スタンダードブックストア
〒543-0056 大阪市天王寺区堀越町8-16
TENNOJI BASE
TEL 06-6796-8933 火曜定休
-
山岳新校、ひらきました
¥1,980
『山岳新校、ひらきました』山中でこれからを生きる「知」を養う 奈良県立大学地域創造研究センター撤退学研究ユニット 編 堀田新五郎,作野広和,林尚之,坂本大祐,青木真兵,松岡慧祐,西尾美也,梅田直美(寄稿)伊藤洋志,仲子秀彦,中森一輝,八神実優,「みちのり」参加者のみなさん B5変形、208ページ コデックス装 一度走り出したものは、止められない止まらない。今必要なのは、惰性に流されず、慣性に埋没しない力ではないか? 「加速する社会からの撤退」をキーワードに、豊かな自然と歴史文化が根づく奈良・奥大和の地で、これからの人生を考える学びの場「山岳新校」。この取り組みを支える現状分析と思想=論考に加え、学校での実践の様子を収めた、記録集。 山岳新校 「加速する社会からの撤退」をキーワードに、豊かな自然と歴史文化が根づく奈良・奥大和の地で、これからの人生を考える学びの場。 目次 はじめに 1 学びの究極 鬼を脱落させる術の修得 堀田新五郎 2 地域の縮小にどう向き合うか 「縮充社会」の実現に向けて 作野広和 3 how toではなく、実質的な学びを 【対談】作野広和 × 堀田新五郎 4 若者と文化的退廃 都市から撤退できない私たちの小さな実践 松岡慧祐 PROGRAM1 みちのり 5 撤退的に生きること、 創造的に生きること 梅田直美 6 不登校の歴史と撤退 語る言葉と生のあり処を探る場所をつくる 林尚之 7 撤退的に生きるために オルタナティブな学びの場の可能性 【対談】林尚之 × 梅田直美 8 つまらないゲームに乗らないための術 ただ正面対決だけしている場合ではないが 逃げるだけでも息切れする 伊藤洋志 9 みちのりレポート 「みちのり」とは?2022年開校レポート PROGRAM2 山學院 10 山村で気づく「クリエイティブ」と「アニミズム」 【対談】坂本大祐 × 青木真兵 聞き手:八神実優 11 山學院レポート 「山學院」という場 2022年開校レポート PROGRAM3 芸術学校 12 つながりの中で捉える「芸術学校」 西尾美也 13 奥大和における芸術実践と 「最後」の練習 西尾美也 おわりに プロフィール 奈良県立大学地域創造研究センター撤退学研究ユニット 「知的撤退の研究―慣性の力学からの撤退可能性を探る」研究ユニット。日本の現況の諸問題、急速な人口減少、地方消滅、財政赤字、年金崩壊、環境激変……。これらを生活習慣病、慣性の力学として捉え、知的撤退の可能性を研究と実践を通じて提起する。
-
山學ノオト3(二〇二一)
¥2,200
『山學ノオト3(二〇二一)』 青木真兵・海青子 四六判変形(120mm × 170mm) 256ページ 「なんだか僕は「言葉にできること」しか言葉にしていない気がしている。」 奈良県東吉野村。人口一七〇〇人の村の山あいに佇む一軒家、人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」。自宅を開放して図書館を運営する夫婦が、仕事に、生活に、山村と街を、あるいは彼岸と此岸を往復しながら綴った日記に、エッセイや草稿「研究ノオト」を収録した、日記帳。資本主義と権力、人権や経済、そして自身の体調のこと。自粛やオンライン会議が日常化していく中で考えた、二〇二一年の記録。 目次 隠れ里としてのルチャ・リブロ 海青子 日記(山學日誌)一月~六月 研究ノオト 社会の外部にいったん立つ 真兵 声がなんだ 海青子 日記(山學日誌)七月~一二月 神様を待つように 海青子 研究ノオト 話半分 真兵 オムライスラヂオ年表(二〇二一) 版元から一言 『彼岸の図書館』『本が語ること、語らせること』(夕書房)『手づくりのアジール』(晶文社)などの著書がある、今注目の書き手の二人による日記・エッセイ本。2019年より刊行を開始した3冊目。 青木真兵(アオキシンペイ) 1983年生まれ、埼玉県浦和市に育つ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。社会福祉士。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークにしている。2016年より奈良県東吉野村在住。現在は障害者の就労支援を行いながら、大学等で講師を務めている。