-
愛蔵版 お楽しみはこれからだ PART5
¥2,970
『愛蔵版 お楽しみはこれからだ PART5』 和田誠 A5判、256ページ 箱入り イラストレーター・グラフィックデザイナーとして活躍し、さらにエッセイスト・映画監督・作曲家など多彩な顔をもつ和田誠(1936–2019)の代表作にして、映画エッセイの名著が愛蔵版で復活! 附録冊子=単行本未収録資料コレクション 記憶に残る〈映画の名セリフ〉をイラストレーションとともに紹介する本シリーズは、「キネマ旬報」で1973年から23年のあいだ断続的に連載され、全7巻の単行本にまとまり長年映画ファンに愛されてきた。今回オリジナルのまま再現した本体を函に入れた特別仕様で復刊、各巻に書き下ろしエッセイを掲載した栞を付す。 *次回配本 和田誠(ワダマコト) 1936年大阪生まれ。多摩美術大学図案科(現・グラフィックデザイン学科)卒業。1959年デザイン会社ライトパブリシティ入社。68年よりフリーのイラストレーター、デザイナーとして活躍。タバコ「ハイライト」のデザイン、「週刊文春」の表紙イラストレーション、2000冊以上の書籍の装丁を手がける。著書は200冊以上にのぼる。映画に関する著書も多く『お楽しみはこれからだ(全7巻)』『シネマッド・ティーパーティ』、『たかが映画じゃないか』(山田宏一との共著)、『これもまた別の話』(三谷幸喜との共著)など。映画監督として『麻雀放浪記』『快盗ルビイ』『怖がる人々』『真夜中まで』などの作品がある。2019年逝去。
-
マイ修行映画
¥1,650
『マイ修行映画』 みうらじゅん 四六判、320ページ エッセイ×マンガでたどる7年間の「修行映画」鑑賞の記録を一冊に! 映画館は僕にとって日常からの逃避の場であり、道場でもある。 「自分に向いていない映画」を求めて劇場に通い、「つまらな……」が出そうになった瞬間「そこがいいんじゃない!」と唱えれば、あらゆる映画に「マイ価値観」が生まれる! 『007』や『ミッション:インポッシブル』など人気シリーズ作品、『若おかみは小学生!』『君の名は。』などアニメ作品、『シン・ゴジラ』『ゴジラvsコング』など怪獣もの、『先生!、、、好きになってもいいですか?』『俺物語!!』などマンガが原作の青春もの、『クロール―凶暴領域―』『THE POOL ザ・プール』などワニ系パニック映画、『科捜研の女―劇場版―』『劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD~』などテレビドラマの劇場版……ほか、恋愛映画からホラー映画、大メジャー作からマニアックな作品まで、軽妙なエッセイと絶妙な似顔絵が楽しすぎるマンガで紹介。 雑誌「映画秘宝」人気長期連載を一気読み!
-
ジンセイハ、オンガクデアル LIFE IS MUSIC
¥858
『ジンセイハ、オンガクデアル』LIFE IS MUSIC ブレイディみかこ 文庫判、336ページ 『アナキズム・イン・ザ・UK』の後半部に大幅増補。待望の文庫化! 貧困、差別。社会の歪みの中の「底辺託児所」シリーズ誕生。著者自身が読み返す度に初心にかえるという珠玉のエッセイを収録。 貧困層の子どもたちが集まるいわゆる「底辺託児所」保育士時代の珠玉のエッセイ。ゴシック文学的言葉を唱え人形を壊すレオ。「人生は一片のクソ」とつぶやくルーク。一言でわたしの心を蹴破ったアリス。貧窮、移民差別、DV。社会の歪みの中で育つ、破天荒で忘れがたい子どもたち。パンクスピリット溢れる初期作品。映画・アルバム評、書評を収録。 ブレイディみかこ ライター、コラムニスト。1965年福岡市生まれ。音楽好きが高じて渡英、96年から英国ブライトン在住。著書に『花の命はノー・フューチャー』(ちくま文庫)、『いまモリッシーを聴くということ』(Pヴァイン)、『子供たちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房)、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)、『ワイルドサイドをほっつき歩け』(筑摩書房)、『他者の靴を履く』(文藝春秋)、『ヨーロッパ・コーリング・リターンズ』(岩波現代文庫)など多数。
-
【サイン本】世の中には、素晴らしい音楽があって、…
¥1,320
『世の中には、素晴らしい音楽があって、素晴らしい小説があって、素晴らしい漫画があって、素晴らしい映画があって、素晴らしい俳優がいて、素晴らしいお笑い芸人がいて、素晴らしい喫茶店があって、素晴らしい∞∞∞ ∞∞∞ ∞∞∞ ∞∞∞ ∞∞∞があって。 この期に及んで自分が何か創ったりする必要など全くないのではないか。 そんな思いになっても一晩ぐうすか眠って起きてみると、歌を書いたりしている。』 世田谷ピンポンズ ※サイン入りです ※サインは写真のものと異なる場合がございます。 ※ポストカードの種類は複数ありますが、お選びいただけません。 B6判、88ページ 東京での日々を綴った前作から、現在暮らす京都での日々、本や映画や昔の記憶について。かつて確かに存在した日々とあったかもしれない未来。 思い出すために書くこと。『都会なんて夢ばかり』の続編。 2022年1月より『ぶんがくとフォーク』というタイトルで書かれたエッセイを加筆・修正しまとめたものに加え、以前、雑誌に寄稿された数編も収録しました。 世田谷ピンポンズ 吉田拓郎や70年代フォーク・歌謡曲のエッセンスを取り入れながらも、ノスタルジーで終わることなく「いま」を歌う。 音楽のみならず、文学や古本屋、喫茶店にも造詣が深く、文筆活動も積極的に行う。 様々な方面で活躍する、あたらしいフォークの旗手。 2020年、初のエッセイ集『都会なんて夢ばかり』を岬書店(夏葉社)より刊行。 現在、TV Bros.WEB(テレビブロス)にてエッセイ『感傷は僕の背骨』を好評連載中。 KAGOME「畑生まれのやさしいミルク」CMで吉田拓郎『たどりついたらいつも雨降り』歌唱。 2022年5月最新アルバム『S・N・S・N・S』をデシタルリリース。
-
【サイン本】品品喫茶譚
¥1,320
