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リリカルアンドロイド

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『リリカルアンドロイド』
荻原裕幸

四六変型判、144ページ

短歌をこころから楽しんだ季節の記録
かつてニューウェーブと呼ばれ、暴走と迷走を繰り返した日々を経て、しばらくは短歌に苦しめられてもいましたけれど、四十歳を過ぎた頃、ふたたび蜜月とでも言いましょうか、書くことが楽しくてしかたない季節がやって来ました。(あとがきより)
「ニューウェーブ短歌」を牽引した一人、荻原裕幸による、19年ぶりの第6歌集。

さまざまな境界線が滲み合い、交差する中で
あふれ出すのは不可逆的かつ永遠的な「いま」の抒情だ。
矛盾と異化を含んだ梅の花の心地良い香りに誘われて、
荻原裕幸は今日も現代短歌の〈夢〉をリリカルに完食する。
濱松哲朗

荻原さんの今までの歌集のなかでいちばんいいと思います。
平岡直子

目次
不断淡彩系
誰かが平和園で待つてる
空が晴れても妻が晴れない
桜底彷徨帖
ご機嫌よう瑞穂区
江戸秋雲調
誰でもないひと
蕪と無のブルース
この世から少し外れて
兵隊となるなりゆき
触れると梅だ
遭難のあとさき
四畳半の半の永遠
みづのかたち
あとがき

荻原裕幸(オギハラヒロユキ)
1962年生まれ。名古屋市在住。愛知県立大学卒。90年代のはじめ、朝日新聞に掲載された歌論の反響をきっかけに、ニューウェーブと呼ばれる。第30回短歌研究新人賞受賞。名古屋市芸術奨励賞受賞。歌集出版企画「歌葉」プロデュース、総合誌「短歌ヴァーサス」責任編集、等、フリーな立場を活かした活動を続けている。歌集に『青年霊歌』『甘藍派宣言』『あるまじろん』『世紀末くん!』、未刊歌集『永遠青天症』含む全歌集『デジタル・ビスケット』(沖積舎)がある。「東桜歌会」主宰。同人誌「短歌ホリック」発行人。

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