スタンダードブックストア
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TENNOJI BASE
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ゴーストワールド 日本語版|ダニエル・クロウズ
¥1,650
『ゴーストワールド』日本語版 ダニエル・クロウズ 山田祐史+PRESSPOP LAB 訳 260mm × 17mm 80ページ ソフトカバー、本文 2色刷り 全米ティーンエイジャーのバイブル、待望の限定リプリント! アカデミー賞ノミネート映画『ゴーストワールド』原作! イーニド・コールスローとレベッカ・ドッペルメイヤー、親友、ハイティーン、思春期、変化のな い日常、近づいてくる大人の世界、そしてふたりの異なった未来、本当の世界、 彼女たちの世界、遠いところ、ゴーストワールド、ふたりの女の子の物語。 “永遠の名作” -タイム誌 “「ライ麦畑でつかまえて」の現代版” -ヴィレッジ・ボイス紙 “2回目に読む時からがいよいよ面白い、って、これ一体何?” -魚喃キリコ 目次 ゴースト・ワールド ガレージ・セール パンク・デイ ザ・ファースト・タイム フッバ・フッバ ザ・ノーマン・スクエアー スマイル・アンド・リボン オクトーバー
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ペイシェンス|ダニエル・クロウズ
¥2,530
SOLD OUT
『ペイシェンス』 ダニエル・クロウズ 翻訳:高松和史 コミック・グラフィックノベル/翻訳 言語:日本語 ソフトカバー オールカラー サイズ:254mm ×195mm ×14mm 184ページ 数々のアイズナー賞&ハービー賞、PEN賞受賞作家でありアカデミー賞ノミネート脚本家でもあるダニエル・クロウズの和訳本!迫力のオールカラー! ライアン・ジョンソン監督の『ルーパー』やクリストファー・ノーランの『メメント』などを彷彿とさせる映画的な力作! ダニエル・クロウズによる永遠の愛の原始的無限空間を目指す宇宙的な時を超えた死の旅 極めてクロウズ的なサイケデリック・SF・サスペンス・ラブ・ストーリーであり、時空を超えて不条理な運命に翻弄される主人公の姿を通して、激しい破壊的衝動から深い優しさまで、人間という複雑な多面体が内包する実存的な混乱を鋭く描いている。キャリアを積み熟練の域に達した作家がオールカラーで繰り広げるその世界観は圧倒的な迫力と美しさで満ち溢れており、繰り返し読む度に新しい発見と驚きを与えてくれる。 タイムトラベルしながら展開する物語では、持つ者と持たざる者、終末的な希望のない時代に出現する危険なリーダー、出口のない貧困、死、などクロウズ的かつ今日的な題材を取り扱いその恐ろしさと絶望を容赦なく見せつけられるが、ハイセンスで高度な画力と乾いたユーモアがそれを彼独自のポップな世界観へと昇華し、最後にはそれらを超越して行けるという可能性を感じさせてくれる希望に満ちた物語であり、これまでコミック業界一の“人間嫌い”と言われてきた作家の新境地とも言える。
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鉄で造ったベルベッドの手袋のように|ダニエル・クロウズ
¥1,936
SOLD OUT
『鉄で造ったベルベッドの手袋のように』 ダニエル・クロウズ / 伯井真紀 訳 270mm × 180mm 184ページ ひたすら無表情で受け身な主人公であるクレイ・ラウダーミルクが、米国のどこかに存在するであろう不毛かつ不吉な町を、かつて彼の元を去った恋人を探して彷徨う。そこで出会うのは、三つ目の売春婦、サディスティックな警官、突然変異で体が半分魚になってしまったウェイトレス、植毛途中の男、目鼻口の無い犬等、実に奇抜なキャラクターばかり。謎を解明しようと、翻弄されつつひたすら彷徨う彼だが、やがて自分自身が何者かの陰謀にはまって行くことになる、、、 目次 1. SMOKE 2. HARUM SCARUM 3. あの・・・ 4. SALE 5. SHIT HAPPENS WHEN YOU PARTY NAKED 6. 火事はもう手がつけられなくなって 7. おじさんが樽に溜めた雨水でヒゲを剃った訳は 8. キキキキキキキッ 9. SMILE! 10. うるさい、うるさい、うるさい
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カリカチュア|ダニエル・クロウズ
¥2,178
『カリカチュア』 ダニエル・クロウズ / 中沢俊介 訳 265mm × 180mm 104ページ 「カリカチュア」・・・ 似顔絵書きで、都市から都市へと移動しながら毎 日様々な人物の顔を描くマルはある日不安定なヒップスター気取りの少女に出会 う事で自己欺瞞に気付き、空虚感に満たされる。 「ブルー・イタリアン・シット」・・・1970年代後半のニューヨーク市で、社会 不適応者である様々なルームメートに囲まれて終わる事のない日常を漠然と過ご す自意識過剰で孤独な18歳童貞青年の物語。 「ジーニコロジー」・・・ フォーク・シンガーでもある産婦人科を取り巻 く病んで行き場を失った現代に生きる人々の物語。 「グリーン・アイライナー」・・・メディアが作り出す様々なイメージに取り 憑かれた少女、モナ・ビードルの物語。(米国雑誌「エスクワイア」の小説 特集に掲載された初のコミック) その他合計9つの短編物語 目次 CARICATURE BLUE ITALIAN SHIT THE GOLD MOMMY MCMLXVI LIKE A WEED , JOE IMMORTAL, INVISIBLE GREEN EYELINER GYNECOLOGY BLACK NYLON
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ウイルソン|ダニエル・クロウズ
¥1,980
SOLD OUT
