるテーマを 見逃さず、調べて観察し、自分の頭で考えたすえに、 わかりやすく、やわらかく、おもしろく書いた 稀代のエッセイスト、伊丹十三。 没後20年を機に、単行本未収録の優れたエッセイを、 伊丹十三記念館(松山市)の全面協力を得て、 一冊にまとめた本書は、四半世紀ぶりの伊丹十三の新刊です。 どうしてこれが本に収録されなかったのか。 へえ、こんなこと書いてたんだ。 これはちょっとびっくりだな。 時の流れを感じて懐かしいものもあれば、 時を経てもなお、その慧眼に驚かされるものもある。 父・伊丹万作が逝去したのち、13歳のときに、 『映画藝術』誌の依頼で書いた「父の思い出」や、 伊丹十三記念館の収蔵庫で発見された 生涯をふりかえるような未発表の生原稿、 4篇も収録。 雑誌連載時の伊丹十三によるイラストレーションを多数掲載。 イラストレーター・和田誠氏との笑える共作「人生劇場 血笑篇」や、 直筆の原稿用紙、愛用の文房具などもカラーページで紹介。 この一冊で、エッセイスト・伊丹十三に出会った方は、 新潮文庫、中公文庫の伊丹十三の本も、 ぜひチェックしてみてください。 大きさ : 132×190×18 mm
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司馬遼太郎『街道をゆく 41 新装版』
¥968
津軽衆と南部衆の応酬を酒場で楽しみ、太宰治の孤独を考える「北のまほろば」。弘前城の近くの商家では、石坂洋次郎の教え子だった、魅力的なおばあさんに出会う。下北半島では会津藩を思い、マタギ衆の熊狩りの話も聞いた。異色のタイトルは、古代の青森は物成りのいい「まほろば」だったのではと考えてつけたもの。連載中に縄文時代の繁栄を物語る三内丸山遺跡が発見され、著者はご機嫌だった。 文庫判・416ページ
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津島美知子『回想の太宰治』
¥1,870
濃やかな愛情と明晰な目がとらえた人間・太宰治ーー太宰治は、文字通り文学のために生まれ、文学のために育ち、文学のために生きた「文学の寵児」だった。彼から文学を取り除くと、そこには嬰児のようなおとなが途方に暮れて立ちつくす姿があった。戦中戦後の10年間、妻であった著者が、共に暮らした日々のさま、友人知人との交流、疎開した青森の思い出など、豊富なエピソードで綴る回想記。淡々とした文にも人間太宰の赤裸な姿が躍如とする好著。 ◎「これは、凄い本に出会ったものであります。質も量も。明晰さも、たしかさも、怖ろしさも。科学者の随筆みたいな、美しい揺るぎのない日本語で、太宰治は凝視され、記憶され、保存される。この著者が、昭和の初期に、太宰の妻であり、ともに暮らし、子をなして、日々会話し、身の回りの世話をし、親戚や食卓や経済を共有していたかと思うと、トカトントン。そこらの男の何十倍も聡明だった女の記録であり、記録をよそおった文学であります。」<伊藤比呂美「解説」より> ※本書は、『回想の太宰治』(昭和58年6月 講談社文庫刊)を底本としましたが、「アヤの懐旧談」を削除し、『増補改訂版 回想の太宰治』(平成9年8月 人文書院刊)より、「蔵の前の渡り廊下」「南台寺」「父のこと、兄のこと」「『水中の友』」の4篇を収録しました。 文庫判・336ページ
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太宰治『津軽』
¥539
太宰文学のうちには、旧家に生れた者の暗い宿命がある。古沼のような“家”からどうして脱出するか。さらに自分自身からいかにして逃亡するか。しかしこうした運命を凝視し懐かしく回想するような刹那が、一度彼に訪れた。それは昭和19年、津軽風土記の執筆を依頼され3週間にわたって津軽を旅行したときで、こうして生れた本書は、全作品のなかで特異な位置を占める佳品となった。 文庫判・260ページ
