スタンダードブックストア
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【サイン本予約】金馬由香『大阪安うま聖地巡礼』
¥1,540
※ 著者直筆サイン本です。発送は著者サイン後、6/25頃発送予定です。 ネット上にあふれるグルメ情報、でも本当に知りたいのは、地元の人が「おいしい」と通うお店、食べているもの。そのリアルな情報を、「関西のグルメ情報は、この人に聞け」と言われている『ミーツ リージョナル』(京阪神エルマガジン社)の3代目編集長・金馬由佳さんが案内。 「安くてうまい」という大阪のイメージを裏切らず、大阪の風情、味を満喫できる「美食の聖地」という切り口で、食べる・お茶する・飲む・買う、安くてうまいものを紹介。王道あり、マニアックあり、早朝あり深夜あり……、大阪のうまいものを食べて飲み尽くしてきた編集者による、大阪グルメガイド。 【目次】 1章 食べる お好み焼き・たこ焼き 聖地の定義/出汁文化満喫(うどん、かやくごはん)/やすうま寿司/大阪来たら、牛肉食べて/ひとり焼肉どうですか?//新世界串カツ2巨頭/新世界グルメ名店/大阪スタイルのしゅうまい/大阪の天津飯(町中華)/スパイスカレー/カレースパゲティ/ちりとり鍋 コラム・天満(やすうま密集地) 2章 お茶する 大阪ストロングコーヒー/1970大阪万博系喫茶/老舗割烹の和カフェ/元祖ドーナツとコーヒー/唯一無二の甘味 コラム・福島(あっちこっちなんかある) 3章 飲む 立ち飲み/大阪大衆居酒屋/日本酒の名店/深夜飲み/関東だきと酒/飲み後のシメ コラム・鶴橋(御幸森コリアンタウン) 4章 買う 大阪寿司/ビフカツサンド/行列コロッケ/豚まん/あんこ系 コラム・帰りの新幹線で食べたい弁当 四六判・168ページ
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【サイン本】古賀及子『よくわからないまま輝き続ける世界と』
¥1,870
※ 著者直筆サイン本です。サインは何種類かございますが、ランダムに発送いたします。 岸政彦さん・花田菜々子さん推薦! ZINE発!日記文学の新星が綴る小さな試み“やってみた” いつもの日常に小さな試みを取り入れてみたら――? *** 2024年の6月から10月のあいだ、週に3日から4日、“暇をふせぐ”ための簡単なトピックを生活に組み入れてみることにした。その日々の日記をまとめたのがこの本だ。 ポリシーを破ってめぐりめぐって日記を書くために何かし続けた。そこには非日常ではない、日常がかすかにふるえるような手応えがあった。 *** 23年ごしでハーゲンダッツのクリスピーサンドを食べる / 喫茶店で回数券を買う / 朝のラジオを外で聴く / かつてのバイト先に行く / 小学生の頃に読んでいた少女漫画雑誌を買う / 資格を取ろうと思い立つ / 駅にあるワーキングブースを使う 等々…! やったことないけど、ちょっと気になる…日常にあふれている小さな試み。 よくわからないまま輝き続ける世界に飛び込んで、得た気づきを集めた日記本です。 【目次】 はじめに 1章 身近な未体験にふれる 2章 過去を振り返って思い出すように気づく 3章 アナログの質感に気づく 4章 あたらしい暮らしに気づく 5章 自分がやってこなかったことをやる 6章 家事に気づく 7章 身近な未体験にふれる おかわり おわりに 判型・ページ数:四六 ・ 304ページ
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【Wサイン本&直筆短歌入】岡野大嗣『あなたに犬がそばにいた夏』
¥2,090
※ 著者岡野さんと佐内さんの直筆サイン本です。さらに岡野さん直筆の短歌が入ります。6/中発送予定です。 写真歌集『あなたに犬がそばにいた夏』 短歌 岡野大嗣 写真 佐内正史 歌人の岡野大嗣が生まれ育った大阪の街を、 写真家の佐内正史と巡った夏の記憶。 2023年の7月と2024年の8月、2年をかけてつくった短歌102首と写真42枚を収録。 造本は180度開くコデックス装で、写真が美しく展開されます。 【収録歌より】 人がきて信用金庫の自動ドアひらいて夏がひらめいていく きらきらと風を車に呼び込んで午前みたいに午後をはじめる かつてあった出版社の美しい名に会話が混線して花が咲く 声がして水遊びだとわかる声 二時から二時の声がしている 郷愁は遠いところをやってくる未来にちょっと寄り道をして 【著者より】 〈東京から黄色い車でやってきた佐内さんと歩いた夏。 短歌が写真に、写真が短歌になる瞬間をお楽しみください!〉 岡野大嗣 〈写真の時差の中にいた2年間! 「そば犬」をよろしくお願いします!〉 佐内正史 装丁:佐々木暁 仕様:B6変形 コデックス装 160頁オールカラー 短歌102首、写真42点収録 【著者プロフィール】 ●岡野大嗣(おかの・だいじ) 歌人。2014年、第1歌集『サイレンと犀』を刊行。2018年に木下龍也との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、2019年に谷川俊太郎と木下龍也との共著『今日は誰にも愛されたかった』、第2歌集『たやすみなさい』、2021年に第3歌集『音楽』、2023年に第4歌集『うれしい近況』、2024年に短歌と散文集『うたたねの地図 百年の夏休み』、作品集『時の辞典 365日の短歌』を刊行。 ●佐内正史(さない・まさふみ) 写真家。1997年、写真集『生きている』でデビュー。2002年『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞受賞。2008年に独自レーベル「対照」を立ち上げる。近著は『写真の体毛』『静岡詩』『写真がいってかえってきた』。曽我部恵一とのユニット”擬態屋”では、詩と朗読を担当。境界線はない。近年の展覧会に「展対照<第二部>」Vacant(東京、2025年)、「写真がいってかえってきた」book obscura(東京、2024年)、「静岡詩」タカ・イシイギャラリー(東京、2023年)、「静岡詩」静岡市美術館(静岡、2023年)、など。
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【古書】細江英公 『鎌鼬』
¥59,800
※ 古書ですが、新品同様です。 原本『鎌鼬』は1969年に現代思潮社より出版された。 本書は2005年の完全復刻版(青幻舎/500部限定、369/500)です。 写真家・細江英公と舞踏の創始者・土方巽との濃密なコラボレーションにより誕生した名作『鎌鼬』。巣鴨とげぬき地蔵、 葛飾界隈、そして秋田の伝統的な農村風景を舞台に、土方巽はパフォーマンスを鮮烈に繰り広げた。人々との遭遇によって生じる波紋、そして疾走する土方巽の 魂と肉体に共振しながら、風土への官能、生と死のオルガズムを深めていく細江の眼差し。ここに、日本の原風景と記憶はモノクロームで焼き付けられた。 「鎌鼬」は、東北の霊気を宿す伝説上の生きもの。農村に出没し、出会い頭に人を鋭く切り裂くという。「鎌鼬は土の精であり、百姓にだけ現われたファントムであったのか。しかし、この見えない飛ぶ刃はなんと鋭く、空を切り、肉を切ったことだろう」(瀧口修造 序文より)。深いブルーの扉型のページを開くたび、 鎌鼬の生息する劇場に誘い込まれる。 細江英公は1933年、山形県に生まれた。半世紀余にわたり、自己の内面的な意識を写真として表現することを 探求し続け、独自の映像美学は国際的な評価を得ている。安保闘争に揺れる1960年に発表した『おとこと女』では肉体を裸形のオブジェにまで解放し、二つ の性の拮抗するドラマを鮮烈なコントラストで描出。このとき被写体のうちの一人が土方巽だった。 さらに1963年、三島由紀夫を被写体としてバロック的な耽美空間を構築した『薔薇刑』を発表。そして再び土方巽とのコラボレーションが結実し、不朽の名作『鎌鼬』を生んだ。 本書は、本体、カバー、スリップケースに至るまで完全復刻される。 判型:B4 総頁:112頁 参考サイト:https://www.seigensha.com/books/978-4-86152-035-8/
