



















みんなの「わがまま」入門
¥1,925 税込
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『みんなの「わがまま」入門』
富永京子
四六判、 271ページ
“権利を主張する"は自己中?
言っても何も変わらない?
デモや政治への違和感から、校則や仕事へのモヤモヤまで、意見を言い、行動することへの「抵抗感」を、社会学の研究をもとにひもといていく、中高生に向けた5つの講義。
身近な「わがまま」と社会をゆるやかにつなげ、意見の異なる人々と、社会をつくるための入門書。
・デモってなんか怖い
・結局「自己責任」じゃない?
・炎上したくない
・「いい子」みたいで恥ずかしい
……
「わがまま」言いたい人も、引いちゃう人も。
学校や家庭、職場で、こっそりゆっくり、「わがまま」をやってみる方法を考える。
◎学校の授業や、ワークショップでもつかえるエクササイズ付き
◎もっと学びたい人のための「『わがまま』入門ブックリスト」付き
どうすれば私たちは日々感じているモヤモヤやイライラを超えて、自分を解放し、だれかを助けられるような「わがまま」に優しくなることができ、「わがまま」を言えるようになるのでしょうか。この本では、その手がかりをお伝えできたら、と思います。(「はじめに」より)
●目次
はじめに
◎1時間目 私たちが「わがまま」言えない理由
・わがまま=自己中?
・日本が30人の教室だったら/「ふつう幻想」が「ずるい」をつくる/わがままは自己中ではない
・意見を言うと浮いてしまう?
ふつうと平等はどこへ消えた?/グローバル化で「ばらばら」に/私のわがままはみんなの「それな! 」/今のわがまま・昔のわがまま/違いからはじめて同じ根っこを探す/私、別に「かわいそう」じゃないし…
・エクササイズ1 その人になってみる
・エクササイズ2 あだ名ワークショップ
◎2時間目 「わがまま」は社会の処方箋
・「わがまま」批判はどこからくるの?
わがまま下手な日本人/「批判するからには、別の案があるんだよね?」/「社会のためとか、意識高いよね(笑)」/「社会運動って、迷惑じゃないですか?」/「価値観の押し付けでしょ?」/「自己責任じゃないですか?」
・それで、結局意味あるの?
わがままはきっかけづくり/自己満足でもいい/「わがまま」はアイドルの出待ち?/長い目で見てみる
・エクササイズ3 20年前と今を比べてみる
・エクササイズ4 変化を説明してみる
◎3時間目 「わがまま」準備運動
・どこまで「わがまま」言ってもいいの?
・アウトなわがまま・セーフなわがまま/わがままの背景を考える/わがままの落とし所?
・伝え方が悪いと、話を聞く気になりません
・過激な表現にひるまない/「おうち語」化に気をつける
・「〇〇派」を超えて言葉を伝えよう
知らない人に教えてみる/イベントを大事にする/いろんな大人に会う/大学に行ってみよう/「中立」も「偏り」も、そんなにこだわることじゃない/「うちの地元に大学はねえよ」/人をカテゴライズしない
エクササイズ5 「おうち語」を翻訳する
◎4時間目 さて、「わがまま」言ってみよう!
・社会的「わがまま」のススメ
モヤモヤで「わがまま」キックオフ/わがままは、直接相手に言わない/伝えるための工夫/趣味の雑誌を読もう
・もっと気軽にできる方法はありませんか?(やっぱり恥ずかしいし)
ちょっと文化系なわがままが好きな人に/代わりのものをつくってみる/買う・選ぶもわがままのうち/こっそりやってみる
・気が向かないときはやめてみる
遠くに行ってやってみる/うまく行かなくても気にしない/自分をカテゴライズしない
エクササイズ6 モヤモヤするものを探す
エクササイズ7 署名を呼びかけてみる!
◎5時間目 「わがまま」を「おせっかい」につなげよう
・他人のことでも「わがまま」言っていい
「うち」と「よそ」はつながっている?/よそ者だからできることがある/よそ者がいると「その人」が目立たなくなる/よそ者資源が役に立つ/だれだっていつかはよそ者になる。でも、それでいい/わがままで遊ぼう!
・おわりに
・本書に出てくる読みもの一覧
・「わがまま」入門ブックリスト
富永京子(トミナガキョウコ)
1986年生まれ。
立命館大学産業社会学部准教授、シノドス国際社会動向研究所理事。
専攻は社会運動論・国際社会学。
東京大学大学院人文社会系研究科修士課程・博士課程修了後、日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2015年より現職。
著書に『社会運動と若者』『社会運動のサブカルチャー化』がある。
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