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死ぬまで生きる日記
¥2,090
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『死ぬまで生きる日記』 土門蘭 四六判 縦188mm × 横128mm 264ページ 日常生活はほとんど支障なく送れる。「楽しい」や「嬉しい」、「おもしろい」といった感情もちゃんと味わえる。それなのに、ほぼ毎日「死にたい」と思うのはなぜだろう? カウンセラーや周囲との対話を通して、ままならない自己を掘り進めた約2年間の記録。 版元から一言 大反響を呼んだWEB連載が書籍化! 生きづらさを抱えるすべての人におくるエッセイ。 「人は直線的ではなく、螺旋的に変化していくものです。ぐるぐると同じところを通っているようでも、少しだけ深度や高さが以前とは異なっている。だから、前とは全然変わってないなどと、落ち込むことはないんですよ」(本文より) 目次 はじめに 第1章 私は火星からやってきたスパイなのかもしれない 第2章 「『死にたい』と感じてもいいのだと、自分を許してあげてください」 第3章 「自分で自分の『お母さん』になれたらいいですね」 第4章 「肯定も否定もせずに、ただ感情に寄り添ってみてください」 第5章 「『解決しよう』と思わなければ、問題は問題ではなくなるんです」 第6章 「私はずっと、日本人になりたかったんです」 第7章 「『過去』は変えられなくても、捉え直すことはできます」 第8章 「あなたは、必死に生きようとしています」 第9章 地球以外の場所で、ひとりぼっちでものを書く人たち 第10章 居心地の良いように「火星」を作り替えていけばいい 第11章 「生きている限り、人と人は必ず何かしらの形で別れます」 第12章 「書いて、読むことで、私たちは何度でも出会えます」 最終章 「お守り」を感じながら生きていく 終わりに 土門蘭(ドモンラン) 1985年広島県生まれ。小説・短歌などの文芸作品や、インタビュー記事の執筆を行う。著書に歌画集『100年後あなたもわたしもいない日に』(寺田マユミとの共著)、インタビュー集『経営者の孤独。』、小説『戦争と五人の女』、エッセイ『そもそも交換日記』(桜林直子との共著)がある。
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【サイン本】戦争と五人の女
¥2,420
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『戦争と五人の女』 土門 蘭 ※サイン入りです。 変形四六上製、408ページ 装釘:橋本太郎 読者諸兄姉へ 『戦争と五人の女』は、太平洋戦争の終戦後、そして、朝鮮戦争の休戦間近である1953年7月、その、僅かひと月の物語です。本作では、そのたった一ヵ月で、繰り返し繰り返し、五人の女が描かれます。 「五人の女」とは、主に戦争という混乱期に翻弄された娼婦たちのことです。娼婦という職業が重要なのではなく、外的な要因に翻弄されていくという、その輪郭が文学になります。 思えば、戦争というものは「個人の力ではどうにもならない世界の理不尽なシステム」の比喩なのでしょう。その「理不尽な暴力」「抗うことができない絶望的な世界の仕組み」は、現代の我々が感じている閉塞感と、とても似ているように思えます。時代が違っても、人間というものの本質はあまり変わっていないのかもしれませんね。 著者の筆致は判然として明快とも言えますが、しかしモチーフは重厚。そのようなテーマを、小説という体系を使い、女性そのものを描こうとしています。 舞台は広島県呉市朝日町。 『この世界の片隅に』(こうの史代著、双葉社刊)を読まれた読書子ならば、リンという遊女が出てきた街として記憶されていることでしょう。時代は10年ほど違いますが、場所は同じです。 それは著者が生まれ育った、故郷でもあります。行間の生々しい息遣いは、そのような背景から生まれているのかもしれません。 また、本作は、これまで中短編を書いてきた土門蘭の、初の長編小説でもあります。 画文集やルポルタージュなどで(つまり、歌人としてインタビュアーとして)定評と人気を集める著者ですが、待望の文芸作品が刊行される運びとなりました。 普段、読書をしていないひとでも読みやすく、しかし、読む時期によっては人生が変わってしまうほどの強い小説です。ぜひぜひ、この機会にお求めください。請御好評。 編集部より 目次 001 読者諸兄姉へ 021 ユウ 081 クンヒ 141 世津 199 ジュンヒ 283 ヨンジュ/英子 406 読者諸兄姉へ 407 著者略歴 土門蘭(どもんらん) 1985年広島出身、京都在住。同志社大学文学部国文学科卒。小説・短歌等の文芸作品を執筆するほか、インタビュー記事のライティングやコピーライティングなども行う。著書に、歌集『100年後あなたもわたしもいない日に』(共著・京都文鳥社刊)、ルポルタージュ『経営者の孤独。』(ポプラ社刊)。
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おまえの俺をおしえてくれ
¥1,980
