1/14

濵本奏『ー・・(チョー タン タン)』

¥6,600 税込

SOLD OUT

別途送料がかかります。送料を確認する

第二次世界大戦終戦間近の夏、横須賀の野比海岸には、
頭上を通過する敵艦隊に機雷を撃ち込むために、来る日も来る日も海底に潜る少年たちがい
た。彼らは「伏龍特攻隊」と呼ばれた。
元隊員の手記には、夏の横須賀のようすが記されている。
そこには今と変わらない横須賀の自然の姿があった。
手記を読んで海を歩くと、彼らの視線と自分の視線が交わるように感じた。
私は、彼らが見たかもしれない景色を探して目を凝らし、過去から現在まで反響し続けて聞こえてくるかもしれない音に耳を澄まして、撮影とフィールドレコーディングをおこなった。
私は、彼らが手綱を引いて、海底から海面へ送ったモールス信号を受け取り、2025年から応答することを試みる。

著者より...
このたび、真珠出版という出版レーベルを立ち上げ、自身の写真集「ー・・」を出版しました。
本書は、2024年に横須賀市で行われた芸術祭「SENSE ISLAND/LAND 感覚の島と感覚の地 2024」において、TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCHによるキュレーションのもと発表した作品、「ー・・(チョー タン タン)」を、書籍として編み直したものです。
横須賀で撮影した写真のほか、1945年の伏龍特攻隊に関する記録、2024年の制作期間に綴った日記を収録。
また、フィールドレコーディングで集めた音をミックスした音源を収録した7インチレコードが付録になっています。

サイズ:191×191mm
ページ数:96ページ
翻訳:石田一樹 (クロスリンク&リサーチ合同会社)
デザイン:尾中俊介(Calamari Inc.)
印刷・製本:株式会社瞬報社
初版300部発行
日英併記
7インチレコード付き
A面 4:18
B面 4:07
レコーディング:濵本奏
マスタリング:君島大空

【著者プロフィール】
濵本奏 Kanade Hamamoto
2000 年、神奈川県生まれ。人やものや土地が持つ「記憶」を主なテーマに、壊れたカメラを用いた撮影方法や、ミクストメディア的な手法を導
入して制作をおこなう。主な展覧会に「midday ghost」(OMOTESANDO ROCKET、STUDIO STAFF ONLY、2020 年)、「VANISHING POINT」 (渋谷ヒカリエ8/、2020年) 、「autonoetic」 (神保町テラススクエア、2020年) 、「Heimat loss」 (福島県南相馬市教育委員会主催 アーティストインレジデンス「群青小高」、2021年)などがある。
主な出版物に『midday ghost』 (2020年)、『VANISHING POINT exhibition in liminal zone』 (2022 年) がある。

商品をアプリでお気に入り
  • レビュー

    (1213)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥6,600 税込

SOLD OUT

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品
        CATEGORY