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平中 悠一 編『シティポップ短篇集』
¥2,750
シティポップが生まれた80年代、同時代の日本の「文学」は何をしていたのだろう? 世界のファンがSNSで甦らせたポップ音楽の背後には、同じ時代状況から生まれ、同様に日本オリジナルの発展を遂げた、都会文学の世界が隠されていた──きらめく都会の〈夢〉を優しく紡ぐ、「シティポップの時代」を並走した9つの物語を、いま、ここに。 編者プロフィール 平中悠一(ひらなか・ゆういち) 1965年生。17歳で書いた『She’s Rain』で1984年度文藝賞受賞、長編小説3冊ほか単著13冊刊行。2005年渡仏、パリ大学修士課程修了後、パトリック・モディアノ(2014年ノーベル文学賞)作品等の翻訳や学術論文の発表も開始。専門は物語理論。東京大学大学院博士課程修了。 目次 片岡義男 楽園の土曜日 川西蘭 秋の儀式 銀色夏生 夏の午後 川西蘭 マイ・シュガー・ベイブ 沢野ひとし プリムズをくれた少女 平中悠一 かぼちゃ、come on! 原田宗典 バスに乗って それで 山川健一 テーブルの上にパンはないけれど、愛がいっぱい 片岡義男 鎖骨の感触 【ライナーノーツ】 平中悠一〝時代〟の終りと〝物語〟の始まり──「シティポップ」と、同時代(一九八〇年代)日本の「都会小説」 四六判 上製 328ページ
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ヨシタケシンスケ 『ヨイヨワネ あおむけ&うつぶせBOX』
¥2,420
絵本作家ヨシタケシンスケさんが日々描いているスケッチ。最近のそれは弱音であふれていました。一冊に収まらない弱音を、『ヨイヨワネ あおむけ編』『ヨイヨワネ うつぶせ編』のニ冊セットでお届けします。 ★【BOX限定】特別付録「あおむけとうつぶせのあいだ手帖」がついてきます! 手帖のスミには、あおむけからうつぶせになる「パラパラ漫画」(特別描き下ろし!)付き。 判型:文庫判 ページ数:480頁 ヨシタケシンスケ ( よしたけしんすけ ) 1973年生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)、『しかもフタが無い』(ちくま文庫)、『結局できずじまい』(講談社)、『りゆうがあります』(PHP研究所)、『にげてさがして』(赤ちゃんとママ社)『その本は』(ポプラ社)など様々なジャンルで著書多数。
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山田詠美、今井真実『Amy's Kitchen 山田詠美文学のレシピ』
¥2,860
今年でデビュー40周年を迎える小説家・山田詠美のデビュー作から2020年代の最新作までの作品に登場する料理を、人気料理家の今井真実がレシピで再現したフルカラーの贅沢な一冊。 『ベッドタイムアイズ』『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』『放課後の音符』『ぼくは勉強ができない』『A2Z』『風味絶佳』『珠玉の短編』『血も涙もある』『肌馬の系譜』ほか、熱血ポンちゃんシリーズのエッセイを含む22作品分の料理を年代ごとにセレクトし、たっぷりの引用とともに紹介します。巻末には山田詠美による書き下ろしエッセイ「おいしい顔って……」、著作リストを収録。年代順の構成で、山田詠美クロニクルとしても楽しめます。 舌だけではない部分で、情感の味わいを知ること。人が深みを増して行くために、大事なレッスンになるだろう。そして、そのことは、本当の意味での「おいしい顔」を作る。いえ、おいしさが顔に滲み出るのである。ーー山田詠美書き下ろしエッセイ「おいしい顔って……」より 目次 【収録レシピ】 はじめに 今井真実 1980s 『ベッドタイムアイズ』…スプーンのためのかわいそうなリブ 『ジェシーの背骨』…たった一個のじゃが芋 『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』「ME AND MRS.JONES」…ミセス・ジョーンズに捧げるピーチコブレット 『放課後の音符(キイノート)』…恋をした時のジントニック 1990s 『トラッシュ』…ロイ・ロジャースのチキン 『24・7』「ピンプオイル」…ソースが特別なシュリンプカクテル 『ぼくは勉強ができない』…賢者の皮むきサラダ 『120%COOOL』「彼女の等式」…ささやかで贅沢な豚汁 2000s 『A2Z』…成生のプティ・ポワ・フランセ風スープ 『風味絶佳』「夕餉」…足止めを食らっているコトレッタ・アッラ・ミラネーゼ 『無銭優雅』…牛肉の上等を入れたおから 2010s 『タイニーストーリーズ』「モンブラン、ブルーブラック」…バジルアイスクリームにオリーヴオイル 『賢者の愛』…直巳のバターしみしみトースト 『珠玉の短編』「骨まで愛して・・みた」…ナンバリングされた鴨のロースト オレンジソース 2020s 『血も涙もある』…料理研究家 沢口先生の十目稲荷 『私のことだま漂流記』…美味なるチキンソテー 『肌馬の系譜』「ブッディスト・ディライト」…ニューヨークシティ ブッディスト・ディライト From essays 『私は変温動物』「美味しいもの」…ロブスターにわさび醤油バター 『再び熱血ポンちゃんが行く!』「恐怖のバンドナイト」…ポン製フライドポテト 『熱血ポンちゃんが来りて笛を吹く』「春の美味よ来い」…エイミーズカフェのサーモンケーキ 『ライ麦畑で熱血ポンちゃん』「人生は今だけライスカレー」…茄子とコンビーフの赤いカレー 『吉祥寺デイズ うまうま食べもの・うしうしゴシップ』…眠くなるリコッタチーズのスナック おいしい顔って…… 山田詠美 山田詠美 著作リスト 判型/ページ数:四六判 上製 112ページ 装幀・装画:今井裕治/写真 岡村佳織/装幀 山田詠美 (ヤマダ・エイミ) 1959年東京都生まれ。85年「ベッドタイムアイズ」で文藝賞を受賞、作家デビュー。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、2001年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』『賢者の愛』『珠玉の短編』ほか著書多数。 今井真実 (イマイ・マミ) 兵庫県神戸市出身、東京都在住。noteに綴るレシピやエッセイ、SNSでの発信が幅広い層の支持を集め、雑誌、web、企業広告など、多岐にわたる媒体でレシピ制作、執筆を行う。身近な食材を使い、新たな組み合わせで作る個性的な料理は「知っているのに知らない味」「料理が楽しくなり何度も作りたくなる」と定評を得ている。 著書に『毎日のあたらしい料理 いつもの食材に「驚き」をひとさじ』(KADOKAWA)、『いい日だった、と眠れるように 私のための私のごはん』(左右社)、『料理と毎日 12か月のキッチンメモ』(CCCメディアハウス)、『フライパンファンタジア』(家の光協会)、絵本『はじめて・りょうり ごはん』『はじめて・りょうり トマト』(ともに福音館書店)ほか多数。
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東京VintAGE Girls『BOOKS JUICY』
¥2,000
