スタンダードブックストア
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私の生活技術
¥1,098
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『私の生活技術』 アンドレ・モーロワ / 中山眞彦 訳 文庫判 148mm × 105mm 224ページ 中山眞彦の名訳でおくる、第四の幸福論 心おきなく相手を賛美できるのは、大きなしあわせである ヒルティ(1891年)、アラン(1925年)、ラッセル(1930年)の三大幸福論のあと、フランス人作家モーロワが1939年に世に問うた第四の幸福論。進学、結婚、昇進、定年など人生の節目に繙きたい「モーロワ箴言集」。 若いうち本を読みあさるのは、ちょうど広い世間に出て行くのと同じで、友を得るためである。しかしいったん、これこそ友とすべきだという人が見つかったら、その人とともに世間づきあいをはなれるべきである アンドレ・モーロワ(作家) 心穏かで、なすべきことが決まっているときには、孤独はいいものだ ゲーテ(詩人・作家) 愛・労働・指揮・老いは、それぞれ人生のある時期の特徴をなすもので、したがって本書はおのずと人間の一生の推移のすがたを描くものとなる 中山眞彦(仏文学者) 目 次 1 考える技術 世界と思考/体で考えること/言葉で考えること/論理と推論/デカルトの方法/実験的方法/実験の欠点/思考と行動 2 愛する技術 相手の選択/愛の誕生/愛されること/求愛/あきさせぬこと/欲望の浄化 3 働く技術 うまく働く方法/助手、副官、秘書/肉体労働と頭脳労働。主婦/生徒の労働(勉強)/読む技術/芸術家の労働/休息する技術/結論 4 人を指揮する技術 いかにして指導者をえらぶか/指導者の人格/指導者の知性/指揮をする技術/統治する技術/指導者の権利と義務 5 年をとる技術 影の線/老いの自然のすがた/老いの不幸/年をとらずにいることはできるか/上手に年をとるということは可能か/上手に年をとるための二つの異なった方法/死ぬ技術/ある何人かの青年に寄せる手紙 解 説(中山眞彦) アンドレ・モーロワ André Maurois 1885年、仏エルブフに生まれる。哲学者アランに師事し、小説家・伝記作家として活躍。『フランス敗れたり』『フランス戦線』『初めに行動があった』『パリの女』などの著作が日本語に翻訳されている。1967年永眠、享年82。 中山眞彦〈なかやままさひこ〉 仏文学・比較文学者。東京工業大学名誉教授。1934年、京城市(現・ソウル)に生まれる。東京大学大学院博士課程中退。千葉大学、東京工業大学、東京女子大学で教鞭をとり、2002年退官。著作に『物語構造論――「源氏物語」とそのフランス語訳について』『小説の面白さと言語』『ロマンの原点を求めて』のほか、フランス語教科書も多数。
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修身録
¥1,538
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『修身録』 水野南北 四六判 190mm × 129mm 98ページ 相学の泰斗による「節食開運」の極意 立身出世あることをみずから知らんと欲せば、まず食を減じ、日々これを厳重にさだめ見るべし。文化文政期、浪速の市井に生きた相学の泰斗が五十路で達した「節食開運」の極意。 水野南北〈みずのなんぼく〉 江戸期の相学者。1757年(宝暦7、一説に60年)大坂の鍛冶職の家に生まれる。『南北相法』を著し相術の大家となるが、研鑽を続け、1812年の『修身録』で「生涯の吉凶ことごとく食より起る」とする節食開運の極意を説いた。34年(天保5)11月11日没す。享年78。
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整体覚書 道程
¥984
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『整体覚書 道程』 川﨑智子 B6変判 縦182mm × 横123mm 56ページ 受け取っては返す、やりとりの連続 「道具となった生き方は、誰かと共に旅へ出る。」 独学で整体を学び、指導活動をおこなってきた川﨑智子が、現在まで続く整体活動の実践とその過程を書き綴る。数々の失敗と試行錯誤から、人間になる、ところまで。独りきりだった働きは、やがて誰かとともに歩み始める。『整体覚書 道順』に続く、シリーズ第二弾。 目次 はじめに 日常と平凡 不明の明 ふれることは、ふれてしまうこと ひとつと、点 昨日今日明日にたずねる 呼吸の外、調律の行方 近視的思考へのアプローチ 人でなしの心 基礎と応用 複数の観察と、とっかかりの藁を摑む おこない手と受け手の境界線 容易には手渡せない 成熟を納得する 感覚で働くこと 一本道を発見する 修行から離れる 思議、あらず 観察の指し示すもの 寂しさに取り憑かれて 未熟、無知を隠さない 元気を見つける道は自由 気の移り変わりに道順する 感情を壊す 感覚の分散と過敏 思考運動と常識 思考運動は性を変える 沈黙の中に応えはいつも 平凡にかえる 無事というけれど 平凡な日常は戻るところではない 光の方向に動かされて 人間性の回復 常に誰かと歩んでいる 指導と操法 過去の失敗を観察してみる 動作の追跡、事実に近づくこと 荒野を歩いて、井戸を見つける 指で学ぶ、骨が応える 心の健康 観察者は健康である 付録 一 整体のことばとしての名称 付録 二 体の用意と時期について あとがき
