スタンダードブックストア
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TENNOJI BASE
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左右社編集部・編『雪のうた』
¥2,200
同時代の歌人100人がうたった 100首の〈雪〉の短歌アンソロジー さようならが機能をしなくなりました あなたが雪であったばかりに――笹井宏之 どこから開いても〈雪〉のきらめく、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 寒さの果てにおとずれる、あたらしい雪、まばらな雪、あかるい雪、はげしい雪、しずかな雪、ふりつづく雪、溶けていく雪……100人の歌人がうたった、わたしだけの雪のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/秋月祐一/左沢森/天野慶/阿波野巧也/飯田彩乃/飯田有子/石井僚一/石畑由紀子/伊藤紺/乾遥香/井上法子/上坂あゆ美/魚村晋太郎/牛隆佑/内山晶太/江戸雪/大辻隆弘/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/笠木拓/上篠翔/川野芽生/北辻一展/北山あさひ/絹川柊佳/木下こう/木下龍也/紀野恵/くどうれいん/栗木京子/黒瀬珂瀾/郡司和斗/小池光/神野優菜/小島なお/小林朗人/佐伯紺/榊原紘/佐クマサトシ/笹井宏之/笹川諒/佐原キオ/柴田葵/島楓果/鈴木加成太/鈴木ちはね/鈴木晴香/瀬戸夏子/竹内亮/竹中優子/立花開/田中槐/谷川電話/谷川由里子/田丸まひる/田宮智美/田村穂隆/俵万智/千種創一/千葉聡/辻聡之/土井礼一郎/堂園昌彦/戸田響子/鳥さんの瞼/toron*/永井祐/永井亘/中村森/錦見映理子/西村曜/早坂類/橋爪志保/はだし/初谷むい/服部真里子/東直子/平岡直子/藤本玲未/法橋ひらく/穂村弘/正岡豊/枡野浩一/丸山るい/光森裕樹/安田茜/藪内亮輔/山川藍/山田航/山中千瀬/雪舟えま/吉岡太朗/吉田隼人/吉田恭大/渡邊新月 (あいうえお順・敬称略、全100名) 判型/ページ数:四六判変形 上製 136ページ 装幀/脇田あすか
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【サイン本】伊藤紺 第3歌集『気がする朝』
¥1,870
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 伊藤紺 第3歌集『気がする朝』 『肌に流れる透明な気持ち』、『満ちる腕』(ともに短歌研究社刊)の 伊藤紺さんの第3歌集を刊行いたします。 【著者より】 12月、ナナロク社より 3冊目の歌集『気がする朝』を刊行します。 掲載歌は102首。 その半分以上がまだどこにも出ていないあたらしい歌です。 2023年はわたしにとって、 もっとも短歌と向き合う年になりました。 歌のひとつひとつに今までなかった発光を感じ、 これが、自分の光なんだと気付きました。 この本を書けたこと、一生誇りに思う。 わたしの最高傑作です。 伊藤 紺 【収録歌より7首】 夏が来る たまに忘れそうになる わたしがすごくやさしいことを 駅まではいつもぴったり8分であなたに会わなくなってから2年 この人じゃないけどべつにどの人でもないような気がしている朝だ さみしくはないけど一人暮らしのこんなにも小さな燃えるゴミ 海を見た日は胸に海が残ること ふつうに人を信じてること その曲が始まるとみんな喜ぶというよりすこし美しくなる 僕らいっせいに喜び合って生きものは愚かなほうがきれいと思う 【書籍詳細】 著者:伊藤紺 装丁:脇田あすか 仕様:B6変形 並製 120頁 収録歌:102首 【著者プロフィール】 伊藤紺(いとう・こん) 1993年生まれ。歌人。2019年『肌に流れる透明な気持ち』、20年『満ちる腕』を私家版で刊行する。22年両作を短歌研究社より新装版として同時刊行。23年脇田あすか、穂村弘、坂巻弓華との展示「ことばとえの4人」(OFS GALLERY)ほか、NEWoMan新宿ショッピングエリアでのコラボ特別展示「気づく」など。 ------------------------------------------ 歌や装丁からあかるい光を感じる歌集です。
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【サイン本】満ちる腕|伊藤紺
¥2,090
短歌詩集『満ちる腕』 伊藤紺 ※サイン入りです。 B6変型判 縦156mm × 横122mm 96ページ 2020年に発売された著者2作目となる私家版歌集。 完売が続き入手困難となっていた本作が、前作『肌に流れる透明な気持ち』とともに短歌研究社より新装版同時発売! 短歌45首、詩・散文8篇を収録。 ブックデザイン=脇田あすか 第1歌集『肌に流れる透明な気持ち』も同日刊行です! <タイトルについて> 「腕前」とか「腕が鳴る」と言いますが、腕って、小手先みたいなことができない、すごく実直なヤツだと思います。かたちをもち、有機的で、経験を積み、なにかを掴み、そして生み出す、寡黙な腕。絶対的なものなんてふつうに存在しない自由で軽くてふたしかな日々に、鉄のように不変で普遍的なものではなく、誰かの腕、自分の腕を信じてみたいという思いを込めました。 伊藤紺(イトウコン) 歌人。二〇一九年『肌に流れる透明な気持ち』、二〇二〇年『満ちる腕』を私家版で刊行する。二〇二二年両作を短歌研究社より同時刊行。その他の作品にミニ歌集『hologram』(CPCenter)、Kaho Iwaya(opnner)との共作『すごく近い』がある。