「ますます元気に楽しく余生を過ごしていくための促進剤に」と安野ともこ、きしくり、小泉今日子が結成した「東京VintAGE Girls」初のZINEです。 本書には「東京VintAGE Girls」の名付け親でもある音楽家の高木完、写真家の伊島薫も参加し、それぞれが担当するページを自由に制作していきました。ここでしか読めない小泉今日子の書き下ろし小説も。 2025年3月に渋谷ヒカリエで行われた「WEEK BOOK END」で販売されましたが、この度、書店での販売が開始されました。取次ルートでは配本をしていないため、直接取引でご注文ください CONTENTS ◯IN SEARCH OF LOST 渋谷 高木完 失われゆく渋谷の面影を、秘蔵の写真とともに振り返る。「伝説」のただ中にいた高木氏が語る、“あの頃の渋谷”が追体験できるルポ。 ◯いつだって今が最高なのよね! 安野ともこ 「いつだっていまが最高なのよね!」のハッピーマインドがつまった、渾身のコラージュ集。スタイリングの参考書としても♡ ◯OSECHI LOVE きしくり 「年一唯一の趣味」と語るきしくりさんによる豪華おせち紹介! 古伊万里や華やかな盛り付けが目にも美味しい! ◯Mikkusu Zyûsu 伊島薫 「こんなジュース飲んでみたい!」と思えるミックスジュースを、TVGメンバーたちが提案。伊島氏が実際に作り、写真に収めたミニ写真集。こだわりのミキサーは必見! ◯庭の花が咲いたのは 小泉今日子 zineのために書き下ろされた「小説もどき」(本人談)。4000文字に流れる静謐ながらもドラマチックな時間をたっぷりご堪能あれ。 中綴じミシン製本/リソグラフ印刷 ページ数:40 判型:277×200mm両A面仕様 【著者プロフィール】 東京VintAGE Girls 「ますます元気に楽しく余生を過ごしていくための促進剤に」と安野ともこ、きしくり、小泉今日子が結成したプロジェクト。 日本の人口の半分以上を占めるシニア世代が、ますます元気に楽しく余生を過ごしていくための促進剤になれたらという思いのもと、野ともこ、きしくり、小泉今日子がスタートしたプロジェクト。 世界中でも日本が指折りの長寿国、シニア国になりつつある今、 「日本のシニアたち、かっこいいんです。こんなに素敵なんです!」と、 その存在を世界に向けて発信していけたらと思います。 そもそもの始まりは2022年。安野ともこと高木完の何気ない会話がきっかけでした。 「サステナブルなアップサイクルのファッションショーをちゃんとした形で開催したいんだよね」 「そのモデルやスタッフが1980年代に活躍してた伝説の女性たちだとかっこいいんじゃない!?」 「いいね!」 「ヴィンテージガールズだね!」 といったぐあいに。 どんどんイメージがふくらみ、小泉今日子、きしくりが賛同したことで実動が始まりました。 YouTube www.youtube.com/@tokyo-vintage-girls X twitter.com/TOKYO_VintAGE_G Instagram instagram.com/tokyo_vintage_girls TikTok tiktok.com/@tokyo_vintage_girls Facebook facebook.com/61558475815540
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前田 和男 『続 昭和 街場のはやり歌』
¥2,420
『朝日新聞』書評に掲載され(23年11月4日)反響を呼んだ前著『昭和 街場のはやり歌 戦後日本の希みと躓きと祈りと災いと』に続く第2弾! 『朝日新聞』の書評氏・保阪正康氏は「本書は歌謡社会学の創出の感さえしてくる」と評し、「情報屋台」の高成田亨氏は「本書は情況を鋭く抉った『日本歌謡の資本論』です」と発信した。 本書は「昭和歌謡百年」に向けた一般庶民の精神を支えた「はやり歌」の一断面図である。 【目次】 Ⅰ 戦前と戦後は “一つながり” の章 第1話 「軍艦マーチ」(作詞・鳥山啓、作編曲・瀬戸口藤吉) 大本営発表のテーマソングはなぜ生き残れたのか 第2話 交響曲第九番「歓喜の歌」(作曲・ベートーヴェン) 「第九」は「はやり歌」の「おしん」である 第3話 「別れのブルース」(歌・淡谷のり子) 戦争を生き延びたマドロス物とブルースの女王 Ⅱ 戦前復興の光と影の章 第4話 「港町十三番地」(歌・美空ひばり) 「マドロス稼業はやめられぬ」(歌・三橋美智也) マドロス物の忽然の終了と三島由紀夫の『午後の曳航』 第5 話 「銀座カンカン娘」(歌・高峰秀子) 日本のショーウィンドウをチアアップした“風雲児の歌” 第6話 「揺れる、まなざし」(歌・小椋佳) 資生堂とカネボウの世紀の歌合戦ソングは“平時の軍歌”だった 第7話 「帰らんちゃよか」(歌・島津亜矢) 農からの叫びの歌に耳をそばだてよ、もう時間は残されていない! 第8話 「飛んでイスタンブール」(歌・庄野真代) 1970 年代、戦後の昭和は飛ぶ方向を間違えた⁉ Ⅲ 異議申し立ての章 第9話 「民族独立行動隊の歌」(作詞・きしあきら/作曲・岡田和夫) 日本の「ラ・マルセイエーズ」になりそこねた歌 第10 話 「原爆を許すまじ」(作詞・浅田石二、作曲・木下航二) “原爆を知らない子どもたち”の自戒の歌 第11 話 「上を向いて歩こう」(歌・坂本九) 60 年安保の敗北の鎮魂歌を大往生させるために 第12 話 「練鑑ブルース」(作詞・作曲・制昨年不詳) 「檻の中の歌」はなぜ封印されたのか 第13 話 「戦争を知らない子供たち」(歌・ジローズ) 「坊や大きくならないで」(歌・マイケルズ) 反戦フォークは自衛官の卵たちの愛唱歌だった⁉ IV 宴の終焉の章 第14 話 「北海盆唄」(北海道民謡) ドリフのパワーの源泉は民衆の猥雑な情念にあり 第15 話 「落陽」(歌・吉田拓郎) 吉田拓郎の「落陽」は、時代への挽歌である 第16 話 「知床旅情」(歌・加藤登紀子) 若者たちを“自分探し”の旅にいざなった極北の歌 第17 話 「石狩挽歌」(歌・北原ミレイ) 挽歌に封印された古代文字の謎 判型・ページ数:A5 ・ 240ページ
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前田 和男 『昭和 街場のはやり歌』
¥2,750
「はやり歌」から、明日の日本の姿が見えてくる…。 歌とともに時代を共有した「団塊」といわれるベビーブーマー世代が、エピソードを交えて描く歌謡社会文化論! 「…「はやり歌」たちは、 戦争を挟んで六十余年もつづいた「昭和」とは一体いかなる時代であったのかをあぶりだしてくれる。さらに「過去の日本」のありようだけでなく、そこからは「明日の日本」を垣間見ることができるかもしれない。今も街場の「はやり歌」たちは、そのための手掛かりとして発見されることを待っている。」(本書「まえがき」より) Ⅰ部 希求と喪失の章/第1話 「炭坑節」(歌・赤坂小梅ほか)GHQと炭坑節が戦後日本をつくった!?/第2話 「テネシーワルツ」(歌・江利チエミ)映画「鉄道員(ぽっぽや)」と地底の炭坑夫への挽歌/第3話 「東京のバスガール(歌・初代コロムビア・ローズ)彼女たちは明るく走っていなかった? /第4話 「あゝ上野駅」(歌・井沢八郎)元“金の卵”たちにとって上野は今も「心の駅」だろうか /第5話 「南国土佐を後にして」(歌・ペギー葉山)戦中戦後をつなぐ“詠み人知らず”の元軍国歌謡/第6話 「スーダラ節」ほか(歌・植木等/ハナ肇とクレジーキャッツ)サラリーマンソングは「昭和」をあぶりだす//Ⅱ部 異議と蹉跌の章/第7話 「アカシアの雨がやむとき」(歌・西田佐知子)60年安保闘士と越山会の女王の“異床同歌”とは/第8話 「夢は夜ひらく」(歌・園まり)「圭子の夢は夜ひらく(歌・藤圭子)「檻の中」生まれの唄は、なぜシャバへまんまと出たのか/第9話 「唐獅子牡丹」(歌・高倉健)ヤクザ映画は“参加すること”に意義がある!?