原研哉『デザインのデザイン』
¥2,090($13.74)
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第26回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)
「デザイン」と聞いて,いま貴方が想像したもの――それはデザインではない。これがデザインです。
四六・上製・カバー・236頁
私たちの生活のいたるところで,デザインは息づいている。その囁きに,ちょっと立ち止まって耳を傾けてみよう。そこには,柔らかな感受性から生まれた生活への新しい提案と,未来への可能性が託されている。いま,なぜデザインか。世界の第一線に立つ著者がこれまでのデザイン観を一新する,斬新な発想転換のすすめ。
■著者からのメッセージ
デザインが囁く,斬新な発想転換のすすめ
デザインではないものが「デザイン」と呼ばれている。似ているものがそう呼ばれるなら仕方ないが,その本質とは逆のものが「デザイン」と呼ばれはじめると心穏やかではない。変わった形の家電製品が「デザイン家電」と呼ばれ,醜い姿の家具が「デザイン家具」と呼ばれる。奇怪なインテリア空間を持つ「デザイナーズホテル」が雑誌の特集になる。
デザインとはものを作る技術ではない。デザインはものの本質に静かに手を伸ばす試みである。時代が経済やテクノロジーをたずさえて前に進もうとするとき,繊細な感受性や美意識が犠牲になる。その悲鳴に耳を澄ます技術がデザインである。表層の派手さとは程遠く,そこに関与しているとは気づかれない程に密やかに,精密に,そしてそれゆえに強力に機能するのがデザインである。当初は「それはデザインではない」という書名にしようとしたが,たしなめられてこの書名になった。
デザインをわかりたい人達へ
「デザインが大切だ,大切だ」と異口同音に言っている人達へ,「わたしはデザインがわかってる」と思っている人達へ,そして「デザインていったいなんなんだ」と真剣に頭を抱えている人達へ。そんな人達はこの本を読めばいい。
――深澤直人(プロダクトデザイナー)
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