著書に『手づくりのアジール』(晶文社)、妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館──ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(H.A.B)などがある。 青木海青子(アオキミアコ) 1985年兵庫県生まれ。七年間、大学図書館司書として勤務後、東吉野へ。現在は私設図書館を営みながら、陶と刺繍で制作を行う。著書に『本が語ること、語らせること』(夕書房)、夫・青木真兵との共著『彼岸の図書館』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(H.A.B)がある。夕書房noteにて「土着への処方箋 ルチャ・リブロの司書席から」が好評連載中。
-
手づくりのアジール 「土着の知」が生まれるところ
¥1,980
SOLD OUT
『手づくりのアジール』「土着の知」が生まれるところ 青木真兵 四六判、256ページ 注目の在野研究者・移住者・図書館主宰者による 土着人類学宣言! あたらしい人文知はここからはじまる。 市場原理主義や、社会に浸透する高度なテクノロジーによる管理化に飲み込まれず、地に足がついたまっとうな生き方をするためには、社会のなかでの「アジール(避難所)」を自分たちの手で確保することが必要ではないか。 ・スピードが最優先される「スマート化」にどう抗うか? ・これからの「はたらく」のかたちとは? ・研究と生活をどう一致させるか?…… 奈良の東吉野村で自宅兼・人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」を主宰する著者が、志を同じくする若手研究者たちとの対話を通じて、「土着の知性」の可能性を考える考察の記録。あたらしい人文知はここからはじまる。 ぼくらの直感は合っていました。合っていたからと言って世界が劇的には変わるわけではないのだけれど、でももうちょっと、この「土着の知」とも言うべき人間の生き物としての部分を認めないと、ぼくたちは生き残ることができないのではないか。社会を維持することだってできないのではないか。本書は『彼岸の図書館』で言語化でき始めたこの直感を、同年代の研究者と共有し、意見交換した記録です。(「はじめに」より) 青木君たち、やっていることは「けっこう極端」なんだけれど、言葉の手ざわりがとてもやさしい。だから話をずっと聴いていられる。──内田樹 【目次】 「闘う」ために逃げるのだ──二つの原理を取り戻す 対話1 逃げ延びるという選択 栢木清吾×青木真兵×青木海青子 対話2 これからの「働く」を考える 百木漠×青木真兵 「最強」とはなにか──山村で自宅を開くこと 対話3 「スマート」と闘う 藤原辰史×青木真兵 対話4 土着の楽観主義 竹端寛×青木真兵 手づくりのアジール──「自分のために」生きていく 対話5 生活と研究 磯野真穂×青木真兵 対話6 ぼくらのVita Activa――マルクス・アーレント・網野善彦 百木漠×青木真兵 山村デモクラシーII 青木真兵(あおきしんぺい) 1983年生まれ、埼玉県浦和市に育つ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークにしている。2016年より奈良県東吉野村在住。現在は障害者の就労支援を行いながら、大学等で講師を務めている。著書に、妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館──ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』『山學ノオト2』(共にエイチアンドエスカンパニー)のほか、「楽しい生活──僕らのVita Activa」(内田樹編『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』所収、晶文社)などがある。
-
山學ノオト2
¥2,200
『山學ノオト2』 青木真兵・海青子 四六判変形(120mm × 170mm) 224ページ “日常を取り戻したいのだけれど、そもそも僕らの「日常」とはどんなものだったのだろう。” 奈良県東吉野村。人口一七〇〇人の村の山あいに佇む一軒家、人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」。自宅を開放して図書館を運営する夫婦が、仕事に、生活に、山村と街を、あるいは彼岸と此岸を往復しながら綴った日記に、エッセイや草稿「研究ノオト」を収録した、日記帳第二弾。新型コロナウイルスに翻弄されたり、「男はつらいよ」を一気見したり、福祉のしごとやオンライン対談からも気づきを得た、二〇二〇年の記録。 