・翌月にまとめてお支払い可能
・手数料無料(口座振替の場合)
・アプリでご利用金額を確認できて安心
¥1,386 税込
なら 手数料無料の 翌月払いでOK
別途送料がかかります。送料を確認する
オノマトペを見つめ、現象学的に語ることで浮かび上がる人間の存在の感覚。
その強度に言葉が追いつかないときに、ひとは音に音を重ねるのだろうか。それとも、言葉が足りないときにそれをぴたり言い当てようとして、ひとはこのように音感でいっきに意味を凝集させようとするのだろうか。あるいは、どこか逸脱しているところがあるという、そんな違和感をさりげなく表明しておこうとして、ひとはこのように特徴ある音を反復するのだろうか。「へとへと」「よれよれ」「だらだら」「ぞくぞく」「ぎすぎす」……けっして鳴っていないはずの音を言い表す言葉たちが、わたしたちの様子を表現して、読めばすとんと腑に落ちる。そんな不思議な「オノマトペ」を、現象学の視点から解きほぐす鷲田哲学の傑作エッセイ。「文庫版のための、やや長いあとがき」を増補した決定版。
【もくじ】
言葉の感触 序にかえて
第一部 声のふるまい オノマトペのさまざまな顔
ぎりぎり/ぐずぐず/ちぐはぐ/ゆらゆら/ふわふわ/ほっこり/ぼろぼろ/なよなよ/にやにや/ねちゃねちゃ
第二部 音の絵 オノマトペの構造
1 音の絵
2 言葉の内臓感覚
3 律動と情調
4 感覚の越境
5 意味の内と外
6 魂の言葉 結びにかえて
あとがき
文庫版のための、やや長めのあとがき
判型:文庫判 ページ数:304
レビュー
(1232)
送料・配送方法について
お支払い方法について