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小津安二郎「東京物語」ほか

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『小津安二郎「東京物語」ほか』
小津安二郎(著/文)
田中眞澄(編集)

四六判 、304ページ

映画監督・小津安二郎がさまざまな機会に書き綴った文章は、作品資料にとどまらず魅力的なものが多い。「殺人綺談」ほか軽快なモダンスタイルの初期エッセイ、従軍体験を克明かつ赤裸々に綴った日記と手紙、演技学講義「映画演技の性格」および映画鑑賞に必携の自作解説、そして脚本から映像へのプロセスを浮き彫りにする「東京物語」監督使用台本を収録。世界の巨匠OZUの全貌をコンパクトにとらえた1冊である。

目次
 モボ・エッセイ
殺人綺談
丸之内点景 東京の盛り場を巡る
車中も亦愉し

 中国戦線にて
戦地からの手紙1 野田高悟・筈見恒夫宛書簡
従軍日記
戦地からの手紙2 野田高悟・筈見恒夫宛書簡

 映画について
映画演技の性格
小津安二郎・自作を語る
映画の味・人生の味

「東京物語」監督使用台本

解説 田中眞澄

小津安二郎(オヅヤスジロウ)
1903年東京深川に生まれる。1923年、松竹キネマ蒲田撮影所に撮影部助手として入社。大久保忠素組の助監督を経て1927年、時代劇『懺悔の刃』で監督デビュー。以来1962年公開の『秋刀魚の味』まで、全54作品でメガホンをとり、サイレント、トーキー、モノクロ、カラーそれぞれのフィルムに匠の技を焼き付けた。1963年腮源性癌腫により死去。1958年紫綬褒章受章、1959年芸術院賞受賞、1962年芸術院会員。作品『生れてはみたけれど』(1931)、『出来ごころ』(1933。以上、松竹蒲田)、『戸田家の兄妹』(1941)、『晩春』(1949、芸術祭文部大臣賞)、『麦秋』(1951、芸術祭文部大臣賞)、『東京物語』(1953、芸術祭文部大臣賞、ロンドン映画祭サザランド賞、アドルフ・ズーカー賞)、『早春』(1956)、『東京暮色』(1957)、『彼岸花』(1958、芸術祭文部大臣賞)、『秋日和』(1960、芸術選奨文部大臣賞。以上、松竹大船)、『宗方姉妹』(新東宝、1950)、『浮草』(大映、1959)、『小早川家の秋』(宝塚作品、1961)ほか。

田中眞澄(タナカマサスミ)
1946年、北海道に生まれる。慶應義塾大学文学研究科修士課程修了(国文学専攻)。映画・文化史家。著書『小津安二郎のほうへ――モダニズム映画史論』(みすず書房 2002)『小津安二郎周游』(文藝春秋 2003/岩波現代文庫 2013)『小津安二郎と戦争』(みすず書房 2005)『ふるほん行脚』(みすず書房 2008)『本読みの獣道』(みすず書房 2013)、編著『小津安二郎・全発言 1933-1945』(泰流社 1987)『小津安二郎戦後語録集成 昭和21(1946)年―昭和38(1963)年』(フィルムアート社 1989)『全日記 小津安二郎』(フィルムアート社 1993)『小津安二郎「東京物語」ほか』(みすず書房 2001)ほか。2011年12月死去。

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