



















セーラー服の社会史
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『セーラー服の社会史』大阪府立清水谷高等女学校を中心に
井上晃
A5判 縦210mm × 横148mm
148ページ
9世紀イギリスの水兵服が、どのような推移で女学生の制服として定着したのか。明治期の和服から大正期の袴、洋装の制服としてのセーラー服の誕生をへて現在のデザインに至るまでを、大阪府立清水谷高校の制服の変遷を軸に、230点の写真とともに描く。
目次
まえがき
第1章 セーラー服の歴史
1 子ども服になったセーラー服
2 体操服からレディースファッションへの展開
第2章 日本の女学生の制服の流れ
1 明治―大正期の服装
2 制服に先行した体操服の洋服化
3 セーラー服以前、さまざまな洋服の制服の採用
4 セーラー服の導入
第3章 清水谷高等女学校の制服
1 和服の頃
2 和洋混合――洋服化の流れ
3 体操服を制定
4 セーラー服を冬の制服に指定
5 夏服の制定
6 セーラー制服の普及
7 セーラー服が輝いた頃
8 戦時体制と制服
第4章 戦後――清水谷高校の制服
1 終戦直後の服装
2 徐々にセーラー服が復活
3 新しい学制と共学化
4 着こなしの変化
5 制服廃止・自由化の波
第5章 清水谷セーラー服をめぐるエピソード
1 セーラー服のパーツをみる
2 販売店について
3 テレビや映画に登場した清水谷の制服
第6章 清水谷の体操服
1 体操服の変遷
2 水着について
終 章 制服の今後について
1 大阪府下の高校に残るセーラー服
2 清水谷は創立百二十年
参考文献
あとがき
版元から一言
セーラー服イコール女学生。このイメージは日本に広く定着しているが、セーラー服の源流は19世紀イギリスの水兵服である。外国に起源をもちながらもいまや日本の女学生の象徴になったセーラー服は、なぜこれほどまでに人々に愛され、日本に定着したのか。
大阪では「清水谷ブルー」の愛称で親しまれ、ドラマ『カーネーション』や映画『逆光の頃』などの撮影にもよく使われる大阪府立清水谷高校のセーラー服に着目して、セーラー服の変化を追う。明治期の和服から大正期の袴、そして洋装の制服としてのセーラー服の発明へ。セーラー服を切り口に、日本の洋装化の一端も見えてくる。
「制服がかわいいからあの学校に進学する」。こうした入学動機に裏打ちされるセーラー服の魅力に迫りながら、一つの高校のセーラー服の120年間を200点以上の写真とともにたどる。
井上晃(イノウエアキラ)
1956年、大阪府生まれ。1972年に大阪府立清水谷高校に入学し、その後、日本大学芸術学部写真学科卒業。服飾デザイン業を経て、現在は損害保険代理店に勤務。「はたらくくるま」シリーズ(講談社)で写真を担当。
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