スタンダードブックストア
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やっぱり雑談が好き(つくづくポケットライブラリ)
¥1,100
SOLD OUT
半年間だけ出していた『月刊つくづく』の連載「今月の雑談」と関連記事に、2名(正確には新規3名、連載分からマイナスひと組)の雑談を追加。雑談のお相手は、宮田文久/荻原魚雷/タカクマ、ツルモトマイ/太田靖久/千葉美穂/佐藤拓人/植田浩平(敬称略)。以下、長いですが表4に掲載した説明文をどうぞ。 --- 半年間だけ出していた、ちいさな月刊誌の巻頭に雑談企画をおいたのは、いろいろと理由はあるのだが、まあ、雑談が好きだから。あとは、わざわざ雑談を録音して、文字に起こし、再構成する過程が好きだから。ではなぜ、それが好きなのか。いろいろと理由はあるのだが、というようにおなじはなしがループしても、それはそれで、その場はおもしろい。なぜなら、ただの雑談だから。 テレビ番組『やっぱり猫が好き』のなかで、いちばん好きな回を挙げるのはむずかしい。強く記憶に残っているのは「はまぐりぺぺちゃん」と、どの回か忘れたが小林聡美演じる三女の恩田きみえが、姉ふたりに向かって「サルトル著!『実存主義とは何か』」と大きな声で発するシーン。おもえば、子どもの頃から『フルハウス』や『アルフ』といった海外のシチュエーション・コメディを観て育っていたので、『やっぱり猫が好き』にハマる土台は出来上がっていたのかもしれない。 雑談は、どこまでいっても雑談でしかない。「主要な登場人物がほぼ一定」というシチュエーション・コメディの法則に則って言えば、主要な登場人物は自分しかいない。どちらかと言えば、『徹子の部屋』や『サワコの朝』、『笑っていいとも』内の名物コーナー「テレフォンショッキング」のような、スタジオにゲストを招くトーク番組形式に近い。違いは、ホストであるぼくが無名で、且つスタジオに招くのではなく、自ら相手の都合に合わせて出向くという点。つまり、何もかもが違う。トーク番組×シチュエーション・コメディ=雑談企画、とはならない。 はて、何のはなしをしていたのか。と、すぐに行き先を見失う雑談を文章化したものを読むことにどんなメリットがあるのか、ぼくは知らない。コスパや意味を求める現代人にはとても意味のない、意味のないものを求める好事家諸氏にはとても有意義な、そんな雑談の本。 --- つくづくポケットライブラリは、細長い判型が好きすぎるあまり、自分でも細長い判型の本をつくりたくて始めたシリーズです。通常は「A5変形」と呼ばれるのでしょうが、個人的には「A4三つ折りサイズ」と言いたい。パンフレットでよく見る、あのサイズ感です。 目次 22年12月号 ・宮田文久 ・Prrrr.... 23年 1月号 ・荻原魚雷 23年 3月号 ・タカクマ、ツルモトマイ ・ちいさなメディアを考える② 23年 4月号 ・作家の肖像① ・太田靖久 ・手前味噌② ・ちいさなメディアを考える③ 23年 5月号 ・千葉美穂 追加の雑談① ・佐藤拓人 ・続・おかしな雑誌のつくりかた ・エアチェック ワン・ツー ! ① 追加の雑談② ・植田浩平 ページ数 108 判型 A5変形平綴じ 著者プロフィール 金井タオル(著) 1982年、長野県生まれ。フリーランスの編集者、ライター。インディーズ雑誌『つくづく』編集人。好きな仕事は、対談・座談会の構成。
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【サイン本】小沼理『みんなもっと日記を書いて売ったらいいのに』(つくづくポケットライブラリ)
¥1,320
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 半年間だけ出していた『月刊つくづく』の同名連載にくわえて、あらたに飯田エリカさん、僕のマリさん、星野文月さんとの日記にまつわる対談を収録。 社会が混迷を極めるなかで、個人が日記を書き、売る。その行為の先に何があるのか。わたしの個人的な問いかけに端を発する、小沼理さんの日記にまつわるエッセイ集。巷では日記ブームとも言われていますが、日記って何でしょう。その一端を掴んでいただけたら幸いです。(『つくづく』編集人・金井タオル) --- 著者プロフィール 小沼理(おぬま・おさむ)/ライター・編集者。1992年富山県生まれ、東京都在住。著書に『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』(タバブックス)。寄稿に『文學界』(文藝春秋)、『怒りZINE』(gasi editorial / タバブックス)、朝日新聞「ひもとく」など。 84ページ/A5変形・平綴じ/300部 --- つくづくポケットライブラリは、細長い判型が好きすぎるあまり、自分でも細長い判型の本をつくりたくて始めたシリーズです。通常は「A5変形」と呼ばれるのでしょうが、個人的には「A4三つ折りサイズ」と言いたい。パンフレットでよく見る、あのサイズ感です。
