












韓国の小説家たちⅠ
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『韓国の小説家たちⅠ』
イ・ギホ / ピョン・ヘヨン / ファン・ジョンウン / キム・ヨンス / クォン・ヨソン
ノ・スンヨン / チョン・ヨンジュン 聞き手
呉永雅 / きむ ふな / 斎藤真理子 / 清水知佐子 / 橋本智保 訳
縦132mm × 横188mm
248ページ
いま話題の韓国人作家が語る、
「文学をすること」の喜びと苦しみについてー
作家が作家に聞く、ロングインタビュー集。
「人間というのはどうしてこうも情けない生き物なのか、
それがずっと知りたかったんだと思います」 (イ・ギホ)
「文学が私たちを驚かせるのは、そういうところだと思う。
骨ばったあらすじだけで残る物語より、あらすじの外側にある人生の
ディテールと感覚」 (ピョン・ヘヨン)
「もう書いてしまって完結させた小説が不意に、
自分に語りかけてくるような感じがするときがあるよ。
たいてい聞こえないふりをするけど」 (ファン・ジョンウン)
「僕は、ストーリーではなくそれを解釈したナラティブが小説だと思っています」(キム・ヨンス)
「過去の経験にばかりとらわれていましたが、それからは人間が見えてきたんです。いまを生きる普通の人たちが」(クォン・ヨソン)
インタビュー掲載作家
・イ・ギホ『誰にでも親切な教会のお兄さん、カン・ミノ』『原州通信』『舎弟たちの世界史』
・ピョン・ヘヨン『アオイガーデン』『ホール』『モンスーン』
・ファン・ジョンウン『誰でもない』『野蛮なアリスさん』『ディディの傘』
・キム・ヨンス『世界の果て、彼女』『ワンダーボーイ』『夜は歌う』
・クォン・ヨソン『春の宵』
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「クオン インタビューシリーズ」は、さまざまな芸術の表現者とその作品について、広く深く聞き出した密度の高い対話録です。
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目次
違う存在の声
イ・ギホ/ノ・スンヨン/清水知佐子訳
ドライフラワー
ピョン・ヘヨン/チョン・ヨンジュン/きむ ふな訳
落胆する人間 奮闘する作家
ファン・ジョンウン/チョン・ヨンジュン/斎藤真理子訳
キム・ヨンスというパズル
キム・ヨンス/ノ・スンヨン/呉永雅訳
うれしい方を向いて
クォン・ヨソン/ノ・スンヨン/橋本智保訳
イ・ギホ(李起昊)
1972年、江原道原州市生まれ。秋渓芸術大学文芸創作科を卒業後、明知大学大学院文芸創作科を修了。1999年に『現代文学』でデビューした。
短編集に『チェ・スンドク聖霊充満記』、『おろおろしてるうちにこうなると思ってた』、『キム博士はだれなのか』、『誰にでも親切な教会のお兄さんカン・ミノ』(斎藤真理子訳、亜紀書房)、長編小説に『謝るのは得意です』、『舎弟たちの世界史』(小西直子訳、新泉社)、『モギャン面放火事件顛末記――ヨブ記四十三章』、その他の邦訳に『原州通信』(清水知佐子訳、クオン)がある。李孝石文学賞、金承鈺文学賞、韓国日報文学賞、黄順元文学賞、東仁文学賞などを受賞。
ピョン・ヘヨン(片惠英)
1972年、ソウル生まれ。2000年にソウル新聞の新春文芸でデビュー。
短編集に『アオイガーデン』(きむ ふな訳、クオン)、『飼育場の方へ』、『夜の求愛』、『夜が過ぎていく』、長編小説に『灰と赤』、『西の森へ行った』、『善の法則』、『ホール』(カン・バンファ訳、書肆侃侃房)、『死んだ者に』など。
その他の邦訳に『モンスーン』(姜信子訳、白水社)がある。
韓国日報文学賞、李孝石文学賞、今日の若い芸術家賞、東仁文学賞、李箱文学賞、現代文学賞などを受賞。
ファン・ジョンウン(黄貞殷)
2005年、京郷新聞の新春文芸に当選して作家活動を開始。
短編集『七時三十二分象さん列車』、『パ氏の入門』、『誰でもない』(斎藤真理子訳、晶文社)、長編小説『百の影』『野蛮なアリスさん』(斎藤真理子訳、河出書房新社)、『続けてみます』がある。
韓国日報文学賞、申東曄文学賞、若い作家賞、李孝石文学賞、金裕貞文学賞などを受賞。
キム・ヨンス(金衍洙)
慶尚北道金泉生まれ。成均館大学英文科卒業。
1993年、『作家世界』夏号に詩を発表し、1994 年に長編小説『仮面を指さしながら歩くこと』で第3回作家世界文学賞を受賞して本格的な執筆活動を始める。
