













カッコーの巣の上で
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『カッコーの巣の上で』
ケン・キージー
岩元巌 訳
四六判、497ページ
体制に抵抗する者たちの鮮烈な冒険譚
精神病院にやってきた本書の主人公ランドル・パトリック・マックマーフィ。彼の性格は騒々しく、乱暴で、陽気で愛情のあふれる、反逆者である。そして、女好きで人生に前向きな戦士でもある。
看護師長ラチェッドの独裁にうんざりしていたマックマーフィは、ラチェッドに反旗を翻した。周りの患者たちも同意し結集していった。
病院の規律を破り、病棟でのギャンブルを盛り上げ、ひそかに女性たちを連れ込みワインを調達するなど、あらゆる場面で自由に振舞った。
最初は戯れとして始まったこの反抗は、すぐに厳しい闘争へと発展する。絶対的権威を背景とする師長ラチェッドと、自身の不屈の意志に従って行動するマックマーフィ。
ラチェッド師長がマックマーフィに対して究極の攻撃を行ったとき、何が起きたか。物語は衝撃的なクライマックスを迎える。
[原題]ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST
ケン・キージー(Ken Kesey)
波乱万丈の人生を送り、カルト・ヒーローとさえ言われたアメリカの作家。1935年、コロラド州生まれ。1962年に刊行した『カッコーの巣の上で』がたちまちベストセラーとなる。その後、カリフォルニア州に、ヒッピーの若者たちのためのコミューンを開設。1964年には、ヒッピーコミューン「メリー・プランクスターズ」とともに、サイケデリック塗装のバス「FURTHUR号」に乗り込み、全米に「トリップ」体験を広めるツアーをはじめる。1967年のビートルズの映画『マジカル・ミステリー・ツアー』はこのツアーをモチーフとしたとされる。こうした出来事を通じ、キージーは反体制のヒーローとしてもてはやされた。その後、薬物使用などで逮捕・起訴を繰り返し、次第に脚光を浴びる存在でなくなったキージーは、後半生は農場を経営しながら、エッセイや短編を書いて自由に暮らし た。2001年死去。
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