/第10話 「世界の国からこんにちは」(歌・三波春夫ほか) 万博の“笛吹男”はラーゲリ帰りの“赤色浪曲師”/第11話 「遠くへ行きたい」(ジェリー藤尾)「いい日旅立ち」他(歌・山口百恵)「ディスカバージャパン」・失われた世代の「挽歌」//Ⅲ部 祈念と失意の章/第12話 「一本の鉛筆」(歌・美空ひばり) “昭和の歌姫”がうたい遺した鎮魂の反戦歌/第13話 「イムジン河」(歌・ザ・フォーク・クルセダーズ)“分断のシンボル歌”が今も歌い継がれる不幸 /第14話 「沖縄を返せ」(作詞・全司法福岡高裁支部、作曲・荒木栄)「身を捨つるほどの 祖国はありや」/第15話 「 何日君再来(フォーリン・チュン・ツァイライ)」(歌・テレサ・テン)時代を超えて敵にも味方にも愛されるラブソング//V部 災厄と予兆の章/第16話 「丸の内音頭」(歌・小唄勝太郎/三島一声「東京音頭」は四度死ぬ/第17話 「東京五輪音頭」(歌・三波春夫)「東京五輪音頭2020」(歌・石川さゆり 他)“遺産転がし”による「国民総踊り計画」はなぜ失敗したか/第18話 「船頭小唄」(作詞・野口雨情、作曲・中山晋平)「昭和枯れすゝき」(歌・さくらと一郎)コロナと百年前の疾病を予知した「謡歌」たち/第19話 「カチューシャ」(作詞・M.イサコフスキー、作曲・M.ブランテル、訳詞・関監子)ウクライナ戦争を読み解くリトマス試験紙である! 判型・ページ数:A5 ・ 284ページ
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明里『昭和ディープ街トリップ、335カット』
¥1,870
明里 千葉じゅうを巡って"昭和ディープ街"徹底採集! 明里 / 千葉のレトロ旅の初の著書! 小学生の頃から、古い場所や歴史に惹かれ研究を続け、大学時代にブログ「Deepランド」を開設。千葉を中心に、旅館、遊郭跡、銭湯、街並み、お店など、様々な古いスポットについての発信を精力的に続ける、20代女性の著者。その5年間にわたる膨大な記録から厳選してまとめた一冊。好評既刊「昭和偏愛シリーズ」の6冊目です。 本書で紹介する場所は、私が今までに実際に訪問し、印象的だった場所や記録に残したいと強く感じた場所です。運営しているブログは、現在5年目で1700記事を超えました。大学生の時は1日2本の記事を上げ、社会人になってからも仕事終わりにブログを更新してきました。書いても書いても、次々に紹介したい場所があるので、今もなお筆が止まりません。(中略) 私の旅は、基本的に公共交通機関を利用しています。百聞は一見に如かず、をモットーとして、暑い日も寒い日も、自分の足で歩いて、目で見て、話を聞く。それは、中学2年生の時に成田街道全65㎞を歩いてから変わらないスタンスです。実際に歩いているからこそ細かな魅力まで気付けます。 ──── [はじめに]より ■旅館 ■遊廓跡 ■銭湯 ■喫茶店・茶屋 ■定食屋・割烹 ■近代建築 ■商店街 ■街灯・電柱 ■街並み ■駄菓子屋 ■和菓子屋 ■記念館 ■自販機 ■[特別編]レトロ瓶 [ディープ街研究 こだわりポイント] ●ブログを始めたきっかけ ●建物の利活用への活動 ●地元での聞き取り調査 ●取材で気を付けていること ●私が惹かれること [小6から現在までの研究紹介] ●自由研究を始めたきっかけ ●「大江戸新聞」江戸時代に夢中に ●「京都道中膝栗毛」新選組と坂本龍馬を調査 ●「成田街道を歩く」街道65㎞を完歩 ●地元の郷土史を深掘りする ●趣味を公言し発信できている今 [解説] 石黒謙吾 記録の物量、歴史好きな熱量、地元愛の重量 若い人の中で「ザ・本物」の昭和好きと感じて 明里 あけさと 1999年生まれ。生まれも育ちも千葉県の郷土史家。小学生の時に歴史に興味を持ち始め、自由研究を発表し市長賞を受賞。中学2年で成田街道(日本橋~成田山)全65㎞を完歩し街歩きに目覚め、その後も研究を続ける。大学3年の時にブログ「Deepランド」を開設し、ライターとしても活動を始める。ブログでは、千葉県を中心に、近代建築、郷土史、遊廓史などを発信中(2024/8現在1740記事)。また、建造物の見学会、習志野の歴史を語る会で、定期的に講演や展示を行う。現在は、それらの知見を活かし、地域活性化に関わる仕事に携わる。 大きさ:210x151x8 mm
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小山伸二『コーヒーについてぼくと詩が語ること』(文庫版)
¥1,650
コーヒーを語ることは、世界を語ること。 中世イスラームの地で生まれたコーヒー飲用文化の起源から、21世紀の新潮流までを詩、映画、宗教、戦争を通して語ったコーヒー本が、このたび文庫本として再編されました。 巻末には「コーヒーの基礎知識」「注釈」「参考文献一覧」のほか、今回の文庫化にあたり、文筆家・喫茶写真家の川⼝葉子さんの解説文も添えられています。 「街角のカフェで何気なく一杯を口にするとき、たちのぼる湯気とともに、コーヒーが背負う光と影、コーヒーに思いを託した詩人たちの詩が浮かび上がってくる。」(解説文より) 著者:小山伸二(おやま・しんじ) 小山伸二(おやま・しんじ) 鹿児島県出身。書肆梓、Cloud Nine Coffee代表。 東京都立大学卒業後、出版社勤務を経て、辻調理師専門学校に転職。 2024年退職後も食文化概論の授業を非常勤講師として担当。日本コーヒー文化学会・常任理事。 詩人としても活動。詩集に『きみの砦から世界は』(思潮社)、『ぼくたちはどうして哲学するのだろうか。』『雲の時代』『さかまく髪のライオンになって』(書肆梓)。共著に『専門家が語る! コーヒーとっておきの話』(旭屋出版)。 文庫版 312頁
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【サイン本予約】中島岳志『縄文 革命とナショナリズム』
¥3,080
※ 著者直筆サイン本です。6/末頃発送予定です。予約商品と別の商品を一緒にご購入の場合、 予約商品の入荷後に別の商品も発送されることがありますのでご注意下さい。 戦後日本は何につまずき、いかなる願望を「縄文」に投影したのか。 岡本太郎が縄文を発見し、思想家、芸術家たちのなかで縄文への関心が高まった。柳宗悦ら民芸運動の巨匠たちが縄文に本当の美を見いだし、島尾敏雄が天皇以前の原日本人の姿を託し、吉本隆明を南島論へと向かわせた。縄文は日本赤軍のイデオロギーにも取り込まれ、オカルトを経由しニューエイジ、スピリチュアリズムに至る。梅原猛が霊的世界を称揚する縄文論を展開し、「縄文ナショナリズム」を生み出すことになった。それは、1990年代の右傾化現象のなかでさらに裾野を広げている。 戦後日本人の新たな精神史。 序章 戦後日本が「縄文」に見ようとしたもの 第一章 岡本太郎と「日本の伝統」 縄文発見 対極主義と「日本の伝統」 第二章 民芸運動とイノセント・ワールド 民芸運動と「原始工芸」 濱田庄司の縄文土器づくり 最後の柳宗悦 第三章 南島とヤポネシア 島尾敏雄の「ヤポネシア」論 吉本隆明『共同幻想論』と「異族の論理」 「ヤポネシア」と縄文 第四章 オカルトとヒッピー 空飛ぶ円盤と宇宙考古学 原始に帰れ!——ヒッピーとコミューン 第五章 偽史のポリティクス——太田竜の軌跡 偽史と革命 辺境への退却 スピリチュアリティ・陰謀論・ナショナリズム 第六章 新京都学派の深層文化論——上山春平と梅原猛 上山春平と照葉樹林文化論 梅原猛——縄文とアイヌ 終章 縄文スピリチュアルと右派ナショナリズム 中島岳志(なかじま・たけし) 1975年大阪府生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。大阪外国語大学外国語学部地域文化学科ヒンディー語専攻卒業。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科博士課程修了、博士(地域研究)。北海道大学大学院法学研究科准教授を経て、現職。専門は南アジア地域研究、日本思想史、政治学、歴史学。2005年、『中村屋のボース インド独立運動と近代日本のアジア主義』(白水社)で大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞受賞。同年、『ナショナリズムと宗教』(春風社)日本南アジア学会賞受賞。主な著書に『秋葉原事件 加藤智大の軌跡』(2011年、朝日新聞出版)、『「リベラル保守」宣言』(2013年、新潮社)、『血盟団事件』(2013年、文藝春秋)、『アジア主義 その先の近代へ』(2014年、潮出版社)、『親鸞と日本主義』(2017年、新潮選書)、『保守と大東亜戦争』(2018年、集英社新書)、『保守と立憲 世界によって私が変えられないために』(2018年、スタンド・ブックス)、『自民党 価値とリスクのマトリクス』(2019年、スタンド・ブックス)『思いがけず利他』(2021年、ミシマ社)など多数。 判型:四六判 ページ数:(予定)432ページ
