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ルワンダでタイ料理屋をひらく

¥1,980 税込

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『ルワンダでタイ料理屋をひらく』
唐渡千紗

四六判、264ページ

日本人シングルマザー、アフリカで人生を変える!

突然の思いつきから、五歳の息子とともにルワンダへ渡り、タイ料理屋「ASIAN KITCHEN」をひらくことにした著者。
ルワンダには旅行で訪れたことがあるだけで、飲食店での勤務経験もなし。そんな突然の決意に驚く周囲を振り切って、無事にお店をオープンさせるが、はじめてのお客さんはまさかの泥棒!?しかも、スタッフは電子レンジを水洗いして壊すし、突然の停電と断水なんて日常茶飯事だし……あ〜もう発狂寸前!
常に困惑しながらも、息子ミナトや、過酷な状況でもたくましく生きるルワンダの人々に背中をおされて奮闘する日々を描く。人生という「旅」の醍醐味が味わえる傑作ノンフィクション。

「あなたの人生これでいいの」?という心の声が止まない。その問いに、「イエス」がどうしても出てこなかった。「ノー」じゃないならいいじゃない、そうやって日々を過ごす。遠くに行きたくて社内制度のリフレッシュ休暇をとった。そう、「リフレッシュ」して、また元の生活に戻るはずだった。ところが、この旅行でのルワンダとの出会いが、私の人生を変えたのである。

心を空っぽにして、ただただ夜明け前の空気に包まれる。いつからか機能制御がかけられていた五官が解放されていくような感覚。思考を止めても、体の細胞一つ一つが自然界と共鳴し、目覚めていくかのようだった。6時頃の日の出に向けて空が白み始めるのと並行して、声たちも少しずつ増えていく。近くからも遠くからも、ポポポポポポ……キョキョキョキョキョキョ……といろんな小鳥がしきりにさえずり始め、峰々は徐々に輪郭を現していく。

うん。そーね。ルワンダに引っ越そう。三十歳の誕生日を迎えながら、私は決めていた。ごくごく自然な流れに感じた。 そんな風に、導かれるようにルワンダ行きを決めた私だけれど、一応プランはある。それもズバリ、タイ料理屋を開く! え? どういうこと? と驚くのもわかる。私も他人からそんな話を聞いたら、きっとそう思う。

「Chapter1 アフリカでタイ料理屋を開くのだ」より

唐渡千紗
1984年生まれ・東京都出身。早稲田大学法学部卒業後、株式会社リクルートに就職、人材事業に従事。30歳で退職し、当時5歳の息子を連れてルワンダへ移住。
日本とは全く異なる環境であるルワンダで、ゼロからタイ料理屋 ASIAN KITCHEN を立ち上げ、経営に奮闘している。

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