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太宰治『津軽通信』
¥572
疎開先の津軽の生家で書き綴られた、新しい自由な時代を迎えた心の躍動が脈うつ珠玉編『津軽通信』。原稿用紙十枚前後の枠のなかで、創作技巧の限りをつくそうと試みた中期の作品群『短篇集』。戦時下の諷刺小説『黄村先生言行録』シリーズ。各時期の連作作品を中心に据えて、それに戦後期の『未帰還の友に』『チャンス』『女神』『犯人』『酒の追憶』を加えて編集した、異色の一冊。 文庫判・304ページ
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太宰治『もの思う葦 』
¥539
自殺未遂、麻薬中毒、血みどろの苦闘のなかで『晩年』と並行して書かれた『もの思う葦』から、死を賭して文壇大家に捨て身の抗議を行うために『人間失格』と並行して書かれた『如是我聞』まで。太宰治の創作活動の全期間にわたって、天稟の文学的才能と人間的やさしさをきらめかせているアフォリズム、エッセイ『走ラヌ名馬』『かくめい』『酒ぎらい』『川端康成へ』など49編を収録。 文庫判・ 320ページ
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井伏鱒二 『太宰治 』
¥990
太宰治から「会ってくれなければ自殺する」という手紙を受けとってから、師として友として、親しくつきあってきた井伏鱒二。井伏による、二十年ちかくにわたる交遊の思い出や、太宰の作品解説を精選集成。「あとがき」を小沼丹が寄せる。中公文庫版では井伏の没後に節代夫人が語った「太宰さんのこと」を増補。 文庫判 288ページ
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『太宰治の手紙 返事は必ず必ず要りません』
¥836
太宰治が、戦前に師、友人、縁者などに送った百通の手紙。井伏鱒二、亀井勝一郎、木山捷平らへの書簡を収録。赤裸々な、本音と優しさとダメさかげんが如実に伝わる、心温まる一級資料。 文庫判・224ページ
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橋本治『桃尻語訳 枕草子 下』
¥968
驚異の名訳ベストセラー、その下巻は――第百八十七段「風は――」から第二九八段「『本当なの? もうすぐ都から下るの?』って言った男に対して」まで。「本編あとがき」「別ヴァージョン」併録。 文庫判・368ページ
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橋本治『桃尻語訳 枕草子 中』
¥880
驚異の名訳ベストセラー、その中巻は――第八十三段「カッコいいもの。本場の錦。飾り太刀。」から第百八十六段「宮仕え女(キャリアウーマン)のとこに来たりなんかする男が、そこでさ……」まで。 文庫判・288ページ
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橋本治『桃尻語訳 枕草子 上』
¥924
むずかしいといわれている古典を、古くさい衣を脱がせて、現代の若者言葉で表現した驚異の名訳ベストセラー。全部わかるこの感動! 詳細目次と全巻の用語索引をつけて、学校のサブテキストにも最適。 文庫判・ 336ページ
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四井真治『地球再生型生活記』
¥2,090