『品品喫茶譚』 世田谷ピンポンズ ※サイン入りです ※サインは写真のものと異なる場合がございます。 ※ポストカードの種類は複数ありますが、お選びいただけません。 B6判、84ページ 暇さえあれば喫茶店に行く。テーブルの上に古本屋で買った本を広げて、珈琲を飲む。ぼーっと窓の外の風景を眺める。初めて訪れた街では喫茶店を探し、住みなれた街に新しい喫茶店を見つけて歓喜する。喫茶店を中心とした日々の生活記録。 2021年後半よりweb上で連載してきた『品品喫茶譚』に加筆・修正し、あとがきを新たに加えたエッセイ集です。 世田谷ピンポンズ 吉田拓郎や70年代フォーク・歌謡曲のエッセンスを取り入れながらも、ノスタルジーで終わることなく「いま」を歌う。 音楽のみならず、文学や古本屋、喫茶店にも造詣が深く、文筆活動も積極的に行う。 様々な方面で活躍する、あたらしいフォークの旗手。 2020年、初のエッセイ集『都会なんて夢ばかり』を岬書店(夏葉社)より刊行。 現在、TV Bros.WEB(テレビブロス)にてエッセイ『感傷は僕の背骨』を好評連載中。 KAGOME「畑生まれのやさしいミルク」CMで吉田拓郎『たどりついたらいつも雨降り』歌唱。 2022年5月最新アルバム『S・N・S・N・S』をデシタルリリース。
-
【特典付き】雑談・オブ・ザ・デッド|柿内正午 + Ryota
¥1,300
『雑談・オブ・ザ・デッド』 柿内正午 + Ryota ※録り下ろしの特別雑談が聴けるQRコードが入っています。 182mm × 128mm 140ページ ゾンビ映画をめぐる雑談集。 ポッドキャスト「ポイエティークRADIO」で繰り広げられたゾンビトークを書籍化。 『恐怖城』からロメロの諸作品、そして『セーラーゾンビ』まで。 サブカル的教養主義でもなく、ただ恐怖を消費するのでもなく、ひたすらに作品を読み込んでお 喋りすることで見えてくる、作品と深く向き合う楽しさと喜び。 ■ポイエティークRADIOとは 会社員・柿内正午が「世の中の大したことないも のの総量を増やす」をモットーに掲げ毎週月曜日 に配信しているポッドキャスト。基本的には普段 のおしゃべりをそのままお送りしている。 ■推薦のお言葉 人は何故ゾンビにこうも惹かれるのか?それは彼らの不条理さに尽きるだろう。突然豹変して襲 いかかってくる家族や友人にただ喰われるのか戦うのかという非情な選択。嫌悪し恐れつつもそ の非常事態にスクリーンのこちらでわくわくしている私たち。遠く呪術の一つから始まったゾン ビは今や走りだし喋って恋までするけれど、その本質はただ存分に人の肉を喰らうこと。羊のゾ ンビまで登場して最早何でも有りのゾンビ世界を全六回に渡ってあらゆる視点から語り続けた柿 内正午さんとRyotaさんの熱いトークがついに一冊の本になりました!長い歴史と時代や社会を 残酷に時にド派手に越えてゾンビたちはこの先一体どこへ向かうのか? (武塙麻衣子 『諸般の事情』) 本書は〈清潔〉で〈グロくない〉、「読むゾンビ映画」だ! ゾンビ映画は「社会問題を包摂」しており、「考えさせられる」らしい......わかっちゃいるけど 食指が伸びない。教養のためと言い聞かせて無理に鑑賞しても、内臓、血液、いまにもスクリー ンを超えて漂ってきそうな腐臭に、思わず白目を剥いてえずいてしまう。そんな生理的反ゾンビ 党員たちもひとたび本書を読めば、柿内さんとRyotaさんの優しい語り口で、ゾンビ映画の深淵 へと誘われることになるだろう。貴方も二人の語りに耳を傾け、ゾンビ映画が放つ魅力と生理 的嫌悪感の狭間で引き裂かれよう! (わかしょ文庫 『うろん紀行』(代わりに読む人)) 「雑談・オブ・ザ・デッド」の味わいは、狂言「附子」のそれに似ている。 桶の中身は知らずとも、二人が桶の周りをグルグルまわり、その魅力をワイワイ話すのを聞く内 に、いつのまにか私たちまでゾンビという附子を味わってみたくなっているのだ。 (青木海青子 私立図書館ルチャ・リブロ司書)
-
ゾンビ最強完全ガイド
¥1,760
『ゾンビ最強完全ガイド』 ロジャー・ラックハースト / 福田篤人 訳 四六判、351ページ 「一気に読了! もの言わぬはずのゾンビ(あ、しゃべるタイプもいますけど)が 実は時代、社会、人間心理を雄弁に語っていたことの驚き。 大切なことは全部ゾンビから学べ! 」 (大槻ケンヂ氏 帯文コメントより) 留まることを知らず、増殖・変化し続ける「ゾンビ」のイメージ。 彼らはどこで生まれ、どこへ歩みを進めていくのか。 ゾンビを人類学・民俗学的に考察し、 西欧帝国主義や現代資本主義の文脈で捉え直した、超一級のゾンビ文化論。 「ゾンビ」という呼称の語源から、意味の変遷、 タヒチに「実在した」ゾンビの女性、 1930年代のごく初期の映画やパルプ誌での表現など、 ゾンビに関するマニアックな知識も満載。 すべてのゾンビファンに贈る必携の一冊です。 【目次】 第1章 Zombiから「ゾンビ(Zombie)」へ ラフカディオ・ハーンとウィリアム・シーブルック 第2章 ハイチの幻霊 西洋におけるゾンビの原点 第3章 パルプ小説ゾンビの出現 第4章 第一次ゾンビ映画ブーム 『恐怖城』から『ブロードウェイのゾンビ』まで 第5章 フェリシア・フェリックス=メントール 「本物の」ゾンビ 第6章 1945年以降 ゾンビの軍団化 第7章 ゾンビ黙示録(アポカリプス) ロメロの再始動とイタリア製ホラー 第8章 そして世界へ ロジャー・ラックハースト(Roger Luckhurst) ロンドン大学バークベック・カレッジの現代文学教授。 映画、ホラー、サイエンス・フィクション、ゴシック文学などの分野で多くの著書、編書を手掛けている。 直近の作品にはBFIフィルム・クラシックス・シリーズの研究書『Alien(エイリアン)』(2014)、『The Shining(シャイニング)』(2013)のほか、『The Mummy's Curse: A True History of a Dark Fantasy(ミイラの呪い:ダーク・ファンタジーの本当の歴史)』(2012)がある(いずれも未邦訳)。
-
ゾンビサバイバルガイド
¥1,980
『ゾンビサバイバルガイド』 マックス・ブルックス / 卯月音由紀 訳 / 森瀬繚 翻訳監修 B6変型判、368ページ 『ワールド・ウォー・Z』の著者による全世界200万部のベストセラー、ついに翻訳! 【全人類必携!!】 人類最大の脅威――ゾンビ襲撃から一般市民が生きのびるために!!! [本書で学べること] ・ゾンビの性質、身体的特徴、行動パターン ・ゾンビと戦うための適切な武器、戦闘技術 ・ゾンビへの攻撃法 ・ゾンビからの完全な防御法 ・ゾンビ大発生中の逃亡法 これさえあれば、ゾンビの跋扈する世界を生き抜ける! ! 『ニューヨークポスト』『エクスクァイア』も絶賛のエンタテイメント読本!