『ウイルソン』 ダニエル・クロウズ 中沢俊介 訳 285mm ×210mm、80ページ 米国を代表するコミック作家にしてアカデミー賞ノミネート脚本家であり、2012年には美術館で回顧展も開催され、今や泣く子も黙る勢いの奇才、ダニエル・クロウズによる待望の日本語訳新刊! 名作『ゴーストワールド』『ザ・デス・レイ』を描いた作家による初の描き下ろしコミック! 現代社会に住む一人のとてつもないエゴイストについての魅力的で、複雑で、素晴らしく愉快なポートレート! 『スヌーピー』の作者、チャールズ・シュルツに影響を受けたという1ページ1話完結の形式を取りながらも、表現方法は様々なスタイルを導入し実に多面的で飽きさせない。 恐れを知らない風刺的社会批判、深い感情表現、そして実に魅惑的な恐怖感の演出を内包した名作。 ”消化不良の人生” 今回ダンが描くのはウィルソンという一人の男性。彼は頑固で孤独な中年男で、愛しているのは飼い犬だけ。ずけずけと物を言う割には自分を取り巻く世界について実に盲目的だ。だがそれでも人との繋がりを渇望し、カフェで出会った見知らぬ人や友人を相手に一人よがりで高慢なとりとめのない持論を繰り広げるが、時折散りばめられる痛々しいまでに正直で自己否定的なユーモアが同情を禁じ得ない。 父親が亡くなり、完全に一人となってしまった彼は、別れた妻とよりを戻そうと彼女を探すが、その過程で自分と彼女の間には実は養子に出された娘がいることを知る。ウィルソンは無理やり三人で家族の関係を再構築しようとするが、それは悲劇的な結果に終わる事となる…… 我々は皆クロウズが描いた過去の作品の中にお気に入りのキャラクターを持っているはずだ。ウィルソンはそうしたキャラクター達と肩を並べるに等しいどころか彼らより遥かに抜きん出た強烈な存在だ。 ーニューヨーク・タイムズ クロウズの読者は、描かれた人々の感情を鑑賞するのではない。感情の集積を体験するのだ。それはまさに人生に似ている ーロサンゼルス・タイムズ 実に美しく描かれた胸に突き刺さるような社会論評。 ーパブリッシャーズ・ウィークリー
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アメリカン・ニューシネマの世界
¥1,200
『アメリカン・ニューシネマの世界』 特集 バニシングポイント アメリカン・ニューシネマ研究会 210mm × 297mm 64ページ 執筆:石熊勝己 / 長谷川英行 編集:岡村尚人 / 伊藤重樹 / 小瀧萌香 / 坂田貴大 / 岩田由美子 デザイン:桜井雄一郎(南海) もくじ 02 The Films of The New Hollywood 1960s-1970s アメリカン・ミューシネマの世界 セルジオ石熊 16 アメリカン・ミューシネマ年表 20 特集|バニシング・ポイント 22 解説 24 物語 26 キャスト 30 スタッフ 32 アメリカン・ニューシネマからギリシャ神話を経て21世紀シネマへ 映画史のメビウスの輪を激送する『バニシング・ポイント』の無限ループ セルジオ石熊 35 Poster GalleryⅠ 36 『バニシング・ポイント』が1990年代に突如復活した! 小柳帝 39 整合感溢れる『バニシング・ポイント』のサウンド・トラック 伊藤秀世 45 『バニシング・ポイント』ロケ地について 48 『バニシング・ポイント』― G・カブレラ=インファンテの「知られざる」傑作 花方寿行 56 もっと知りたい!『バニシング・ポイント』トリビア集 63 Poster GalleryⅡ 64 クレジット
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ドゥニ・ヴィルヌーヴの世界
¥6,600
SOLD OUT
『ドゥニ・ヴィルヌーヴの世界』アート・アンド・サイエンス・オブ・メッセージ タニア・ラポイント / 阿部清美 訳 テッド・チャン 序文 B4変型 286mm × 261mm 176ページ 【限定生産:2,500部】 ※増刷はいたしません。品切れの際はご了承ください。 アカデミー賞受賞、圧巻の6部門! 『DUNE/デューン 砂の惑星』につながる、 新たなSF映画誕生の瞬間――。 SFファンをうならせた ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作 映画『メッセージ』のアート&メイキング本! 序文は原作のテッド・チャン。 題材の新しさゆえに険しかった映像化の過程、 地球外生命体ヘプタポッドの造形の秘密、 ヘプタポッドが使用するロゴグラムの成り立ち、 過去・現在・未来......時間を演出するための独自の撮影方法、 哲学者、言語学者、物理学者の詳細な見解、 そして、2018年急逝した作曲家ヨハン・ヨハンソンの 貴重なコメントをはじめとする映画音楽のこと―― ドゥニ・ヴィルヌーヴのSF映画の原点である映画の創作過程を これまで公開されてこなかった貴重な写真とともに辿る。 CONTENTS 序文 未来はすでにそこに存在する ―― テッド・チャン 始まりと終わり ダーティ・サイエンス・フィクション シェル(殻) ――謎の宇宙船―― エイリアンとコーヒーを 異星言語学 ―ヘプタポッドの言葉― 音響と音楽 一巡 最後に ― ドゥニ・ヴィルヌーヴ 謝辞
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OUT OF SIGHT!!! Vol.2「アジアの映画と、その湿度」
¥2,200
SOLD OUT
『OUT OF SIGHT!!! Vol.2』「アジアの映画と、その湿度」 B5判、176ページ 絡みに絡みに絡み合った、その姿の一端を垣間見る 断片的な情報を繋ぎ合わせて、その全貌を想像する 今回の特集テーマである「アジア」も「映画」も僕たち編集部にとっては、まだろくに足を踏み入れていない未開の領域だった。その広大さ、奥深さに手を出すことを躊躇していたのだ。機が熟したなんて、とてもじゃないけど言えない。ただ、いずれにせよ、その最初の一歩となる機会を求めていたのは事実である。そして、苦しいながらもなんとかその全貌の一部でもつかめないかと、もがいた制作期間になったと思う。この一冊は私たちがわずかに切り取ることに成功した「映画をテーマにした、アジアの見取り図」であり、そのおすそ分けとなる。 世の中が知らない物ごとで溢れていることは、小学生でも知っているだろう。しかし、僕たちが彼らと違うのは「あまりに知った気になっているものが多い」ということである。特にアジアはその心理的・物理的距離の近さからなんとなく知った気になっているものの代表格ではないか。そんなことを、パンデミックで目まぐるしく情勢が変化する中で感じていた。 一度、知っている(気になった)フォルダに入れたもののほとんどは、その後の人生で出会ったとしても接点を持つことなく手のひらからするりと抜け落ちていく。僕たちはそのことを日常的に知覚することすらできずに暮らしている。そんな当たり前のことを、観たいアジアの映画が配信サービスに存在せず、中古レンタル屋に走るメンバーを見ては思い出した。確かに、隣に存在するはずの文化だが、一つレイヤーが違えば、少し視点が変われば交わらないことがザラにある。 これが「映画の雑誌」であるかは、今でも正直わからない。ただ、純粋に「アジアや、映画のことをもっと知りたい」と感じたときに、朧げながら頭に浮かべた「あったらいいなと思う入り口の一つ」くらいはつくれたのではないかと思う。ただ、先に謝らなければいけないことは、ここまで散々「アジア」と書いてはいるものの、この雑誌で取り扱っている主な範囲は「東・東南アジア(中国を除く)」に限られるということだ。