スタンダードブックストア
〒543-0056 大阪市天王寺区堀越町8-16
TENNOJI BASE
TEL 06-6796-8933 火曜定休
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青山南ほか83名『冬の本』
¥1,870
冬に読んだ本や、冬になったら思い出す本。冬に出会った本や、冬のような本。冬と一冊の本をめぐる書き下ろしエッセイ集。 執筆者一覧 青山南、秋葉直哉、淺野卓夫、天野祐吉、安西水丸、いがらしみきお、池内紀、池内了、石川美南、井嶋ナギ、伊藤比呂美、伊藤礼、井上理津子、岩瀬成子、上原隆、宇田智子、内堀弘、大竹昭子、大竹聡、大谷能生、岡尾美代子、岡崎武志、荻原魚雷、角田光代、片岡義男、木内昇、北澤夏音、北沢街子、北村薫、北村知之、久住昌之、小林エリカ、越川道夫、小西康陽、近藤雄生、佐伯一麦、柴田元幸、杉江由次、杉田比呂美、鈴木慶一、鈴木卓爾、鈴木理策、曽我部恵一、高橋靖子、高山なおみ、田口史人、竹熊健太郎、武田花、田尻久子、田中美穂、丹治史彦、友部正人、直枝政広、長崎訓子、名久井直子、能町みね子、橋口幸子、蜂飼耳、服部文祥、浜田真理子、早川義夫、平田俊子、平松洋子、文月悠光、穂村弘、堀込高樹、堀部篤史、ホンマタカシ、前野健太、万城目学、又吉直樹、松浦寿輝、町田康、南博、森山裕之、安田謙一、柳下美恵、山崎ナオコーラ、山下賢二、山田太一、山本善行、吉澤美香、吉田篤弘、吉本由美 装丁:和田誠 仕様:四六判変形上製 200頁
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前川恒雄『未来の図書館のために』
¥1,980
この本は2020年4月にお亡くなりになった前川さんの遺稿集です。 前川恒雄さんは1965年に東京都の日野市において、初代の日野市図書館長をつとめ、市民が求める本を提供するというその1点において、日本の図書館の性格を変えました。 それは一口にいえば、市民を教育・指導する図書館から、市民の生活のそばにあり、市民とともに成長する図書館への大きな転換であり、いまでは当り前とされる「リクエストサービス」も日野の図書館において、最初にはじまりました。 『未来の図書館のために』は前川さんの図書館にたいする考え方、現在の図書館にたいする思い、そして『移動図書館ひまわり号』では書かれなかった、その後の前川さんの歩みを綴っています。前川さんが最後に、読者、とくに図書館に携わるひとたちに伝えたかったことをまとめた1冊です。あとがきは長女の文さんが書かれています。 デザイン :櫻井久 装丁写真:漆原宏 版型:四六判変形、上製 頁数:176頁
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田口史人『レコードと暮らし』
¥2,420
SOLD OUT
レコード、ソノシート、フォノカード、ラッカー盤。二三五枚の音盤に耳を傾けることで見えてくる、戦後の人々の気持ちと暮らし。「もの」とのつきあいかたを教え、糺してくれる、ほんとうのレコード案内。快著です。 装丁:櫻井久 装画:加藤休ミ 四六判並製192頁
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【特典付】秋峰善『夏葉社日記』
¥1,650
ありがたいことにスタンダードブックストアにお立ち寄りいただいた際のことも書いて下さってます。 ※「特典ミニペーパー(夏葉社への手紙=複製・1枚目)」付 「師匠への長い長いラブレター」 出版社2社から「戦力外通告」を受けたぼくには行き場がなかった。藁にもすがる思いで、夏葉社に電話をかけ、手紙を書いた。 幸運なことに、憧れのひとり出版社・夏葉社で約1年間、代表の島田潤一郎さんと働くことになる。そんな宝物の日々をここに綴る。 第2の青春、再生の物語。 文庫・上製本ハードカバー(カバー・帯なし)/200ページ
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新古書ファイター真吾
¥1,540