-
サム・ライミのすべて
¥1,980
『サム・ライミのすべて』『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』への軌跡 A5判 縦210mm × 横148mm 160ページ マーベル映画最新作『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』の監督サム・ライミのすべてがわかる日本で初めての本! 『死霊のはらわた』で一躍80年代ホラーを代表するカルト監督に。『スパイダーマン』3部作など成功をおさめつつもプロデューサーとして若手ホラー作家のフックアップを続けてきた名匠、サム・ライミ。9年ぶりとなる新作としてマーベル映画『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』発表。そんなライミの全貌に迫った日本ではじめての一冊。ライミを語るには本書を避けては通れません! 目次 ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス サム・ライミ監督インタヴュー 鼎談 サム・ライミとは何者なのか (柳下毅一郎・高橋ヨシキ・てらさわホーク) Biography アイディアとそれを実現する力――サム・ライミはいかにして映画監督となったか (高橋ヨシキ) イラストエッセイ『死霊のはらわた』シリーズ (児嶋都) Filmography クロス・レヴュー『死霊のはらわた』 80年代スプラッター・ブームの起爆剤となった伝説のデビュー作 (伊東美和)/〈スプラッター資本主義〉のはらわた――四肢切断はメッセージ (後藤護) 不遇なスラップスティック・コメディの佳作――『XYZマーダーズ』 (森本在臣) 起死回生の勝負作――『死霊のはらわたⅡ』 (山崎圭司) 闇に生きる――『ダークマン』 (柳下毅一郎) ライミの深奥に潜むもの 視覚的快楽の結晶『死霊のはらわたⅢ キャプテン・スーパーマーケット』 (ヒロシニコフ) 「アメリカ人によるマカロニ・ウェスタン」の先がけ――『クイック&デッド』 (長谷川町蔵) 白いフィルム・ノワール――『シンプル・プラン』 (真魚八重子) ダンス・ウィズ・ケヴィン・コスナー――『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』 (木津毅) 喪失と再生の物語――『ギフト』 (児玉美月) マーベル映画の「リアル」と「キャンプ」――『スパイダーマン』 (てらさわホーク) ライミ映画およびアメコミ映画のひとつの到達点――『スパイダーマン2』 (森本在臣) 絵空事が現実に負けた第三作――『スパイダーマン3』 (中沢俊介) コンテンポラリーなホラー映画が浮き彫りにした絶望――『スペル』 (高橋ヨシキ) 〈エメラルド神智主義〉――神智学とショー・ウィンドーと『オズ』の関係――『オズ はじまりの戦い』 (後藤護) アッシュが30年ぶりに帰ってきた!――『死霊のはらわた リターンズ』 (森本在臣) Interview (清水崇) 論考・コラム ゴーストハウス・ピクチャーズ (山崎圭司)/『死霊のはらわた』という発明 (ヒロシニコフ)/ライミ映画のマンガ性 (てらさわホーク)/サム・ライミ映画のアメコミ展開~アッシュの奇妙な冒険~ (中沢俊介) ライミの周辺人物たち ブルース・キャンベル(長谷川町蔵)/スコット・スピーゲル(ヒロシニコフ)/コーエン兄弟(長谷川町蔵)/ダニー・エルフマン(長谷川町蔵)/テッド&アイヴァン(森本在臣) 対談 アフター・ライミ~ライミ以降の映画作家たち (山崎圭司・ヒロシニコフ) ライミ関連作品リスト
-
『〈主婦〉の学校』AFTER BOOK
¥2,090
『『〈主婦〉の学校』AFTER BOOK』 kinologue 編 A5変型判 縦189mm × 横138mm 100ページ これまであるようでなかった「映画の『その後』を語る本」とは、映画をつくった後、つくった人はどうなったのか。映画を観た後、観た人には何が起きたのか。映画をつくった人や観た人が「その後」を語る本。 【AFTER THE CINEMA 映画の「その後」を語る本】第2弾は、 ジェンダーギャップ指数ランキング12年連続1位(2021年※日本は同120位) ジェンダー平等先進国・北欧アイスランドから届いたドキュメンタリー映画 『〈主婦〉の学校』(2021年10月より全国上映中) アイスランドで創立80周年を迎えた男女共学の家政学校「主婦の学校」は、調理・洗濯・掃除・裁縫・編み物・アイロンがけなど生活全般にわたる家事の基本から、衣服の修理や食品ロス削減などのサステイナブルなことまで実践的に教えている。良き主婦になるためではなく「いまを生きる」ための知恵と技術を身につけるこの学校の学びは、家で過ごすことが多くなったコロナ禍の私たちに〈主婦〉とは何か、暮らしや家事のあり方を柔らかく問いかけている。 映画の「その後」を語る本書は、公開後に寄せられた ◎「主婦の学校」やアイスランドについてもっと知りたい! ◎日本における家事の学び=家庭科は今、どんなことになっているの? ◎もし日本に「主婦の学校」があったら・・・ などの感想・疑問・願望にお応えし、映画を観るだけでは終わらない、 「自分のことが自分で出来るようになる」楽しさを見出すことができる1冊! ★初版特典:本編オンライン視聴リンク 目次 CONTENTS 目次 本書は、映画と3つの「その後」で構成でされています。 映画からでも「その後」からでも、ご自由にどうぞ。 【FILM 映画編】 この映画は、どんなことを伝えようとしていて、どんな人たちによって作られ、そして、どのようにして、日本に、あなたのお手元に、届けられてきたのでしょうか。 07 イントロダクション 09 ストーリー 11 監督インタビュー /スタッフ&キャスト 15 配給裏話 【AFTERWARDS 1:LEARNING その後①:教養編】 映画に描かれていないところも含め、詳細な授業内容や校長先生の言葉、学校訪問記から、「主婦の学校」にたっぷりと迫っていきます。また、この学校が80年存続する背景にあるアイスランドの社会や文化について、そこに暮らす人たちの生活実感も交えてまなびましょう。 25 「主婦の学校」について 校長先生インタビュー(聞き手:佐光紀子さん=翻訳家・家事研究家 『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』他著) 学校訪問記(アイスランド在住・小倉悠加さん) 43 アイスランドについて アイスランドの歴史とジェンダー平等への歩み 「女性の休日」について(アイスランド在住・小倉悠加さん) ステファン・ホイクル・ヨハネソン駐日アイスランド大使に聞く アイスランドの家しごと事情(アイスランド在住・荒寛子さん) 【AFTERWARDS 2:UNDERSTANDING その後②:理解編 】 対して、日本にいる私たちは、どのように家しごとを学んできたのでしょうか。思い出すのは家庭科のこと。