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【サイン本】肌に流れる透明な気持ち|伊藤紺
¥1,870
『肌に流れる透明な気持ち』 伊藤紺 ※サイン入りです。 B6変型判 縦180mm × 横110mm 80ページ 歌人・ライター・伊藤紺、初の短歌集、新装判にて刊行! 『満ちる腕』も同日刊行です! 連作「期待」「difference」「口ぐせをうつしあったらばらの花」「バランス」「ザ・ピース」など、全60首を収録しています。 (掲載歌例) ひさしぶりに会うたびきみには生きていて新鮮さに泣きそうになる フラれた日よくわからなくて無印で箱とか買って帰って泣いた あなたが飼ってる小さなサメにときどき噛まれているけど言えない 楽しいだけとかってたぶんもうなくて楽しいたびにすこしせつない 口ぐせをうつしあったらばらの花 いつまでもいつまでも残るよ またなんかでふつうに会うんだろうけど心の離島でずっとすきです 伊藤紺(イトウコン) 歌人。二〇一九年『肌に流れる透明な気持ち』、二〇二〇年『満ちる腕』を私家版で刊行する。二〇二二年両作を短歌研究社より同時刊行。その他の作品にミニ歌集『hologram』(CPCenter)、Kaho Iwaya(opnner)との共作『すごく近い』がある。
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すごく近い|伊藤紺・Kaho Iwaya
¥2,200
SOLD OUT
『すごく近い』 伊藤紺・Kaho Iwaya(opnner) A5変形、ページ数表記なし ブックデザイン:脇田あすか 印刷・製本:イニュニック 2021年7月MIDORI.so OMOTESANDO galleryにて開催されたKaho Iwaya(opnner)× 伊藤紺による展示「すごく近い」の図録。 伊藤紺さんの短歌に、Kaho Iwayaさんがイラスト。 作品ほか、2人の日記やメモを収録しています(日記は縦書きがKahoさん、横書きが伊藤紺さん)。 うすいイエローの表紙に、四角い箔押しがつやっと生きる、夏の本です。
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快感図鑑|伊藤紺
¥880
SOLD OUT
『快感図鑑』 伊藤 紺 はがきサイズ程度/ミシン綴じ/全14ページ/テキストのみ/モノクロ ※複数種の紙をランダムに使用しているため、表紙・本文の紙がそれぞれ異なります。 ※手製本のため、縫い目のがたつきなどがあります。 ■概要 「くしゃみがストレートにスパァンッとキマると、5〜10秒くらいうっとりしませんか? たった一瞬のことなのに、何かを成し遂げたかような、心地よい疲労感を含むあの余韻。あの間、自分ひとりだけこの世じゃないところにいる気がして、ちょっと切ない&気持ちいい」── ──日常にあふれるさまざまな快感を考えるニュープロジェクト「快感図鑑」のVOl.0として発売したセルフ製本ZINE。「突き抜け気持ちいい」「切な気持ちいい」「痛気持ちいい」など、14タイプの「快感」について、おしゃべり感覚で語ったミニエッセイ集です。 ■もくじ はじめに 1、ぴったんこ気持ちいい 2、切な気持ちいい 3、チル気持ちいい 4、突き抜け気持ちいい 5、エモ気持ちいい 6、痛気持ちいい 7、浸透気持ちいい 8、できるゼ気持ちいい 9、新し気持ちいい 10、包まれ気持ちいい 11、リンク気持ちいい 12、解放気持ちいい 13、ざまあ気持ちいい 14、からっぽ気持ちいい あとがき ■本文抜粋 ●痛気持ちいい 昔、電気風呂に入った親が「あ〜痛気持ちいい」と言ってて引いた。 「痛いと気持ちいいが両立? 大人キモ」と軽くバカにさえしていた。 けど25歳にもなればわかるわかる。「痛い」と「気持ちいい」は両立する。というか、相乗効果を生む。特に伸び。寝起きで身体がだるいときに、限界まで身体を伸ばし、押さえつける。痛いよ、痛い。これ以上のばしたら骨パッキーンっていっちゃうんじゃないの、という不安さえよぎる。それでも、快感への衝動に駆り立てられ、ベッドの上で1人、無心で限界に挑戦するのだ。痛いからそれ以外のことは考えていられない。痛みが思考の幅をぐっと狭める。研ぎ澄まされた感覚に、伸びの快感がダイレクトに響き渡る・・(恍惚)。 ●からっぽ気持ちいい 満タン!FULL エナジーも気持ち〜けど、からっぽも気持ち〜よね。 振り回される恋に尽くし続けてきたけど、なんだか好意を使い果たしちゃって、「もういっかな」って、ふと思う。「疲れちゃいました」が「好き」を確実に追い越した瞬間、胸に巣食ってた虫が出て行き、急に季節をありありと感じたりする。「人を失って悲しくなるのは、その人がいなくなったからではなくて、その人と接する時の自分を失うからだ」って、友人が言ってたけど、自分の大半を埋め尽くしていた「その自分」がどこかに消えて生まれた空白に、風や景色が染み渡ったりするんだ。