『新古書ファイター真吾』 大石トロンボ 四六判、192 ページ 孤高の古本戦士・真吾は、今日も新古書店「ブックエフ」の均一棚で目当ての本を探す。 長年探した本を100円棚で見つけて喜び、新古書店で仕入れた本を転売し利幅で儲ける「せどり」と攻防し、数分の間に目をつけていた本が買われて絶望し……新古書店でのライトな古本探しの楽しさと可笑しさを描く「古本あるある」バトル漫画、いよいよ開幕!! 著者の古本探しの日々を綴ったエッセイや、夏葉社・島田潤一郎さんの特別寄稿「友人のような本」も掲載。 目次 新古書ファイター真吾 新古書ファイター真吾新刊書店に行く とある新古書が閉店する日 大石トロンボのエッセイ漫画集 紙の本大好きマンVS究極の電子書籍を開発する博士 ある中年本好きの悟り 床抜けに怯える男 新古書ファイター真吾in BOOKOFF ~決戦!ウルトラセール!~ 【エッセイ】 青春は新古書店と共に 同級生のバラ売り交渉 藤子不二雄と幻の新古書店 小説に目覚めた戦士は船橋でせどりと戦う 特別寄稿 友人のような本 島田潤一郎 あとがき 初出一覧 大石トロンボ(オオイシトロンボ) 1978年静岡県生まれ。漫画家。『新古書ファイター真吾』の他、主に本にまつわる漫画をTwitterやnoteで発信中。ブックオフ30周年記念公式サイト『ブックオフをたちよみ!』に漫画を寄稿。共著に『ブックオフ大学ぶらぶら学部』(夏葉社)がある。
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【サイン本】電車のなかで本を読む
¥1,760
SOLD OUT
『電車のなかで本を読む』 島田潤一郎 ※サイン入りです。 四六判 、192ページ 良いと思うものだけを刊行してきた、ひとり出版社・夏葉社の代表が、これまでに読んできたなかから、自分の体験をまじえつつ、珠玉の49冊を紹介します。著者は、鬱屈としていた20代、すがるように本を読みました。本のなかには、自分と同じように、思い通りにいかない人生にもがいている人がいたり、自分の狭い考えを広げてくれる先達がいました。本書は、高知新聞別刷り「K+(ケープラス)」に連載された選りすぐりの寄稿文を加筆・修正し、さらに書き下ろしを3編加えました。「ぼくは電車のなかでは原則、スマホを見ずに、本を読んでいました。そうすると、だいたい1週間で1冊本が読めて、年間で50冊本が読めました。10年電車で本を読めば500冊もの本が読めます。それは間違いなく、人生を豊かにしてくれます」(著者)。誰かの人生を支える本を作りたいと願う著者が、読書の素晴らしさを伝えます。 島田潤一郎(シマダジュンイチロウ) 1976年、高知県生まれ。東京育ち。日本大学商学部会計学科卒業。大学卒業後、アルバイトや派遣社員をしながら小説家を目指していたが挫折。編集経験のないまま、2009年、吉祥寺にて夏葉社を創業し、「ひとり出版社」の先がけとなる。著書に『古くてあたらしい仕事』(新潮社、2019年)、『あしたから出版社』(ちくま文庫、2022年)など。
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上林曉傑作小説集 孤独先生
¥3,080
『上林曉傑作小説集 孤独先生』 山本善行 撰 四六判変形・ハードカバー 416ページ 昭和を代表する私小説作家、上林曉(1902―1980)。太宰治と同時期にデビューした作家は、心を病んだ妻を見つめ、のちに脳溢血によって半身不随となったあとも、震える左手で小説を書き続けました。その不屈の精神がすなわち作品になっていることが、作家の名を著名にしましたが、上林曉はいわゆる私小説以外にも、未来に残る美しい小説もたくさん残しています。2011年に制作した『星を撒いた街』は、作家のそうした美しい面に光を当て好評を博しましたが(4刷、5500部)、本書は同じコンセプトでつくる小説撰集の続編です。 装画は阿部海太さん。装丁以外にもカラー挿絵を10 点収録した豪華な本です。収録する短篇は初期の傑作「天草土産」ほか10点。本の大きさは新書サイズとほとんど同じです。432ページ、ハードカバー、背継ぎ表紙という瀟洒なデザインが、作家の瑞々しい作品の魅力を伝えます。ベストセラーにはなりませんが、長く、細々と売れる本になるのではと思います。ぜひご期待ください。 目次 007 天草土産 045 淋しき足跡 091 海山 137 夭折 171 トンネルの娘 199 冬営 221 清福 243 景色 261 ニ閑人交遊図 333 孤独先生 357 手風琴は古びた 401 撰者あとがき
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昔日の客
¥2,420
SOLD OUT
『昔日の客』 関口良雄 四六判上製 232ページ 「私は常々こう思っているんです。古本屋という職業は、一冊の本に込められた作家、詩人の魂を扱う仕事なんだって」 かつて東京大森にあった古書店「山王書房」の主人が残した、一冊の随筆集。 古本と文学を愛するすべての人へ。
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短編集 ヘンルーダ
¥1,760
SOLD OUT
