



















ふれる社会学
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『ふれる社会学』
ケイン樹里安/上原健太郎
A5判、200ページ
わたしたちをとらえて離さない社会。メディア、家族、労働、余暇、ジェンダー、セクシュアリティ、差別、人種等の視点から、身近な、そしてエッジのきいた14のテーマを読み解くことを通して、社会の大きな仕組みにふれる。また、執筆者と研究との出会いを記したコラム「研究のコトハジメ」や、初学者読者応援ページ「コトハジメるコツ!」では、大学での学びのお役立ち情報を掲載し、より深い学びをサポート。
目次
はじめに
第1章 スマホにふれる(ケイン樹里安)
第1節 スマホ片手に何をする?
第2節 いま・ここ・なんとなく
第3節 触れさせられている?
第4節 生(ライフ)に触れる
第5節 スマホで社会に触れる
◆ 研究のコトハジメ
第2章 飯テロにふれる(菊池哲彦)
第1節 飯テロが浮かび上がらせる社会のかたち
第2節 共食と孤食
第3節 飯テロと孤食
第4節 孤食の時代と飯テロが開く共同性
◆ 研究のコトハジメ
第3章 就活にふれる(上原健太郎)
第1章 「就活やねん」
第2節 就活世界を形づくるモノ・人
第3節 自己の発見・演出・修正
第4節 就活世界をどのようにとらえるか
◆ 研究のコトハジメ
第4章 労働にふれる(上原健太郎)
第1節 頭を下げ続ける社会
第2節 サービス産業化社会
第3節 感情を管理する
第4節 賃金による帳尻合わせ?
第5節 やりがいの搾取
第6節 労働にふれるとは?
◆ 研究のコトハジメ
第5章 観光にふれる(八木寛之)
第1節 地域イメージと「観光のまなざし」
第2節 「観光まちづくり」の興隆とそのジレンマ
第3節 「ディープな大阪」という地域イメージをめぐって
◆ 研究のコトハジメ
第6章 スニーカーにふれる(有國明弘)
第1節 「コートの中」から「ストリート」へ
第2節 「黒い」スパイダーマンと「エア・ジョーダン」
第3節 スニーカーが反映するストリートの人々の価値観
第4節 AJやラップは「黒人」だけのものなのか?
第5節 スニーカーの「経路」から社会にふれてみる
◆ 研究のコトハジメ
第7章 よさこいにふれる(ケイン樹里安)
第1節 無我夢中
第2節 踊り子の「学習」
第3節 文化の経路
第4節 どこの/誰の文化?
第5節 調整と組み上げ
◆ 研究のコトハジメ
第8章 身体にふれる(喜多満里花)
第1節 身体について考える
第2節 「理想」という規範
第3節 抵抗の場としての身体
第4節 私のまなざし
◆ 研究のコトハジメ
第9章 レインボーにふれる(中村香住)
第1節 レインボー、「LGBT」、「ダイバーシティ」の普及?
第2節 さまざまなセクシュアル・マイノリティ
第3節 セクシュアル・マイノリティの運動の歴史
第4節 フェミニズムの歴史
第5節 「LGBTブーム」を超えて
◆ 研究コトハジメ
第10章 「外国につながる子ども」にふれる(金南咲季)
第1節 はじめに
第2節 学校に広がるエスノスケープ
第3節 みえなくする/みえなくなる
第4節 「コンタクト・ゾーン」としての学校の可能性
第5節 おわりに
◆ 研究コトハジメ
第11章 ハーフにふれる(ケイン樹里安)
第1節 「ハーフ」の顔
第2節 帰属の政治と人種化
第3節 技芸と折衝
第4節 交差性を抱えて
◆ 研究のコトハジメ
第12章 差別感情にふれる(栢木清吾)
第1節 看板の向こう側への想像力
第2節 反-反日感情が見ない現実
第3節 自己感情の自己点検
◆ 研究のコトハジメ
第13章 「障害」にふれる(佐々木洋子)
第1節 はじめに
第2節 障害とはなにか
第3節 家族と障害
第4節 「障害のまわり」について考えること
◆ 研究のコトハジメ
第14章 「魂」にふれる(稲津秀樹)
第1節 「魂」にふれる
第2節 「魂」への気づき
第3節 儀礼が可視化する「魂」
第4節 権力に晒される「魂」
第5節 社会構想における「魂」
◆ 研究コトハジメ
第15章 100年前の社会学にふれる(ケイン樹里安・上原健太郎)
第1節 社会から「自由」?:E.Durkheim
第2節 社会を構成し、変えていく:M.Weber/G.Simmel
第3節 社会と個人の循環
第4節 生き抜くために社会に「ふれる」
◆◇ コトハジメるコツ!
(1)授業でノートをとる(2)フィールドノートをとる(3)ひとことにこだわる(4)卒論へと筆をとる(5)書店員さんのこだわりにふれる(松本秀昭)
ケイン樹里安(ケインジュリアン)
1989年(平成元年)生まれ。専門は社会学/文化研究。主たる研究テーマは「ハーフ」とよさこい踊り。
大阪市立大学都市文化研究センター研究員。大学・専門学校非常勤講師。
主著:『いろいろあるコミュニケーションの社会学』(分担執筆、北樹出版2018年)、『ポスト情報メディア論』(分担執筆、ナカニシヤ出版2018年)、『アーバンカルチャーズ』(分担執執筆、晃洋書房2019年)、「『半歩』からの約束――WEBメディアHAFU TALK(ハーフトーク)実践を事例に」『現代思想特集:新移民時代』(青土社、2019年)。「ハーフのドラマトゥルギーのために――ソーシャルメディア、労働、ジェンダー秩序」『市大社会学』(2018年)。「ハーフの技芸と社会的身体ーーSNSを介した相互交流の場を事例に」『年報カルチュラル・スタディーズ』5号(2017年)。
*「ハーフ」に限らず海外ルーツと身の回りの人を繋ぐWEBサイト「HAFU TALKハーフトーク」共同代表。唐揚げとコーラが燃料。深夜の飯テロが趣味。
上原健太郎(ウエハラケンタロウ).
1985年生まれ。社会学者。大阪市立大学大学院文学研究科単位取得退学。博士(文学)。
主たる研究テーマは、沖縄の若者の就労問題。
大阪国際大学人間科学部心理コミュニケーション学科講師。
主著:『持続と変容の沖縄社会』(分担執筆、ミネルヴァ書房、2014年)、『いろいろあるコミュニケーションの社会学』(分担執筆、北樹出版、2018年)などがある。
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