



















メンタルヘルス・ファーストエイド
¥3,960 税込
SOLD OUT
別途送料がかかります。送料を確認する
『メンタルヘルス・ファーストエイド』こころの応急処置マニュアルとその活用
ベティー・キッチナー / アンソニー・ジョーム / クレア・ケリー
大塚 耕太郎 / 加藤 隆弘 / 小原 圭司 編
メンタルヘルス・ファーストエイド・ジャパン 訳
A5判 縦210mm × 横148mm
392ページ
メンタルヘルスの 問題を有する人に対して、適切な初期支援を行うための行動計画「メンタルヘルス・ファーストエイド」。オーストラリアで開発されたこのプログラムは、心理的危機に陥った人に対して、専門家の支援が提供される前にどのような支援を提供すべきか、どのように行動すべきか、という対応法を身につけるもの。
本書では、オーストラリアで発行された最新マニュアルの翻訳に加え、日本における活用例も収録。
うつ病、不安障害、精神病性障害、物質(アルコール・薬物)関連障害といった主要なメンタルヘルスの問題ごとに症状や原因などの基礎情報を解説し、いざというときの対応を「り・は・あ・さ・る」の5つのステップに分けて伝授。心理・医療・保健・福祉など、メンタルヘルスにかかわる職業の方は必携です。
目次
日本語版編者まえがき
謝辞
第1章 メンタルヘルスの問題とメンタルヘルス・ファーストエイドについて
1-1 メンタルヘルスの問題――オーストラリアと日本を中心に――
1-2 メンタルヘルス・ファーストエイドとは
第2章 メンタルヘルスの問題が起きている人へのファーストエイド
2-1 うつ病
2-2 不安の問題
2-3 精神病
2-4 物質使用障害
2-5 ギャンブルの問題
2-6 摂食障害
第3章 メンタルヘルスの危機的状況に対するファーストエイド
はじめに
3-1 死にたい気持ちとその行動(自殺念慮と自殺企図)に対するファーストエイド
3-2 非自殺的な自傷行為に対するファーストエイド
3-3 パニック発作に対するファーストエイド
3-4 トラウマ的な出来事後のファーストエイド
3-5 重度の精神病状態に対するファーストエイド
3-6 アルコールによる重篤な影響に対するファーストエイド
3-7 薬物による重篤な影響に対するファーストエイド
3-8 攻撃的な行動に対するファーストエイド
第4章 日本におけるメンタルヘルス・ファーストエイドの活用
4-1 メンタルヘルス・ファーストエイド・ジャパン(MHFA-J)の活動
4-2 医療場面での活用
4-3 職場での活用
4-4 学校での活用
4-5 被災地支援での活用
4-6 地域支援での活用
4-7 ひきこもり支援での活用
4-8 国の自殺対策事業での活用
付録1 全国の精神保健福祉センター
付録2 LGBTI Q+の人にメンタルヘルス・ファーストエイドをする際に
考慮すべき事項
付録3 ウィズコロナ・ポストコロナ時代のメンタルヘルス・ファーストエイド
付録4 「元気の素」について
訳注
参考文献
索引
日本語版編者あとがき
ベティー・キッチナー
メンタルヘルス・ファーストエイド・インターナショナルの初代CEOで、本プログラムの開発と普及にあっています。自らのうつ病とそれにまつわる偏見の経験、そしてオーストラリア赤十字社におけるファーストエイド研修から、本プログラムを着想しました。
アンソニー・ジョーム
メルボルン大学公衆衛生大学院の教授であり、メンタルヘルス・ファーストエイドの効果評価や一般住民におけるメンタルヘルス・リテラシー(メンタルヘルスに関する知識や認識)を向上する取り組みに関する研究論文を多数発表しています。
クレア・ケリー
MHFAオーストラリアの研究・カリキュラム担当ディレクター。2003年からメンタルヘルス・ファーストエイドの活動や研究に関わっています。
大塚耕太郎(オオツカコウタロウ)
●岩手医科大学医学部神経精神科学講座・教授/同学部災害・地域精神医学講座・特命教授
メンタルヘルス・ファーストエイド・ジャパン代表
1997年岩手医科大学医学部卒業。2001年同学部神経精神科学講座助手、2007年同講座講師、2012年同学部災害・地域精神医学講座特命教授、岩手県こころのケアセンター副センター長、2016年より現職。主な専門領域は精神科救急、自殺対策、災害精神医学、地域精神保健。日本自殺予防学会常務理事・事務局長、日本精神科救急学会理事、日本うつ病学会理事、日本社会精神医学会理事、日本医療機能評価機構院内自殺予防とスタッフケアに関する検討会委員。監修・執筆に「自殺対策ゲートキーパー養成研修テキスト」(内閣府、監修・執筆、2011-2013)、「精神科救急医療ガイドライン(3)(自殺未遂者対応)」(日本精神科救急学会、共著、2009)、「自殺未遂者への対応」(日本臨床救急医学会、共著、2009)等。
加藤隆弘(カトウタカヒロ)
●九州大学大学院医学研究院精神病態医学・准教授
メンタルヘルス・ファーストエイド・ジャパン創設メンバー/医療・職域・ひきこもり支援担当
2000年九州大学医学部卒業。九州大学病院等で精神科研修後、2005年より精神免疫学研究と精神分析訓練を開始。2008年日本学術振興会特別研究員、2011年米国ジョンズホプキンス大学精神科研究員、2013年九州大学レドックスナビ研究拠点特任准教授(脳研究ユニット長)、2017年九州大学病院精神科神経科講師を経て、2021年5月より現職。専門は精神分析・集団精神療法・精神免疫学で、「気分障害ひきこもり外来」を立ち上げ、脳と心の橋渡し研究ラボ(九大精神科分子細胞研究室)を主宰。環太平洋精神科医会議(PRCP)理事、日本集団精神療法学会理事。編書に『公認心理師の基礎と実践 第22巻 精神疾患とその治療』(遠見書房、2020)、著書に『みんなのひきこもり』(木立の文庫、2020年)、『北山理論の発見』(創元社、共著、2015)等。
小原圭司(コバラケイジ)
●島根県立心と体の相談センター・所長
全国精神保健福祉センター長会・理事
メンタルヘルス・ファーストエイド・ジャパン地域支援担当
1993年東京大学医学部卒業。精神保健指定医。精神科専門医・指導医。東京大学医学部附属病院で研修後、虎の門病院、松沢病院、関東医療少年院等を経て2012年より現職。
予防精神医学、地域精神医学、依存症(特にギャンブル等の行動嗜癖)、地域におけるひきこもり支援を専門としています。ポジティブ精神医学、マインドフルネス、行動活性化などの考え方をもとに、人がいきいきと自分らしく生きるための支援を行っています。訳書に『10代のための人見知りと社交不安のワークブック』(星和書店、2013)、『本当の依存症の話をしよう』(星和書店、監訳、2019)等。
メンタルヘルス・ファーストエイド・ジャパン
精神疾患の啓発と初期対応の普及を目的とした、精神科医有志から構成される団体です。2007年、代表の大塚や加藤・鈴木・橋本・藤澤ら創設メンバーがオーストラリアでメンタルヘルス・ファーストエイドの研修を修了し、MHFA本部より日本での普及活動の承諾を得て、日本国内でのMHFAの普及活動を推進しています。医療福祉に限らず様々な職種への研修機会の提供や、内閣府による自殺予防キャンペーンでの導入などの功績から、MHFA-Japanは、2012年5月には、日本精神神経学会の精神医療奨励賞を受賞しています。
-
レビュー
(1213)
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について
¥3,960 税込
SOLD OUT