これが、持続可能な暮らし究極の原理! 生ゴミを堆肥に変え、土を肥やし、作物を育てる。人が暮らすことで、微生物や生きものの多様性が生まれ、その土地がより豊かになる。人間本来の役割を考え、これからの暮らし方を伝える、パーマカルチャーライフの入門書です。 【編集者のおすすめポイント】 日本の風土に合わせたパーマカルチャーを20年実践してきた著者が、持続可能な暮らしの中で培ってきた理念と実践(生活実験)の記録です。生ゴミや排泄物を堆肥化し、生活排水は庭のビオトープに活用。農園で食べ物を自給し、収穫物を人や動物が摂取することでまた、堆肥として活用できる……。人が暮らすことでその土地に多様性が生まれ、より豊かな自然環境を作ることができれば、やがて地球は本来の力を取り戻せる。本当の豊かさを追求して著者が辿り着いた「いのちの仕組み」は、ひいては社会のあり方や私たちの生き方に繋がっていきます。 【目次】 第1章 人は地球のがん細胞なのか? 地球は巨大な生命体 ガイア理論 ウイルスは地球の免疫細胞 大量絶滅は進化のきっかけ 環境を壊すのではなく、豊かにする人の暮らし 第2章 持続可能な暮らし【生活実験と考察編】 パーマカルチャーとは 原理を理解し、発展させる パーマカルチャーとの出会い 山村の古民家でパーマカルチャー的生活実験 家族とともに新天地、八ヶ岳南麓へ 社会の最小単位「家族」として 生活技術が生む美しい風景、石積み 雑木林開墾からの気付き/土の生産性 森林と草原の違い/植生遷移 人類の進化と植生遷移のコントロール 森や里山の活用が土壌を守る 水と土作りが教えてくれた人間本来の役割 竹林開墾からの気付き/竹の活用法 日本のパーマカルチャーの可能性 温室効果ガスを削減する農業へ 理によって生み出される [資料] 暮らしの循環図 コラム 縁が繋いでくれる現場 第3章 持続可能な暮らしの仕組み【実践編】 土を作る 〈土の素、堆肥作り/コンポストや堆肥小屋の役割/堆肥は臭くない〉 農園をデザインする 〈半不耕起半草生栽培/等高線に沿った畑のデザイン(コンターガーデン)/互いに助け合うコンパニオンプランツ/農園における果樹の役割/生物多様性を実現する工夫〉 水を巡らす 〈バイオジオフィルターで生活排水を浄化/雨水を無駄なく利用する/アクアポニックスで野菜を育む/自家製の液肥作り〉 エネルギー&資源を活用する 〈太陽熱と光の恩恵を取り入れる/竹害ではなく、〝竹恵〟な暮らし方/畑の恵みを暮らしに活かす〉 道具をあつかう 〈古道具は暮らしの教科書/農業機械はリーズナブルに活用〉 第4章 いのちとは 40億年続く仕組み いのちは集め、蓄えるもの 自己組織化から続く仕組み 続く仕組みの「いのち」から「生命」へ 生物多様性が意味するもの コミュニティーと、未来の暮らし 地球再生型の暮らしへ 大きさ:16 x 127 x 188 mm
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正田 智樹『Foodscape フードスケープ』
¥3,300
地形と気候に応じた食がつくる建築と風景の図解集。カレマ村のワイン、アマルフィのレモン、小豆島の醤油、多気町の日本酒等、日本とイタリア16の食の生産現場を読み解く。蓄熱する石積みの段々畑、風を呼込む櫓、光や湿気を採り入れる窓等、自然のリズムとともにある食生産と人の暮らしを取り戻す為の建築の問いと手がかり 【目次】 ・スローフード運動とエコロジカルな転回 ・日本とイタリアのフードスケープ ・エコロジカル治具とフードスケープ ・アイソメ図とバレーセクション イタリアのフードスケープ Foodscape in Italy カレマ村のワイン ボルミダのワイン トレンティーノの貴腐ワイン ヴェッサーリコ村のニンニク ジベッロ村のクラテッロ 〈食コラム〉パルマハム 〈食コラム〉コロンナータのラルド モデナのバルサミコ酢 ヴェスヴィオ火山のトマト アマルフィのレモン トラパニの塩 〈食コラム〉マドニエのプロヴォラ 【食と建築をめぐる対話①】藤原辰史(農業史・環境史)×正田智樹 日本のフードスケープ Foodscape in Japan 四郷の串柿 小豆島の醤油 石井味噌 豊島の天日塩 海の精 多気町の日本酒 〈食コラム〉寺田本家 八女茶 田野町の寒干し大根 〈食コラム〉山之村の寒干し大根 下津の蔵出しみかん 〈食コラム〉カネサ鰹節商店 【食と建築をめぐる対話②】塚本由晴(建築家)×正田智樹 ・エコロジカル治具の拡がり ・自然と機械によるハイブリッド生産 ・おわりに ・取材・執筆協力、参考文献 ・謝辞 ・Foodscape Graphical Analyses of Architecture and Landscapes of Food A5横判・224頁
