1/20

セーラー服の社会史

¥2,200 税込

SOLD OUT

別途送料がかかります。送料を確認する

『セーラー服の社会史』大阪府立清水谷高等女学校を中心に
井上晃

A5判 縦210mm × 横148mm
148ページ

9世紀イギリスの水兵服が、どのような推移で女学生の制服として定着したのか。明治期の和服から大正期の袴、洋装の制服としてのセーラー服の誕生をへて現在のデザインに至るまでを、大阪府立清水谷高校の制服の変遷を軸に、230点の写真とともに描く。

目次
まえがき

第1章 セーラー服の歴史
 1 子ども服になったセーラー服
 2 体操服からレディースファッションへの展開

第2章 日本の女学生の制服の流れ
 1 明治―大正期の服装
 2 制服に先行した体操服の洋服化
 3 セーラー服以前、さまざまな洋服の制服の採用
 4 セーラー服の導入

第3章 清水谷高等女学校の制服
 1 和服の頃
 2 和洋混合――洋服化の流れ
 3 体操服を制定
 4 セーラー服を冬の制服に指定
 5 夏服の制定
 6 セーラー制服の普及
 7 セーラー服が輝いた頃
 8 戦時体制と制服

第4章 戦後――清水谷高校の制服
 1 終戦直後の服装
 2 徐々にセーラー服が復活
 3 新しい学制と共学化
 4 着こなしの変化
 5 制服廃止・自由化の波

第5章 清水谷セーラー服をめぐるエピソード
 1 セーラー服のパーツをみる
 2 販売店について
 3 テレビや映画に登場した清水谷の制服

第6章 清水谷の体操服
 1 体操服の変遷
 2 水着について

終 章 制服の今後について
 1 大阪府下の高校に残るセーラー服
 2 清水谷は創立百二十年

参考文献

あとがき

版元から一言
セーラー服イコール女学生。このイメージは日本に広く定着しているが、セーラー服の源流は19世紀イギリスの水兵服である。外国に起源をもちながらもいまや日本の女学生の象徴になったセーラー服は、なぜこれほどまでに人々に愛され、日本に定着したのか。

大阪では「清水谷ブルー」の愛称で親しまれ、ドラマ『カーネーション』や映画『逆光の頃』などの撮影にもよく使われる大阪府立清水谷高校のセーラー服に着目して、セーラー服の変化を追う。明治期の和服から大正期の袴、そして洋装の制服としてのセーラー服の発明へ。セーラー服を切り口に、日本の洋装化の一端も見えてくる。

「制服がかわいいからあの学校に進学する」。こうした入学動機に裏打ちされるセーラー服の魅力に迫りながら、一つの高校のセーラー服の120年間を200点以上の写真とともにたどる。

井上晃(イノウエアキラ)
1956年、大阪府生まれ。1972年に大阪府立清水谷高校に入学し、その後、日本大学芸術学部写真学科卒業。服飾デザイン業を経て、現在は損害保険代理店に勤務。「はたらくくるま」シリーズ(講談社)で写真を担当。

商品をアプリでお気に入り
  • レビュー

    (1204)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥2,200 税込

SOLD OUT

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品
        CATEGORY