『短編集 ヘンルーダ』 松岡千恵 172mm × 114mm(新書ハードカバーサイズ) 175ページ 目次 005 備品奇譚集 006 棚差しプレートの話 012 ナチュラルの話 019 ガムテープの話 027 補充スリップの話 035 有効ポイントカードの話 043 カバーの話 053 サインペンの話 075 ヘンルーダ 076 川 078 実 083 石 085 恋 087 歌 091 馬 094 色 098 蛍 105 花の名前 117 こうもり 133 レーテー 134 くぼみ 144 むやみ 151 かがみ 157 うわばみ 168 解説 佐々木敦 松岡千恵 1981年7月7日生まれ。書店員。 丸善ジュンク堂書店福岡店に勤務。
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【サイン本】本屋で待つ
¥1,760
SOLD OUT
『本屋で待つ』 佐藤友則 / 島田潤一郎 ※佐藤友則さんのサイン入りです。 四六版変形、208ページ こんな本屋があったんだ。お客さんと書店員たちの胸打つ物語。 広島県庄原市にある書店「ウィー東城店」。店長の佐藤友則さんは赤字続きだったこの店を、「お客さんの要望にこたえる」という姿勢を徹底して貫くことで、黒字化させます。こわれた電気機器の相談や、年賀状の宛名書き。山間の田舎の書店に望まれることの多くは、高齢者たちの生活の相談にのることでした。それだけでなく、店は美容院を併設し、エステルームをつくり、コインランドリーをもつくります。 本書はそうした「書店の複合化」の物語である一方、引きこもっていた若者たちが書店をとおして成長していく物語でもあります。ある日、「学校に行けなくなった子どもを働かせてほしい」と相談され、それからウィー東城店にはそうした若者たちが次々とやってきて、レジを担当し、棚を担当します。彼らはお客さんと接し、本と接することで次第に快復し、何人かは社員となり、そのうちのひとりは佐藤友則さんの次の店長となって、店を支えます。 装画、挿絵は『急がなくてもよいことを』で注目を浴びる漫画家、ひうち棚さん。 本屋の可能性を伝える、感動的な一冊です。
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絵本のなかへ帰る 完全版
¥1,760
SOLD OUT
『絵本のなかへ帰る 完全版』 高村志保著 四六版変形。184ページ 2021年に出版された『絵本のなかへ帰る』は、28冊の絵本を紹介する、28編のエッ セイ集でしたが、そこに3冊の絵本紹介と3編のエッセイを加えた完全版です。 絵本をたくさん読みたくなる、絵本にまつわるエッセイ集。 長野県茅野市の駅前にある小さな書店「今井書店」。2代目店主の高村志保(1967-)さんは絵本を愛し、毎月約2400冊を超える月刊誌を子どもたちへ届けています。高村さんが配達する「こどものとも」のシェア率は近所の村の保育園で100%。茅野市の保育園で80%。諏訪郡で見ると47%のシェア率を誇ります。高村さんは、かわいい絵本ではなく、流行りの絵本でもなく、大人が読んでも心揺さぶれるような絵本を愛しています。本書は、彼女の人生を振り返りながら、その人生の節目節目を支えてきた31冊の絵本を紹介する、31編のエッセイ集です。 感動する話というよりも、そこで紹介される、『ラチとらいおん』、『ぐるんぱのようちえん』、『ないたあかおに』などのあらすじと同じく、どこか心がヒリヒリするような話が多いです。初代店主であった父への思い、荒れていた中学校に通っていた息子の思い出、田舎で本屋さんを続ける葛藤などなど。 岬書店から2021年に出版されたものをベースにした完全版です。 今回も装画はデビュー時より高村さんが応援してきたきくちちきさんです。
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【サイン本】万感のおもい|万城目学
¥1,760
SOLD OUT
『万感のおもい』 万城目学 ※サイン入りです。 ※表紙のシールは3色ありますが、ランダムで発送致します。 四六判変形ヨコ上製 176ページ 考えるヒント。創作のヒント。笑いのヒント。季節のヒント。 奇想天外な小説の書き手として知られる万城目学さんにはもうひとつの顔があります。それは、エッセイの名手という顔。 鋭い視点をもちながら、ユーモアを忘れない、小気味よいエッセイは、小説作品同様、多くのファンから支持されています。 本作『万感のおもい』は 2017年から 2021年の間に発表されたエッセイから、 42編をよりすぐった1冊です。 ゲラゲラ笑えるものから、思わず泣いてしまう一品まで、さまざまなタイプのエッセイを収録しています。 判型は四六版を横にした形で、カバーはついておりません。デザインの意味は、本を読むとわかるようになっています。 『ザ・万歩計』『ザ・万遊記』『ザ・万字固め』に続く「万」シリーズエッセイ第四弾! ぜひ!!