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松岡宏大『ひとりみんぱく』
¥3,520
もしかしたら「物の本」だと思っている人もいるかもしれないが、 これは「旅の本」だ。(「あとがき」より) ◇ 「ひとりみんぱく」とはなにか? 写真家・編集者・ライターとして 世界中を旅してきた松岡宏大氏の部屋には、 世界各地の文物であふれている。 みんぱく=国立民族学博物館。 すなわち、わが家の民族学博物館、 それが「ひとりみんぱく」だ。 1990年代よりバックパッカーとして世界をめぐり、 現地で出会った人々や景色、 そして蒐集してきた数々の物もの。 土器、漆器、仮面、仏像、絨毯…… どこか不思議な魅力をもつ工芸、民藝の数々。 インドで、チベットで、ミャンマーで、リビアで、サハラ砂漠で、 文物からは旅の記憶があふれだし、 含蓄? 蘊蓄? 軽快なるエッセイを挟みつつおくる本書は、 物の本か? 旅の本か? 地球をまるごと感じる、 The Museum of Ethnology in My Hands! 松岡氏は、『地球の歩き方 インド』をまとめ、 美しき絵本『夜の木』で知られるタラブックスの本を上梓するなど、 とりわけインドに造詣が深い。 私家版『ひとりみんぱく123』『ひとりみんぱく45』が好評、 美しい本づくりで定評のサイトヲヒデユキ氏のブックデザインを得て、 満を持して世の中におくりだす! 収録物品120点超に、美しい旅の写真。 ◇ 「みんぱく」とは大阪の万博記念公園内、太陽の塔のとなりに建つ「国立民族学博物館」の愛称である。本書の『ひとりみんぱく』というタイトルであるが、これは初めて僕が「みんぱく」を訪れた際、「うちにもあるな……」という感想を抱いたことに由来する。 仕事柄、世界中を旅しながら暮らしてきたが、行く先々でその土地の文物を蒐集してしまうところがある。その文物は、世間的な価値とはまったく無縁だが、自分の好奇心の方向性から、その国の文化・歴史・神話を内包しているものを好む傾向にある。そして、日本に帰ったあと、部屋で一緒に旅の思い出を語り合える話し相手のようなものであることが重要だと考えている。もちろん日本で手に入れたものや、人からいただいたものも含まれている。しかし、自分の旅してきた道筋から外れないよう心がけている。蒐集の基準軸は、常に「個人的な旅の記憶」と「人とつながり」に置いている。 今回、本書を著すにあたり自らの蒐集した品々をあらためて見返してみたが、本当に役に立たないものばかりだ。残念だ。同時に、僕にとってはかけがえのないものばかりだ。 これらの文物を手のひらにのせ愛でてみる。重みや質感、細工、その歪みや温みを確かめる。太陽の光の下で陰が際立つものもあれば、暗闇の中でこそ光り輝くものもある。それは自分の手で触れてこそわかることで、自分の足で旅をしてこそ出会える風景と一緒だ。 僕はこれらを手に入れたときに出会った人たちの顔や祈りの景色を思い出すだろう。そこで吹いていた風や夜空を満たす星のことを思い出すだろう。 旅の記憶こそ僕にとっていちばんの財産なのだから。 (「まえがき」より) 判型:四六変型判 ページ数:256 頁 美麗クロス装。 松岡宏大 (マツオカコウダイ) 写真家・編集者など。『地球の歩き方 インド』など、インドやアフリカを中心に辺境エリアのガイドブックの取材・編集に携わる。共著に『持ち帰りたいインド』(誠文堂新光社)、『タラブックス――インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる』(玄光社)などがある。またインドのTara Booksよりバッジュ・シャームとの共著『Origins of Art: The Gond Village of Pathangarh』を上梓。写真展として『アディワシ――大地と生きる人々』(bonon kyoto、KYOTO GRAPHIE KG +)、『TRIBES in BASTAR』(Rungta)を開催。KAILAS名義で著作やイベントもおこなう。
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土井コマキ『Back in 2006, Paris~ こまきっぷ ZINE 01』
¥1,000
DJ土井コマキの初zine。 【はじめに〜初めての海外は】 いつからこんなに旅が好きになったんだろう。私は日本で生まれ育ち、日本の永住権を持っているけど、韓国籍。パスポートを取得するのに大金が必要だと、なぜか思い込んでいた。ほんとにお金がなかったので、この国から死ぬまで出れないんだと思い込んでいた。笑っちゃうくらい信じ込んでいた。 それが思い違いだと気づいたのは2006年。その頃、どうしても私はモン・サン・ミシェルに行きたい、行かなくてはという思いが湧いて出て、頭から離れなくなっていた。私は時々こういうことがあって、突然の閃きに突き動かされて行動してしまう。行かなくっちゃ!やらなくちゃ!となる。「want」というより「should」。なんで?て聞かれたら、そう思うからとしか答えられない。根拠なんてない。でも行動した先で必ず大きなもの得て、やっぱりタイミングだったんだ!と涙目になる。そして、これからも自分の第六感を信じようって、自分に誓う。 とにかくそんなわけで、あの時も気持ちが抑えられなくて調べてみたら、貯金を使えばパスポート取得代も含めて、旅費が捻出できそうだった。幸か不幸か、当時は週に一本の生放送しか仕事がなかったから(文字にしたら泣ける!)休みも取りやすく、初めての海外へ、ひとりで出かけたのです。5泊7日の大冒険... 【目次】 はじめに〜初めての海外は フランス日記2006年02月18日(土) フランス日記1~ぼくらが旅に出る理由 フランス日記2~Je ne comprends rien フランス日記3~サイン フランス日記4~mignon! フランス日記5~MSM日帰り旅行 フランス日記6~ゲージツ・パクハツ フランス日記7~souvenir おしまいに〜And now, in 2025. 中綴じ・A5判・20ページ 土井コマキnote https://note.com/doikomaki/n/nb923a526002c
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朱喜哲『NHK100分de名著 リチャード・ローティ「偶然性・アイロニー・連帯」』
¥550