この旅をさらに奥に進めるのであれば、もう一冊分はボリュームが必要であるとの判断から今回は断念をした。その分、一つのトピックでも複数の視点から切り取るよう試みているつもりだ。 実は、3ヶ月ほど前に僕自身が台北に居を移した。暮らしているからこそわかるが、土着的だとか、ノスタルジーだとか、エネルギッシュだとか、そんな言葉でこの土地の営みをパッケージすることはあまりにも陳腐である。アジアを生きる人々は、どうあっても一言で形容できない猥雑な熱気に満ちていて、また都市はそれをすっぽりそのまま覆うような包容力を持つ。ここには紛れもない生がある。真夏なのにろくにTシャツ一つろくに乾かない湿度に嫌になることがあっても、離れがたいのはきっとそんな魔力のせいだ。 ーOUT OF SIGHT!!! 編集長 堤大樹 目次・仕様 1.ネオン・暗室・ニシキヘビ - In the light that illuminates on Hong Kong Text & Photography: Patrik Wallner 2.2022 アクションの系譜 From Hong Kong To Asia Text: Arito Kawabata Illustration: MONKEY STUDIO. 3.戦後香港の映画にみる、日本イメージ Text: Chunwah Chin Illustration: Yusuke Nagaoka 4.私家版「僕と特撮の10年」 - 断絶していく文脈を再接続する Text: Hyori Takahashi 5.【入門編】湿度を探る、アジア映画ヒストリー 1960〜2010年代の映画の潮流 Text: Kazuyo Inui / Arito Kawabata 6.映画批評家・夏目深雪に聞く、今語るべき2つのこと(前編) - アジアの女性映画の見取り図 Text: Miyuki Natsume 7.アジア映画の勢力図 - ここ10年の映画産業の変化と、第三国の勃興まで Interview & Text: Daiki Tsutsumi 8.ミニシアターのスタッフや、キュレーターに聞いた 本当に面白かったアジアの映画11選 9.地球空洞説 - The story of a road found in Vietnam Text & Photography:Moeko Abe 10.トラン・アン・ユン、アピチャッポンのその先へ - 育て合い、繋がり合う東南アジアの若手映画人たち Interview & Text: Chihiro Bekkuya Illustration: Saiko Shiiki 11.ヤマクニキョウコの「すごいぞ!フィリピン映画!」 Text: Kyoko Yamakuni 12.A flavor of the movie. - 夏の蜜に染まる蝶 Text: Mio Tsuchiya Photography: Eichi Tano 13.モチーフで見る、東南アジア映画 Text: Chihiro Bekkuya / Arito Kawabata 14.アジアンドキュメンタリーズ伴野智に聞く、タブーへの触れ方 Interview & Text: Daiki Tsutsumi 15.私たちは、なにを恐れ生きてきたのか? - 恐怖が写しだすのは、社会の歪みか?それとも、 Text: Arito Kawabata Illustration: Isamu Gakiya 16.釜山の夏、ソウルの夏 - wo waterside citites in Korea where the seasons come and go Text & Photograph:Hwang hyojin Translate: Aya Narikawa 17.韓国映画と男性性、描かれ方とその変遷 Text: Michiyo Nishimori Illustration: Takuya Kawaguchi 18.ポスターは映画をどう表す? - 想像の余白を生む韓国のデザイン会社propagandaの取り組み Interview & Text: Shino Hikawa Interpretation / Translate: Aya Narikawa 19.BTSが開いた知の扉 - 私が声をあげはじめた理由 Text: Emma Maeda Photography:Kasumi Osada, Ryo Mitamura 20.自分の人生を生きることは、自分を癒すこと Text: Shino Hikawa Photography:Minako Irie 21.人の想いが巡る10日間 - 釜山国際映画祭が生み出す映画との身近さ Interview & Text: Shino Hikawa Photography: Ji Sung Jin 22.『山形国際ドキュメンタリー映画祭』にみる - 映画がローカリティに育つまで Interview & Text:Itsumi Okayasu / Shino Hikawa Photography: Itsumi Okayasu 23.現実と非現実の境目 - アニメーションが接続するめくるめく今敏の世界 Text: Hiroyuki Kawai Artwork:Ryo Uchida 24.映画をこの街のインフラにするために - 下北沢最後の1ピース、シモキタ - エキマエ - シネマ〈K2〉 Interview & Text: Daiki Mine Photography: Daisuke Murakami 25.ビジネスとカルチャーの狭間で - 京都の映画撮影所は、なぜ今チャレンジするのか? Interview & Text: Kazuyo Inui Photography: Itsumi Okayasu 26.小さな共同体という灯火 - Individual small endeavors in Japan Text & Photography: Akihito Yoshida 27.Welcome to Taipei Text:Daiki Tsutsumi 28.躍動する島、海を渡った人々 - Smell of the street, tolerant Taiwan Text & Photography: Daisuke Tomizawa 29.台湾在住・栖来ひかりが見る社会 - どうして個人的なことは、政治的なものだと言えるのか? Text: Hikari Sumiki Illustration: Kumiko Mon 30.時間をかけて根付かせる - ロケ地まで巡る映画配給・A PEOPLE流、「その土地の作家」とのお付き合い Interview: Maki Shibata Text: Itsumi Okayasu 31.編集部メンバーが気に入ったアジア映画10作品 32.