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TOPICA PICTUS とぴかぴくたす

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『TOPICA PICTUS とぴかぴくたす』
岡﨑乾二郎

寄稿:ぱくきょんみ 中村麗
装丁:森大志郎
刊行:urizen ナナロク社
A4サイズ 124ページ 上製 布張 表紙箔押し
作品収録数138点 本文オールカラー

コロナ禍の中、描き続けた138作品
色彩極まる絵画の全てを納めた豪華本です。

岡﨑乾二郎(おかざきけんじろう)
1955年東京生まれ。造形作家、絵画、彫刻、映像、建築など、ジャンルを超えて作品を想像すると共に美術批評を中心に執筆を続けてきた。1982年のパリ・ビエンナーレに招聘されて以来、数多くの国際展に出品。
主な書籍に『ルネサンス 経験の条件』(文藝春秋学藝ライブラリー)
『抽象の力』(亜紀書房 ※第69回芸術文部科学大臣賞受)
近著に『岡﨑乾二郎 視覚のカイソウ』(小社)。

【TOPICA PICTUS とぴかぴくたす について】
岡﨑 乾二郎
絵画を類的存在として考えれば、絵画はどれも絵画であることにおいて同じ、とみなされもしよう。
であれば、個々の絵画をなお制作しなければならない切実な動機も失われてしまう。人間という類に人という存在を還元してしまうと、個々の生のかけがえなさが失われてしまうのと同じである。
つまり個々の絵が制作されなければならないのは、それぞれが類的存在としての絵画を超えた固有の問題=主題を抱えているからである。世界にさまざまな場所があり、無数の考えるべき問題=トピックがあるように、絵画はそれぞれ固有の問題、特別の場所に向き合って制作される。けっして他に換えることができない切実さがそこにある。(個々の絵を固有なものとして現前させる問題は無数にある、そしてこの無数の固有な場所、独自な問題のネットワークがこの世界を編み上げている、だから世界を一つの時間、空間に括ることは決してできないだろう。ゆえに世界は決して終わらない)。

2020年の3月からアトリエに籠り、いままでになく集中し作品を制作した。絵画の制作とはその都度、異なる固有の場所を引き寄せ、そして探索することである。絵画が絵画でしかないこと、つまり絵画は絵画をおいてどこにも行けない、その条件に留まることがかえって絵画を通してどこにでも行けること、つまり絵画がなおそれぞれ固有の絵画でありうることの可能性であったことを強く実感した。

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