スタンダードブックストア
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【サイン本】友田とん『先人は遅れてくる パリのガイドブックで東京の町を闊歩する3』
¥1,870
※ 著者直筆サイン本です。特典ペーパー「先人は遅れてくる」と「ハヤカワ文庫化記念特別冊子」付 「これは?」 「お玉です!」 それはわかる。しかし、今なぜここでお玉なのか。(本文より) コロナ渦中の町を歩き、近所で見かけた看板の言葉をきっかけに本当の言葉探しをはじめた「私」は、町を歩き、 弘法大師と高野山から、『オズの魔法使い』、松任谷由実のドキュメンタリー番組、 『西遊記』など何かを求める旅の物語に思いを馳せるうちに、半導体エンジニアの職へと導かれた出会いの記憶へと至って……。 訪ねた土地で芋づる式に記憶を蘇らせていく至福。 「このお玉がね、随分前から家の台所に仕舞ってありましてね、 いったいこれはなんだろうな、なんだろうなと思っていたんです」(本文より) ◉目次 第1章 半径1km圏内の言葉 第2章 弘法大師のご利益か 第3章 繰り返しの効能 第4章 先人は遅れてくる ◉書誌情報 新書判144頁カラー、並製本(カバー・帯付き) 発行者:代わりに読む人 著者:友田とん 装画・挿画:いちろう 装幀:千葉美穂 編集協力:松井祐輔 校正:北村さわこ ◉著者略歴 友田とん(ともだ・とん) 作家・編集者。ひとり出版社・代わりに読む人代表。著書に『ナンセンスな問い』、 『『百年の孤独』を代わりに読む』ほか。文芸雑誌『代わりに読む人』編集発行人。柏書房のWEBマガジンにて 「地下鉄にも雨は降る」を連載中。敬愛する作家はガルシア=マルケスと後藤明生。 ----(ここまで)
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ナンセンスな問い 友田とんエッセイ・小説集Ⅰ
¥2,200
『ナンセンスな問い』友田とんエッセイ・小説集Ⅰ 友田とん ※サイン入りもございます。 ※書き下ろしエッセイがついたペーパー付きです。 四六判(変形)上製、224ページ 装画 土屋美久 装丁 中村圭佑 『『百年の孤独』を代わりに読む』『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』などの著作、あるいは出版社「代わりに読む人」の活動で知られる友田とんさん待望の作品集。 連作エッセイ「本屋に行く」、小説「私の応援狂時代」ほか、各媒体に掲載された作品に書き下ろしを加えて単行本化。 独特の「可笑しさ」を秘めた作品群。そもそものスタート地点が間違っているような「ナンセンスな問い」を、愚直に、真摯に問い続けることで生まれてくるユーモアが、読者を見たことがない場所に導きます。 本屋には行く。なぜなら、体にいいからだ。 「ナンセンスな問いに私は駆り立てられる。そこには意味など何もないし、問うたところで社会が変わるというようなものでもない。しかし、しばしば当然と思っているところに風穴を空けてくれることがある。問わなければ気づきもしなかったことが、初めて目に留まる。いつもの日常がちょっと違って見えてくる。世界が可笑しさに満ちてくる。満ちてきたらどうなのだと言われると、困ってしまうが、困ったなあと言いながら、私は今日もナンセンスな問いを発している。」(本文より) 友田とん 作家、編集者。京都府生まれ。可笑しさで世界をすこしだけ拡げるひとり出版レーベル「代わりに読む人」代表。博士(理学)。 大学では経済学、大学院では数学(位相幾何学)を研究し二〇〇七年に博士(理学)を取得。企業でコンピュータサイエンスの研究者・技術者として勤務する傍ら、『『百年の孤独』を代わりに読む』を文学フリマ東京で発表。同書を書店に置いてもらうため営業(行商)しながら全国を巡る。その後、「代わりに読む人」を立ち上げ、独立。自著のほか『うろん紀行』(わかしょ文庫)、『アドルムコ会全史』(佐川恭一)、文芸雑誌『代わりに読む人』を刊行している。 著書に『『百年の孤独』を代わりに読む』、『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』シリーズ(代わりに読む人)。共著に『ふたりのアフタースクール ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む』(双子のライオン堂出版部)。ほか、寄稿多数。
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代わりに読む人0 創刊準備号
¥1,980