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つくづく別冊③ 最新号
¥715
つくづく別冊③『最新号』 新書版(VHSサイズ) 116ページ 編集・発行人:金井悟 デザイン:佐野久美子 想像してみてください。 いま、あなたが見ているのは演劇作品の台本、上演記録集なのだと。公演タイトルは、劇団つくづくの旗揚げオムニバス公演「埒があかない」。 その上映記録集である本書のタイトルが、つくづく別冊③『最新号』です。 もちろん、劇団の旗揚げはしていません。演劇のように「雑誌の連載企画を提案する」自らの姿を描きながら、次号について考えよう。そういう取り組みです。 だいたい、タイトルからしておかしい。 最新号は暫定的に使われる呼称なので、 次の号が出た途端にそれは「最新号」ではなくなるのですが、あえて本書を『最新号』と呼ぶことで「最新号」という呼称を定着させてしまえ。 その結果、どうなるのか。という実験です。 もうひとつだけ。本書は前号の『おかしな雑誌のつくりかた』とふたつでひとつ。セット、対(つい)、片割れ、生き別れ……ではないか。いったら「姉妹編」になるんですかね。でも、あれって何で「姉妹」なんでしょう。決して「兄弟(男性)のほうが偉い、だからおかしい」という意味ではありません。ただ、何でだろうなァと思ったもので。 そういう「何でだろう」と「演劇への興味」と津野海太郎さんいうところの「編集部(者)の演技」について考えた結果、こういう本ができました。 ほかにもいろいろと、細かい仕掛けはあるものの、あとは紙面でご確認ください。キーワードは「枠物語」ならぬ「箱物語」です。
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つくづく別冊② おかしな雑誌のつくりかた
¥1,100
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つくづく別冊②『おかしな雑誌のつくりかた』 金井タオル 新書版(VHSサイズ) 216ページ 編集・発行人:金井悟 デザイン:佐野久美子 インディーズ雑誌『つくづく』のバックナンバーを解説するガイド本で、販売サイト(『つくづく』vol.3)の説明文や様々な号のおまけで発表してきた文章をまとめた合本。要は、雑文集です。第一章は書き下ろし。第二章以降は、書き下ろしと既出の文章が混在。『積読の100冊』という冊子も全ページ、そのまま掲載しています。 ―これは、つくづく休刊記念増刊号『自家中毒』の続編である。そのため、当初はつくづく復刊記念増刊号と付けようかとも思ったのだが、企画を練り上げる過程で、ガイド本でありつつも、今後に向けて自らの考えを整理する「リニューアル準備号」のようでもあると気がついた。また、何度も書き直しを重ねるうちに、ある種の日記本のような、つまるところ何だかわからないものになっていった。しいていえば、”雑誌づくりを続けることで起こした自家中毒の経過を観察した記録集”と呼ぶのが一番しっくりしている。― 本文より 第一章 そもそも『つくづく』とは何か しかしを使いすぎる/これは、ガイド本である/『自家中毒』と『経過観察』/本書は『つくづく』の合本/カラーボックス理論/「研究」という言葉の持つイメージ/問いだけが載っている/「怠け」がテーマだった/自己啓発書であり/「牽強付会」という名のサークル/自由研究とは、ただの「言い訳」/第三者の理解を求めているのか/これは「雑誌」ではなく「書籍」/広告が入っても書籍か/雑誌は、個人的な学校/研究成果のおすそわけ/雑誌とは、実験の場/雑誌を通して世界を見ている/順番通りに刊行しない理由 第二章 創刊と同時に休刊、そして復刊 第三章 コロナ禍の自由研究 第四章 リニューアル前夜〜あとがきにかえて〜
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つくづく別冊① 特集=友だちと互助会
¥1,320