いまの家庭科は何を教え、伝えているのか?そして、大人になった私たちが、いまこそ学びたい家しごととは? 55 コラム「困難な時代を生き抜くための知恵と技術習得の場を求めて」 (堀内かおる先生=横浜国立大学教授、日本家庭科教育学会会長) 57 いま、家庭科が伝えたいこと〜現役家庭科教員座談会 (大場広子先生・佐藤誠紀先生・藤村有里先生) 65 映画を観た人50人に聞きました!「学びたい家しごと」アンケート 【AFTERWARDS 3: PRACTICING その後③:実践編】 日本版「主婦の学校」を誌面開校します。家しごとのプロフェッショナル4人に伺った、この学校の先生になるとしたら、教えたいこと、伝えたいこと。動画も見ながら、さぁ、やってみましょう! 73 1時限目 ダーニング:野口光さん(テキスタイルデザイナー、 『野口光が教える一生使えるダーニング術』他著) 開講講座★動画「はじめての、俺の、わたしのダーニング」 79 2時限目 洗濯:中村祐一さん(洗濯家、NHKまる得マガジン「おうちで極上!洗濯術」講師) 基礎講座★動画「はじめてまなぶ、洗濯のキホン」 85 3時限目 整理収納・掃除:山﨑美津江さん(家事アドバイザー・相模友の会会員、『帰りたくなる家 家の整理は心の整理』他著) 91 4時限目 料理:小嶋あゆみさん(料理家、「暮らしの学校」校長) kinologue(キノローグ) 2011年よりkino(映画)でdialogue(対話)するワークショップ=kinologue(キノローグ)を主宰。2014年より北欧に特化した映画配給を始め、フィンランド映画『365日のシンプルライフ』(2014)『劇場版ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション』(2015)『ファブリックの女王』(2016)『サウナのあるところ』(2019)、アイスランド映画『YARN 人生を彩る糸』(2017)『〈主婦〉の学校』(2021)を共同/単独配給(カッコ内劇場公開年)。2020年に出版レーベル・kinologue booksを立ち上げ、【AFTERTHE CINEMA 映画の「その後」を語る本】シリーズを刊行、第1弾として『365日のシンプルライフ』DVDブックを出版。映画を「観る」だけで終わらない楽しさを探求する。
-
『365日のシンプルライフ』AFTER BOOK
¥1,100
『『365日のシンプルライフ』AFTER BOOK』 kinologue 編 A5変型判 縦189mm × 横138mm 80ページ これまであるようでなかった「映画の『その後』を語る本」とは、映画をつくった後、つくった人はどうなったのか。映画を観た後、観た人には何が起きたのか。映画をつくった人や観た人が「その後」を語る本。 【AFTER THE CINEMA 映画の「その後」を語る本】と題したシリーズ第1弾は、 2014年に全国のミニシアターで公開し、スマッシュヒットとなったフィンランド映画『365日のシンプルライフ』。 自分の持ちモノ全てをリセットし「人生で大切なもの」を見つけ出していく365日の実験生活を描いた本作は劇場公開以降に断捨離・ミニマリスト・北欧のシンプルライフのブームに乗り、 リメイク版ドイツ映画『100日間のシンプルライフ』(2020)公開や コロナ禍でのおうち時間に実験フォロワーが現れるなど、 2020年代も配信でロングヒット中! 映画の「その後」を語る本「AFTER BOOK」は、コロナ禍以降の暮らしのヒントになります。 目次 ・ABOUT THE FILM:映画について ・365 ITEMS:365個のリスト(日本語版) ・INTERVIEW:「モノの向こうには必ず人がいる」ー大九明子(映画監督、TVドラマ『捨ててよ、安達さん。』監督・脚本) ・BEHIND THE SCENE:配給裏話 ・CASE 1:「モノは100個あれば100個の片づけ、100個のメンテナンスを要求します」ー鈴木菜央(NPO法人グリーンズ代表理事・greenz.jp編集長) ・CASE 2:「最近のモットーは『侘しくしない』なんです」ー柳本あかね(茜夜店主、『小さな家の暮らし』著者) ・DIRECTOR AFTER THE CINEMA:ペトリ・ルーッカイネン監督の「その後」 ・CASE 3:「人にもモノにも恵まれている、助けられていることに気づかされていく」ー佐々木典士(作家/編集者、『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』著者) ・CASE 4:「幸せのハードルが下がったと思います」ーばっさー(会社員) ・CLEANING DAY:クリーニングデイ 映画の「その後」イベント ・WORKSHOP:上映ワークショップの作り方 前書きなど 映画をつくった後、つくった人はどうなったのか。 映画を観た後、観た人には何が起きたのか。 そんなことを探り、映画の「その後」を語る本です。 今回の映画は『365日のシンプルライフ』。 2014年の劇場公開前後から2020年のコロナ禍に至るまでの話と、つくった人=ペトリ・ルーッカイネン監督と観た人が「その後」を語ります。 kinologue(キノローグ) 2011年よりkino(映画)でdialogue(対話)するワークショップ=kinologue(キノローグ)を主宰。2014年より北欧に特化した映画配給を始め、フィンランド映画『365日のシンプルライフ』(2014)『劇場版ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション』(2015)『ファブリックの女王』(2016)『サウナのあるところ』(2019)、アイスランド映画『YARN 人生を彩る糸』(2017)『〈主婦〉の学校』(2021)を共同/単独配給(カッコ内劇場公開年)。2020年に出版レーベル・kinologue booksを立ち上げ、【AFTERTHE CINEMA 映画の「その後」を語る本】シリーズを刊行。映画を「観る」だけで終わらない楽しさを探求している。 https://kinologue.com/
-
映画を早送りで観る人たち
¥990
『映画を早送りで観る人たち』ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形 稲田豊史 新書判、304ページ 現代社会のパンドラの箱を開ける! なぜ映画や映像を早送り再生しながら観る人がいるのか――。 なんのために? それで作品を味わったといえるのか? 著者の大きな違和感と疑問から始まった取材は、やがてそうせざるを得ない切実さがこの社会を覆っているという事実に突き当たる。一体何がそうした視聴スタイルを生んだのか? いま映像や出版コンテンツはどのように受容されているのか? あまりに巨大すぎる消費社会の実態をあぶり出す意欲作。 目次 序章 大いなる違和感 第1章 早送りする人たち ――鑑賞から消費へ 第2章 セリフで全部説明してほしい人たち ――みんなに優しいオープンワールド 第3章 失敗したくない人たち ――個性の呪縛と「タイパ」至上主義 第4章 好きなものを貶されたくない人たち ――「快適主義」という怪物 第5章 無関心なお客様たち ――技術進化の行き着いた先 おわりに 稲田豊史(いなだとよし) 1974年、愛知県生まれ。ライター、コラムニスト、 編集者。 横浜国立大学経済学部卒業後、映画配給会社の ギャガ・コミュニケーションズ(現ギャガ)に入社。 その後、キネマ旬報社でDVD業界誌の編集長、書籍編集者を経て、 2013年に独立。著書に『セーラームーン世代の社会論』(すばる舎リンケージ)、 『ドラがたりのび太系男子と藤子・F・不二雄の時代 』(PLANETS)、 『ぼくたちの離婚』(角川新書)、『「こち亀」社会論 超一級の文化史料を読み解く』(イースト・プレス)。 近著に『オトメゴコロスタディーズ フィクションから学ぶ現代女子事情』(サイゾー)がある。
