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【予約】角田光代、森見登美彦ほか『雨の日の小説家――スランプをめぐる6つの対話』

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角田光代、森見登美彦、山内マリコ、朱野帰子、山崎ナオコーラ、芦沢央、第一線の作家6名が、創作の苦悩とスランプを赤裸々に語る対話集(聞き手:海猫沢めろん)。

山崎ナオコーラ:「あきらめる」ことは、敗北ではなく、心に新しい窓を開くこと。
芦沢央: 混迷という名の修行。その果てに辿り着いた、書く理由と現世への帰還。
山内マリコ: 迫りくる締め切りという嵐。逃げ場のない場所で、言葉は研ぎ澄まされる。
森見登美彦:15年間のスランプはもはやスランプではない。苦悩の日々を語る。
朱野帰子: 成功という晴天のなかでも、雨は降る。売れっ子が独白する、終わらない戦い。
角田光代: 筆を置く恐怖を越えて見つけた、新しいやりかた。

巻末座談会:pha×滝本竜彦×佐藤友哉×海猫沢めろん

【目次】
まえがき
山崎ナオコーラ「あきらめる」ちから
朱野帰子「“売れたあと”に、処方箋はない」
山内マリコ「締め切りが一番クリエイティブ」
森見登美彦「もはやこれはスランプではない」
芦沢央「完璧が、迷子をつくる」
角田光代「書かない、という幸福」
編集後記
巻末付録 たのしいスランプ座談会:pha×滝本竜彦×佐藤友哉×海猫沢めろん

前書きなど
# まえがき

 生きていると思いがけない困難や悲しみが降ってくることがある。
 それは、すぐに止むときもあれば、勢いを増してどしゃぶりになるときもある。
 雨宿りをする人、雨のなか歩き続ける人。教室、仕事に追われる日々、家庭でふと立ち尽くす瞬間――さまざまな景色で、誰もが自分だけの雨を、静かに耐えている。
 それは、日々言葉と向き合う「物語を紡ぐプロ」であっても同じこと。
 本書『雨の日の小説家』に収めたのは、そんな「雨の日」を過ごしてきた小説家たちの声です。第一線で書き続ける作家さんたちに、同業者の僕が数年にわたって行ってきたスランプについてのインタビューを一冊にまとめました。
 幾多の物語を生み出してきた彼らは、突然降ってきた止まない雨を、一体どうやってやり過ごしてきたのか。いっそ「あきらめる」ことで雨を凌ぐ者。苦しい修行のような沈黙の果てに、ふたたび机へ戻ってきた者。あるいは、締め切りという嵐の中へ自ら飛び込んでいく者。ただひたすらに書くことをやめ、雨宿りのさなかにささやかな幸福を見つけ、やがてまた歩き出す者――。
 ここにあるのは、決して華やかな成功譚ではなく、不器用にもがき、立ち止まった「停滞の記録」です。
 作家たちの語る言葉のどれかが、雨のなかで立ち止まっているあなたのささやかな傘になればいい。そう願いながら、本書をお届けします。

【版元から一言】
2023年から海猫沢めろんさんが、さまざまな作家にインタビューしていたスランプについての証言をまとめた本です。
作家同士でしか話せない、本質に迫る対話集。スランプになってからの華々しい成功――といったステレオタイプなイメージから離れた、現実の葛藤が生々しく綴られています。
たったいま、人生の停滞を感じている読者の方々の「傘」になるような言葉がちりばめられた一冊です。

四六変形判 150ページ 並製

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