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旅をひとさじ てくてくラーハ日記

¥1,980 税込

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『旅をひとさじ』てくてくラーハ日記
松本智秋

A5判 縦210mm × 横148mm
144ページ

食べて歩いてまた食べて
バックパックひとつ、イスラムひとり旅
フィルムカメラで撮影した、人びととおいしいごはん
「わたしが日本で暮らすあいだにもいろんな土地でそれぞれの暮らしや日常が連綿と続いている。その不思議さと愛おしさ」

目次
はじめに
1 中国・西安
2 ポルトガル
3 ブルガリア
4 バングラデシュ
5 中国・カシュガル
6 クルディスタン・イラク
7 イラン
8 ウズベキスタン
9 タジキスタン
10 レバノン
11 シリア
12 ロシア・ダゲスタン共和国
13 アゼルバイジャン
14 ジョージア
おわりに

前書きなど
右のポケットにフィルムカメラのRICOH GR1v、左のポケットにごはん記録用のGR DIGITAL IV。ふたつのコンパクトカメラを両サイドに忍ばせ異国の街を歩き、ごはんを食べ、食べすぎては「早く空腹よ来い!」とばかりまた歩き、また食べ、夜になったら安宿のベッドでぐぅと眠る。わたしは派遣社員として働きながら、休暇を利用してひとり旅に出る生活をしていますが、20年ほど続けてもいまだに飽きません。それどころか行きたいところは増える一方で、自分に疲れるほどです。

 この本は、イスラム教国や、そうではないけれどムスリムが暮らす地域がある国、その名残がある土地など、2015年以降のイスラムにまつわる旅の記録を、訪れた順にまとめたものです。2004年、トルコ・シリア・レバノン・ヨルダン・イスラエル・エジプトを陸路で巡った2ヵ月のひとり旅。そこで知ったイスラムの習慣や文化、なにより人びとのホスピタリティーの高さに驚き、魅了され、以降ちょこまかと訪れるようになったのです。

 アラビア語には、「労働」「遊ぶ」このふたつの時間に収まらない第3の時間を意味する「ラーハ」ということばがあるそうです。学ぶ、旅をする、ゆっくりお茶を飲む、家族や友人とおしゃべりする、ぼーっとする、詩を書く……そんなふうな時間。イスラムの日常生活に流れる第3の時間にぴたっとあたる日本語はなく、文化人類学者の片倉もとこさんは「ゆとり」と「くつろぎ」を足し、そこから「りくつ(理屈)」を抜いて「ゆとろぎ」という造語で表現されていました。そしてラーハは、がんばって働いたご褒美や対価として与えられる時間ではなく、人が生きるうえでもっとも大切な時間であるとされています。アフリカ大陸やヨーロッパの一部地域でもラーハということばが使われているそうなのですが、そこでは「しあわせ」「よろこび」という意味なのだそうです。なるほど、わたしがイスラムの国々を旅しているときのあの心地よさが、ラーハ(ゆとろぎ)ということばによってストンと腑に落ちました。
(「はじめに」より抜粋)

版元から一言
旅で出会った人たちと、おいしいごはん。賑やかでカラフルで楽しい、ひとり旅の記録。
だけど、それだけではありません。いくつも挙がった本書のタイトル候補のひとつに、『瓦礫とミルクプリン』というのがありました。
遠い場所の人たちであれ、自分たち自身であれ、毎日安心してごはんを食べたいという素朴な願いが損なわれないことを願いつつ、本を作りました。
ひとり旅を続ける智秋さんと、ひとり出版社を続ける自分と。
本を作りながら、「ひとり○○」はぜんぜんひとりではないことも、あらためて実感しました。

松本智秋(マツモトチアキ)
1977年、大阪府生まれ。2000年1月に仕事を兼ねて訪れたタイで旅沼にどぼん。以降、働きながら旅を続け、定期的に旅の写真展を開催。訪れた国は50ヵ国ほど。風景はフィルムのコンパクトカメラ、ごはんはコンデジで撮影。2015年2月『写真で綴る旅日記 散歩とごはんのくり返し』(自由国民社)を上梓。その後もこつこつと旅を続け、コロナ禍に突入。旅の恋しさ天井知らず。白くてむちむちしたものはおいしいと思い込んでいる。

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