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ジュリアン・バトラーの真実の生涯

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『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』
川本直

四六変型判 縦193mm × 横136mm
400ページ

書き下ろし、700枚。壮大なデビュー長編小説。

ジュリアン・バトラー。
トルーマン・カポーティ、ゴア・ヴィダル、ノーマン・メイラーと並び称されたアメリカを代表する小説家。バトラーの生涯は長きにわたって夥しい伝説的なゴシップの靄に包まれていた。しかし、2017 年、覆面作家アンソニー・アンダーソンによる回想録『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』が刊行され、遂にその実像が明らかになる――。
今、もうひとつの20世紀アメリカ文学史が幕を開ける。

【推薦文】
・佐藤亜紀氏(小説家)
「米文学の最もスキャンダラスな時代、一際スキャンダラスに生きた恋人たちの生涯を、川本直は微塵の妥協もなく正攻法で描き切る。」

・高遠弘美氏(フランス文学者)
「『川本直は文藝批評家ではなかったのか』。本書を手にする誰もがこう思うに違いない。そう、これは川本直初めての壮大なフィクションであり、読者を言葉だけで作られた迷宮へと誘い込むきわめて面白い小説である。」

・伏見憲明氏(作家)
「予想を遥かに上回る大傑作。クィア文学の嚆矢、ジュリアン・バトラーに魅了された。その秘められた真実に打ち震えた! 」

・富士川義之氏(英文学者)
「事実と虚偽が入り乱れるポスト・トゥルース時代のデカダンス小説。その筆力には張りがあり熱い魂をもちポップな感覚のあふれる、異才作家のデヴュー作。こんな大胆な発想と実験性をもつ長編は最近読んだことがない。」

・柳下毅一郎氏(映画評論家・翻訳家)
「嘘の中に真実があり、現実のあいだにフィクションは生まれる。スキャンダルの祝祭たる二十世紀文学史のまっただ中に飛び込み、メディア・スターの幻像を泳ぐジュリアン・バトラーは世界文学を大胆に書きかえるのだ。」

川本直(カワモトナオ)
1980年東京生まれ。2011年「ゴア・ヴィダル会見記」(「新潮」)を発表しデビュー。文芸評論とノンフィクションを手掛ける。著書に『「男の娘」たち』共編著に『吉田健一ふたたび』。本書が初の小説となる。

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