











犬探し / 犬のパピルス
¥2,200 税込
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『犬探し / 犬のパピルス』
管啓次郎
四六変型判 縦188mm × 横110mm
224ページ
待望の最新詩集!
世界的に注目を集める詩人の、比類なき言葉の宇宙。
『Agend’Ars』4部作から英語詩集 Transit Bluesへとつづいてきた、著者の圧倒的な詩空間の最新の断面。いちど読んだら忘れられない、犬と人の関係を主題にした2篇、「犬探し」に始まり「犬のパピルス」に終わる新詩集は、主として2017年の『数と夕方』以降の作品を収録している。「犬がいなくなった/夕方の中を名前を呼びながら歩いた」平易な言語が日本語世界に比類のない広がりと深みを生む、現在、世界的に注目を集めている詩人の、夢のような精神の原景。ウェブマガジン「水牛のように」他さまざまな媒体に発表された作品群だが、著者が多用する形式である16行詩のほか、キリスト教文明批判がこめられた「コルコヴァード」など、異様な強度をたたえたいくつかの長詩は必読だろう。アントナン・アルトーからエドゥアール・グリッサン、J. M. G. ルクレジオらの翻訳者としての思索のエッセンスの結晶。『野生哲学』の共著者である小池桂一により新たに描かれた装画2点もすばらしい。
目次
犬探し
「犬狼詩集」より
貴州詩片
太田詩片
サウスウェスト詩片
写真論
山形少年
光のりんご
青空ジュークボックス
Baciu, bacio
中山北路
(ひかりは せかいに……)
重力、樹木
グラナダ
コルコヴァード
ハバナ
コロラド
犬のパピルス
あとがき
管啓次郎(スガケイジロウ)
1958年生まれ。詩人、批評家。明治大学理工学部教授(批評理論研究室)。比較文学研究者、翻訳者、エッセイストとして四半世紀を過ごした後、詩の実作に転ずる。第一詩集『Agend’Ars』以後、『島の水、島の火』『海に降る雨』『時制論』『数と夕方』『狂狗集 Mad Dog Riprap』(いずれも左右社)、英文詩集 Transit Blues (University of Canberra)を発表。また『Agend’Ars』四部作からの撰集(西日併記)がAgend’Arsとしてメキシコで、Transit Bluesスペイン語版がスペインで出版されている。2010年、スタンフォード大学での学会Transpoetic Exchange にジェローム・ローセンバーグとともに詩人として招待されたことを皮切りに、これまでに十数カ国の詩祭および大学で招待朗読を行った。エッセイストとしては読売文学賞受賞(2011年)の『斜線の旅』(インスクリプト)ほか著書多数。また仏西英からの翻訳者としてもエドゥアール・グリッサン『〈関係〉の詩学』『第四世紀』(いずれもインスクリプト)をはじめ、三十冊ほどの訳書を発表。
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