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これが日本の名随筆
「これが日本の名随筆だ!」〈随筆復興〉を掲げ、令和の〈エッセイ・ブーム〉を牽引する気鋭の文芸評論家・エッセイストによる随筆アンソロジー。
随筆・エッセイは、散文芸術のひとつとして、高度な「芸」が必要な奥深い文学の一大ジャンルであり、これまでも数多の名文が親しまれてきた。しかし、身辺雑記を描くことも多く、書き手の参入障壁が低いことから、その芸術性は正当に評価されてきたとは言い難い。本書は〈随筆復興〉をかかげる宮崎智之が、孤独をテーマに「随筆とは何か」にこたえる日本の名随筆を集めたアンソロジーである。
『精選日本随筆選集 孤独』目次
汽笛 寺山修司
思い出 吉田健一
群犬 幸田文
恋愛とフランス大学生 遠藤周作
フランスにおける異国の学生たち 遠藤周作
栗の樹 小林秀雄
柱時計の音 安藤鶴夫
落葉降る下にて 高浜虚子
琥珀 内田百閒
石の思い 坂口安吾
文学のふるさと 坂口安吾
木まもり 白洲正子
三等三角点 串田孫一
刺 森茉莉
かなしみの変容 杉浦日向子
内なる世界 福永武彦
『山羊の歌』のこと 野々上慶一
或る画家の祝宴 宮本百合子
今年の春 正宗白鳥
今年の初夏 正宗白鳥
今年の秋 正宗白鳥
七月二十四日 森田たま
末期の眼 川端康成
川端康成の眼 大庭みな子
編者解説 宮崎智之
カバーデザイン 小川恵子(瀬戸内デザイン)
カバー装画 霜田あゆ美
判型:文庫判
ページ数:336頁
【著作者プロフィール】
宮崎 智之(みやざき・ともゆき):1982年生まれ。東京都出身。文芸評論家、エッセイスト。明治大学文学部卒業。地域紙記者、編集プロダクションなどを経て、フリーライターに。人間観察、現代の常識・非常識、カルチャーなどについての執筆を得意とする。著作に『モヤモヤの日々』(晶文社)、『モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだ』(幻冬舎)、『平熱のまま、この世界に熱狂したい』(幻冬舎)、『宮崎智之セレクト 中原中也名詩選』(アンソロジー、田畑書店)、『モヤモヤの日々』(晶文社)、共著に『吉田健一ふたたび』(冨山房インターナショナル)などがある。共著は「紀伊國屋じんぶん大賞2020」の14位に入選。文學界2023年9月号「特集 エッセイが読みたい」号に巻末を飾るエッセイ論を寄稿。
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