『代わりに読む人0』創刊準備号 四六判、222ページ(一部カラー) 発行者 代わりに読む人 -発行人 友田とん さんより 文芸雑誌『代わりに読む人』は年1回刊行していきます。 「読む」ことを通じた思いもよらぬ隣人や異界との出会いを生み、読む/書く人たちの試行錯誤の場となる「公園」を目指します。 今回は創刊号ではなくあえて創刊準備号とし、特集もずばり「準備」としました。 文芸に限らず、アート、科学、実務などにアンテナを伸ばし、ぜひ読んでみたいと思う人びとに準備をテーマに、小説、エッセイ、批評、漫画などを執筆いただきました。 芥川賞作家の小山田浩子さんの短編小説や、『A子さんの恋人』の著者・近藤聡乃さんの創作についてのエッセイ漫画、『ODD ZINE』などの独自の活動を展開する小説家・太田靖久さんや、『アドルムコ会全史』が好評の小説家・佐川恭一さんの短編小説など、これを目当てに手にとってくださるような作品と並んで、偶然であった、とても面白いものを書かれ、多くの人に読まれてほしいと願う人たちに、代わりに読む人ならではの作品を書いてもらっています。 多くの人に興味を持ってもらえるのではないかと思います。 執筆者が読んだ本を紹介する「2021年に読んだ本」には、文学、人文、漫画など、様々な本が集まりました。 さらに、連載・小特集「これから読む後藤明生」では、今年生誕90周年を迎えた後藤明生と新たに出会うきっかけとして、初心者からファン、怪談作家、批評家まで、後藤明生について新鮮な視点で、書いてもらっています。 装画・挿画は代わりに読む人のロゴを描いていただいているアーティストの佐貫絢郁さん。 ほぼ全ページにわたり、佐貫さんのアートワークが置かれていて、佐貫さんの作品集としてもお楽しみいただけます。 【執筆者一覧】 蛙坂須美(怪談作家) 海乃凧(作家) 太田靖久(小説家) 小山田浩子(小説家) オルタナ旧市街 柿内正午(会社員) 鎌田裕樹(農家見習い) 近藤聡乃(アーティスト) 佐川恭一(小説家) 田巻秀敏(IT技術者) 陳 詩遠(物理学者) 東條慎生(ライター) haco 橋本義武(数学者) 伏見 瞬(批評家・音楽家) 二見さわや歌(菓子店店主) 毛利悠子(美術家) わかしょ文庫(作家) コバヤシタケシ(デザイナー) 友田とん(作家・出版社代表) 佐貫絢郁(装画・挿画・ロゴ) コバヤシタケシ(ブックデザイン) 飯村大樹(組版) サワラギ校正部(校正)
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アドルムコ会全史|佐川恭一
¥3,410
『アドルムコ会全史』 佐川恭一 四六判上製角背、444ページ 装画:斎藤潤一郎 装丁:コバヤシタケシ 出版社:代わりに読む人 『小説すばる』等で活躍目覚しい若手小説家・佐川恭一のぶ厚い小説集が満を持して刊行! 安月給の工場で働く男がかつて自ら考案したデタラメな宗教に翻弄されていく『アドルムコ会全史』、個人の幸福度を計測できるようになった社会の公務員たちの働きぶりを描く『パラダイス・シティ』、ひとりではガールズバーにもいけない小心者の男の心の内面を描く『ブライアンズタイム』の書き下ろし長編、他短編2編を収録! 荒唐無稽な展開と不謹慎な冗談が固定観念を壊してくれると同時に心の暗部を照射する。 装画は『死徒調布』の漫画家・斎藤潤一郎さん。 刊行をきめたときのこと 一年まえのある日、SNSを徘徊していたら、佐川恭一さんが日の目を見ないままの顰蹙小説をたくさん秘蔵していて、どうにか出版できないものかと呟いておられた。それを見た私は即座に連絡を取り、約二週間、お預かりした大量の原稿を片っ端から読んだ。読んで笑い、笑ってしまったために考えざるを得なくなった。この不謹慎なジョークを笑ってよかったのだろうか。読後に、後ろめたさの残った作品をあえて選びました。これまでの代わりに読む人の本とは一味も二味も違いますが、手にとって読んでいただきたいと思っています。よろしくお願いします。 佐川恭一(さがわきょういち) 滋賀県生まれ。京都大学文学部卒業。『踊る阿呆』で第二回阿波しらさぎ文学賞受賞。著書に『サークルクラッシャー麻紀』、『受賞第一作』(破滅派、電子書籍)、『ダムヤーク』(RANGAI文庫)、『舞踏会』(書肆侃侃房)などがある。
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パリのガイドブックで東京の町を闊歩する 1.まだ歩きださない
¥770
SOLD OUT
『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する 1.まだ歩きださない』 友田とん 新書版 カラー48ページ 「パリ」のガイドブックで「東京」を歩く試み。一巻は荻窪・本屋Titleと神保町・エチオピアへ。 第一章 まだ歩きださない 第二章 フレントーストを求めて 第三章 ポストフレンチトーストを歩く
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【サイン本】パリのガイドブックで東京の町を闊歩する2 読めないガイドブック
¥1,650