-
「未熟さ」の系譜 宝塚からジャニーズまで
¥1,705
『「未熟さ」の系譜』宝塚からジャニーズまで 周東美材 四六変型判 縦191mm × 横128mm 288ページ わたしたちはなぜ、未完成なスターを求めるのか? 若さや親しみやすさで人気を得るアイドル、ジュニアから養成されるジャニーズ、音楽学校入試が毎年報じられる宝塚歌劇団……成長途上ゆえのアマチュア性が愛好される芸能様式は、いかに成立したのか。近代家族とメディアが生んだ「お茶の間の人気者」から日本文化の核心を浮き彫りにする、気鋭の社会学者による画期的論考。 目次 1章 童謡 2章 宝塚 3章 渡辺プロダクション 4章 ジャニーズ 5章 グループ・サウンズ 6章 スター誕生! 終章 「未熟さ」の系譜 あとがき 初出・関連研究一覧
-
愛蔵版 お楽しみはこれからだ PART4
¥2,970
『愛蔵版 お楽しみはこれからだ PART4』 和田誠 A5判、256ページ 箱入り イラストレーター・グラフィックデザイナーとして活躍し、さらにエッセイスト・映画監督・作曲家など多彩な顔をもつ和田誠(1936–2019)の代表作にして、映画エッセイの名著が愛蔵版で復活! 書き下ろしエッセイ=白井佳夫 記憶に残る〈映画の名セリフ〉をイラストレーションとともに紹介する本シリーズは、「キネマ旬報」で1973年から23年のあいだ断続的に連載され、全7巻の単行本にまとまり長年映画ファンに愛されてきた。今回オリジナルのまま再現した本体を函に入れた特別仕様で復刊、各巻に書き下ろしエッセイを掲載した栞を付す。 和田誠(ワダマコト) 1936年大阪生まれ。多摩美術大学図案科(現・グラフィックデザイン学科)卒業。1959年デザイン会社ライトパブリシティ入社。68年よりフリーのイラストレーター、デザイナーとして活躍。タバコ「ハイライト」のデザイン、「週刊文春」の表紙イラストレーション、2000冊以上の書籍の装丁を手がける。著書は200冊以上にのぼる。映画に関する著書も多く『お楽しみはこれからだ(全7巻)』『シネマッド・ティーパーティ』、『たかが映画じゃないか』(山田宏一との共著)、『これもまた別の話』(三谷幸喜との共著)など。映画監督として『麻雀放浪記』『快盗ルビイ』『怖がる人々』『真夜中まで』などの作品がある。2019年逝去。
-
町あかりの『男はつらいよ』全作品ガイド
¥1,760
『町あかりの『男はつらいよ』全作品ガイド』 町あかり 四六判、184ページ 人生の大切なことは寅さんが教えてくれた 「2011年に寅さんがいたら東北を訪れるのかな。2020年のコロナ禍も、寅さんはなんて言ってみんなを励ますだろう。これからも、たとえどんなことが起きても、四角いトランクを持った寅さんが笑顔で現れてくれるような、そんなことを妄想するのです。(本文より)」 『男はつらいよ』全50作品、昭和歌謡をこよなく愛する女性シンガーがその魅力を書き下ろす!
-
ショットとは何か
¥2,420
『ショットとは何か』 蓮實重彦 四六判、304ページ グリフィス、ジョン・フォード、ドン・シーゲルから小津安二郎、コッポラ、トニー・スコット、デイヴィッド・ローリーら映画監督。スタンダード、ヴィスタヴィジョン、シネマスコープなどスクリーンの変遷。FOX、MGM、ワーナーブラザース、パラマウント等スタジオの歴史など。映画を彩るさまざまな要素をわかりやすく解説し、自身の映画体験と重ねて始めて語られる「ショット論」。世界中の映画ファン、必読かつ垂涎の書。 蓮實重彦(ハスミシゲヒコ) 仏文学者、映画批評家、文芸批評家、小説家。1936年、東京都生まれ。東京大学仏文学科卒業。パリ大学にて博士号取得。東京大学教授を経て、東京大学第26代総長。78年、『反=日本語論』で読売文学賞、89年、『凡庸な芸術家の肖像』で芸術選奨文部大臣賞、2016年、『伯爵夫人』で三島由紀夫賞を受賞。1999年にはフランス芸術文化勲章コマンドールを受章する。著書に『夏目漱石論』『表層批評宣言』『映画論講義』『「ボヴァリー夫人」論』他多数がある。
-
レオス・カラックス 映画を彷徨うひと
¥3,520
『レオス・カラックス』映画を彷徨うひと フィルムアート社編集部 編 A5判、463ページ 1980年代フランス映画に彗星のように現れた、恐るべき子供(アンファン・テリブル)の軌跡を、最新作『アネット』の衝撃とともに、いま改めて再考する。 全監督作品評論、諸テーマをめぐる論考・対談とともに、レオス・カラックス監督と関係者へのオリジナル・インタビューをこの1冊に凝縮。 鮮烈なデビュー以来、現在に至るまでわずか6本の長編作品を手掛けただけの寡作でありながら、ゴダール以後の映画史において、最も重要な作家の一人として世界中で称賛を集めるレオス・カラックス。 この1人の映画作家は、この半世紀近くの映画制作のなかで何を考え、それらをいかに「シネマ」へと昇華させてきたのか。そして、その思考はいま、どこへ向かおうとしているのか。 全監督作品評論、多様なテーマによる各種論考・対談、そして監督本人を含むスタッフ・俳優へのインタビューとともに、現代映画の先端を走るレオス・カラックスの才能を改めて思考するための一冊。 【インタビュー】 レオス・カラックス、ドニ・ラヴァン(俳優)、キャロリーヌ・シャンプティエ(撮影監督)、エルワン・ケルザネ(録音技師)、ネリー・ケティエ(編集技師) *聞き手・構成=佐藤久理子、澁谷悠 【執筆者】 青山真治、赤坂太輔、磯見俊裕、伊藤洋司、入江哲朗、梅本健司、海野敦、大九明子、荻野洋一、菊地健雄、木下千花、葛生賢、黒岩幹子、五所純子、佐藤久理子、澁谷悠、須藤健太郎、角井誠、槻舘南菜子、土田環、中村哲也、西嶋憲生、新田孝行、野中モモ、野本史生、蓮實重彥、濱口竜介、原田麻衣、樋口泰人、彦江智弘、廣瀬純、藤井仁子、降矢聡、堀潤之、町山広美、三浦哲哉、宮代大嗣、村尾泰郎、結城秀勇、マルコス・ウザル レオス・カラックス (Leos Carax) 1960年、パリ郊外のシュレンヌ出身。先見的でミステリアス、カラックスは監督としての卓越した演出力を示して、過去35年のフランス映画界で最も美しい瞬間の数々を生み出してきた。弱冠24歳で、カラックスは魅惑のパリが醸しだす都市の夜の美しさから3部作を作り始める。モノクロで撮られた『ボーイ・ミーツ・ガール』(1984年)で長編映画監督デビュー。つづく『汚れた血』(1986年)はリズムと愛への賛歌であり、カラックスはこの作品で激しい感情表現のスタイルを確立し、初めて国際的な成功をおさめた。1991年には、最も野心的な作品『ポンヌフの恋人』を発表する。8年の沈黙の後、『ポーラX』(1999年)でカラックスは再びカンヌ映画祭のコンペティションに戻ってきた。2012年、現実に魔法をかけ、日常の世界にファンタジーをもちこんだ迷宮的な映画体験である『ホーリー・モーターズ』で、再度カンヌのコンペティションに返り咲く。