台北暮色 Text: Junya Kato Illustration: Peko Asano 33.「シネマドリフター」リム・カーワイが映すアジアのアイデンティティ - 交わらなかった人たちが教えてくれた無自覚なわたし Interview & Text: Yoshiko Hashimoto Photography:Itsumi Okayasu 34.映画翻訳家に聞く「言葉」へのはからい Interview & Text: Ayako Koga Illustration: Kyoka Tanno 35.映画に見る昨今の香港アイデンティティ - 変化を続ける都市はどこへ行くのか Text: Daichi Ishii Illustration: Kano Komori 36.映画批評家・夏目深雪に聞く、今語るべき2つのこと(後編) - ユーラシア映画の現在地点~戦争と圧政を描く~ Text: Miyuki Natsume 37.編集後記 38.地図にない街 - Thailand, how to draw the line Text & Photography:Kou Kimura Edit: Chihiro Bekkuya
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ぼくは話があるんだ、きみたち、子どもたちだけが信じる話が
¥2,310
『ぼくは話があるんだ、きみたち、子どもたちだけが信じる話が』 アフマド=レザー・アフマディー 文 アッバス・キアロスタミ 絵 愛甲恵子 訳 縦240mm × 横240mm、32ページ イランを代表する映画監督アッバス・キアロスタミと現代詩人アフマド=レザー・アフマディーが、ともに30歳のときに共作した幻の絵本、本邦初訳です! 「ぼく」は、兄へ宛てた手紙を書く。季節は夏から秋へと変わり、テラスに置いたままの手紙も色が変わってしまった。「ぼく」は季節のうつろいに驚き、その季節のひとつひとつを部屋へ取り込もう窓を作るが、灰色に塗った窓を春は素通りしていった。夢と現実、永遠と瞬間、色とりどりの風景と喪失の暗い影、さまざまに交錯する「ぼく」の記憶は、やがて迎えた朝に―。 詩的な言葉で少年の心理を幻想的に描写したアフマディーの物語に、作画を担当したキアロスタミは写真のコラージュに彩色を施して、そのイメージを見事に定着させました。ドキュメンタリーのような手法を駆使して、「ここにしかない今」を追求したキアロスタミの「一瞬」への執着を垣間見ることができる貴重な絵本でもあります。 版元から一言 1970年、ともに30歳の映画監督アッバス・キアロスタミと現代詩人アフマド=レザー・アフマディーが共作した幻の絵本の本邦初訳です。詩集『スケッチ』で鮮烈なデビューを飾り、詩壇の新たな潮流をけん引していたアフマディーが物語を書きおろし、同年に初監督作品「パンと裏通り」を発表したキアロスタミが作画を担当しました。イランを代表するふたりの芸術家が、はじめて子どもたちのために製作した絵本デビュー作、それが本書です。 本書刊行後、キアロスタミは、どうしてもサッカーの試合を観たい少年があらゆる手段でお金を集めてスタジアムへ向かう顛末を描いた「トラベラー」(1974年)や、虫歯とその治療の実情をアニメーションも交えてユーモアたっぷりに伝える「歯科衛生学」(1980年)など、子どもを主人公に据えた映画を次々と撮りました。さらに、「友だちのうちはどこ?」(1987年)、「ホームワーク」(1989年)、「そして人生はつづく」(1992年)など、子どもたちをとりまく世界をあたたかくも冷静に描いた名作を生み出していきました。 アフマディーは、第2作『1週間の7日間』(絵:Mohammad Reza Dadgar、1985年)を皮切りに、冬至の夜に見た夢の中で自分に名前がないことに気づいた主人公がそれを探す旅に出る『シャベ・ヤルダー』(絵:Farah Ossouli、1997年)、互いに会うことができないお嫁さんとお婿さんの姿を詩的な情景の中で追っていく『花壇の中にお嫁さんとお婿さんが生えていた』(絵:Marjan Vafaeian、2003年)、旅に出た父さんが置いていった色鉛筆で絵を描き、それが現実を動かしていく様子を描いた『雨と書いたら、雨が降った』(絵:Ali Mafakheri、2005年)など、これまでに60冊の児童書を上梓しました。イランの児童文学界において独自の地位を築き、82歳の現在も物語を書き続けています。 アッバス・キアロスタミ 映画監督。1940年テヘラン生まれ。テヘラン大学美術学部で絵画やグラフィックデザインを専攻したのち広告の世界に入る。70年、児童青少年知育協会(カーヌーン)の映画制作部門よりデビュー作となる短編映画『パンと裏通り』を発表。その後『友だちのうちはどこ?』(87)、『クローズ・アップ』(90)、『そして人生はつづく』(92)などでその名が世界に知られる。『桜桃の味』(97)でカンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞。2012年には日本が舞台の『ライク・サムワン・イン・ラブ』を発表するも、16年に療養先のパリにて死去。 アフマド=レザー・アフマディー 詩人・児童文学作家。1940年、イラン南東部ケルマーン生まれ。7歳の時、一家でテヘランに移住する。ダーロルフォヌーンの高校課程修了後、62/3年に詩人としてのデビュー作『スケッチ』を上梓。詩壇の新潮流「新しき波」を生むきっかけとなったこの詩集は、当時の詩人や批評家から大きな注目を浴びた。創作活動の傍ら児童青少年知育協会(カーヌーン)にてオーディオシリーズの制作や書籍の編集に携わる。2010年、国際アンデルセン賞作家賞のファイナリストに選出された。これまでに、7つの小説、10の脚本、50の詩集、60の児童書を著している。 愛甲恵子(アイコウケイコ) ペルシャ語翻訳家。東京外国語大学大学院修士課程修了後、10ヶ月のイラン留学を経て、2004年より美術家フジタユメカとともにサラーム・サラームというユニット名で、イランの絵本やイラストレーターを紹介する展覧会などを開催している。訳書に『ごきぶりねえさんどこいくの?』(ブルース・インターアクションズ)、『ボクサー』(トップスタジオHR)など、再話に『ノホディとかいぶつ』(福音館書店)、『アリババと40人のとうぞく』(ほるぷ出版)、『2ひきのジャッカル』(玉川大学出版部)。
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いろたち
¥1,650
