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生湯葉シホ『音を立ててゆで卵を割れなかった』

¥1,870 税込

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気弱で、繊細で、もがいていた。
「食べられなかったもの」で振り返るエッセイ集

様々なウェブ媒体を中心にライティング、取材で実績のある⽣湯葉シホさん。幼少期から20代までにかけて不安でたまらなかった自己の内面を「⾷べられなかったもの」の記憶とともにふり返る、初の単著となるエッセイ集。繊細な心の機微を捉え、共感を呼ぶ30篇です。

◆尾崎世界観さん、岡本真帆さん絶賛!!

生湯葉さんが書くものから伝わってくる覚悟を、怒りを、畏れを、疑いを、諦めを、照れを、潔癖さを、ぜんぶ積み上げて、神棚にして拝みたいくらい、どうしようもなく信じている。
尾崎世界観(ミュージシャン・作家)

怯えているけどやさしくて、すべてのものをよく見ている。
生湯葉シホさんは、私が心から信頼し、憧れている書き手です。
岡本真帆(歌人・作家)

集者のおすすめポイント
ウェブに寄稿するエッセイや小説、取材記事に定評のある生湯葉シホさんの初の著書。自身を気弱で常にまわりをおろおろと窺っている、けれど執念深いと形容する生湯葉さんが、個人的な「記憶」と「食べ物」を絡めて30篇のエッセイに仕立てます。当時の状況と心の動きを読み手に想像させる鋭い観察眼を持ち、篇ごとのテーマに沿って文体を作るのは連載や取材で鍛えた筆致力があるからこそ。「繊細さん」という⾔葉があるように、自分は⼈の目を気にしすぎているのかと悩んだことがある読者はいるはず。読み手の気持ちと記憶を受容できる内容です。

目次


はじめに
音を立ててゆで卵を割れなかった
あのドクターペッパーとってよ
カニ最高!
真夏の午後のかけうどん
なに食わぬもみじ饅頭
フォカヌポウ
腐ってしまった時間について
神戸さんのクイズ
日の差しすぎているデニーズで
ジェットストリーム・ザ・そうめんスライダー
貴婦人のワルツ
なまじろい
壊れかけの家系ラーメン
スーパースターの天ぷら
星野くんと湯豆腐
夏の致死量
水餃子って絶対言って
マリモ
8月、新宿三丁目にて
恐怖の砂糖工場
カップヌードルのかたちをした凹み
シフォン、シフォンとマカナは言った
爆ぜている火
パイプ椅子のうしろの
ゴディバはわかってくれる
先生
手に届かないものは何であれ美しいと私たちが思っていたころ
そういえば死んでいるおばあちゃん
聖体拝領
MUTSUの餌付け

サイズ:46判
ページ数:168p

生湯葉シホ(なまゆば しほ)
東京在住。フリーランスのライターとして、Web・雑誌を中心にエッセイや取材記事を寄稿している。読売新聞のWebメディア「大手小町」にてエッセイを連載中。趣味はライブに行くことと香水を集めること。生湯葉のほかには豚汁が好き。最近、吹き矢教室に通おうか悩んでいる。
X:@chiffon_06

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