










仮面の陰に あるいは女の力
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『仮面の陰に』あるいは女の力
ルイザ・メイ・オルコット
大串尚代 訳
あの『若草物語』の作者オルコットが扇情小説を書いていた?!
なぜオルコットは、A. M. バーナードという男性作家名義で、かくも扇情的な小説作品群をいくつも発表していたのか?
英国の名家でガヴァネスが惹き起こす、19世紀米国大衆〈スリラー〉小説
目次
第一章 ジーン・ミュア
第二章 出だしは上々
第三章 情熱と憤慨
第四章 発見
第五章 彼女のやり口
第六章 警戒
第七章 最後のチャンス
第八章 不安
第九章 レディ・コヴェントリー
ルイザ・メイ・オルコット[1832–88]年譜
訳者解題
ルイザ・メイ・オルコット(Louisa May Alcott 1832‐88)
19世紀を代表するアメリカ女性作家。ペンシルヴァニア州ジャーマンタウンに生まれる。教育者・哲学者の父親エイモス・ブロンソン・オルコットと、奴隷制反対運動に関わっていたメイ家の出身であるアビゲイル・メイの次女として生まれる。マサチューセッツ州コンコードで少女時代を過ごし、ラルフ・ウォルドー・エマソンやヘンリー・デイヴィッド・ソローと交流があった。南北戦争時には北軍の看護師として従軍。南北戦争後に『若草物語』(1868)を出版し人気を博す。『若草物語』執筆前(1866)に、A. M. バーナード名義で大衆向けのスリラー小説を出版していたことが、20世紀にはいって明らかになった。
大串尚代(オオグシヒサヨ)
1971年滋賀県生まれ。慶應義塾大学文学研究科博士課程修了。博士(文学)取得。現在、慶應義塾大学文学部教授。著書に『ハイブリッド・ロマンス──アメリカ文学にみる捕囚と混淆の伝統』(松柏社)、訳書にフェリシア・ミラー・フランク『機械仕掛けの歌姫──19世紀フランスにおける女性・声・人造性』(東洋書林)がある。
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