『 いろたち』 アッバス・キアロスタミ さく / アイコウケイコ やく 縦188mm × 横188mm 96ページ イランを代表する映画監督アッバス・キアロスタミが、「友だちのうちはどこ?」発表の3年前に絵と文を描きおろした本邦初訳の絵本! イランでは現在も版を重ねている13万部超のロングセラー! みどり、きいろ、だいだいいろ、あか、みずいろ、むらさき、くろ、しろ。さまざまな色の存在を、身近な風景や食べ物、植物や生きもの、道具などの絵を通してやさしく、ときにはユーモアを交えて教えてくれます。子どもたちを見つめて、子どもをとりまく世界を撮り続けた映画監督の視点で描かれたファーストブックは、とてもあたたかな色と形と言葉であふれていました。ぜひ、最終ページのキアロスタミのメッセージを受けとってください。 本書は子どもたちに色の存在を紹介する絵本です。そして、色のないところは自由に塗ることができる、描きこめる「ぬり絵やスケッチブックのような」機能もあります。どうぞ、キアロスタミの絵に自由な色をつけください。 目次 みどり きいろ だいだいいろ あか みずいろ むらさき くろ しろ 版元から一言 イランを代表する世界的な映画監督アッバス・キアロスタミは、1984年に絵と文を描きおろした幼児向け絵本を刊行しました。代表作「友だちのうちはどこ?」発表の3年前のことで、それまでも「トラベラー」(1974年)や「歯科衛生学」(1980年)など、子どもたちを見つめ続け、子どもをとりまく世界を撮り続けていた著者による、あたたかくてユーモアに富んだ色と形と言葉で構成された絵本、それが本書です。 本書『いろたち』は、さまざまな色の存在を紹介するファーストブックでありながら、色のないところやページは自由に塗ってほしい、描きこんでほしいと語る著者のメッセージが込められたユニークな絵本でもあります。このメッセージを忠実に再現するため、色鉛筆やクレヨンなどでの描きこみやすさを検討して用紙を選び、幼児が持ちやすくて開きやすい、それでいて余白の大きさをもっとも取ることができる判型と重さに仕上げました。 キアロスタミの絵に色をつける、そんなたのしみ方もできる96ページの絵本です。 アッバス・キアロスタミ 映画監督。1940年テヘラン生まれ。テヘラン大学美術学部で絵画やグラフィックデザインを専攻したのち広告の世界に入る。70年、児童青少年知育協会(カーヌーン)の映画制作部門よりデビュー作となる短編映画『パンと裏通り』を発表。その後『友だちのうちはどこ?』(87)、『クローズ・アップ』(90)、『そして人生はつづく』(92)などでその名が世界に知られる。『桜桃の味』(97)でカンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞。2012年には日本が舞台の『ライク・サムワン・イン・ラブ』を発表するも、16年に療養先のパリにて死去。 愛甲恵子(アイコウケイコ) ペルシャ語翻訳家。東京外国語大学大学院修士課程修了後、10カ月のイラン留学を経て、2004年より美術家フジタユメカとともに「サラーム・サラーム」というユニット名で、イランの絵本やイラストレーターを紹介する展覧会などを開催している。訳書に『ごきぶりねえさんどこいくの?』(ブルース・インターアクションズ)、『ボクサー』(トップスタジオHR)など、再話に『ノホディと かいぶつ』(福音館書店)、『アリババと40人のとうぞく』(ほるぷ出版)、『2ひきのジャッカル』(玉川大学出版部)。
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NEPENTHES in print #17
¥550
SOLD OUT
『NEPENTHES in print #17』 304mm × 243mm 56ページ NEPENTHESが発行するバイリンガル誌『NEPENTHES in print』最新号は、「映画の着方 - Dressed in Movies -」と題して一冊まるごと“映画とファッション”を特集。 メインビジュアルは、俳優の滝藤賢一や清野菜名をゲストに迎え、名作映画にオマージュを捧げた撮り下ろしのファッション・ストーリー「REMIX」。 『SERPICO』 starring Kenichi Takitoh / Directed by MASATAKA HATTORI 『NIKITA』 starring Nana Seino / Directed by SATSUKI SHIMOYAMA 『ANNIE HALL』 Directed by KENTA MIYAMOTO 『A RIVER RUNS THROUGH IT』Directed by NAOKI IKEDA 〈NEEDLES〉清水慶三、〈ENGINEERED GARMENTS〉鈴木大器がともに映画をテーマに掲げた2022年秋冬コレクションについて語る巻頭スペシャルインタビューや、コラムニスト・いであつしによる特別寄稿なども掲載。 また、ファッション視点で選んだ思い出の映画について語る「PORTRAYING A MOVIES」には、NEPENTHESがいま注目する10人のクリエイターたちが登場します。 FEATURING : きゃりーぱみゅぱみゅ、矢本悠馬、田我流、iri、こがけん、中島沙希、服部昌孝、シェーン・ゴンザレス、山田陽、須藤由美
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ムービーマヨネーズ3
¥1,800
SOLD OUT
『ムービーマヨネーズ3』 252mm ×182mm 146ページ パンフレット兼映画雑誌という形態を取り、⼀⾵変わった切り⼝で映画を紹介するインディペンデント雑誌、『ムービーマヨネーズ』の3号です。2016 年の創刊号、2019 年の第2号と刊⾏ごとに⼤きな注⽬を集めてきました。その最新号が⾳楽ドキュメンタリー映画『アザー・ミュージック』の公開と合わせて刊行になりました。 第3号のテーマは「お仕事」。2本のロードショー作品の映画評やコラム、監督・キャストインタビューはもちろん、映画に描かれるレコード店やダイナーの特集、労働問題やハラスメントを扱ったページなど、ドキュメンタリーとフィクション映画の垣根なく、様々な角度から「お仕事」にまつわる映画を紹介しています。 豪華執筆陣による多彩な論考に加えて、本秀康⽒による描き下ろし漫画も掲載! ムービーマヨネーズの魅⼒の⼀つは豪華執筆陣による多彩な論考。⾳楽とレコード、そしてニューヨークの⽂化にも造詣の深い⻑⾕川町蔵⽒や佐久間裕美⼦⽒による『アザー・ミュージック』の映画評やコラム、⽥中東⼦⽒や岡⽥育⽒による、⼥性と働くこと、または⼥性と乳⾸に焦点をあてた『サポート・ザ・ガールズ』の論考、アメリカにおけるスポーツバーの存在に着⽬した鈴⽊透⽒のコラムに加え、なんと本秀康⽒による特別描き下ろし漫画「レコスケくん 僕の『アザー・ミュージック』の巻」も収録。また、⼩津安⼆郎監督の原節⼦主演による紀⼦三部作を、クィア、フェミニズム批評の観点から評価する可能性を開いた、映画批評家ロビン・ウッドによる画期的な論⽂を初邦訳(翻訳:早川由真)。さらには澤部渡(スカート)や岡⽥拓郎、トクマル シューゴなど総勢 21 名のミュージシャンによる圧巻のディスクレビューも。そのほか、ココナッツディスクやステレオレコーズなど国内⼈気レコード店や、松永良平⽒(リズム&ペンシル)、#MeToo 以後のハラスメントと映画の関係を捉え返す⻄⼝想⽒によるテキストなど、読みどころ満載の仕上がりとなりました。
