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霧の彼方 須賀敦子

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『霧の彼方 須賀敦子』
若松英輔

四六判 縦194mm × 横134mm
480ページ

生涯にわたり信仰と文学の「コトバ」に共振し、晩年に稀有な作品を遺した須賀敦子。
没後二十二年たっても読者を惹きつけてやまない作家の、魅力の源泉とは。
須賀敦子の「霊性」に、同じ情熱をもって迫る本格評伝。

宮沢賢治、川端康成、ウンベルト・サバ、ナタリア・ギンズブルグ、マルグリット・ユルスナール、シャルル・ペギー、ダヴィデ・マリア・トゥロルド、聖カタリナ、聖フランチェスコ、友人マリア・ボットーニ、親友しげちゃん、父、そして夫ペッピーノーー。
詩人、小説家、カトリック左派の実践的思想家、中世の聖人、愛する人たち。
さまざまな出会いによって導かれた、「たましい」の旅を描く。

【目次】
第一章 書かれなかった言葉
第二章 不得意な英語と仏教
第三章 人生の羅針盤
第四章 二人の聖女
第五章 母の洗礼
第六章 夢幻のカテドラル
第七章 レジスタンスの英雄
第八章 終わらない巡礼
第九章 ペルージャへの招き
第十章 文筆家の誕生
第十一章 ローマと新教皇
第十二章 ダヴィデ・マリア・トゥロルド
第十三章 ミラノへの階梯
第十四章 ある幼子の物語
第十五章 言葉という共同体
第十六章 エマニュエル・ムーニエと『エスプリ』
第十七章 内なるファシスト
第十八章 ほんとうの土地
第十九章 悲しみの島
第二十章 ゲットとウンベルト・サバ
第二十一章 川端康成と虚構の詩学
第二十二章 二度の帰国
第二十三章 ダンテを読む日々
第二十四章 見えない靴、見えない道
第二十五章 トランクと書かれなかった言葉

あとがき
人名索引

若松英輔(ワカマツエイスケ)
1968年新潟県生まれ。批評家、随筆家、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。
2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡智の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶応義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞、第16回蓮如賞受賞。
著書に『イエス伝』(中央公論新社)、『魂にふれる 大震災と、生きている死者』(トランスビュー)、『生きる哲学』(文春新書)、『霊性の哲学』(角川選書)、『悲しみの秘義』(ナナロク社、文春文庫)、『内村鑑三 悲しみの使徒』(岩波新書)、『種まく人』『詩集 愛について』『常世の花 石牟礼道子』『本を読めなくなった人のための読書論』(以上、亜紀書房)、『学びのきほん 考える教室 大人のための哲学入門』『詩と出会う 詩と生きる』(以上、NHK出版)、『霧の彼方 須賀敦子』(集英社)など多数。

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