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私の文学渉猟|曾根博義
¥2,530
『私の文学渉猟』 曾根博義 四六版変形、400ページ 装丁:櫻井久・中川あゆみ(櫻井事務所) 装画:樋口達也(カバー・扉) 夏葉社 とめどない、文学の話、本の話、雑誌の話、昭和の話。 曾根博義先生(1940-2016)は知る人ぞ知る古書マニアです。内澤旬子さんの『センセイの書斎』(幻戯書房)の大トリを飾る塀式の書庫は圧巻で、特に昭和初期のモダニズム関連の書籍・雑誌を集めてらっしゃいました。本書はその曽根先生の遺稿集です。先生は近代文学、なかでも伊藤整を専門とする学者ですが、今回の『私の文学渉猟』では、研究色の強い原稿の収録は避けて、文学、古本探訪、雑誌収集といった、読み物としておもしろい原稿のみを集めました。「索引がこんなに面白くていいのかしら」、「芥川龍之介と宇野千代」、「文芸評論と大衆―昭和三〇年代の評論の役割―」、「『新日本文学全集』と戦争下の出版状況」、「第一書房版『ユリシイズ』の怪」など、大盛りの 48 編収録の読み物アンソロジー。装画は「toji」などで活躍する樋口達也さん。たくさん売れる本ではないと思いますが、文学好き、古書好きのみなさんがきっと喜んでくださる、やや厚めの1冊です。
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第一藝文社をさがして| 早田リツ子
¥2,750
SOLD OUT
『第一藝文社をさがして』 早田リツ子 四六版変形、312ページ 装丁:櫻井久・中川あゆみ(櫻井事務所) 装画:小川哲 夏葉社 映画と詩と生け花の本を刊行した、戦前のひとり出版社の評伝。 第一藝文社(1936-44)は主に京都で活躍した戦前の出版社です。社主は中塚道祐。 彼のほかに社員はいませんでした。伊丹万作の最初の本(『影画雑記』、1937)や、アニメーション映画の評論の嚆矢ともいえる今村太平の『漫画映画論』(1941)、杉山平一の詩集『夜学生』(1943)などの名著を刊行した第一藝文社とはいったいどんな出版社だったのか? 著者は遺族に会いに行き、図書館と古書店をとおして、その秘密を時間をかけて、ひとつひとつ解き明かしていきます。 そこにはひとりの編集者と作家たちの出会いがあり、大きな戦争がありました。地味で、無骨で、読み応えのある類書のない評伝。
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星を撒いた街 上林暁 傑作随筆集
¥2,420
『星を撒いた街 』上林暁 傑作随筆集 山本善行 撰 四六判上製 240ページ 装丁:櫻井久(櫻井事務所) 市井の、私の、小さな世界を端正な文章で描き続けた作家、上林曉(かんばやしあかつき)。 そのかなしくて、美しい小説世界。 既刊の撰集、文庫本に収録されていなかった作品のなかから、八編を精選。
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喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
¥1,540
『喫茶店で松本隆さんから聞いたこと』 山下賢二 四六版変形/ハードカバー 120ページ 今年が作詞活動50周年のアニバーサリー・イヤーとなる松本隆さんと、京都の書店、ホホホ座の店主山下賢二さん。ふたりは京都という土地で出会い、父と子ほど年齢が離れていながらも、深い友情で結びついています。親しい間柄だからこそ聞けた、たくさんのこと。そこには、作詞のことも、伝説のバンド「はっぴいえんど」のことも含まれますが、それよりも、どう生きたらいいのか? という本質的な問いが対話の中心となっています。お金とはなにか? 成功とはなにか? 虚無とは? 友情とは? 恋とは? 本書は対談本ではなく、松本さんが語った言葉を山下さんが拾い、編集した松本隆版「強く生きる言葉」のような趣です。過去を生きる人ではなく、いまを生きる人に届けたい1冊です。
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風の便り|小山清
¥1,760
SOLD OUT
『風の便り』 小山清 四六判、124ページ 装画 高橋和枝 装禎 櫻井久(櫻井事務所) 出版社より 小山清が書く文章は純粋で、美しく、と同時に自信なさげで、 まるで親しい友人からの便りのようです。 生前刊行された本はたったの5冊。 これまで小説集はいくつかの文庫で刊行されましたが、 純粋なエッセイ集というのは『二人の友』以来、約50年ぶりです。 小山清(こやまきよし) 1911年、東京・浅草新吉原生まれ。明治学院中等部卒業。 太宰治に師事し、新聞配達、炭鉱作業員などの労働をしながら小説を書く。 太宰の死後は専業作家となり、「落穂拾ひ」「小さな町」などのすぐれた短編を発表。 58年に脳血栓で倒れ、失語症に陥る。65年死去。 著書に『落穂拾ひ』、『犬の生活』、『日日の麺麭』