短編集に『僕がまだ子供だったころ』、『僕は幽霊作家です』、『二十歳』、『世界の果て、彼女』(呉永雅訳、クオン)、『四月のミ、七月のソ』、長編小説に『グッバイ、李箱』、『七番国道 Revisited』、『愛だなんて、ソニョン』、『君が誰だろうとどれほど寂しかろうと』、『夜は歌う』(橋本智保訳、新泉社)、『ワンダーボーイ』(きむ ふな訳、クオン)、『波が海の業ならば』、エッセイ集に『青春の文章たち』、『旅する権利』、『小説家の仕事』、『時節日記』など。
共著に『いつかそのうちハッピーエンド』、訳書にレイモンド・カーヴァーの『大聖堂』などがある。
東西文学賞、東仁文学賞、大山文学賞、黄順元文学賞、李箱文学賞などを受賞。
クォン・ヨソン(権汝宣)
1965年、安東生まれ。ソウル大学国語国文学科修士課程修了。
1996年、長編小説『青い隙間』で第2回想像文学賞を受賞しデビュー。短編集に『ショウジョウバカマ』、『ピンクリボンの時代』、『私の庭の赤い実』、『カヤの森』、『春の宵』(橋本智保訳、書肆侃侃房)『まだまだという言葉』があり、長編小説に『レガート』、『土偶の家』、『レモン』、エッセイ集に『クォン・ヨソンの今日何食べる?』がある。
呉永寿文学賞、李箱文学賞、韓国日報文学賞、東里文学賞、東仁文学賞などを受賞。
ノ・スンヨン(盧承英)
ソウル大学英語英文学科卒業、ソウル大学大学院認知科学協同課程修了。
コンピューター会社、環境団体勤務を経て、翻訳家、作家として活動。
訳書に『私たちはどう生きるべきか』、『鳥たちの驚異的な感覚世界』、『思考の技法──直観ポンプと77 の思考術』など多数。共著に『翻訳家モモ氏の一日』がある。
チョン・ヨンジュン(鄭容俊)
1981年、光州生まれ。朝鮮大学校ロシア語科卒業後、同大学大学院文芸創作学科修了。2009年『現代文学』でデビュー。
短編集に『ガーナ』、『僕たちは血縁者じゃない』、長編小説に『バベル』、『フロムトニオ』など。邦訳に『宣陵散策』(藤田麗子訳、クオン)がある。
若い作家賞、黄元順文学賞受賞。
現在はソウル芸術大学文芸創作科で教鞭を取っている。
呉永雅(オ ヨンア)
慶應義塾大学卒業。梨花女子大通訳翻訳大学院修士・博士課程修了。
2007年、第7回韓国文学翻訳新人賞受賞。
梨花女子大通訳翻訳大学院専任講師、韓国文学翻訳院アトリエ教授などを歴任。
訳書にウン・ヒギョン『美しさが僕をさげすむ』、キム・ヨンス『世界の果て、彼女』、チョ・ギョンナン『風船を買った』(いずれもクオン)、イ・ラン『悲しくてかっこいい人』(リトルモア)、ハ・テワン『すべての瞬間が君だった きらきら輝いていた僕たちの時間』(マガジンハウス)がある。
きむ ふな(キム フナ)
韓国生まれ。韓国の誠信女子大学、同大学院を卒業し、専修大学日本文学科で博士号を取得。
訳書に、ハン・ガン『菜食主義者』、キム・エラン『どきどき僕の人生』、キム・ヨンス『ワンダーボーイ』、ピョン・ヘヨン『アオイガーデン』(以上、クオン)、津島佑子・申京淑の往復書簡『山のある家井戸のある家』(集英社)など。
著書に『在日朝鮮人女性文学論』(作品社)がある。
津島佑子『笑いオオカミ』(新潮社)を韓国語に翻訳し、板雨翻訳賞を受賞。
斎藤真理子(サイトウマリコ)
翻訳者。訳書に、チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』(河出書房新社)、ファン・ジョンウン『誰でもない』(晶文社)、『野蛮なアリスさん』(河出書房新社)、チョン・セラン『フィフティ・ピープル』(亜紀書房)、などがある。
パク・ミミンギュ『カステラ』(ヒョン・ジェフンとの共訳、クレイン)で第1回日本翻訳大賞を受賞。
清水知佐子(シミズ チサコ)
和歌山生まれ。大阪外国語大学朝鮮語学科卒業。
読売新聞に勤務したあと、ライターとして活動。
訳書に朴景利『完全版 土地』、イ・ギホ『原州通信』、イ・ミギョン『クモンカゲ 韓国の小さなよろず屋』(クオン)、『つかう?やめる?かんがえようプラスチック』(ほるぶ出版)、『9 歳のこころのじてん』(小学館)がある。
橋本智保(ハシモト チホ)
1972 年生まれ。
東京外国語大学朝鮮語学科を経て、ソウル大学国語国文学科修士課程修了。
訳書に鄭智我『歳月』、千雲寧『生姜(センガン)』(いずれも新幹社)、李炳注『関釜連絡船(上・下)』(藤原書店)、朴婉緒『あの山は、本当にそこにあったのだろうか』(かんよう出版)、クォン・ヨソン『春の宵』(書肆侃侃房)、ウン・ヒギョン『鳥のおくりもの』(段々社)、キム・ヨンス『夜は歌う』(新泉社)などがある。
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