『山學ノオト』(2020年刊行)の続編で、2020年分の著者の日記と書き下ろしエッセイを収録しています。基本的なスタンスは変わらず、真兵さんは福祉の仕事をしつつ読書やイベントに出たり。海青子さんは、ルチャ・リブロのカウンターにいつつ家を改装したり鹿を追い払ったり。2020年の主なトピックは「男はつらいよ」を一気見したことなのですが、それが新型コロナウイルスの状況と関連しあい、現代社会の「基盤」や「二つの原理」の存在を再考することになった、日記ならではのライブ感がある二冊目になりました。とはいえ、と言いますが、日記なのでどこからでもふらりと読んで楽しめる作品になっています。 (目次) 006 エッセイ:闇の底より訴える 010 日記(山學日誌):一月~六月 096 研究ノオト:「限りがある」のもいいじゃない 107 エッセイ:怒るひと 110 日記(山學日誌):七月~十二月 210 研究ノオト:それが渡世人の楽しいところよ 220 オムライスラヂオ年表(二〇二〇) 青木 真兵(あおきしんぺい) 1983年生まれ、埼玉県浦和市に育つ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークにしている。2016年より奈良県東吉野村在住。現在は障害者の就労支援を行いながら、大学等で講師を務めている。妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館 ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』(H.A.B)、「楽しい生活─僕らのVita Activa」(内田樹編著『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』晶文社)などがある。 青木海青子(あおきみあこ) 1985年兵庫県生まれ。七年間、大学図書館司書として勤務後、東吉野へ。現在は私設図書館を営みながら、陶と刺繍で制作を行う。夫・青木真兵との共著『彼岸の図書館 ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』(H.A.B)がある。夕書房noteにて「土着への処方箋 ルチャ・リブロの司書席から」が好評連載中。
-
山學ノオト
¥1,980
『山學ノオト』 青木真兵・海青子 ※『山學ノオト3』の発売時(9/20頃)に同時入荷です。 四六版変形 120mm × 170mm “自分としては、ただ生産性のない日々を生活しているだけなのです” 奈良県東吉野村。人口一七〇〇人の村の山あいの、道から離れその先の、川にかかる橋を渡った石碑の隣。ひっそりとたたずむ一軒家、人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」。 自宅を開放して図書館を運営する夫婦がその生活を綴った一年間の日記に、書き下ろしエッセイと、山地での生活を考察した草稿「研究ノオト」を追加収録。 (目次) はじめに エッセイ:生産性のない日々 日記:2018/12 エッセイ:すぐ死んじゃうイメージ 日記:2019/1 エッセイ:うっとりと、一遍上人 日記:2019/2 研究ノオト:「土着」するーー資本主義との距離感を掴む 日記:2019/3 エッセイ:おすそ分けの距離 日記:2019/4 日記:2019/5 研究ノオト:リカバリーカレッジとしての山學院 日記:2019/6 エッセイ:洗練と土着と、山學と 日記:2019/7 エッセイ:山中他界とルチャ・リブロ 日記:2019/8 エッセイ:儀式で遊びで、救済で 日記:2019/9 エッセイ:どこに居たって暮らしはある 日記:2019/10 研究ノオト:山という「異界」 日記:2019/11 エッセイ:見えない心と見えない身体 日記:2019/12 エッセイ:山村デモクラシー あとがき オムライスラヂオ年表:2018/12〜2019/12 青木 真兵(あおきしんぺい) 一九八三年埼玉県生まれ。人文系私設図書館Lucha Libro(ルチャ・リブロ)キュレーター。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。障害者の就労支援を行いつつ、大学等で講師を務めている。オムライスラヂオの配信をライフワークとしている(https://omeradi.org/)。 青木 海青子(あおきみあこ) 一九八五年兵庫県生まれ。七年間、大学図書館司書として勤務後、東吉野へ。現在は私設図書館を営みながら、お針で手間賃をもらう。