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【サイン本】世の中には、素晴らしい音楽があって、…
¥1,320
『世の中には、素晴らしい音楽があって、素晴らしい小説があって、素晴らしい漫画があって、素晴らしい映画があって、素晴らしい俳優がいて、素晴らしいお笑い芸人がいて、素晴らしい喫茶店があって、素晴らしい∞∞∞ ∞∞∞ ∞∞∞ ∞∞∞ ∞∞∞があって。 この期に及んで自分が何か創ったりする必要など全くないのではないか。 そんな思いになっても一晩ぐうすか眠って起きてみると、歌を書いたりしている。』 世田谷ピンポンズ ※サイン入りです ※サインは写真のものと異なる場合がございます。 ※ポストカードの種類は複数ありますが、お選びいただけません。 B6判、88ページ 東京での日々を綴った前作から、現在暮らす京都での日々、本や映画や昔の記憶について。かつて確かに存在した日々とあったかもしれない未来。 思い出すために書くこと。『都会なんて夢ばかり』の続編。 2022年1月より『ぶんがくとフォーク』というタイトルで書かれたエッセイを加筆・修正しまとめたものに加え、以前、雑誌に寄稿された数編も収録しました。 世田谷ピンポンズ 吉田拓郎や70年代フォーク・歌謡曲のエッセンスを取り入れながらも、ノスタルジーで終わることなく「いま」を歌う。 音楽のみならず、文学や古本屋、喫茶店にも造詣が深く、文筆活動も積極的に行う。 様々な方面で活躍する、あたらしいフォークの旗手。 2020年、初のエッセイ集『都会なんて夢ばかり』を岬書店(夏葉社)より刊行。 現在、TV Bros.WEB(テレビブロス)にてエッセイ『感傷は僕の背骨』を好評連載中。 KAGOME「畑生まれのやさしいミルク」CMで吉田拓郎『たどりついたらいつも雨降り』歌唱。 2022年5月最新アルバム『S・N・S・N・S』をデシタルリリース。
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【サイン本】品品喫茶譚
¥1,320
SOLD OUT
『品品喫茶譚』 世田谷ピンポンズ ※サイン入りです ※サインは写真のものと異なる場合がございます。 ※ポストカードの種類は複数ありますが、お選びいただけません。 B6判、84ページ 暇さえあれば喫茶店に行く。テーブルの上に古本屋で買った本を広げて、珈琲を飲む。ぼーっと窓の外の風景を眺める。初めて訪れた街では喫茶店を探し、住みなれた街に新しい喫茶店を見つけて歓喜する。喫茶店を中心とした日々の生活記録。 2021年後半よりweb上で連載してきた『品品喫茶譚』に加筆・修正し、あとがきを新たに加えたエッセイ集です。 世田谷ピンポンズ 吉田拓郎や70年代フォーク・歌謡曲のエッセンスを取り入れながらも、ノスタルジーで終わることなく「いま」を歌う。 音楽のみならず、文学や古本屋、喫茶店にも造詣が深く、文筆活動も積極的に行う。 様々な方面で活躍する、あたらしいフォークの旗手。 2020年、初のエッセイ集『都会なんて夢ばかり』を岬書店(夏葉社)より刊行。 現在、TV Bros.WEB(テレビブロス)にてエッセイ『感傷は僕の背骨』を好評連載中。 KAGOME「畑生まれのやさしいミルク」CMで吉田拓郎『たどりついたらいつも雨降り』歌唱。 2022年5月最新アルバム『S・N・S・N・S』をデシタルリリース。
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【特典付き】雑談・オブ・ザ・デッド|柿内正午 + Ryota
¥1,300
SOLD OUT
『雑談・オブ・ザ・デッド』 柿内正午 + Ryota ※録り下ろしの特別雑談が聴けるQRコードが入っています。 182mm × 128mm 140ページ ゾンビ映画をめぐる雑談集。 ポッドキャスト「ポイエティークRADIO」で繰り広げられたゾンビトークを書籍化。 『恐怖城』からロメロの諸作品、そして『セーラーゾンビ』まで。 サブカル的教養主義でもなく、ただ恐怖を消費するのでもなく、ひたすらに作品を読み込んでお 喋りすることで見えてくる、作品と深く向き合う楽しさと喜び。 ■ポイエティークRADIOとは 会社員・柿内正午が「世の中の大したことないも のの総量を増やす」をモットーに掲げ毎週月曜日 に配信しているポッドキャスト。基本的には普段 のおしゃべりをそのままお送りしている。 ■推薦のお言葉 人は何故ゾンビにこうも惹かれるのか?それは彼らの不条理さに尽きるだろう。突然豹変して襲 いかかってくる家族や友人にただ喰われるのか戦うのかという非情な選択。嫌悪し恐れつつもそ の非常事態にスクリーンのこちらでわくわくしている私たち。遠く呪術の一つから始まったゾン ビは今や走りだし喋って恋までするけれど、その本質はただ存分に人の肉を喰らうこと。羊のゾ ンビまで登場して最早何でも有りのゾンビ世界を全六回に渡ってあらゆる視点から語り続けた柿 内正午さんとRyotaさんの熱いトークがついに一冊の本になりました!長い歴史と時代や社会を 残酷に時にド派手に越えてゾンビたちはこの先一体どこへ向かうのか? (武塙麻衣子 『諸般の事情』) 本書は〈清潔〉で〈グロくない〉、「読むゾンビ映画」だ! ゾンビ映画は「社会問題を包摂」しており、「考えさせられる」らしい......わかっちゃいるけど 食指が伸びない。教養のためと言い聞かせて無理に鑑賞しても、内臓、血液、いまにもスクリー ンを超えて漂ってきそうな腐臭に、思わず白目を剥いてえずいてしまう。そんな生理的反ゾンビ 党員たちもひとたび本書を読めば、柿内さんとRyotaさんの優しい語り口で、ゾンビ映画の深淵 へと誘われることになるだろう。貴方も二人の語りに耳を傾け、ゾンビ映画が放つ魅力と生理 的嫌悪感の狭間で引き裂かれよう! (わかしょ文庫 『うろん紀行』(代わりに読む人)) 「雑談・オブ・ザ・デッド」の味わいは、狂言「附子」のそれに似ている。 桶の中身は知らずとも、二人が桶の周りをグルグルまわり、その魅力をワイワイ話すのを聞く内 に、いつのまにか私たちまでゾンビという附子を味わってみたくなっているのだ。 (青木海青子 私立図書館ルチャ・リブロ司書)
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SEXTAGRAM a zine by SOKO
