


















異聞風土記 1975-2017
¥1,760 税込
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『異聞風土記 1975-2017』
尹雄大
四六判 縦188mm 横129mm
216ページ
過去の風景が未来を語る。
流転の日々をその土地と人々の記憶から紡ぎ出す、<極私的日本史>。
どうしても読んでみたかった本が目の前にある興奮。
最も誠実なインタビュアーとしてあらゆる人生の細部に光を投げかけてきた著者が
とうとう語り始める、自らの人生。
在日韓国人三世として呼吸したこの国の、風と土の変遷。
――七尾旅人(シンガーソングライター)、推薦
高度成長期に生まれ、多感な時期にバブルとその崩壊を体験し、阪神大震災・東日本大震災という二つの巨大な天災をへて、いま未知のウイルスに浸食されている「私たち」。
その姿がたった一人の視点と経験が浮かび上がらせる。
神戸・京都・大阪、東京を経由して、福岡・鹿児島、そして宮古島へ。
すでに行き去りし人々の息遣いと熱をまとった「私の物語」から明らかになるもう一つの日本史。
【本文より】
そこでしか語られない言葉があり、そこに吹き渡る風がある。
風土を記すとは、表に現れないところを感じることではないか。
――そんな想像を手掛かりに私が暮らした、歩いた土地について記してみたい。
【目次】
第1章 神戸編
1 神戸、1975年
2 あちらとこちら、1975年
3 阪神間モダニズム
4 モロゾフとコスモポリタン、1984年
5 震災、1995年
第2章 京都編
1 洛中洛外
2 路地
3 ソウル
4 巫祝
第3章 大阪編
1 大阪との邂逅、1989年
2 鶴橋
3 彼女の口の達者さ
第4章 東京編
1 東京、1994年
2 大山ハッピーロード
3 別離、1995年
4 歌舞伎町、2002年
5 千駄木、感情教育の始まり
6 2011年3月11日
第5章 福岡そして鹿児島
1 福岡、2013年
2 メゾンプールサイド
3 本当に本当の記憶
4 鹿児島、2017年
5 永遠の今を生きる人たち
第6章 宮古島
1 宮古、2015年
2 ミャークとヤマト
3 淫蕩
終わりに
尹雄大(ユンウンデ)
1970年神戸市生まれ。インタビュアー&ライター。政財界人やアスリート、アーティストなど約1000人に取材し、その経験と様々な武術を稽古した体験をもとに身体論を展開している。主な著書に『やわらかな言葉と体のレッスン』(春秋社)、『体の知性を取り戻す』(講談社現代新書)、『増補新版 FLOW 韓氏意拳の哲学』(晶文社)、『脇道にそれる』(春秋社)、『モヤモヤの正体』(ミシマ社)など。
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