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Decades(No.1 2000_20 Issue)

¥2,200 税込

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『Decades(No.1 2000_20 Issue)』
※表紙は10種類ございますのでお好きな表紙をお選びください。
※2枚目の表紙が1の石内都さんで、以下順番になっておりラストグリーンのTシャツの表紙が10のマンデラ・ハドソンです。

タテ280mm × ヨコ218mm
200ページ
日本語/English
編集:岩根愛、姫野希美、河西香奈
編集アシスタント:折笠純
クリエイティブディレクション: 佐藤 啓(射的・TURTLEHEADS)
アートディレクション/デザイン: 樋口裕馬(YUMORE・南向・TURTLEHEADS)

写真家・岩根愛の呼びかけに、石内都、アントワーヌ・ダガタ、骆丹、ERIC、キム・ジンヒ、沈昭良、石川竜一、 ベク・スンウ、マンデラ・ハドソンら、7つの文化圏、10名の写真家たちが呼応した。
コロナで世界の行き来が分断される中、いま同じ時間に生きる写真家は、各地で何を考え、制作しているのか─。
日本、フランス、中国、香港、韓国、台湾、アメリカ。それぞれの時間が凝縮されたフォトストーリーとエッセイ。
赤々舎から刊行する写真雑誌〈Decades〉は、世界が新しく分断される今、2020年に何を見たのか、2000年には何をしていたのか、「20年間」という時間軸を1冊に綴じ込め、お届けします。

目次
写真/文:
001 Preface
005 石内都 Ishiuchi Miyako(日本) ── From Mother's to ひろしま/ hiroshima
021 アントワーヌ・ダガタ Antoine d'Agata(フランス)── INTOXICATION.
041 骆丹 Luo Dan(中国)── Nowhere to Run / Laughter
061 ERIC(香港/日本)── The Indescribable
081 キム・ジンヒ Jinhee Kim(韓国)── Finger Play / 2000
101 岩根愛 Ai Iwane(日本)── A New River Flows
121 沈 昭良 Shen Chao-Liang(台湾)── For the Past and the Future
141 石川竜一 Ryuichi Ishikawa(日本)── Offline
161 ベク・スンウ Seung Woo Back(韓国)── DAILY STAMP WORKS / IN THE ROOM
181 マンデラ・ハドソン Mandela Hudson(アメリカ)── Red Duffle Bag / More News from Babylon
194 Chronicles 2000 / 2020
196 Profiles
198 Afterword

親愛なる友人たちへ

なかなかお会いする機会がなく、とても残念です。
お変わりないでしょうか?

私は、目の前の変化に反応しながら、
異国の貴方や、遠くに住む友人たちのこと、
どうしているかな? とよく考えています。

離れていても、貴方のことをこうして身近に感じること、以前にもあったと、
思い出しました。
それは20年前のことで、あの時も、これから世界が変わる、と誰も彼もが言っていました。

今年、それから2000年に、何をしていたのか、
いまこの時を同じく生きる写真家に、聞いてみたいと思いたちました。

                    ── 岩根愛

01 石内都 Ishiuchi Miyako
1947年群馬県桐生市生まれ。神奈川県横須賀市育ち。1979年〈Apartment〉で第4回木村伊兵衛写真賞受賞。2005年、母の遺品を撮影した〈Mother's〉で第51回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家に選出される。2008年に写真集『ひろしま』を発表、現在も継続中。2013年に紫綬褒章、2014年にハッセルブラッド国際写真賞を受賞。2015年、J・ポール・ゲティ美術館(ロサンゼルス)の個展「Postwar Shadows」や、2017年、横浜美術館の個展「肌理と写真」など、国内外の主要美術館で展覧会が開催されている。

02 アントワーヌ・ダガタ Antoine d'Agata
1961年フランス、マルセイユ生まれ。写真家兼映画監督。マグナム・フォト正会員。ニューヨークのICP(国際写真センター)で写真を学び、ニエプス賞(2001年)、アルル国際写真フェスティバル・ブックアワード(2013年)をはじめ、数々の賞を受賞。作品は多くの国際的コレクションに収蔵され、世界各地の美術館にて展示。ダガタの作品は現代における暴力をテーマにしながら、「昼」の暴力=経済的・政治的暴力(移民、難民、貧困、戦争)、そして「夜」の暴力=貧困によって疎外された社会集団が生き延びるために犯す罪(ドラッグ、盗み、売春)というはっきりと異なる二つの視点から捉えているともいえる。

03 骆丹 Luo Dan
1968年中国重慶生まれ。1992年四川美術学院卒業。〈Simple Song〉シリーズでArt Award China(AAC)for Photography Artist of the Year(2013年)を受賞、〈North, South〉シリーズで連州国際写真祭にてGold Award for Outstanding Artist(2008年)を受賞するなど、多数の受賞歴をもつ。作品の収蔵先にはサンフランシスコ近代美術館、ピーボディ・エセックス博物館、Turney Photography Foundationなどがある。現在は中国四川省成都市を拠点に活動。