-
愛蔵版 お楽しみはこれからだ PART3
¥2,970
『愛蔵版 お楽しみはこれからだ PART3』 和田誠 A5判、256ページ 箱入り イラストレーター・グラフィックデザイナーとして活躍し、さらにエッセイスト・映画監督・作曲家など多彩な顔をもつ和田誠(1936–2019)の代表作にして、映画エッセイの名著が愛蔵版で復活! 書き下ろしエッセイ=平野レミ 記憶に残る〈映画の名セリフ〉をイラストレーションとともに紹介する本シリーズは、「キネマ旬報」で1973年から23年のあいだ断続的に連載され、全7巻の単行本にまとまり長年映画ファンに愛されてきた。今回オリジナルのまま再現した本体を函に入れた特別仕様で復刊、各巻に書き下ろしエッセイを掲載した栞を付す。 *次回配本 『お楽しみはこれからだPART4』2022年4月刊 和田誠(ワダマコト) 1936年大阪生まれ。多摩美術大学図案科(現・グラフィックデザイン学科)卒業。1959年デザイン会社ライトパブリシティ入社。68年よりフリーのイラストレーター、デザイナーとして活躍。タバコ「ハイライト」のデザイン、「週刊文春」の表紙イラストレーション、2000冊以上の書籍の装丁を手がける。著書は200冊以上にのぼる。映画に関する著書も多く『お楽しみはこれからだ(全7巻)』『シネマッド・ティーパーティ』、『たかが映画じゃないか』(山田宏一との共著)、『これもまた別の話』(三谷幸喜との共著)など。映画監督として『麻雀放浪記』『快盗ルビイ』『怖がる人々』『真夜中まで』などの作品がある。2019年逝去。
-
作家主義[新装改訂版]
¥4,620
『作家主義[新装改訂版]』映画の父たちに聞く カイエ・デュ・シネマ編集部 編 奥村昭夫 訳 / 須藤健太郎 監修 A5判、600ページ ルノワール、ヒッチコック、ホークスら「映画の父たち」に、ロメール、トリュフォー、ゴダールら「映画の息子(ヌーヴェル・ヴァーグの作家)たち」が聞く映画の極意 現代の映画作家や批評家に多大な影響を与え、映画史を学ぶうえで今もなおその意義の薄れない名著、待望の復刊! まだ映画監督ではなかったエリック・ロメール(モーリス・シェレール)、ジャック・リヴェット、フランソワ・トリュフォーらヌーヴェル・ヴァーグの作家たちが、映画の黄金時代を築いたジャン・ルノワール、ロベルト・ロッセリーニ、ハワード・ホークスといった巨匠たちの演出に迫るインタビュー本。 ハワード・ホークスやアルフレッド・ヒッチコック、オーソン・ウェルズといったハリウッドの巨匠たちだけでなく、カール・Th・ドライヤーやロベール・ブレッソンらヨーロッパの孤高の監督たちの声も収録。インタビュイーは他にジャン・ルノワール、ロベルト・ロッセリーニ、フリッツ・ラング、ルイス・ブニュエル、ミケランジェロ・アントニオーニが並び、「映画の父たち」の多様な考え方や演出術を学ぶことができます。インタビュアーには、エリック・ロメール、ジャック・リヴェット、フランソワ・トリュフォー、ジャン゠リュック・ゴダールといったヌーヴェル・ヴァーグの作家たちのほかに、彼らよりも年長のジャック・ベッケル、そしてヌーヴェル・ヴァーグの作家たちを精神的に支えたアンドレ・バザンも参加。映画の古典の蓄積を学べるだけでなく、現代映画の出発点も感じられることでしょう。 リブロポートより1985年に刊行された『作家主義 映画の父たちに聞く』(原著『La Politique des auteurs』(1972年刊))の復刊となる本書は、映画史を学ぶうえで欠かすことのできない貴重な資料として、現代に至るまでたくさんの映画作家、批評家に多大な影響を与えてきました。 約40年ぶりの刊行となる本書でも、訳者の奥村昭夫による詳細な注釈を収録。より深い学びと新しい発見を後押しします。また、リブロポート版では抄訳だったセルジュ・ダネーによる序文「結局」(リブロポート版の邦題は「結局のところ」)の全訳を収録。加えて、「結局」の全訳と監修を担当した映画批評家の須藤健太郎による解説も収録しています。ヌーヴェル・ヴァーグとは何だったのかを再考する機会となるだけでなく、奥村昭夫の仕事や本書の意義を知るきっかけとなるはずです。 トリュフォーやゴダールがまだ「若手急進派」だった時代の『カイエ・デュ・シネマ』誌の熱量をそのままに、映画の黄金時代をつくった巨匠たちの生の言葉がいま蘇ります。 目次 結局 セルジュ・ダネー ●ジャン・ルノワールに聞く 聞き手:ジャック・リヴェット、フランソワ・トリュフォー ●ロベルト・ロッセリーニに聞く 聞き手:[その1]モーリス・シェレール(エリック・ロメール)、フランソワ・トリュフォー 聞き手:[その2]フレイドゥン・ホヴェイダ、エリック・ロメール ●フリッツ・ラングに聞く 聞き手:ジャン・ドマルキ、ジャック・リヴェット ●ハワード・ホークスに聞く 聞き手:ジャック・ベッケル、ジャック・リヴェット、フランソワ・トリュフォー ●アルフレッド・ヒッチコックに聞く 聞き手:[その1]クロード・シャブロル、フランソワ・トリュフォー 聞き手:[その2]ジャン・ドマルキ、ジャン・ドゥーシェ ●ルイス・ブニュエルに聞く 聞き手:アンドレ・バザン、ジャック・ドニオル゠ヴァルクローズ ●オーソン・ウェルズに聞く 聞き手:アンドレ・バザン、シャルル・ビッチ、ジャン・ドマルキ ●カール・Th・ドライヤーに聞く 聞き手:ミシェル・ドラエ ●ロベール・ブレッソンに聞く 聞き手:ミシェル・ドラエ、ジャン゠リュック・ゴダール ●ミケランジェロ・アントニオーニに聞く 聞き手:ジャン゠リュック・ゴダール 訳者あとがき 監修者解説 前書きなど ヌーヴェル・ヴァーグの世代は運がよかった。敵を作ることができたし、それに長いこと敵を手放さなかった。敵がいるというのは特権で、だれもがそれに恵まれるわけではない。たとえば次の世代には敵はいなかったし、ある意味では敵がいればいいのにとかれらはずっと思うことになる。ヌーヴェル・ヴァーグはのしあがっては押しかえされ、罵詈雑言を吐いては嫌われ、法を打ち立てては追われる身となった。ヌーヴェル・ヴァーグが成り上がりを目指す空疎な圧力団体にすぎなかったとしても、そんなものならたちまち消え去ってしまったことだろう。――「結局」(セルジュ・ダネー)より ※完訳初収録 奥村昭夫(オクムラテルオ) 1943年生まれ。翻訳家。1960年代後半から1970年代初頭にかけて『猶予もしくは影を撫でる男』、『三人でする接吻』、『狂気が彷徨う』といった実験的な映画を監督。その後、『気狂いゴダール』(ミシェル・ヴィアネイ著、三一書房、1976年)、『ジャン・ルノワール』(アンドレ・バザン著、フランソワ・トリュフォー編、フィルムアート社、1980年)、『ゴダール/映画史』全2巻(筑摩書房、1982年。のちに文庫化『ゴダール映画史(全)』ちくま学芸文庫、2012年)、『ゴダール全評論・全発言』全3巻(筑摩書房、1998年・2004年)などを翻訳。2011年、死去。 須藤健太郎(スドウケンタロウ) 1980年生まれ。映画批評家。現在、東京都立大学人文社会学部助教。著書に『評伝ジャン・ユスターシュ』(共和国、2019年)、訳書に『映画の前衛とは何か』(ニコル・ブルネーズ著、現代思潮新社、2012年)、『エリー・フォール映画論集 1920‐1937』(エリー・フォール著、ソリレス書店、2018年)。
