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超二流の写真家 『センチメンタルな旅』から五十年を生きる荒木経惟

¥990 税込

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『超二流の写真家 『センチメンタルな旅』から五十年を生きる荒木経惟』
大竹昭子 

文庫判、80ページ
カタリココ・発行
編集協力 大林えり子(ポポタム)
写真提供 アートスペースAM、タカ・イシイギャラリー
装幀 横山 雄+大橋悠治(BOOTLEG)

出版社プレスリリースより
副題に「『センチメンタルな旅』から五十年を生きる荒木経惟」とあるように、荒木経惟の写真の神髄を『センチメンタルな旅』から説きおこしていくという内容です。
著者がこの原稿を執筆するきかっけは、二〇一六年にパリのギメ美術館でおこなわれた「ARAKI」展を見たことで、通常とはちがう一風変わった展示構成に大きな刺激を受けました。
『センチメンタルな旅』から現在までをたどっていった観客が最後の部屋で大きな仏像に出会うという、荒木の作品に仏教的な死生観が流れていることを意識させる構成でした。
このギメ展は、同時多発テロの影響でパリの美術館の入場者が軒並み減っているにもかかわらず、若い人々の反響が大きかったことが話題になりました。生と死がひとつづきのものとしてとらえられていることが共感を呼んだのでした。
本書では、このギメ美術館の展示をたどりつつ、荒木の写真の生命賛歌を、ドキュメントと評論を行き来する著者独特のスタイルで展開いたします。

タイトルの「超二流」という言葉は、かつて著者が荒木におこなったインタビューのなかで、彼が自分ついて述べたものです。芸術は自己表現だが、写真表現は相手を写しだすものだから「二流」だという意味ですが、その考えをはじめて形にしたのが、妻陽子との新婚旅行を写した『センチメンタルな旅』であり、旅行中の出来事や風景を淡々と写して一冊にしたのです。戦後写真のもっとも大きな成果のひとつであるこの写真集を、刊行から五十年目に見直してみたいと思います。巻末には、片目の視力を失しながらも日々、写真を撮り続けている荒木の現在をインタビューでお伝えし、荒木の八十一歳の誕生日である五月二十五日に発売いたします。

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