04 ERIC
1976年中国出身の両親のもと、香港に生まれる。1997年、中国への香港返還を機に来日。アルバイト先の写真店で「写真」に出会う。2005年、写真集『everywhere』(東京ビジュアルアーツ)でデビュー。ストリートスナップを中心に活動。2016年、生活の拠点を東京から岡山に移し、今日に至る。著書に『中国好運|GOOD LUCK CHINA』(2008年、赤々舎)、『LOOK AT THIS PEOPLE』(2011年、赤々舎)、『EYE OF THE VORTEX』(2014年、赤々舎)、『香港好運|Good Luck Hong Kong』(2018年、Zen Foto Gallery)、『WE LOVE HONG KONG』(2019年、赤々舎)。

05 キム・ジンヒ Jinhee Kim
1985年韓国プサン生まれ。2008年中央大学校(ソウル)写真学科卒業。2010年、同年代の女性の抱える痛みや不安をテーマにした初写真集『Whisper(ing)』(IANNBOOKS、韓国)を刊行。その後2014年発表の〈She〉シリーズ以降、より深く被写体の深層心理を反映させるため、言葉や抽象的なモチーフを「プリントに刺繍」する手法を用いて制作を続ける。〈Finger Play〉シリーズ(2019年~)にてTHE REFERENCE ASIA: PHOTO PRIZE 2019優秀賞を受賞。

06 岩根愛 Ai Iwane
1975年東京都生まれ。1991年単身渡米、ペトロリアハイスクールに留学。帰国後、1996年に独立。2006年以降ハワイにおける日系文化に注視し、移民を通じたハワイと福島の関わりをテーマに制作を続ける。2018年、初の写真集『KIPUKA』(青幻舎)を上梓。第44回木村伊兵衛写真賞、第44回伊奈信男賞受賞。著作に『キプカへの旅』(太田出版)、『ハワイ島のボンダンス』(福音館書店)、最新刊『A NEW RIVER』(bookshop M)。

07 沈 昭良 Shen Chao-Liang
1968年台湾台南生まれ。台湾芸術大学応用メディア芸術修士。自由時報副チーフカメラマン、中央大学客員芸術家を歴任し、現在は作品制作や評論、研究を受けてのワークショップ開催や展覧会企画を行うと同時に、台湾芸術大学の准教授、Photo ONE, Taipeiの主催統括を兼任している。2000年と2002年、2012年の3回にわたり、行政院新聞局雑誌写真部門金鼎賞を受賞。2004年にさがみはら写真アジア賞、2006年に韓国の東江国際写真フェスティバル海外作家賞、2011年アメリカニューヨークのArtists Wanted写真年度賞、2012年度アメリカIPA国際写真賞プロセクション・ドキュメンタリー写真部門グランプリ、2015年に台湾の呉三連賞などを受賞した。

08 石川竜一 Ryuichi Ishikawa
1984年沖縄県生まれ。2010年、写真家・勇崎哲史に師事。2011年、東松照明デジタル写真ワークショップに参加。2015年、第40回木村伊兵衛写真賞、日本写真協会賞新人賞受賞。
主な個展に「考えたときには、もう目の前にはない」(2016年、横浜市民ギャラリーあざみ野、神奈川)など。主なグループ展に「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」(2016年、森美術館、東京)、「BODY/PLAY/POLITICS」(2016年、横浜美術館、神奈川)など。写真集に『okinawan portraits 2010-2012』、『絶景のポリフォニー』、『adrenamix』、『okinawan portraits 2012-2016』(いずれも赤々舎)、『CAMP』(SLANT)。

09 ベク・スンウ Seung Woo Back
1973年韓国テジョン生まれ。中央大学校(ソウル)写真学科にて学士課程および修士課程、ミドルセックス大学(ロンドン)芸術理論コース修士課程修了。〈Real World〉シリーズ(2007年)を発表したGana Insa Art Centerでの個展以降、ソウルを拠点に活動。ニューヨーク、パリ、東京、ソウルで20以上の個展を開催、国内外にて150以上のグループ展に参加。受賞歴にKorea Artist Prize 2016、2010年ILWOO写真賞など。J・ポール・ゲティ美術館、韓国国立現代美術館、ヒューストン美術館など30を超える美術館・ギャラリーに作品を収蔵。弘益大学校(ソウル)視覚コミュニケーションデザイン学科にて教授を務める。

10 マンデラ・ハドソン Mandela Hudson
19891989年アメリカ、イリノイ州シカゴ生まれ。同地を拠点に(写真に重きを置きながら)幅広い表現領域にて活動。視覚的コミュニケーションの様々な形に対する強い興味をもって、スキルを会得し、木工、インクジェットプリント、映像、本の制作などの分野でプロジェクトを構築させている。数あるアーティストコミュニティとの強固なネットワークづくりを目指す作家にとって、創作に対するひたむきさと愛情が活動の大きな原動力である。2018年秋にProjection Publishingを立ち上げ、さまざまなクリエイティブ産業の認知を広め評価を高めることを目的としアーティストブックやグッズ、そのほか雑誌など定期刊行物のプロモーションや流通を行う。

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