

















アイヌと神々の謡
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『アイヌと神々の謡』
萱野茂
文庫判、485ページ
著者が聞き集めた13のカムイユカラと子守歌を日本語とアイヌ語の併記でわかりやすく紹介。
好評発売中のヤマケイ文庫『アイヌと神々の物語』の続編であり、完結編!
中川裕氏(「ゴールデンカムイ」アイヌ語監修・千葉大学文学部教授)
「カムイユカラというのは、かつてのアイヌの人たちにとって歌のように歌われる楽しい物語であり、同時にこの世界の仕組みを教えてくれる大切な教科書だったのである。」(本文序文より)
アイヌ語研究の第一人者である故・萱野茂氏(第32回菊池寛賞受賞)が残した知られざる名著『カムイユカラと昔話』(1988年刊・小学館)から、13のカムイユカラと子守歌を収録。
著者が祖母や村のフチ(おばあさん)から聞き集めたカムイユカラと子守歌を、日本語訳とアイヌ語を併記して丁寧に紹介する。
日本語訳からはカムイの目を通したアイヌの世界観が広がり、歌うようなアイヌ語と照らし合わせて読むことでより味わい深い。
随所に著者による訳注が入り、『アイヌと神々の物語』と同様に13の謡すべてにわかりやすい解説が添えられる。
序文として『ゴールデンカムイ』のアイヌ語監修を務める研究者・中川裕氏による「アイヌに歌い継がれてきた楽しい物語」を収録。
〔もくじ〕
カッコウ鳥とポンオキクルミ
ホタルの婿選び
ムジナとクマ
わたしの夫は
大空に描いたコタン
カケスとカラス
怪鳥フリと白ギツネ
マムシが人助け
エゾマツの上の怪鳥
火の女神と水の女神のけんか
許嫁のちんちんが
ポンヤウンぺへの子守歌
子どもと家出
萱野茂(かやのしげる)
1926年、北海道沙流郡平取町二風谷に生まれる。小学校卒業と同時に造林・測量・炭焼き・木彫りなどの出稼ぎをして家計を助ける。
アイヌ語研究の第一人者でアイヌ語を母語とし、祖母の語る昔話・カムイユカラを子守唄替りに聞いて成長。
昭和35年からアイヌ語の伝承保存のため町内在住の古老を中心にアイヌの昔話・カムイユカラ・子守唄等の録音収集を始め、金田一京助のユカラ研究の助手も務めた。
昭和50年、『ウウェペケレ集大成』で菊池寛賞受賞。また昭和28年からアイヌ民具の収集・保存・復元・研究に取り組み、昭和47年「二風谷アイヌ文化資料館」を開設。2006年に死去。
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