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しりあがり寿の死後の世界

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『しりあがり寿の死後の世界』
しりあがり寿 漫画
寺井広樹 文
島田裕巳 監修

A5判、192ページ

生と死を見つめ続ける巨匠・しりあがり寿が古今東西の宗教などをもとに、独自の世界観で描く「死後の世界」。
しりあがりワールド満載で、知的好奇心もくすぐられる、ファンならずとも手にしてほしい意欲作!

「人は死んだらどうなるのか」「死後の世界とはどんなところなのか」。 人びとにとって「死」への関心と畏怖の念は尽きることがありません。
昨今では「終活」や「エンディングノート」なども当たり前になり、ますます「死」に関連する話題が世の中に溢れている感があります。
そこで本書では、数々の作品で独自の死生観を表現し、一貫して生と死にこだわり続けている漫画家しりあがり寿が、世界の伝統的な宗教や各地の伝承、古文書などが伝える「死」「あの世」についての世界観にインスパイアされつつも、オリジナルの解釈で自由に描くマンガを軸に、『辛酸なめ子と寺井広樹のあの世の歩き方』も話題になった"あの世研究"の寺井広樹による興味深い解説文を加えて構成する一冊です。宗教学者として著名な島田裕巳氏の監修によるアカデミックな裏付けも兼備。

【CONTENTS】
□プロローグ
□はじめに

■第1章 伝統的宗教の死後の世界
仏教の死後の世界
国によって様変わりしてきた仏教の死後の世界。
決め手は善行か、「地獄の沙汰も金次第」か!?。
キリスト教の死後の世界
正しい信仰を持ち、善行を積んだ人の魂は天国へ。
罪人や異教徒は、凄まじい地獄で責め苦を受ける。
イスラム教の死後の世界
ごくシンプルな死後の世界。火に炙られる地獄と、酒や乳の川が流れ、望むものが手に入る天国。
神道の死後の世界
ガラパゴス宗教である神道ではすべてが曖昧模糊。
天国も地獄も、今いる世界と地続きかもしれない。
□コラム 琉球に伝わる死後の世界
□まとめと比較
インド仏教・中国仏教・日本仏教の死後の世界比較
キリスト教・イスラム教・神道の死後の世界の比較

■第2章 死者の書
古代エジプト「死者の書」
ミイラとともに棺に納められた巻物の呪文は、死後の楽園にたどり着くための必須アイテムだった。
チベット仏教「死者の書」
何度も繰り返し現れる光が死者を解脱に導く。
その好機を逃さぬよう、僧侶がお経を唱え続ける。
日本版死者の『往生要集』
往生を遂げて極楽浄土に行くためのマニュアル本。
現世での罪に応じて行く、八大地獄の描写が凄まじい。
□コラム アイヌに伝わる死後の世界
□まとめと比較
古代エジプト・チベット仏教の「死者の書」、『往生要集』の比較

■第3章 霊界の達人
スウェーデンボルグ『天国と地獄』『霊界日記』
天界行きか地獄行きかを自分自身で選ぶ。
スウェーデンボルグの『天界と地獄』『霊界日記』より
ワード『死後の世界』
地獄の最下層に行っても、はい上がれるという証言。
ワードの『死後の世界』より。
出口王仁三郎『霊界物語』
トランス状態で口述筆記された壮大なストーリー。
出口王仁三郎の『霊界物語』より。
□まとめと比較
3人の「霊界の達人」が記した死後界の比較
□エピローグ
□失われた「死後の世界」

しりあがり寿
1958年静岡県生まれ。漫画家。1985年『エレキな春』(白泉社)でデビュー。パロディを中心とした新しいタイプのギャグ漫画家として注目を浴びる。「死」をテーマとした作品、幻想的あるいは文学的な作品や実験・前衛的な作品、新聞の風刺4コマ、長編スペクタクルなど、独自の世界観で様々なジャンルの漫画を描き続けている。近年では、映像やアートほか多方面に創作の場を広げている。2014年紫綬褒章受章

寺井広樹
1980年兵庫県生まれ。オカルト研究家。文筆家。同志社大学経済学部卒業。怪談の蒐集や超常現象の研究をライフワークとしている

島田裕巳
1953年東京都生まれ。宗教学者。作家。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員などを歴任。現代における宗教現象、国内外の宗教や新興宗教など、宗教全般について幅広く研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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