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『おまえの俺をおしえてくれ 』 徳谷柿次郎 変形四六判(113mm × 182mm) 408ページ 聞き手 土門蘭 表紙・挿画 日向コイケ 版画(二七頁) ひびのさなこ 撮影 藤原慶 寄稿者 宮脇淳/友光だんご/原宿/藤本智士MOTOKO/小倉ヒラク/カツセマサヒコ/塩谷舞/小野田弥恵/納谷ロマン/小林直博/石崎嵩人/シモダテツヤ 装釘 山口言悟 ・今、自分は「ある」よりも「ない」だと思っている人 ・自分の生き方に選択肢が「ない」と思ってる人 ・いつか「ある」状態になりたいと思ってる人 この本はそんな人にこそ読んでもらいたい。 目次(抜粋) はじめに 1 自分で自分を編集する 柿次郎 × 土門蘭の「出版カウンセリングRADIO」#1 ●『拾い癖』 2 異常でしたね。執着が。 柿次郎 × 土門蘭の「出版カウンセリングRADIO」#2 ●自分の居場所を探していた 3 セロトニンがでない部屋 柿次郎 × 土門蘭の「出版カウンセリングRADIO」#3 ●「ない」について 4 おまえすごいな、最高やな! 柿次郎 × 土門蘭の「出版カウンセリングRADIO」#4 ●無視できない東京というローカルについて 5 「遊ばなきゃ」っていう意識 柿次郎 × 土門蘭の「出版カウンセリングRADIO」#5 ●遊びと仕事 6 ずっと下唇震えてましたからね、急に決断迫られて 柿次郎 × 土門蘭の「出版カウンセリングRADIO」#6 ●苛立ちの文章群 7 自分にとって一番いい栄養分があるところに容赦なく動ける 柿次郎 × 土門蘭の「出版カウンセリングRADIO」#7 ●移動しながら考えたこと 8 おまえの俺をおしえてくれ 柿次郎 × 土門蘭の「出版カウンセリングRADIO」#8 ●寄稿「おまえの俺をおしえてくれ」 宮脇淳/友光だんご/原宿/藤本智士MOTOKO/小倉ヒラク/カツセマサヒコ/塩谷舞/小野田弥恵/納谷ロマン/小林直博/石崎嵩人/シモダテツヤ おわりに
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【サイン本】そもそも交換日記
¥2,090
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『そもそも交換日記』 桜林直子 / 土門蘭 ※土門蘭さんのサイン入りです。 四六判並製、346ページ 編集者:徳瑠里香 装画:あーちん デザイン:竹内宏和(藤原印刷株式会社) DTP・製本・印刷:藤原印刷株式会社 東京と京都。雑談と文筆。離れた場所で「言葉」を軸に働き暮らす、サクちゃん(桜林直子)と蘭ちゃん(土門蘭)の交換日記です。 そもそも、友達って? 自由って? 幸せって? 誰かに会ったとき、その人の何を見ている? どんなときに安心を感じる? 「自分を大事にする」ってどういうこと? ふたりは、普段あまり意識することのない「そもそも」を見つめて、大きな概念を因数分解し、小さな心の機微を捉えて、言葉で輪郭を与えつづけてきました。問いを投げて、答えを考え、言葉を交わす。日記文学として、エッセイとして、なめらかな文章で綴られるふたりの思考の過程を辿るうちに、自分の心の奥に触れていることに気付かされるはずです。 この本には、日本で新型コロナウイルスが身近になり始めた2020年3月24日から2021年3月30日まで毎週交わした(cakesで連載)、1年分の日記が収録されています。 【目次一部抜粋】 そもそも「友達になる」って?/友達は両思いからはじまる 「自由」とは壁に囲まれたひとりの領域/自由と不自由の間、自分と誰かの間にある「言葉」 自分に正直であろうと決心したときのこと/後天的に素直さを手に入れる 人生は闘いじゃないのかも/「他人」が不足している 「自信」の正体/自信のなさは自分を知らないから 人間を人間でなくす方法/人間関係の「ドーナツ化現象」と「密室化現象」 「怒る」と「守る」は表裏一体/いいことには「信じる力」を、わるいことには「疑う力」を ないものねだり、あるものよろこび/嫉妬しないのは、自分がほしいものがわからないから 本当にあるのは「現在」だけ/SNSによる「受信過剰」 いい匂いがする言葉/書くのは泣くのと似ている かつての私が残した「文化」/「自分を大事にする」とは 人間以外のものに没頭したい/「ごはん食べに行こうよ」と言いたい 桜林 直子 1978年生まれ。2011年にクッキー屋「SAC about cookies」を開業する。自店のクッキー屋の運営のほか、店舗や企業のアドバイザー業務などを行う。noteにてコラム、エッセイなどを投稿、連載中。2020年よりマンツーマン雑談企画「サクちゃん聞いて」を開始。2020年3月にダイヤモンド社より著書『世界は夢組と叶え組でできている』発売。 土門蘭 1985年広島出身、京都在住。小説・短歌等の文芸作品を執筆するほか、インタビュー記事のライティングも行う。著書に、歌画集『100年後あなたもわたしもいない日に』、インタビュー集『経営者の孤独。』、小説『戦争と五人の女』がある。
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歌画集『100年後あなたもわたしもいない日に』
¥1,980
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歌画集『100年後あなたもわたしもいない日に』 著者:土門 蘭(文)/ 寺田 マユミ(絵) 編集:柳下恭平 デザイン:岸本敬子 仕様:文庫サイズ、函入り 『100年後あなたもわたしもいない日に』は、〝トリミング〟をテーマにした短歌とイラストの本です。日常の風景を言葉と絵で切り取り、掛け合わせ、一首ごとに新しい構図から世界を見るような仕掛けを作りました。表紙がトリミングされる小窓付の函、切り抜かれた紙面、自由に遊ぶ活字。ページをめくるごとに本を読むという楽しさを存分に味わっていただける一冊です。 描き下ろし・書き下ろしの、寺田マユミのコミック、土門蘭のエッセイも収録しています。 【著者プロフィール】 文・土門 蘭(どもん らん) 文筆家。1985年広島出身、京都在住。同志社大学文学部国文学科卒。小説・短歌等の文芸作品を執筆するほか、インタビュー記事のライティングやコピーライティングなども行う。2017年文鳥社を設立。本作が初めての著書。 絵・寺田 マユミ(てらだ まゆみ) イラストレーター。1969年兵庫出身、大阪在住。甲南大学文学部英文学科卒。アクリルガッシュ、マーカー、鉛筆等で制作。書籍、雑誌、広告、展示等で活動中。著書に『きっといい日になりますように』(かもめブックス叢書)。