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整体対話読本 お金の話
¥2,035
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『整体対話読本 お金の話』お金の価値観をときほぐす 川﨑智子 / 鶴崎いづみ / 江頭尚子 B6変判(182mm × 123mm) 224ページ 「何でもいいからまず自分が何かをおこなうと、おこなった分だけ成長があると思ってください。例えば時給が五百円だったとしても、働いたら必ず五百円分の体力がついてるんです。」 利益を求めるでもなく、満足な蓄えもない。経済主義国・日本において芸術活動に従事する女性たちが、日ごろ抱えるお金にまつわる悩みごとを、整体指導者・川﨑智子に問いかける。2014年、アートセンターでの座談会から始まり、コロナ禍をとおして継続された七年におよぶ対話の記録。こり固まったお金の価値観を〈芸術 ≒ 整体〉の視点から心身ともにときほぐす、全くあたらしいお金の本。 目 次 最初の話 食べるために働いたら食べるために使う お金は、まずは困ること お金はつくられたもの 二百万円あったら何に使いますか? なんにもないということに希望がある 自分と生き方がしっくりきてるかどうか まず自分が動くと、環境が変わる 自分がやれば、やっただけのことがちゃんとある 夢は寝てる時に見るものじゃなくて現実でみるもの どうやったら大人になれるんだろう 使う楽しみを味わう 今日、何が欲しい? 誰に、何を、どういう所で、プレゼントしたいか 本気になるようなことが起きてるかどうか 困ってるっていうエネルギーを使う 著 者 略 歴 川﨑智子〈かわさき・ともこ〉1970年5月5日宮崎県生まれ。不調をきっかけに出会った野口整体により体の全感覚が一致した自覚が生まれ、自由になる。気を独学。2005年より整体活動開始。整体指導者として、「と整体」を主宰。 鶴崎いづみ〈つるさき・いづみ〉1982年7月8日福岡県生まれ。ものごとをとらえなおす試みをおこなっている。 2013年1月よりオルタナティブスペース「路地と人」の運営に加わる。2014年4月より観察と編集を基礎として主に出版をおこなう試み「観察と編集」を始める。 江頭尚子〈えとうしょうこ〉1987年11月15日東京都生まれ。くいしんぼう。食文化や人の暮らしと造形活動について関心を持つ。教育、保育、福祉の仕事を経て、現在は瀬戸内海・豊島「てしまのまど」喫茶部員。
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整体対話読本 ある
¥2,035
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『整体対話読本 ある』 川﨑智子 / 鶴崎いづみ B6変判 182mm × 123mm 296ページ 整体指導者・川﨑智子からの呼びかけをもとに始まった二人の対話は、すっかり元気をなくしていた聞き手である鶴崎の目から鱗をボトボト落とし、身も心もグラグラとゆさぶり柔らかく解きほぐして行った。整体の元祖といわれる野口整体の方法をとおして世界の奥行きと元気になるヒントを模索する、三年間の対話の記録。 2017年に「観察と編集」から100部限定で自費出版され、読んでいるだけで効果があるという声が多数よせられた本書に後日談を加えて再編集。整体の入門書としても、どうぞ。 目次 はじめに ・仕事 働かない人 認める、褒めると叱る 働く人 自分で職業は決められない ・気 気を実感する 気の作用と伝達 愉気は本能 ・感覚 打撲の効用 痛みが移動する 愛は骨盤が開く 殺す事に快感があるように出来てる 怒りは生理機能 気持ちと言葉がずれる ・人 人間はゴキブリ並に強い 食べる運動が好きな人 つくる人 ・虚 寂しさと孤独 寂しさは西からやって来る 体の中に虚がある 受け身で小さくて弱い力 死ぬのは気持ちいい ぺんぺん草を引きちぎる なくなる あとがき 後日談 索引 川﨑智子(かわさきともこ) 1970年宮崎県生まれ。不調をきっかけに出会った野口整体により体の全感覚が一致した自覚が生まれ、自由になる。気を独学。2005年より整体活動開始。整体指導者として「と整体」を主宰。 鶴崎いづみ(つるさきいづみ) 1982年福岡県生まれ。ものごとをとらえなおす試みをおこなっている。2013年よりオルタナティブスペース「路地と人」の運営に加わる。14年より観察と編集を基礎として主に出版をおこなう試み「観察と編集」を始める。
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整体覚書 道順(どうじゅん)
¥984
