1/20

【古書】細江英公 『鎌鼬』

¥59,800 税込

残り1点

別途送料がかかります。送料を確認する

※ 古書ですが、新品同様です。

原本『鎌鼬』は1969年に現代思潮社より出版された。
本書は2005年の完全復刻版(青幻舎/500部限定、369/500)です。

写真家・細江英公と舞踏の創始者・土方巽との濃密なコラボレーションにより誕生した名作『鎌鼬』。巣鴨とげぬき地蔵、 葛飾界隈、そして秋田の伝統的な農村風景を舞台に、土方巽はパフォーマンスを鮮烈に繰り広げた。人々との遭遇によって生じる波紋、そして疾走する土方巽の 魂と肉体に共振しながら、風土への官能、生と死のオルガズムを深めていく細江の眼差し。ここに、日本の原風景と記憶はモノクロームで焼き付けられた。
「鎌鼬」は、東北の霊気を宿す伝説上の生きもの。農村に出没し、出会い頭に人を鋭く切り裂くという。「鎌鼬は土の精であり、百姓にだけ現われたファントムであったのか。しかし、この見えない飛ぶ刃はなんと鋭く、空を切り、肉を切ったことだろう」(瀧口修造 序文より)。深いブルーの扉型のページを開くたび、 鎌鼬の生息する劇場に誘い込まれる。
細江英公は1933年、山形県に生まれた。半世紀余にわたり、自己の内面的な意識を写真として表現することを 探求し続け、独自の映像美学は国際的な評価を得ている。安保闘争に揺れる1960年に発表した『おとこと女』では肉体を裸形のオブジェにまで解放し、二つ の性の拮抗するドラマを鮮烈なコントラストで描出。このとき被写体のうちの一人が土方巽だった。
さらに1963年、三島由紀夫を被写体としてバロック的な耽美空間を構築した『薔薇刑』を発表。そして再び土方巽とのコラボレーションが結実し、不朽の名作『鎌鼬』を生んだ。
本書は、本体、カバー、スリップケースに至るまで完全復刻される。

判型:B4
総頁:112頁

参考サイト:https://www.seigensha.com/books/978-4-86152-035-8/

商品をアプリでお気に入り
  • レビュー

    (1201)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥59,800 税込

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品
        CATEGORY