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夜と霧

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『夜と霧』ドイツ強制収容所の体験記録
ヴィクトール・E・フランクル
霜山徳爾 訳

四六判、216ページ

本書は、みずからユダヤ人としてアウシュヴィッツに囚われ、奇蹟的に生還した著者の「強制収容所における一心理学者の体験」(原題)である。
「この本は冷静な心理学者の眼でみられた、限界状況における人間の姿の記録である。そしてそこには、人間の精神の高さと人間の善意への限りない信仰があふれている。だがまたそれは、まだ生々しい現代史の断面であり、政治や戦争の病誌である。そしてこの病誌はまた別な形で繰り返されないと誰がいえよう。」
(「訳者あとがき」より)

初版刊行と同時にベストセラーになり、約40年を経たいまもなお、つねに多くの新しい読者をえている、ホロコーストの記録として必読の書である。「この手記は独自の性格を持っています。読むだけでも寒気のするような悲惨な事実をつづりながら、不思議な明るさを持ち、読後感はむしろさわやかなのです」(中村光夫氏評)。

目次
出版者の序
解説

1 プロローグ
2 アウシュヴィッツ到着
3 死の蔭の谷にて
4 非情の世界に抗して
5 発疹チブスの中へ
6 運命と死のたわむれ
7 苦悩の冠
8 絶望との闘い
9 深き淵より

訳者あとがき
写真・図版

ヴィクトール・E・フランクル Viktor Emil Frankl.
1905年ヴィーンに生まれる。ヴィーン大学医学部卒業。1955年からヴィーン大学教授(神経学、精神医学)。実存分析、ロゴテラピーの創始者。ロゴテラピーは人間の意味への指向・その意志を重視し、深層における精神的実存的人間の発見を意図する療法である。1997年9月歿。著書『死と愛——実存分析入門』、『時代精神の病理学』、『神経症——その理論と治療』『精神医学的人間像』『識られざる神』。

霜山徳爾 しもやま・とくじ
1919年東京に生まれる。1942年東京大学文学部心理学科卒業。宗教哲学・心理学専攻。現在上智大学名誉教授。著書『人間の限界』(岩波新書、1975)、『人間へのまなざし』(中公叢書、1977)、『素足の心理療法』(みすず書房、1989)、『霜山徳爾著作集』(全7巻、学樹書院、1999-2001)。訳書 フランクル『死と愛』『神経症 II』、メダルト・ボス『東洋の英知と心理療法』(共訳、以上みすず書房)。

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