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『整体覚書 道順』 川﨑智子 B6変判 縦182mm × 横123mm 56ページ 整体の技術 「これは独りで、自分というたった一人を対象としておこなう整体操法の小さな小さな技術である」 ――みずからの体調不良をきっかけに野口整体と出会い、指導活動を続けてきた川﨑智子が、独学で整体を学びはじめた最初の三年間の経験と体感を書き綴る。独り、自立することではじまる整体のなりたちから、技術の道具化まで。心と体に自分で取り組みたい人へ説く、独りで整体を学ぶ技術。 目次 はじめに 才を育てよう 躾と個人 学ぶ条件に気づくこと 東西南北を考え方に 誰にとっての技術か 整体操法とは何か 能の能としての力 技術は道具である 卵が先か鶏が先か 不自由を知る 使い方を覚える 恒常性を観る リズム 首 重力の遊び 間接作用の道具化 自歩と行動力 休息と休養 心と体の境界線 全ては体から出発している むすんでひらいて、開いて結ぶ 自己観察のすすめ 運動の痕跡 単純化の中身 体理は倫理 技術の限界 経験より、気軽さを 終わる、終わらせる 抵抗という魔法 沈黙は感覚神経の声 諦観と無理 独りの人を観続けること 関係性と生き物 型の工夫と形無しから見えること 落ち着きは空間感覚 礼を尽くす間柄 哺乳類と遊ぶ 植物と出会う 動線を追跡し、その先にあるもの 私は、水を、飲む うごく、ひとから、じりつするひとへ 生命の働きの妙 自分の中に生きる人 終わりに あとがき 川﨑智子〈かわさきともこ〉 1970年宮崎県生まれ。不調をきっかけに出会った野口整体により体の全感覚が一致した自覚が生まれ、自由になる。気を独学。2005年より整体活動開始。整体指導者として「と整体」を主宰。19年、野口整体にまつわる対話集『整体対話読本 ある』を土曜社より刊行。
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体操をつくる
¥1,870
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『体操をつくる』 川﨑智子(と整体) A5判 210mm × 148mm 108ページ 記録編集:鶴崎いづみ(観察と編集) 感 想 文:ツツミエミコ(版画家・オトエガクアートディレクター・美術講師) 体操は、つくれる。 「人の話が聞けるようになりたいです。」 「予定がないと永遠に寝続けてしまって、スッと起きれません。」 「これでいいのだって思いたいです。自己肯定感をいますごく、得たいです。」 2019年1月から12月、オルタナティブスペース「路地と人」で開催されたワークショップ全12回の記録。参加者が持ち寄った体の悩みから整体の視点を交えてオリジナルの体操をつくる過程と、体にまつわるこぼれ話を収録。「観察と編集」が100部限定で刊行し、目からウロコが落ちると好評を博した手作り冊子そのままの形でお届けします。
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完全営養と玄米食|二木謙三
¥1,099
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『完全営養と玄米食』二木式健康法の精髄 二木謙三 四六判 88ページ 「白米を食べておると副食物が複雑してくるから、中流以下では収入の六割から七割が食費に消える。玄米にすると二割か三割ですむ。」「昔は親が生米を嚙んでそれを子供に与えたものである。」腹式呼吸と玄米食による二木式健康法の精髄。旧秋田藩医の家にうまれ、みずから虚弱体質を克服し、93歳の長寿に達した免疫学の泰斗による好著。 目 次 健康とは? 滋養とは何か 栄養の良否 消化とは? 肉食か菜食か 完全食 タンパク質の量 脂肪の量 含水炭素の量 カロリーの問題 無機物の問題 無機分欠乏症 無機分を含む食物 アルカリー問題 ヴィタミン論 賦形質問題 水の問題 調理の良否 白米か玄米か 玄米は不消化? 咀嚼とフレッチャー主義 天然食と調理 無機物含有量の比較 アルカリー分比較 アルカリー欠乏症 適応食 肝臓の作用と適応食 適応食 適応食と国土 適応食と地勢 適応食と季節 野菜の煮方 適応食と性 適応食と年齢 人種による母乳の差 明治大帝と御肉食 生理的死 適応食と職業 適応食と体質 産褥中の食物 病人の適応食 年齢と食量 食餌の最大限と最少限 日本人の完全食と適応食 玄米について 玄米の二十徳 玄米食と国家経済 飲用水と歯牙 ピタゴラスの説 フーフェラントの説 ガーレンの説 セネカの説 ベーコンの説 コルナルの説 ドクトル・フーカーの説 日本の古人の戒め 三聖の教え 肉食と菜食との比較 トーマス・エジソンの食事 ドクトル・フィーヨーの説 米子警察署の長寿者調査 フレッチャー主義 ヒンドへーデの説 運動家と菜食 玄米食と日本 二木謙三〈ふたきけんぞう〉 細菌学・免疫学者。1873年(明治6)秋田藩医樋口順恭の次男として秋田市に生まれ、幼くして二木家の養子となる。1901年東京帝国大学医科大学を卒業し、東京市立駒込病院に勤務。05年ドイツ留学、ミュンヘン医科大学衛生学教室で細菌学・免疫学を専攻。08年帰朝し駒込病院副院長に就き、東大伝染病研究所や医科大学で研究を続ける。19年駒込病院長、21年から東大教授を兼任する。腹式呼吸、玄米食、完全咀嚼などの二木式健康法を提唱・実践して93歳の長寿に達し、66年(昭和41)没す。