※ 著者直筆サインはありません(二枚目の画像にはありますが、、、今回はサインなし本です)。 こ2024年2月に放映されてNHK100分de名著 リチャード・ローティ「偶然性・アイロニー・連帯」のテキストです。 民主主義の危機は、「哲学」が守る 「トランプ現象」を20年近くも前に予言したとして、一躍注目された哲学者リチャード・ローティ。彼は、現代アメリカを代表する哲学者でありながら、真理の探究を目指し「理性」を重視する従来の哲学(近代哲学)を、社会の分断や差別をもたらすものとして根本から否定する。そして、『偶然性・アイロニー・連帯』などの著作を通して、「人と人との対話を止めない」ことを軸とする新たな哲学の役割を提示し、あるべき社会の在り方を論じた。 社会の分断やポピュリズムが広がり民主主義が脅かされている現在、私たちはどのような社会を構想すればよいのか。ローティのダイナミックな思想を手がかりに、そのヒントを探っていく。 朱 喜哲 講師 大阪大学招聘教員。1985年大阪生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。専門はプラグマティズム言語哲学とその思想史。また研究活動と並行して、企業においてさまざまな行動データを活用したビジネス開発にも従事し、ビジネスと哲学・倫理学・社会科学分野の架橋や共同研究の推進にも携わっている。著書に『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』(共著、さくら舎)、『世界最先端の研究が教える すごい哲学』(共著、総合法令出版)、『在野研究ビギナーズ』(共著、明石書店)、『信頼を考える』(共著、勁草書房)、『〈公正〉を乗りこなす』(太郎次郎社エディタス)、『バザールとクラブ』(よはく舎)、共訳に『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』(ブランダム著、勁草書房)などがある。 判型:A5判 ページ数:116ページ
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【サイン本】朱喜哲 『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』
¥2,420
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 正義は暴走しないし、人それぞれでもない──。 アメリカ大統領選挙から、日本の「道徳」の授業まで、現代において「正義」や「公正」といった「正しいことば」はどのように使われているかを検討。 ジョン・ロールズ、リチャード・ローティ、アイザイア・バーリン、ジュディス・シュクラー、アイリス・マリオン・ヤング、スタンリー・カヴェルなどの議論を参照しながら、「正しいことば」の使いこなし方をプラグマティズム言語哲学から探る。 「正しさ」とはなにかを考えるうえで、わたしたち自身の〝ことばづかい〞を通して「正しいことば」をとらえなおす画期的論考。 【目次】 はじめに 序章○正しいことばの使い方 「正しいことば」はややこしい?◉ほんとうの意味を理解できなくても、正しく使うことはできる◉ことばを乗りこなすために◉ルールはあってもルールブックはない◉「会話を止めるな」 第I部◎「正義」というテクニック 1章○「正義」の模範運転とジョン・ロールズ アメリカ大統領選挙をとりまくことば◉「正しいことば」の帰還?◉ハリスの「正しいことば」◉バイデンが指し示した「理念」◉「正義」の凋落とジョン・ロールズの登場◉ロールズによる「正義」と「善」の区別◉「公正としての正義」◉「正しいことば」に息を吹きこむ 2章○「正義」の前提としての「公正」 アメリカの「正義」、再訪◉合意するための「場」◉みなでとりくむ「命がけの挑戦」◉現にともに生きているから、他者が気になる◉わたしたちは「適度な」正義を実現できる◉「全員にとっての利益」のための責務◉コロナ禍における「自粛」と公正◉「公正」は、思いやりや優しさではない 3章○道徳教育と「正しいことば」の危険運転 学校で学ぶ「正しいことば」◉「道徳」教科が掲げる目標◉公正とは「差別はよくない」ということ?◉道徳の延長線上にある「正義」◉法外な目標は「正しいことば」を空虚にする◉日本における「正義」の息苦しさ◉「道徳としての正義」と会話における事故◉会話の止め方――三つのタイプ 4章○「道徳としての正義」とトランプ現象 ドナルド・トランプと「正しいことば」◉トランプ現象を「予言」した哲学者◉なにが「予言」されたのか?◉「アイデンティティ・ポリティクス」の時代◉「マジョリティの怒り」を分節化する◉「感情」に火をつけたトランプ◉「当事者性のことば」と「正しいことば」 コラム1●「交差性(インターセクショナリティ)」が行き交う世界 第II部◎「正しいことば」のよりどころ 5章○「会話」を止めるとはどういうことか あらためて、ことばを「乗りこなす」とは◉ローティのいう「会話」とはなにか◉「議論」や「探求」よりも「会話」が先にある◉「会話の豊さ」を毀損する話法◉ローティ流の「会話」と「正しいことば」◉正しいことばの使い方が「会話」を豊かにする◉「論破」ゲームの陥穽◉「正しいことば」を使いわけるために 6章○「関心」をもつのはいいことか 積極的無関心のすすめ◉「関心」と「interest」◉「関心」をかき立てる想像力◉社会学的想像力の副作用、「過剰な」関心◉「無関心」としての「寛容」◉「関心」を理解し、乗りこなす 7章○「自由」を大切に使う 正しいことばとしての「自由」◉現実政治と対峙する哲学者バーリン◉バーリンが区別する二種類の自由◉「信教の自由」から考えるバーリンの自由論◉自由と寛容/不寛容◉「不寛容に対する寛容」は成り立つか◉「自由」ということばの陥穽と例外 8章○わたしたちの「残酷さ」と政治 なにから自由を守るのか?◉だれもが弱者であり、強者でありうる◉「善」ではなく「悪」についての一致◉なによりまず「残酷さ」を低減せよ◉「残酷さ」への着目の系譜◉わたしたちの「残酷さ」を直視する コラム2●だれも「中立」ではいられない 第III部◎「公正(フェアネス)」を乗りこなす 9章○理論的なだけでは「公正」たりえない 「残酷さ」への着目と「正義」の構想◉身体感覚としての「残酷さ」は相対的なのか?◉動物倫理と「文化・伝統」とのあいだの緊張◉あまりに「西洋的」でも、あまりに抽象的でもない◉ことばをもてないことの「残酷さ」◉理論的なことばだけでは足りない 10章○「公」と「私」をつらぬく正義 それでも「正義はよいものだ」と言うために◉社会において両立しえない複数の「善」◉理念が個人を殺戮するとき◉「まちがっていたくない」という怯懦◉「バザール」と「クラブ」◉比喩による「公/私」の整理とその限界◉バザールの「正義」◉わたしたちが生きる空間で響く複数の声 11章○「公正」というシステムの責任者 「公正としての正義」という仕組み◉「正義」とは構造の問題である◉「合理的配慮」の問題◉「配慮」ではなく「調節」◉ロールズの「正義」構想のデメリット◉問題は「構造的不正義」である◉「公正としての正義」を駆動させつづける責任 12章○正義をめぐって会話する「われわれ」 だれが「われわれ」なのか◉「正義をめぐる会話」への、届かぬ叫び◉黙らせ、不平等を正当化する「力」◉「憤激」と「ねたみ」◉だれが「力」を行使しているのか◉むすびにかえて あとがきにかえて 判型:四六判・並製 頁数:272ページ 【著者紹介】 朱喜哲(ちゅひちょる) 1985年大阪生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。大阪大学社会技術共創研究センター招へい教員ほか。専門はプラグマティズム言語哲学とその思想史。前者ではヘイトスピーチやデータを用いた推論を研究対象として扱っている。 共著に『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』(さくら舎)、『世界最先端の研究が教える すごい哲学』(総合法令出版)、『在野研究ビギナーズ』(明石書店)、『信頼を考える』(勁草書房)など。共訳に『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』(ブランダム著、勁草書房)などがある。