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礒井純充『「まちライブラリー」の研究 「個」が主役になれる社会的資本づくり』
¥2,860
〈本を核に本や人との出会いを目指す活動であれば、まちライブラリー〉というおおらかな考えのもとで著者が提唱し、個々の人の参画・運営によって全国に千ヶ所以上形成されてきた「まちライブラリー」。始まりから12年、まちライブラリーはどのように広がってきたのか。運営者・利用者へのアンケート、関係者へのヒアリングから分析、考察する。 そこから浮かび上がってくるのは、「自生的」「社会的連坦」「日常」「主観」「自由」といった言葉で語ることのできる、人と人とのゆるやかなつながりだ。 地域の場づくりやコミュニティ形成をうながし、そこに関わる個々の人がやりがいやいきがいを感じる活動の鍵を明らかにする、小さくも示唆に富んだ一冊。 〈まちの生活は特定の日だけが充実していれば良いわけではない。日々の生活の中にあるちょっとした発見や憩いの重要性を考えると、日常性というものが何よりも大切であるということではないだろうか。ここに個々の人がまちライブラリーに惹きつけられていく大きな要因があると思う。〉(第8章 「個」が主役になるまちライブラリー) 目次 はじめに 第1章 まちライブラリーが生まれた背景と基本概念 無力感が生まれてくる背景 私がみたグローバル化 グローバル化がもたらした息苦しさ 森ビル時代の社会人教育活動 六本木アカデミーヒルズの夢やぶれ、模索の時代 若者から得た「まち塾@まちライブラリー」の理念 まちライブラリーの仕組みと基本概念および活動原理 自生的に派生する活動と「社会的連坦」 第2章 まちライブラリーの実践活動から得た知見 まちライブラリーの沿革と節目になった活動 本を介した自己紹介の効用、ISまちライブラリー 蔵書ゼロ冊から育てる図書館、大阪府立大学のまちライブラリー 本の力を証明した商業施設のまちライブラリー 第3章 まちライブラリーの広がりと多様性 広がりの状況 まちライブラリーが点在する意味 まちライブラリーの分類と事例 私的な場に設置された事例 公共的な場に設置された事例 第4章 まちライブラリー運営者と利用者の実態 まちライブラリーを始めるきっかけ 運営を始める動機と活動の自己評価 行き詰まりを感じる人 うまくいっていると感じる人 ソーシャル・キャピタルを得やすいまちライブラリー 利用者の実態把握 利用者の自己実現の場 主観的な価値観が壁を突破する鍵 第5章 地域と人とまちライブラリー 地域におけるまちライブラリーの存在感を検証する 大阪市中央区のまちライブラリー概況 ISまちライブラリーの立ち上げを支援した人たち 大阪市中央区全体への広がりと運営者の顔 岩手県雫石町の個人力 自然体での広がり――埼玉県鶴ヶ島市 北海道千歳市の市民力、挫折と再生から見えてくるもの 長野県茅野市における地域への浸透 地域と人とまちライブラリーから学ぶこと 第6章 まちライブラリーを活用した場づくりとは まちライブラリーはコミュニティの場なのか? 