-
自叙伝 ミスター・スポック
¥3,300
SOLD OUT
『自叙伝 ミスター・スポック』 バルカンのスポック ウーナ・マコーマック 編 / 有澤真庭 訳 岸川靖 監修 四六判 縦196mm × 横135mm 320ページ 「長寿と繁栄を」──バルカンのスポック 惑星連邦の伝説的人物、その人生―― 〈U.S.S.エンタープライズ〉での5年間に及ぶ深宇宙への探査、 祖国の統一、地球、バルカンへの思い―― 連邦のすべての民から尊敬されたレジェンドが、初めて明かす心の裡―― バルカン、さらには〈U.S.S.エンタープライズ〉の日々が、細部にわたりみずみずしく呼び覚まされる。 宇宙艦隊きっての傑出した士官にして、最も高名なる惑星連邦市民ミスター・スポックが、これまでの人生を振り返る。 マイケル・バーナムとともにバルカンで送った少年時代、論議を呼んだ宇宙艦隊アカデミー入学、カークとパイク両船長に仕えた〈U.S.S.エンタープライズ〉時代、そして外交活動および大使として果たした役目を、ロミュラスでの隠密行動をもふくめ、つまびらかにたどっていく。 スポック一流の語り口により、サレク、マイケル・バーナム、クリストファー・パイク、ジェームズ・T・カーク、ドクター・マッコイら、彼の人生に最も深く関わった面々との関係に、いまはじめて光を当てる。 本書はバルカンのスポックよりジャン=リュック・ピカードに託された〈叡智の書〉を元に編纂されたものです。 〈目次〉 出発点──2387年 バルカン星シカー市 RO'FORI 第一部 ローフォリ[情報]──2230~2254年 アマンダ/マイケル/トゥプリング/サイボック/スラク FAI-TUKH 第二部 ファイ・トゥク[知識]──2254~2293年 天使/パイク/〈エンタープライズ〉/〝ボーンズ〟/サービック KAU 第三部 カウ[叡智]──2293~2387年 バレリス/パーデック/サレク/ピカード/ジム 終点──2387年 ロミュラン領域に接近中 レナード・マッコイ特製レシピ――ビーンシチュー/ミントジュレップ 276 編集後記――ジャン=リュック・ピカード 謝辞――ウーナ・マコーマック 282 解説――スポックがピカードへ送った〈叡智の書〉。それは〝正史〟にこだわって綴られた彼の人生における重要人物との思い出を振り返った自叙伝だった。 岸川 靖 訳者あとがき 用語解説 バルカンのスポック 2230年生まれ。バルカン出身。母は地球人のアマンダ・グレイソン、父は科学者であり外交官であったヴァルカン人のサレク。 23世紀後半、〈U.S.S.エンタープライズ〉に乗務、クリストファー・パイク大佐のもとで科学士官を、ジェイムズ・T・カーク大佐のもとでは副長と科学士官を務めた。また、エンタープライズが訓練船として保有されている時期には指揮官を務めた。23世紀後半は惑星間の外交に力を注ぎ、長く惑星連邦と対立関係にあったクリンゴン帝国やロミュラン帝国などとの和平に向けて大きく貢献した。2387年、ある恒星が超新星爆発をしそうだという事が判明。ロミュラスを含む近隣の惑星の破壊の危機を救うために向かい、見事成し遂げる。しかし、その際に行方不明となり、現在においても生死は不明である。 ウーナ・マコーマック ウーナ・マコーマックの著作には『自叙伝 キャスリン・ジェインウェイ』(小社刊)、『スター・トレック』のオリジナル小説『The Lotus Flower』(『The Worlds of Star Trek: Deep Space Nine』の一部)、『Hollow Men』『The Never-Ending Sacrifice』『Brinkmanship』『The Missing』、ニューヨーク・タイムスのベストセラー『The Fall: The Crimson Shadow』、『Enigma Tales』『The Way to the Stars』『The Last Best Hope』、『ドクター・フー』のオリジナル小説『The King’s Dragon』『The Way Through the Woods』『Royal Blood』『Molten Heart』等がある。マコーマックは長年のパートナーであるマシュー、娘のヴェリティとともに英国ケンブリッジに在住。
-
おさる日記
¥1,540
『おさる日記』 文・和田誠 絵・村上康成 240mm × 190mm 47ページ お父さんからのおみやげは小さなおさる。だんだん人間らしくなっていくようすを、小学生のぼくの日記として書いた奇想天外な話。 和田誠 1936年、大阪に生まれる。イラストレーター、グラフィックデザイン、映画監督、作詩作曲もし、童話やショートショートも書くなど活動範囲は広い。作品に『ことばのこばこ』『ねこのシジミ』『かいぞくのうた』『がいこつ』『とぶ』『装丁物語』などがある。 村上康成 1955年、岐阜県に生まれる。絵本、ワイルドライフアート、オリジナルグッズなど多方面で活躍中。作品に『なつはうみ』『イルカの風』『星空キャンプ』『さかなつりにいこう!』、「ピーマン村の絵本たち」シリーズ、『ピンクのいる山』、『あいうえおのうた』などがある。
-
ギレルモ・デル・トロのナイトメア・アリー
¥4,180
『ギレルモ・デル・トロのナイトメア・アリー 』ある「怪物(おとこ)」の悲しき物語とその舞台裏 ジーナ・マッキンタイヤー A4変型判、160ページ 【初回限定生産:2,500部】 この映画は怪しく光る漆黒のブラック・ダイヤモンド。 その輝きに映し出されるのは、あなた自身の真の姿だ。 ──ギレルモ・デル・トロ(序文より) アカデミー賞作品賞・監督賞のW受賞から5年── 様々なモンスターを描いてきたギレルモ・デル・トロ監督の最新作は敬愛する『フランケンシュタイン』や『フリークス』へのオマージュを捧げた、渾身のヒューマン(怪物)・ドラマ。 デル・トロならではのめくるめく見世物小屋の世界と、きらびやかで欲望と虚栄心が渦巻く成功者たちの悍ましき世界。 人には言えない“過去”を背負う男が、この2つの世界を渡り歩き、その野心と虚栄心で成り上がる行く末にあるものとは。 本物の「モンスター」が今、その姿を見せる。 自身の監督デビュー作『クロノス』でのロン・パールマンとの出会いが、本作の映画化を実現させ、名優ブラッドリー・クーパーとの二人三脚が、デル・トロの新しい世界を生み出した……など、ここでしか語られない、制作秘話が満載。 デル・トロの創作ノートを含む、貴重なビジュアルも多数掲載。