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【特典付サイン本】伊藤ガビン『はじめての老い』
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。特製ステッカーが3枚付いています。 還暦を過ぎて見えてきた景色は驚愕の連続。 今日も元気に老いていこう。新感覚・老いをめぐるエッセイ集! 文章の大天才が動き出した! 老いをこんなふうに語ることができるなんて。 ――タナカカツキ 還暦を過ぎて見えてきた景色は発見の連続だった。老眼や集中力の減少といった予測できていた事象から、ブランコが怖くなる・手がカサカサになる・自分の中に内包しているマチズモに気づく・頻尿の話など、思いもよらなかったこと。そして「死」に対する感覚の変化にいたるまで。ゲーム・エンタメ界からアート界まで人気の編集者・伊藤ガビン(61歳)が、自身の体と心に直面する「老い」によるあらゆる変化をつぶさに発見し綴った渾身作!! 人生100年時代、未知なる「老い」への予習として、性差を問わず、同年代からこれから老い道に踏み入れようとしている現役世代におくる、令和版「老い」の入門書。これを読めば老いへの予習は完璧だ! ≪目次≫ はじめに 【老いに入りかけた時に感じていること】 老いの初心者として 初めての老眼/見えてきた! 私がキレる老人になるまでの道/こんにちは老害です-老害の側から考える老害-/らくらくホンを買う日を想像する/人間ドックの見え方が変わった話/ただ老いている 【アップデートできる できない?】 服装がずっと同じ問題/等速じいさん/太るのか痩せるのか/四季にように髪の毛を 【じじいのしぐさ、これだったのか】 シーシー問題/ブランコが怖いということ/おじいさんのような動き 【意外と早くきた(逆にまだきてない)】 身長が縮んだ話/ついに眉毛が伸び始めた!/握力の低下にショックを受けた話/未入荷の老い/シモジモの話/見つめたくない滑舌 【センパイから学ぶ】 センパイの話/手が信じられないほどカサカサになるという話/老猫との対話/メモを片手に綾小路きみまろ公演 【老いと時間】 「返納」について考える/老化が開く知覚との扉/[朗報]時間が経つのは年々それほど早くならないのではないか、という話/記憶のサブスク/死んでも驚かれないサイド/「逃げ切る」という考え方 おわりに [著者プロフィール] 伊藤ガビン 編集者/京都精華大学メディア表現学部教授 1963年神奈川県生まれ。学生時代に(株)アスキーの発行するパソコン誌LOGiNにライター/編集者として参加する。1993年にボストーク社を仲間たちと起業。編集的手法を使い、書籍、雑誌のほか、映像、webサイト、広告キャンペーンのディレクション、展覧会のプロデュース、ゲーム制作などを行う。またデザインチームNNNNYをいすたえこなどと組織し、デザインや映像ディレクションなどを行う。主な仕事に「あたらしいたましい」MV(□□□)のディレクション、Redbull Music Academy 2014のPRキャンペーンのクリエイティブディレクションなどがある。また個人としては、2019年あいちトリエンナーレや、2021年東京ビエンナーレなどにインスタレーション作品を発表するなど、現代美術家としても活動。編著書に、『魔窟ちゃん訪問』(アスペクト)、『パラッパラッパー公式ガイドブック』(ソニー・マガジンズ)など。現在は京都に在住し、京都精華大学の「メディア表現学部」で新しい表現について、研究・指導している。近年のテーマに自身の「老い」があり、国立長寿医療研究センター『あたまとからだを元気にするMCIハンドブック』の編集ディレクション、日本科学未来館の常設展示「老いパーク」に関わるなど活動範囲を広げている。
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【サイン&イラスト本】光嶋裕介『建築のはじまり』
¥3,520
※ 著者直筆サイン&イラスト本です。ランダムに発送いたします。 17年前、ベルリンでの建築修行時代に、ふと見つけたモレスキンのスケッチブック。 それ以来、あらゆる旅にはその黒いスケッチブックがいつもそばにあった。 サグラダ・ファミリア、ユニテ・ダビタシオン、パンテオン、 キンベル美術館、ファンズワース邸、グッゲンハイム美術館、東大寺南大門……。 熱い想いを胸に訪れ、その場所に立ち、素手で吸収した名建築のリアリティ。 175点のスケッチに、空間と土地を感じ、建築の佇まいをめぐるショートエッセイを添える。 スケッチすることに正解も、間違いもない。 ただ、楽しいから描いているのであって、学び続ける喜びのために、描き続けていることだけは、たしかである。 スケッチ(手)と言葉(頭)の往来(翻訳)を続けていると、自分の世界に対するまなざしがしばしば変容し、 世界に対する認識も少しずつクリアになっていく。 自分の世界の見方が鍛えられると、自分で世界は変えられると思えてくる。 だから、建築のはじまりを巡る旅も、スケッチも、まだまだ終わらない。 また新しい自分に出会うために、あの予兆に満たされた幸せな時間をはじまりに、 今日もモレスキンとペンと木箱の絵の具セットを持って、僕は旅を描く。(「はじめに」より) 判型/ページ数:四六判変形 並製 352ページ 装幀:UMA/design farm(原田祐馬、山副佳祐)
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関口竜平『Books(tore) witness you. vol.4』
¥1,000
本屋lighthouseの日記ZINEシリーズ、vol.4です。 vol.4は2024年10月〜2025年3月の日記を中心に、各種媒体に載せたエッセイや書評などを詰め込みました。 〈あとがきより抜粋〉 たのしくやれている。分量が増えていく日記にはそれが如実にあらわれている。しかしそれは、現実から目を背けているだけでもある。日本どころか世界の状況は急激に悪化していて、その現実から意識的に逃げることで得られる、特権的な安寧を享受しているにすぎない。正直に言えば、どうすればいいのかわからない。わからないけどがんばっている。と、表明することもまた責任逃れのような気がしてくる。言葉を連ねれば連ねるほど薄っぺらくなる。 〈目次〉 4 2024年10月〜 16 2024年11月〜 32 書評 ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』 2024/11/19 68 2024年6月〜 36 2024年12月〜 72 書評 黒田八束『ゴースト・イン・ザ・プリズム』 2024/12/27 78 2025年1月〜 120 映画『エマニュエル』感想文 「反逆」のまなざし、同期する悦び 2025/01/21 128 2025年2月〜 156 だれか代わりに読んでください① エヴァン・ダーラ『失われたスクラップブック』(木原善彦 訳/幻戯書房) 2025/01/31 160 2025年3月〜 192 Anarchism Book Club(アナキズム・ブック・クラブ) Plan. 1 〈著者略歴〉 関口竜平(せきぐちりょうへい) 1993年2月26日生まれ。法政大学文学部英文学科、同大学院人文科学研究科英文学専攻(修士課程)修了ののち、本屋lighthouseを立ち上げる。著書『ユートピアとしての本屋 暗闇のなかの確かな場所』(大月書店)など。将来の夢は首位打者(草野球)。特技は二度寝。 〈書誌情報〉 本文202p A6サイズ(文庫版) 表紙カラー/本文モノクロ 表紙用紙:上質紙135 本文用紙:上質紙70
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関口竜平『Books(tore) witness you. vol.2』
¥1,000