「場づくり」という多様な概念 居場所という場 魔法の言葉「サードプレイス」 まちライブラリーが生み出している場 本の磁力と人の顔がある場 本がつくり出す日常的な場 運営者の自己充足が無意識のうちに場づくりになる まちライブラリーが生み出す「場の四象限」 第7章 計画性や制度から自由で、自生的に生まれるまちライブラリー――知の哲人からの気づき 計画性と制度の罠 近代都市計画に内包する課題 ジェイコブズの都市計画批判と生態学的な都市観察 宇沢弘文の「社会的共通資本」という問題提起 公共図書館の新しい役割 「知の広場」としての公共図書館 アンニョリが推奨する公共図書館 変革を遂げつつある公共図書館像 場としての図書館 私立図書館等の先導 計画性や制度の外にあるまちライブラリー 小さなつながりから派生する大きなネットワーク アダム・スミスの原点にある「個」の力 第8章 「個」が主役になるまちライブラリー 解を求めるまえに 組織への依存を極力さけるコツ 組織への依存より、心の自由 組織の視点から「個」の活動をみる 汎用性より個別性の大事さ 計画性より融通性がことをうまく進める 非日常より日常を大事にする 日々の積み重ねを大切にする人への敬意 本の触媒性が示唆する人のつながり 人と人との集合知は双方向性から生まれる 個人の知を開放する勇気 社会の寛容性と個人の意識改革 おわりに 注 参考文献 【著者プロフィール】 礒井純充(いそい・よしみつ) 1958年大阪市生まれ。一般社団法人まちライブラリー代表理事。大阪府立大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。経済学博士。1981年、森ビル株式会社に入社し「アーク都市塾」「六本木アカデミーヒルズ」などの文化・教育事業に従事。取締役広報室長などを歴任。2011年に「まち塾@まちライブラリー」を開始。以降、「まちライブラリー」の提唱者として活動の運営・サポートを行う。著書に、『マイクロ・ライブラリー図鑑』(まちライブラリー、2014)『本で人をつなぐ まちライブラリーのつくりかた』(学芸出版社、2015)『ブックフェスタ 本の磁力で地域を変える』(共著、まちライブラリー、2021)などがある。
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津軽伝承料理
¥2,750
「津軽のまま 本コさしたはんで。買わねばまぃねべ!」 (※津軽地方の料理の本を出版しました。これは買わなきゃ!) ●88品分の、ばあちゃんの知恵。 思わず故郷に帰りたくなる…… そんなレシピ書をつくりました。 著者は、青森県弘前市で“伝承料理”活動を続ける 農村の女性たち「津軽あかつきの会」 ●故郷の味を、100年先まで 絶滅危惧な料理をレシピ化 自分たちの母の世代の料理を食べたいと思ったとき、そのつくり方がわからなかった……。そんなことがきっかけとなり、地域の高齢者にインタビューを重ねること約5年。 絶滅寸前だった“母の味”をアーカイブして、200品以上をレシピ化。それをもとにつくる津軽地方の郷土料理を予約制で提供しはじめてから20年がたちました。 ●昔のばあちゃんの味は、とっても今っぽかった! 津軽地方は豪雪で知られる、冬がとっても長い地域。なので、保存食をたくさん使います。彼女たちが絶滅から救った料理をひも解けば……。 「発酵」食を自分たちでつくって料理の随所に使い、 「うまみ」はだしだけでなく漬物や野菜からも引き出し、 「プラントベース(菜食中心)」な品々がお膳を埋めるのです。 ……考えてみれば、どれもいま世界中が求めている料理ばかり。 一周回って新しい。 そんなばあちゃんの味を、ぜひご堪能ください! 【著者紹介】 ◎津軽あかつきの会(つがるあかつきのかい) 青森県弘前市で、津軽地方の郷土料理と食文化を伝える「伝承料理」活動をしている女性だけの料理研究ユニット。地域でのヒアリングを軸に津軽地方に伝わる伝承料理をレシピ化しアーカイブ。1食1500円で提供する予約制の食事会を毎週数日開催しているほか、青森県津軽地方の観光コンテンツとしても機能している 。20代〜80代という多様な年齢層からなる会員数は30名(2021年7月現在)。
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太宰治と旅する津軽
¥1,650