¥1,500
SOLD OUT
『SEXTAGRAM a zine by SOKO』 SOKO 139.7 mm × 215.9 mm 表紙含め 36ページ 2016年 フランスのミュージシャン兼女優、SOKO のインスタグラム上でのファンとのダイレクト・メッセージをピック・アップしたものです。
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ハシゴの上のごちそう about タンポポ
¥800
SOLD OUT
『ハシゴの上のごちそう about タンポポ』 映画パンフは宇宙だ!(PATU) 182mm×182mm 28ページ(表紙含む) 全ページフルカラー 『タンポポ』は人気ジャンルの一つである「グルメもの」のパイオニア!日本で初めてフードスタイリストが撮影に参加した作品です。観終わったら必ず醤油ラーメンが食べたくなってしまう“元祖飯テロ映画”ですが、本書では劇中に登場する「タンポポ・ラーメン」を家庭で簡単に作れるように再現したアレンジレシピを掲載。合わせて主人公たちが住む町を妄想した「タンポポ地図」や、欧米を中心とする海外での『タンポポ』人気もご紹介。全ページフルカラー、思わずヨダレが出そうになる美味しそうなイラストを配し、初めて『タンポポ』を観る方も、伊丹十三監督作品が大好きな方も、手に取りやすい一冊に仕上げました。 主演・宮本信子さんインタビューや、多彩なゲストによるコラムを掲載! 公開から36年――さまざまな角度から『タンポポ』の魅力について掘り下げるため、本書ではインタビューや多彩なゲストによる寄稿を収録しています。 『タンポポ』をはじめ数々の伊丹映画の主演を務め、伊丹十三監督の妻でもある宮本信子さんのスペシャルインタビューでは、『タンポポ』誕生秘話から撮影の裏話、また結婚生活のエピソードなど、貴重な思い出をお伺いしました。 スペシャルコラムでは、DJや作曲、ラップ、執筆業などマルチな活動を行うやけのはらさんと、「臨死!!江古田ちゃん」でデビュー以降、漫画とエッセイで幅広く活躍する瀧波ユカリさんが登場。伊丹十三監督と社会の関係性や、『タンポポ』とフェミニズムについてなど、独自の視点で伊丹映画を掘り下げる寄稿を寄せていただきました。 内容 ・宮本信子さんスペシャルインタビュー ・やけのはらさんスペシャルコラム「伊丹十三と社会/大人になるということ」 ・瀧波ユカリさんスペシャルコラム「『タンポポ』とフェミニズム」 ・伊丹十三と13のこだわり(伊丹映画のこだわりを13のキーワードで読み解く) ・伊丹映画鑑賞のススメ(『タンポポ』以外の9作品を紹介) ・妄想「タンポポ地図」(登場人物たちが住む町を本編から想像して描き起こしたマップ) ・セリフのあじわい(『タンポポ』に登場する名台詞を紹介) ・タンポポ・ラーメンの再現アレンジレシピ ほか 映画『タンポポ』ストーリー 舞台はとある寂れたラーメン屋。未亡人のタンポポ(宮本信子)が切り盛りする店に、タンクローリー運転手のゴロー(山﨑 努)とガン(渡辺 謙)がふらりと立ち寄る。大のラーメン通である二人の話を聞くうちに、タンポポは“本物”のラーメン屋を目指したいとゴローに弟子入りをする。スープの名人であるセンセイ(加藤 嘉)、麺にうるさい運転手ショーヘイ(桜 金造)、タンポポの幼馴染ピスケン(安岡力也)などの力を借りながら、自分の店を町一番のラーメン屋にするべく、タンポポの究極のラーメン作りが始まる……! 映画パンフは宇宙だ!とは 2018年に設立された、映画パンフレット文化の継承と発展・発信を目的に活動する有志団体です。50名のメンバーとともに、イベントの企画、パンフレットの編集、書籍の出版、SNS配信などを通じてパンフレット文化の魅力を発信しています。初の自主出版書籍であるアリ・アスター短編解説読本『”I HOPE THAT PEOPLE WILL FEEL UNSETTLED.”』は一夜でインターネット販売分が完売。『ミッドサマー』公式Blu-rayのリーフレットでも一部編集を担当。2020年7月には業界初の“映画パンフ専門誌”となる『PATU MOOK』を創刊。グラフィックデザイナーの大島依提亜さんを特集し、こちらも第3版まで増刷されるなど好評を博しました。今後も、日本の映画文化における“豊かさの象徴”ともいえる映画パンフレットの面白さを届けるため活動を続けてまいります。
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ペーパームービー
¥1,386
SOLD OUT
『ペーパームービー』 内田也哉子 新書判、176ページ 樹木希林、内田裕也というハゲシイ家族、そして運命のひと・本木雅弘との出会い。 人を愛するってどんなこと? くもりない瞳でつづられた傑作エッセイ、待望の復刊! 「この人の言葉をもっと読みたい」「手元に置いておきたい」という声にこたえ、新しいあとがきを加えて新装復刊! 19歳の内田也哉子が描く、友愛、恋愛、家族愛。 人生は、たいせつなシーンがつながりふくらむペーパームービー。 親であれ、かけがえのない人であれ、命はいつか尽きる。だからこそ、その命が輝いているほんの束の間に出会い、過ごし、共に分かち合えるのは、この世の奇跡なのかもしれない。 (「三度目のあとがき」より) 内田也哉子(ウチダヤヤコ) 1976年東京都生まれ。樹木希林、内田裕也の一人娘として生まれ、19歳で本木雅弘と結婚する。三児の母。エッセイ、翻訳、作詞、ナレーションのほか音楽ユニット“sighboat”でも活動。著書に『会見記』、『BROOCH』(ともにリトルモア)、樹木希林との共著『9月1日 母からのバトン』(ポプラ社)、脳科学者・中野信子との共著『なんで家族を続けるの?』(文春新書)、翻訳絵本に『たいせつなこと』(フレーベル館)、『ピン! あなたの こころの つたえかた』(ポプラ社)、『こぐまとブランケット 愛されたおもちゃのものがたり』(早川書房)、『ママン 世界中の母のきもち』(パイ インターナショナル)などがある。
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【サイン本】ぜんぶ 愛。|安藤桃子
¥1,650
SOLD OUT