本屋lighthouseの日記ZINEシリーズ、vol.2です。 vol.2は2023年10月〜2024年3月の日記を中心に、各種媒体に載せたエッセイや書評などを詰め込みました。 〈あとがきより抜粋〉 それでも書いていないことがたくさんあり、それは書かないことを選択したものだけではなく、どう書けばいいかわからなかったことや、そもそも書くか書かないのかの選択肢にすら浮上しなかったもの、覚えてすらいないものだったりもする。それらすべてはなかったことになってしまうのだろうか。そうではない、と言い切りたい。いまの私はそう思っている。 目次 4 2023年10月〜 28 正直な語り手になるということ 映画『ザ・ホエール』感想文 2023/10/28 47 2023年11月〜 71 2023年12月〜 100 書評 ひらいめぐみ『転職ばっかりうまくなる』 2023/12/26 104 2024年1月〜 136 書評 川野芽生『Blue』 2024/02/06 141 2024年2月〜 167 2024年3月〜 198 書くこと/書けること、あるいは歴史を物語るということ 『哀れなるものたち』『密航のち洗濯 ときどき作家』から考える 2024/03/03 著者略歴 関口竜平(せきぐちりょうへい) 1993年2月26日生まれ。法政大学文学部英文学科、同大学院人文科学研究科英文学専攻(修士課程)修了ののち、本屋lighthouseを立ち上げる。著書『ユートピアとしての本屋 暗闇のなかの確かな場所』(大月書店)など。将来の夢は首位打者(草野球)。特技は二度寝。 書誌情報 本文222p A6サイズ(文庫版) 表紙カラー/本文モノクロ 表紙用紙:上質紙135 本文用紙:上質紙70
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man『象・近場』
¥1,320
シリーズ:シリーズ人間2 タイトル:象・近場(ぞう・ちかば) 著者:man(まん) ジャンル:小説(短編集) 内容:小説(7編)+4コマ漫画(8点)+著者インタビュー(4,000字) A6文庫判/ソフトカバー/80ページ 装画・ロゴ:散歩鳥 装丁・組版:山内宏一郎 (SAIWAI DESIGN) 発行所:新世界(秋月圓とは別レーベル) ・内容 文字を追うことでしか入り込めない世界。ひらがなで紡がれる、manワールド全開のデビュー作! 現実の精密な観察者として、人物・動物・ものの生々しい感触を描く。さきの見えないあたらしい調べのなかで、なつかしい感覚を呼び起こさせる異色の小説集。 三歳の〈わたし〉が見えてくる「光線」、三年二組の教室からはじまる「たかしくん」、仕事の連絡を待つ「天」、カニを食べにホテルにきた「大和田」、ある日の電車のなかの様子を描いた「しゃりょう」、長距離バスで渋滞に巻き込まれる「もくよう、ひる」、表題作「象・近場」など全7編。 巻末には、著者描き下ろしの4コマ漫画8点(コウイチ、変転、あの日の、何十年、しのはら、有名人、田園、夏山)を収録。4,000字の著者インタビュー掲載。 ・目次 ────────── 光線 たかしくん 象・近場 天 大和田 しゃりょう もくよう、ひる 4コマ漫画 著者インタビュー あとがき ────────── ・著者略歴 ────────── man(まん) 1995年生まれ、亥年。覚えている古い記憶はふとんに横になって見たビデオデッキの 7:00 ──────────
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木耳『トレーニング』
¥1,100
これまで日記も書いたことのない70歳の著者による、はじめての私小説──。これは私小説なのか、随筆なのか、はたまた回想録か。 古希を迎え、いまでも自分の存在を支えてくれる大切な断片を描く。姪っ子の「ユカちゃん」、母に料理を学ぶ「ワカメスープ」、中学生が働く「パチンコ屋」、最後の仕事となった「清掃員のパートナー」、表題作「トレーニング」のほか、長編「南房総富浦」など全9編。 ・目次 ────────── ユカちゃん ワカメスープ パチンコ屋 駐車場 清掃員のパートナー トレーニング 床屋 墓参り 南房総富浦 著者インタビュー あとがき シリーズ:シリーズ人間1 タイトル:トレーニング 著者:木耳(きくらげ) ジャンル:私小説(短編集) A6文庫判/ソフトカバー/80ページ 装画・ロゴ:散歩鳥 装丁・組版:山内宏一郎 (SAIWAI DESIGN) 発行所:新世界(秋月圓とは別レーベル) ・著者略歴 ────────── 木耳(きくらげ) 1954年11月生まれ、午年。高円寺庚申通り育ち。杉並第四小学校卒業。 ──────────
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宮崎智之『平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版』
¥968
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注目の文芸評論家、エッセイストによる等身大の言葉で日常を鮮やかに描いた文章集。増補を加えて待望の文庫化。解説 山本貴光・吉川浩満 退屈な日常は、著者にかかると刺激的な世界へ変わる。 注目の書き手によるエッセイ集、待望の文庫化。 真の意味で優しい人が書いた、読んでいるだけで気持ちがどんどん落ち着いていく本です。吉本ばなな 山本貴光・吉川浩満によるW解説を収録 アルコール依存症、離婚を経て、取り組んだ断酒。自分の弱さを無視して「何者か」になろうとするより、生活を見つめなおし、トルストイとフィッシュマンズなどに打ちのめされながらも、すでにあるものを感じ取るほうが人生を豊かにできると確信する。様々な文学作品を引きながら、日常の風景と感情の機微を鮮やかに言葉にする。新たに3篇を加え増補新版として文庫化。 【目次】 1章 僕は強くなれなかった 打算的な優しさと「〇を作る理論」 「何者か」になりたい夜を抱きしめて 僕は強くなれなかった ありのままの世界 平熱のまま、この世界に熱狂したい 2章 わからないことだらけの 世界で生きている 朝顔が恋しているのは誰? 不快だけど大切なことを教えてくれた作品 私はそうは思いません 35歳問題 わからないことだらけの世界で生きている 3章 弱き者たちのパレード 二瓶さんとの雅な蹴鞠 舌の根が乾かないおじさん ヤブさん、原始的で狂おしい残念な魅力 紳士は華麗にオナラする 肉と人と醜いアヒルの子 中田英寿に似た男 4章 弱くある贅沢 「細マッチョ」をめぐる冒険 クローゼットの中の時間 弱くある贅沢 僕の好きだった先輩 補章 川下への眼 一生懸命で寂しい人 八〇〇回目くらいの話 川下への眼 あとがき 文庫版あとがき 飄然と、弱い自分を語ることから始める 山本貴光 全身随筆家 吉川浩満 解説 山本貴光・吉川浩満 カバーデザイン 小川恵子(瀬戸内デザイン) カバー作品 勝木杏吏 作品撮影 森田直樹 判型:文庫判 ページ数:288頁 解説 【著作者プロフィール】 宮崎 智之(みやざき・ともゆき):1982年生まれ。東京都出身。文芸評論家、エッセイスト。明治大学文学部卒業。地域紙記者、編集プロダクションなどを経て、フリーライターに。人間観察、現代の常識・非常識、カルチャーなどについての執筆を得意とする。著作に『モヤモヤの日々』(晶文社)、『モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだ』(幻冬舎)、『平熱のまま、この世界に熱狂したい』(幻冬舎)、『宮崎智之セレクト 中原中也名詩選』(アンソロジー、田畑書店)、『モヤモヤの日々』(晶文社)、共著に『吉田健一ふたたび』(冨山房インターナショナル)などがある。共著は「紀伊國屋じんぶん大賞2020」の14位に入選。文學界2023年9月号「特集 エッセイが読みたい」号に巻末を飾るエッセイ論を寄稿。