名作『津軽』を道標に、その日、その時、太宰の目に映った光景を追憶する。 「ね、なぜ旅に出るの?」「苦しいからさ」……太宰が最も元気だった頃に書かれた紀行小説『津軽』のテキストをガイドに、故郷を旅した作家の足跡を追い、その悲喜こもごもの場面を追体験しながら、津軽半島を旅する。五度に及んだ自殺・心中の現場の心象風景もあわせて、文学紀行の名手・小松健一の写真でたどる。 判型 A5判 頁数 144ページ
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木村衣有子『私的コーヒーAtoZ』
¥1,100
掌篇小説5編と短歌5首とエッセイ、コーヒーにまつわる26の短い話がアルファベット順に並んでいます。 文と編集:木村衣有子/装丁:木村敦子(kids)/A5判/48ページ/発行:はるあきクラブ
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かがくのとも絵本『あさいち』
¥1,100
朝市は、海でとれたもの、畑でとれたものを持ちよる商いの場。そこには潮のかおりと土のにおいがたちこめていて、人びとにとって楽しいおしゃべりと社交の場でもあります。石川県「輪島朝市」の活気ある風景を描いた、1980年刊行の本作品。令和6年能登半島地震で大きな被害を受けた被災地の、一日も早い復興への願いを込めて復刊します。本作品の利益は、能登半島地震災害義援金として、日本赤十字社に寄付いたします。 読んであげるなら 4才から 自分で読むなら 小学低学年から 大石 可久也 絵 / 輪島・朝市の人びと 語り ページ数 : 28ページ サイズ : 26×24cm
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ごめたん『カーシェアグルメドライブ〜車を買えない大人の至福の6時間〜 』
¥2,200
吉本興業所属のトリオ、グランジで活躍する五明拓弥さんが、漫画家ごめたん名義で自費出版。 39歳で運転免許を取得し、マイカー生活に憧れるが東京で車を持つことのハードルは高すぎる。芸人仲間によりカーシェアという選択肢を知る。カーシェアの特性を最大限活かすため、距離料金が加算されない6時間以内のドライブという縛りを課してグルメドライブを楽しむ。いまや生活の一部に。切なくも楽しいとっても現代的な車の使い方です。 大きさ: A5判 210mm×148mm 184P / ソフトカバー
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大崎清夏『大崎清夏詩集』
¥2,420
じぶんの賛美歌を娘は歌いながら 道路を渡る、 そこへ めきめきと森が生える。——「森がある」より ひと、動物、自然…、事物のあいだをみずみずしく伸び広がっていく言葉たち。 第1詩集『地面』、第2詩集『指差すことができない』(中原中也賞受賞)、第3詩集『新しい住みか』を著者初の集成として一冊に。解説・斉藤倫 :::::::::::::::::::::::::::::: [目次] ◎地面 地面 窓を拭く人 熊の里 わたしは朝日が眩しくて…… 微風も光線も 私たちは、流れるを、川と呼ぶ。 山をくだる ははの交代 春と粉 ひゅーじ・ぱーく あとがきにかえて 四〇年といま ◎指差すことができない 指差すことができない ラ・カンパネラ ワンダーフォーゲル 森がある 適切な速度で進む船 ここにないものについての感情 らくだは苦もなく砂丘になる 夜が静かで困ってしまう 知らない人と話す スナックみや子 暗闇をつくる人たち ぜんぶのはらになったあと ゆっくりと流れる世界の粒子 うるさい動物 天地 テンペルホーフ主義宣言 四つの動物園の話 ハレーションの日に ◎新しい住みか アブー 謝肉祭 ミンミン 炊飯器 テロリストたち 次の星 港 野生の鹿 セシル 水場 月光 エレナ うまれかわる 空き家 黙祷 気球 ウムカ ネズミちゃんは酔っぱらっている 永遠と一日 海に帆をしまう 解説 地面からはじまる連帯 斉藤 倫 :::::::::::::::::::::::::::::: [著者]大崎清夏(おおさき・さやか) 1982 年神奈川県生まれ。詩集『指差すことができない』で第19回中原中也賞受賞。本書収録の詩集のほか、著書に『踊る自由』(左右社)、『目をあけてごらん、離陸するから』(リトルモア)、『私運転日記』(twililight)などがある。音楽や美術など他ジャンルとの協働も多く、奥能登国際芸術祭パフォーミングアーツ「さいはての朗読劇」では脚本と作詞を手がける。絵本の文や楽曲歌詞、ギャラリー等での詩の展示、海外詩の翻訳など、ことばを軸にさまざまなかたちで活動を行う。
