






彼女のひたむきな12カ月
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『彼女のひたむきな12カ月』
アンヌ・ヴィアゼムスキー
原正人 訳
ゴダールに恋した青春の日々。
19歳のアンヌの葛藤と成長を描く、自伝的小説。
受験勉強に励んでいたアンヌは、1966年6月のある日、新進気鋭の映画監督ジャン=リュック・ゴダールに手紙を送る。
それが彼女の運命を変えてしまうことになるとは、考えもせずに――。
1966年~1967年、それは古き良きブルジョワ文化と若者たちの新しい文化がせめぎ合い、政治と芸術が混沌と共存していた時代。
当時、毛沢東思想の影響を受けていたゴダールは、やがてアンヌを主役に据え、映画『中国女』を撮影することになる。
ゴダール自身や祖父モーリヤック、哲学者フランシス・ジャンソン、映画評論家ミシェル・クルノ、ジャン=ピエール・レオ、ジュリエット・ベルト、フランソワ・トリュフォー、ジャック・リヴェット、ジャンヌ・モロー……その時代を彩る綺羅星のごとき人々に囲まれて過ごした激動の1年間を、アンヌ・ヴィアゼムスキーが生き生きとした筆致で描く。
アンヌ・ヴィアゼムスキー(Anne Wiazemsky)
1947年、ロシアからの亡命貴族で外交官の父と、文豪フランソワ・モーリヤックの娘である母のあいだに生まれる。ロベール・ブレッソン『バルタザールどこへ行く』(1966)で、18歳のときに女優としてデビュー。同年、映画監督ジャン=リュック・ゴダールと親交を深め、『中国女』に主演。撮影終了後の1967年7月にゴダールと結婚した(後に離婚)。
ゴダールのほか、ピエル・パオロ・パゾリーニ、マルコ・フェレーリ、フィリップ・ガレルらの映画に出演。1980年代後半からは小説を発表し始める。Canines(1993)で高校生ゴンクール賞を、Une poignee de gens(1998)でアカデミー・フランセーズ小説大賞を受賞。『愛の讃歌―愛さえあれば』(中井多津夫訳、日之出出版)や『少女』(國分俊宏訳、白水社)に代表されるように、自伝的な内容を語った小説が多い。2012年に本書でサン=シモン賞とデュメニル賞受賞。2015年、本書の一年後を描いたUn an apres が刊行された。
原正人(ハラマサト)
1974 年生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科フランス文学専攻博士前期課程修了。
フランス語圏のマンガ“ バンド・デシネ” の翻訳を多数手がける。主な訳書にジャン・レニョ&エミール・ブラヴォ『ぼくのママはアメリカにいるんだ』(本の雑誌社)、アレックス・アリス『星々の城』(双葉社)、アンヌ・ヴィアゼムスキー『彼女のひたむきな12カ月』(DUBOOKS)など。監修に『はじめての人のためのバンド・デシネ徹底ガイド』(玄光社)。
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