『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する2 読めないガイドブック』 友田とん ※サイン入りです。 新書版 カラー94ページ 処女作『『百年の孤独』を代わりに読む』で読書界の話題をかっさらった友田とん。前作、『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』から一年半、待望の第二弾の登場です。 フレンチトーストをついに食べた「私」は東京の町を闊歩するため、行く先々でパリのガイドブックを買い集め、順に読もうと試みるが……。 荻窪のコンビニから、村上春樹へ、そしてパリ・ノートル・ダムへ。 日常を冒険に変える奔放な思考の脱線 第2弾。 目次 第一章 ノートルダム 第二章 ガイドブックを買い集める日々 第三章 セブンイレブン 第四章 餃子を食べに行こうとして 第五章 ノートルダム再び 第六章 読めないガイドブック 第七章 準備体操はできた わからないことを、安易に“わかろうせず”、ひたすら取り止めもない思考(村上春樹のパン屋襲撃が現代のコンビニなら…)や、実験の繰り返し(あの古本屋で買った雑誌の切り抜き跡にはなにが書かれていたのか知るために大宅壮一文庫へ向かうと…)は、効率的に生きられない(生きたくない)私たちの日々を、いつもと違う側面から浮かび上がらせてくれるようです。
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『百年の孤独』を代わりに読む
¥1,320
SOLD OUT
『『百年の孤独』を代わりに読む』 友田とん A5判 203ページ(一部カラーあり) ーベル賞作家G・ガルシア=マルケスの小説『百年の孤独』を読者であるあなたの代わりに「私」は読む。ところが「私」が『百年の孤独』を読もうとすると、つい話が横道に逸れて脱線してしまう。しかし、その脱線こそが読書の登坂車線をつくり出し、気づけばあなたは『百年の孤独』を読んでしまっている。そんな不思議な読書を体験してみませんか? 『百年の孤独』を読んだことのないあなたも、かつて読んだあなたも、ぜひお手に取ってください。そして、『百年の孤独』の面白さを語り合いましょう。 ~著者Webサイトより~
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うろん紀行
¥2,420
『うろん紀行』 わかしょ文庫 四六判 縦194mm × 横135mm 204ページ 人はなぜ小説を書くのだろう。 なぜ小説を読むのだろう。 決して同じ場所にたどり着くことはできないのに。 〝平和島のブローティガン” わかしょ文庫による《小説を読む物語》 笙野頼子『タイムスリップ・コンビナート』を読みながら海芝浦へ向かい、後藤明生『挾み撃ち』の足跡をたどり、巨大スーパーCOSTCOの喧騒の中で大江健三郎『万延元年のフットボール』を読もうとする。著者は一見ふざけているようだ。しかし、実際彼女は不安に襲われながら読み訪ね、そして書く。本書はとても切実で危なっかしい《小説を読む物語》だ。うろんな物語を読み終えたとき、読者もまたこの社会での生き方を模索しはじめているだろう。日常の生きづらさが綴られた自主制作エッセイ『ランバダ』の著者がその硬質で端正な文体を余すことなく発揮した好評WEB連載に書き下ろしを加えて書籍化した商業出版第1作。 [本書で取り上げた作品と場所] ◎笙野頼子『タイムスリップ・コンビナート』〔海芝浦〕◎永井荷風『濹東綺譚』〔東向島〕 ◎古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』〔犬吠〕◎後藤明生『挾み撃ち』〔蕨、上野、亀戸、御茶ノ水〕◎太宰治『富嶽百景』〔河口湖〕◎高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』〔金沢文庫〕◎宮沢賢治『銀河鉄道の夜』〔馬喰町〕◎尾崎翠『第七官界彷徨』〔池上〕◎大江健三郎『万延元年のフットボール』〔産業道路〕◎牧野信一『ゼーロン』〔高輪ゲートウェイ〕◎ポール・オースター『ムーン・パレス』、ベン・ラーナー『10:04』、スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャッツビー』〔ニューヨーク〕◎猫田道子『うわさのベーコン』、ボルヘス『バベルの図書館』、夏目漱石『夢十夜』〔???〕◎小森健太朗『大相撲殺人事件』〔両国〕◎藤子不二雄Ⓐ『まんが道』〔落合南長崎〕◎トム・ジョーンズ『ロケットファイア・レッド』〔大井町〕他 ■目次 第一章 海芝浦 第二章 東向島 第三章 犬吠 第四章 蕨、上野、亀戸、御茶ノ水 第五章 河口湖 第六章 金沢文庫 第七章 馬喰町 第八章 池上 第九章 産業道路 第十章 高輪ゲートウェイ 第十一章 ニューヨーク 第十二章 ??? 第十三章 両国 第十四章 落合南長崎 第十五章 大井町 あとがき わかしょ文庫(ワカショブンコ) 作家。1991年北海道生まれ。好きなものはうに。