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読点magazine、増補版
¥1,540
昨年11月に初めてTOUTEN BOOKSTOREを訪れ、古賀さんと久しぶりに会いました。とてもお元気そうで、お店も商店街に溶け込んでいたのが印象的でした。スタンダードブックストア中川和彦 編集:古賀 詩穂子(TOUTEN BOOKSTORE) TOUTEN BOOKSTOREが発行する「本屋に行きたくなるマガジン 読点magazine、」。 本書は2021年5月にクラウドファンディングのリターン用に制作し配布した『読点magazine、 特別版』に、開業1年後からスタートしたニュースレターの文章と、本屋ができてからのコラムを追記した増補版です。 目次 【本屋ができるまで】 ・ステートメント ・本屋について学ぼう [ 準備編 ] ・本屋参考書 ・本屋開業日記 ・本屋について学ぼう [ 運営編 ] ・本屋について語ろう ・事業計画書 【本屋ができてから】 ・TOUTEN BOOKSTORE NEWSLETTER ・本屋について学ぼう [ 3年経ってver. ] 判型など:A5、150P、リバーシブル仕様
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佐藤俊樹『桜が創った「日本」』
¥946
一面を同じ色で彩り,一斉に散っていくソメイヨシノ。明治初めに見出されたこの桜は,凄まじい勢いで全国に拡がって行った。さまざまな語りが生み出される中で,どんな意味をあたえられてきたのか。語られた桜と現実の桜の往還関係を追いながら,そこから浮かび上がってくる「日本」の姿を,近代という時代とともに考える。 【目次】 まえがき Ⅰ ソメイヨシノ革命 1 「桜の春」今昔 桜、桜、……/昔の桜景色/江戸の桜/ソメイヨシノはすべてクローン/花見の時空/多品種型と単品種型/吉田兼好の花見/ソメイヨシノ革命 2 想像の桜/現実のサクラ 花と名/「桜」とよばれた理由/ヨシノの由来/「名」の力/想像の美・現実の美/「吉野の桜」はなかった/言葉と想像力/絵に画いたような……/説話の宇宙/理念の重力/起源と反起源の遠近法 Ⅱ 起源への旅 1 九段と染井 明治三年のソメイヨシノ/三つの年代/創建当時の境内/ソメイヨシノ説の典拠/染井と九段と上野/土地愛の多重性/「四季の遊び場」 2 ソメイヨシノの森へ 吉野桜の出現/「日本」と桜/新しさの魅力/公園と公共/戦争と事業/普及のメカニズム 3 桜の帝国 起源への視線/ナショナリズムの科学/伊藤銀月と井上哲次郎/桜らしい桜/大正期の飯田/日本らしさと桜らしさ/「桜の国土」の生成/「桜の国土」の拡張/風土と民族 4 逆転する時間 始源の桜の誕生/書き換えられる歴史/「山桜」の同心円/日本らしさの超自然学/旧い桜・新しい桜/逆転する時間/見出された起源 Ⅲ 創られる桜・創られる「日本」 1 拡散する記号 花の時間と人の時間/拡散する物語/桜語りの戦後/想像される「歴史」/「みんな」のモノローグ/空転する言葉/不死のゼロ記号 2 自然と人工の環 桜のエコノミー/嫌われる理由/「日本の自然」は一つでない/自然・人工の反転/美しさの根底/「桜」とは何か/「桜」の自己創出/ありえた「桜」とありえた歴史/「日本」の自己創出/ソメイヨシノの明日 あとがき 桜のがいどぶっく・がいど 新書 / 238ページ