エチオピア高原の吟遊詩人 | STANDARDBOOKSTORE

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エチオピア高原の吟遊詩人

¥3,300 税込

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『エチオピア高原の吟遊詩人』うたに生きる者たち
川瀬慈

四六判、252ページ

第43回サントリー学芸賞 〔芸術・文学部門〕受賞 !
本書は、弦楽器マシンコを弾き語るアズマリ、門付(かどづけ)を行うラリベラと呼ばれるエチオピアの吟遊詩人たちが、歴史的に担ってきたさまざまな役割について振り返ると同時に、人々との豊かなやりとりに基づいて展開させる地域社会での芸能の様子を描く。さらに本書は、両集団のコミカルで深遠な歌詞の魅力、秘密の言語によるコミュニケーション、アーティストへ転身し各国で活躍する姿、新型コロナウイルス感染症拡大のなかでの活動についても紹介する。吟遊詩人の活動や生きざまに迫りつつ、音楽、芸能について、アフリカの地平から相対化してとらえ、考えることを促す。

帯には今福龍太氏(文化人類学者)からのオマージュを掲載。
「アズマリよ。ゴンダールの埃立つ街路の音楽師たちよ。卑にして聖なる道化たちよ。蔑称を引き受け、通念を内なる知恵によって破壊し、諷刺によってちっぽけな世界と壮大な神話とをつなぐ吟遊詩人たちよ。私もまた、マシンコの弦の震えの力強い感触を手がかりに、著者とともに、社会に蔓延する不条理の道を飄々と“流し”ながら突っ切り、朗らかに歌い歩こう!」

目次

1 チュンブルなやつら
2 古都ゴンダール、王女が眺めた場所
3 生きつづける神話、楽器マシンコ
4 権力への従属と抵抗、メディアとしての芸能者
5 祝祭儀礼とアズマリ
6 精霊との会話の仲介
7 農作業とアズマリ
8 ほめ歌
9 蠟と金、イメージの世界への潜行
10 秘密の言葉の秘密
11 故郷とのつながり
12 タガブとイタイア
13 ひろがるアズマリ・ネットワーク――メケレにて
14 ワシントンDCのアニキ
15 アズマリベットの栄枯盛衰
16 外側から揺り動かされるエチオピア音楽
17 職能者からアーティストへ
18 高原の吟遊詩人ラリベラ
19 様々な呼称
20 シュカッチ伝説
21 ラリベロッチ――終わりなき祝福を生きる
22 映像へのリアクション
23 さあ私もあなたも生き延びよう

川瀬慈(カワセイツシ)
1977年、岐阜県生まれ。
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。
国立民族学博物館/総合研究大学院大学准教授。専門は映像人類学。
人類学、シネマ、アート、文学の交点から創造的な叙述と語りの地平を探求する。主な著作に『ストリートの精霊たち』(世界思想社、2018年、第6回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞)、
『あふりこ――フィクションの重奏/遍在するアフリカ』(編著、新曜社、2019年)。代表的な映像作品に『僕らの時代は』『精霊の馬』『Room 11, Ethiopia Hotel』(イタリア・サルデーニャ国際民族誌映画祭にて「最も革新的な映画賞」受賞)。

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