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近代日本の文学史|伊藤整
¥2,420
SOLD OUT
『近代日本の文学史』 伊藤整 四六変形判並製、448ページ 装丁 櫻井久 巻末エッセイ 荒川洋治 明治維新から昭和三三年前の日本文学の歴史と、躍動する文学者たちの姿を、卓抜した批評眼で、簡潔にわかりやすく描く、文学入門。 机上に一冊。 一九五八年に光文社から刊行されていたものを復刊。
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美しい街
¥1,760
SOLD OUT
『美しい街』 尾形亀之助 著 松本竣介 絵 四六判上製変形 176ページ いつまで経っても古びない、たった一行の詩や、二行の詩。 眠らずにいても朝になったのがうれしい 消えてしまった電燈は傘ばかりになって天井からさがっている (「いつまでも寝ずにいると朝になる」) 孤高の詩人尾形亀之助(1900〜1942)の全詩作から五五編を精選。
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漱石全集を買った日―古書店主とお客さんによる古本入門
¥1,430
SOLD OUT
『漱石全集を買った日―古書店主とお客さんによる古本入門』 山本 善行 × 清水 裕也 105mm × 173mm 210ページ 古書店主とそのお客さんによる対談です。
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埴原一亟 古本小説集
¥2,420
『埴原一亟 古本小説集』 山本善行 撰 四六判上製 272ページ 戦前三度の芥川賞の候補になるも、いずれも受賞を逃した作家、埴原一亟(はにはら・いちじょう)。 小説を書きながら古本屋を営んだ日々を描いた小説は、貧しさにまみれながらも、生きる活力にあふれる。 つげ義春の読後感にも似た、珠玉の短編集。
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東京の編集者 山高登さんに話を聞く
¥2,530
『東京の編集者 山高登さんに話を聞く』 A5版変形 148ページ 新潮社で長く編集者をつとめた山高登(やまたか・のぼる)さんの談話をまとめた一冊。 志賀直哉、内田百閒、尾崎一雄、上林曉。 あの本も、この本も、みんな山高さん。 秘蔵のモノクロ写真も多数収録。
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レンブラントの帽子
¥1,760
SOLD OUT
『レンブラントの帽子』 バーナード・マラマッド 小島信夫・浜本武雄・井上謙治 訳 四六判上製、160ページ 装丁 和田 誠 ―3年ぶりの増刷に際して出版社より― 本書は35年ぶりに復刊したアメリカ文学の傑作です。荒川洋治さんは、21世紀に読み継ぎたい10冊に本作品を取り上げ、「マラマッドの短編の世界を知ると、他のあらっぽいものではとても楽しみが得られないとおもってしまう」と書きました。2009年、本をまだ1冊も出していなかったころ、和田誠さんに、いかにぼくは和田さんの仕事が好きで、どうしてこの本の装丁をやってほしいかを、長い手紙にしたためて送りました。和田さんとは知り合いでもなんでもありませんでしたが、熱意が通じたのか、あるいは、あまりにしつこかったからか、仕事を引き受けてくださり、素晴らしい装丁を描いてくださいました。弊社の出発点であり、宝物です。ずっと読みつがれてほしい1冊。 翻訳は、小島信夫、浜本武雄、井上謙治。 解説は荒川洋治。 ―刊行時のことば― 1975年に刊行された同名の短編集から3編をセレクトし、復刊。 人と人とのすれ違いを描いた表題作はアメリカ文学史に残る傑作。 小説を読むことは「レンブラントの帽子」を読むこと、読み続けることだ。 ぼくはそんなふうに思う。 巻末エッセイ 荒川洋治
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ふたりっ子バンザイ|石亀泰郎
¥2,200
『ふたりっ子バンザイ』 石亀泰郎 新書判上製 120ページ 成長していく兄弟の様子を撮影した、小さな記録。 写真家である父の眼ざしは、永遠とよびたくなるように、いつまでもみずみずしい。 一九六五年にこども部屋社から刊行されていたものを復刊。