『ぜんぶ 愛。』 安藤桃子 ※サイン入りです。 四六判 縦192mm × 横133mm 192ページ 「奥田さん、ここから革命を起こします。 だから高知に移住します」 映画のロケをきっかけに、3秒で移住を決めた高知県。 すべてを包み込む自然と、底抜けに明るい人々に囲まれ、この星と繋がっていると感じられる「地球のへそ」。 家族と映画、そして出合うすべてに愛を注ぐ、珠玉のエッセイ集はここで生まれた。 (カバー装画・題字も安藤桃子作です) 5歳の娘に撮影の特訓を課す父、奥田瑛二。 娘の窮地にどこにでも駆けつける母、安藤和津。 著名な両親のもとに生まれたコンプレックスゆえ、15歳で単身イギリスに留学。 人種差別と金欠に翻弄されながらアート制作に明け暮れる日々。 父の仕事を手伝ううちに、最初は遠ざけていたはずの映画と恋に落ちる。 見習い、助監督と「なりふりかまわず」映画に没頭、やがて自ら脚本を書いた『0.5ミリ』を監督する。 この映画を上映するために高知に特設劇場を、さらには常設映画館を作ってしまう。 誰も真似することなどできない、「七光り八起き」の半生は、生きることの喜びと驚き、そして愛に満ちている。 安藤桃子(あんどうももこ) 映画監督。1982年、東京都生まれ。ロンドン大学芸術学部卒。俳優・映画監督の奥田瑛二とエッセイスト・コメンテーターの安藤和津の長女。妹は女優の安藤サクラ。 高校からイギリスに留学、大学卒業後はニューヨークで映画作りを学び、助監督を経て2010年『カケラ』で監督・脚本デビュー。2011年、初の長編小説『0.5ミリ』(幻冬舎)を上梓。同作を自らの監督・脚本で映画化し、報知映画賞作品賞、毎日映画コンクール脚本賞、上海国際映画祭最優秀監督賞などを受賞。 2014年、高知移住。2018年、「ウタモノガタリ CINEMA FIGHTERS project 『アエイオウ』」を監督・脚本。 高知県のミニシアター「キネマM」の代表を務めるほか、子どもたちが笑顔の未来を描く異業種チーム「わっしょい!」では、農・食・教育・芸術などの体験を通し、全ての命に優しい活動にも力を注いでいる。
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水谷豊論
¥1,980
SOLD OUT
『水谷豊論』テレビドラマ史の相棒 太田省一 四六判、256ページ 不良少年はいかにして教師になり、そして刑事となったのか。 芝居には、それを演じる者の生き様が露呈する。『傷だらけの天使』『熱中時代』から『相棒』にいたるまで、歴代の出演作を跡づけながら、日本のテレビドラマ史の“相棒”の素顔にせまる。孤独と情熱のあいだを揺れる、俳優人生五〇年の全軌跡。
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和田誠展
¥4,400
SOLD OUT
『和田誠展』 和田誠展制作チーム 編 A5並製 縦210mm × 横148mm 520ページ イラストレーター、グラフィック・デザイナーだけでなく、映画監督、エッセイスト、作詞・作曲家とさまざまなジャンルで一級の仕事を残してきた和田誠。 本書は、全国巡回する展覧会「和田誠展」の公式図録です。 和田誠の4歳から83歳までの作品を見渡すことができるビジュアル年表、和田誠を語る上で欠くことのできない30のトピックスとその作品を特集し、さらに語られた和田誠の言葉を選び出し、500ページを超す1冊にまとめました。 ページをめくるたび、知らなかった和田誠と出会える、そんな永久保存版です。
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和田誠 日活名画座ポスター集
¥4,950
SOLD OUT
『和田誠 日活名画座ポスター集 』 B5判、カラー上製本 208ページ 表紙はシルクスクリーン印刷 デザイン 大島依提亜 / 勝部浩代 これまで全貌が明らかでなかった、和田誠が22歳から30歳の頃の9年間、無償で制作していた日活名画座の映画ポスターを185点収録。 みずみずしい感性がほとばしるスタイリッシュな映画ポスター 新宿、現在の丸井の場所に、かつて日活名画座という映画館があった。格安で名画がみられることから人気が高かった。その映画館のポスターを無償で9年の間、制作していたのが22から30歳の和田誠だ。 日活名画座のポスターは和田誠の初期の活動を紹介するうえで、欠かせない重要な作品だ。当時グラフィックデザイナーに活用されていたシルクスクリーンの工房サイトウプロセスからの依頼によって、月に2枚程度制作されていた。 これまで和田の展覧会や作品集では一部の展示(掲載)や、イラストレーション部分のみをまとめており、全貌は明らかではなかった。 本書は和田誠事務所に保管されていた185点のポスターをまとめたもの。シルクスクリーンのヴィヴィッドな色合い、大胆な構図は今なお、今だからこそ新鮮でスタイリッシュだ。 和田誠のファンはもとより、映画ファン、またグラフィッデザイナーを志す人たちにとっても刺激になる一冊に違いない。 ブックデザインは映画界で注目される大島依提亜。当時の気分を再現するために、表紙はシルクスクリーン印刷にした。 和田誠(1936~2019) 多摩美術大学図案科(現・グラフィックデザイン学科)卒業。1959年デザイン会社ライトパブリシティ入社。68年よりフリーのイラストレーター、デザイナーとして活躍。たばこ 「ハイライト」のデザイン、雑誌「週刊文春」の表紙イラストレーション、また星新一や丸谷才一、村上春樹など、2000冊以上の装丁を手がける。著書は200冊以上。 映画に関する著書も多く『お楽しみはこれからだ』、『たかが映画じゃないか』(山田宏一との共著)、『シネマッド・ティーパーティ』、『これもまた別の話』(三谷幸喜との共著)など。 映画監督として『麻雀放浪記』『快盗ルビイ』『怖がる人々』『真夜中まで』などの作品がある。
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和田誠ポストカードブック 猫
¥2,200
SOLD OUT
『和田誠ポストカードブック 猫』 和田誠 文庫判、48ページ 可愛い猫を眺めたり、送ったり、飾ったり……。 和田誠さんが描いてきた「週刊文春」の表紙絵の中から可愛い猫の絵を24枚厳選してポストカードブックに。 切手面には、和田誠さんによるその絵に関する短いエッセイも掲載し、読み物としても楽しめます。 表紙の裏には、自身も猫と暮らしていた和田誠さんの猫インタビューも収録。 猫好きの方への贈り物にもぴったりな一冊です。
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「パターソン」マーヴィンTシャツ(A)
¥5,000
SOLD OUT
「パターソン」マーヴィンTシャツ(A) JJレトロスペクティブ2021 ジム・ジャームッシュ監督作品の特集上映「JIM JARMUSCH Retrospective 2021」を記念して、「パターソン」マーヴィンTシャツ(2種)が作られました。 こちらは(A)タイプです。 素材:綿100% サイズ:S 身丈65×身幅49×肩幅42×袖丈19 M身丈69×身幅52×肩幅46×袖丈20 L 身丈73×身幅55×肩幅50×袖丈22 プリント:シルクスクリーン *昨年発売したマーヴィンTシャツとは印刷の仕様が異なります。 デザイン:大島依提亜