つくづく別冊① 『トーク・ショウ スペシャル]特集=友だちと互助会 ステッカー付き ペーパーバック版/144ページ ※表紙:オフメタル銀 「......(編集ユニットの)プロボケみたいのをやりたいと思ったのも、みんなで同じ仕事はしなくていいんだけど、『いまこういう仕事してるんだけど、どうしたらいいかな』って気軽に相談できる互助会がほしいなって」 (『つくづく』vol.1「幻の編集ユニット・プロボケの左右雑談」p128より抜粋) ここ数年「友だちと互助会」について考え続けてきた。 そもそも、友だちってなんだろう。 互助会だって、よくわからない。 たとえば、友だちが集って旗揚げした劇団の関係性はどこかで「友だちの集い」から「互助会」にシフトしているんじゃないか。 「友だち家族」とか「友だち親子」という呼び方もあるけど仲のよさを表す言葉は友だちが最適解なのか。 ユニット、写真家とモデル、作家と編集者、師匠と弟子、世にある近しい間柄は、互助会なのかもしれない。 「友だちってなんですか?」 「みなさんの関係性は互助会ですか?」 ぼくの曖昧な問いかけを起点にして、様々な方に話を聞いてまわり、文章を寄せていただいた。 ほしかったのは友だち? それとも互助会? ◆巻頭グラビア エリイ( Chim↑Pom)&ザ ベストフレンズ ◆トークショウ ① 青野利光×植田浩平 ② 戸田真琴×飯田エリカ ③ 能町みね子×サムソン高橋 ④ 岩井秀人×池田亮×田中祐希 ⑤ 神谷圭介×大谷皿屋敷 ⑥ 喰始×コラアゲンはいごうまん ⑦ 荻原魚雷×金井タオル×木原基行 ⑧ コメカ×パンス(TVOD) ⑨ 若林恵×宮田文久 ⑩ エスペランティストの皆さん ⑪ 爪切男×高石智一 ⑫ プロボケ ◆エッセイ ・下井草秀 ・植田将暉 ◆無限階段 ・竹内厚
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『つくづく』vol.6(つくづくのタオルブック)
¥660
SOLD OUT
『つくづく』vol.6(つくづくのタオルブック) 出版社より つねづね考えているのですが、雑誌と付録ってどっちがメインなんでしょう。「本はインテリア」なんて言葉もしばしば聞きます。それなら、端から雑貨を雑誌と言い張ろうというのが、この『つくづくvo.6』あらため『つくづくのタオルブック』です。 なぜ、『つくづくのタオルブック』なのか。実はコンビニに「タオルBOOK」なるものが多数ありまして。ぼくのアイデアは、目新しさゼロでした……。 それでは、今回の内容物をご紹介します。 ◎『つくづく vol.6』(タオル型雑誌) 約34×88cmの一般的なフェイスタオルです。ご自宅ではもちろん、銭湯やサウナ、野に山に。お好きなところでお使いください。 ◎別冊付録① 『つくづく vol.5.1』(ポストカードver.) 銭湯の鏡広告が vol.5なんですが、なかなか現地に行けないのでポストカードにしてみました。 ◎ 『つくづくのタオルブック①』 これが入ることで、ほかの商品同様に「タオル」が「本」として流通するはずです。 ・A4三つ折り/6ページ/リソグラフ/発行:Tidler ◎ 『つくづくのタオルブック②』 ・B6/16ページ/リソグラフ/発行:Tidler ※本号は製本から梱包までを〝金井制手工業〟で行っております。
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『つくづく』vol.8(特集:セルフ・カヴァー)
¥1,980
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『つくづく』vol.8(特集:セルフ・カヴァー) B4サイズ、2ページ 本文:リソグラフ ◎エッセイ コメカ(TVOD/早春書店店主) 『つくづく vol.8』は、セルフ・カヴァー特集です。要は、新装版です。中身は、『つくづく vol.1』です。つまり、vol.8はブックカバーです。裏にコメカさんの文章を掲載しています。唯一の記事です。 ②綴込付録:『つくづく vol.1』 B6サイズ/186ページ/本文:レトロ印刷(リソグラフ) ■目次 ◎卒制が完成したとおもったら、ホームセンターによくある、あの棚が目の前にあった男の話 ◎美少女グラビア/kubo 写真・飯田エリカ ◎私の自由研究 #1 ハイカーズサウナ #2 サウナ #3 マッチングアプリ #4 刺繍劇場 #5 コント採集(実験参加者=テニスコート) ◎エッセイ 荻原魚雷/僕のマリ/高石智一 ◎書き下ろし創作 宮崎智之 ◎研究ノート 宇田敦子 ◎巻中グラビア イワイガワ 岩井ジョニ男のスーツ七変化 ◎インタビュー 藤山誠/kubo/石平裕一 ◎趣味か本業かシリーズ① オフィスねこにゃ・渡辺みさ ◎インスタ映えで取材が殺到した「ドレスのテイクアウト店」の顛末 ◎nkw所属 細越〝仙人〟佑介 独占インタビュー 文・宮田文久/写真・西田香織 ◎幻の編集ユニット・プロボケの左右雑談 ◎巻末コラム コラアゲンはいごうまん/藤村亮太/かまボイラー・清水貞信/本好きの鈴木さん ◎苦虫ツヨシの表4連載① ②別冊付録:漫画版「カラーボックスをつくった男の話」(原作・金井悟 漫画・コルシカ)