-
ギレルモ・デル・トロ
¥3,300
『ギレルモ・デル・トロ』モンスターと結ばれた男 イアン・ネイサン / 阿部清美 訳 B5変型判、240ページ 「僕はずっと信じてきた。アイデアと映像の創作によって、ファンタジーたる何かを真実にすることができるんだってね」 現代映画界で異彩を放ち続ける鬼才ギレルモ・デル・トロ。 最新作『ナイトメア・アリー』『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』に至るまでの、人生と(未完の映画を含む)全ての作品を解き明かす決定的評伝! モンスターや魔術を偏愛した幼少期、デル・トロはH・P・ラヴクラフトの小説やルイス・ブニュエルの映画、『ウルトラマン』などの日本の作品に胸をときめかせながら成長した。弱冠23歳にしてアルフレッド・ヒッチコックについての大著を出版。長編監督作『クロノス』で華々しくデビューした後、『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』『シェイプ・オブ・ウォーター』などでの成功を経て、現代を代表する映画作家の一人となる。 本書では、彼の生い立ちから現在に至るまでの軌跡を網羅的に紹介。長編監督作全ての制作背景やテーマ、俳優やスタッフとの協働の様子がまとめられており、デル・トロ本人の発言から影響を受けた作品や制作秘話も楽しむことができる。資料に基づいた考察は、デル・トロのコアなファンに新しい発見をもたらすだけでなく、これから作品に親しむ人にも入門書として楽しめる内容になっている。 膨大な知識量を誇り、尽きることのない情熱を燃やし続けるこのメキシコ生まれの映画監督は、魔術師でありオタクという他に類を見ない存在だ 。ホラー、おとぎ話、SF、ゴシック・ロマンス、スーパーヒーロー、ストップモーションアニメーション、フィルムノワールといったジャンルを縦横無尽に駆け巡り、独創的な世界を作り上げていくデル・トロ。本書によって、並外れた想像力の扉が日本の読者に向けて開かれる。 ★豊富なスチール写真に加え、メイキングカットやオフショット、さらには影響を与えた諸作品の資料(スチール、本国のポスター)をフルカラーで多数掲載。 ★映画監督としてだけではなく、小説家、プロデューサーとしての側面についても解説。 ★映画化を夢見続ける『フランケンシュタイン』、撮影までたどり着けなかった『狂気の山脈にて』など多数の未完プロジェクトを詳細に解説。 ★盟友アルフォンソ・キュアロン 、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥとの共同作業について詳述。 【目次】 イントロダクション 1. 昔々、メキシコで 幼少期と『クロノス』(1993) 2. トンネルビジョン 『ミミック』(1997) 3. 未完の仕事 『デビルズ・バックボーン』(2001) 4. 血の滾り 『ブレイド2』(2002) 5. ビッグ・レッド 『ヘルボーイ』(2004)&『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』(2008) 6. 通過儀礼 『パンズ・ラビリンス』(2006) 7. ハイ・コンセプト 『パシフィック・リム』(2013) 8. フリークハウス 『クリムゾン・ピーク』(2015) 9. ラブ・アクアティック 『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017) 10. 夢を紡ぐ者 『ナイトメア・アリー』(2021)&『Pinocchio』(2022)
-
スタンリー・キューブリック 映画ポスター・アーカイヴ
¥3,850
SOLD OUT
『スタンリー・キューブリック 映画ポスター・アーカイヴ』宣伝ポスターまでもコントロールした男 井上由一 A4判、224ページ 完全限定生産1,000部 ※監督デビュー70周年&『時計じかけのオレンジ』製作50周年記念出版! ※増刷はいたしません。 映画の歴史を永遠に変えた天才監督の全貌をポスター・デザインから探る世界初の書籍。 ポスターや配給方法、宣伝コンセプトまでを完全にコントロールした男。 例えば……世界共通のポスター・デザインでも国別の作品ロゴまでキューブリック本人に許可を取る必要があった。 各映画館での動員アベレージを確認し、自作に相応しい上映劇場を選出。映写技師用に上映マニュアルを作成。 日本でも公開当時、大きな話題となった『フルメタル・ジャケット』日本語字幕スーパー翻訳者の交代劇など、その徹底的なコントロールぶりは、各国の配給会社をも震え上げさせてきた。 1951年公開の監督デビュー作『拳闘試合の日』(短編)から70周年を迎えた天才キューブリック、長編全監督作品のオリジナル映画ポスターを世界各国から集結。 撮影中に制作された先行版ポスター、監督が没にした幻のポスター案なども含めた300枚以上を掲載。また公開当時の貴重な宣伝資料の数々も加えた永久保存版ビジュアル・ブック。 <掲載作品> 恐怖と欲望 (1953) Fear and Desire 非情の罠 (1955) Killer's Kiss 現金に体を張れ (1956) The Killing 突撃 (1957) Paths of Glory スパルタカス (1960) Spartacus ロリータ (1962) Lolita 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか (1964) Dr. Strangelove: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb 2001年宇宙の旅 (1968) 2001: A Space Odyssey 時計じかけのオレンジ (1971) A Clockwork Orange バリー・リンドン(1975) Barry Lyndon シャイニング (1980) The Shining フルメタル・ジャケット (1987) Full Metal Jacket アイズ ワイド シャット (1999) Eyes Wide Shut 井上由一(イノウエヨシカズ) 大学時代から映画業界に入り、各配給会社や広告代理店を経て現在も映画制作・配給会社に勤務。業務の傍ら、趣味で映画ポスター収集を開始。日本版に限らず、諸外国のオリジナル版ポスターも収集するため、アメリカ・ヨーロッパを中心に各国のディーラー、コレクターとのネットワークを構築し、現在もコレクションを続ける。『オードリー・ヘプバーン』 『スティーブ・マックイーン』『ロック映画』『アメリカン・ニューシネマ 』などのポスターコレクションをDU BOOKSより刊行。