


















権力と支配
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『権力と支配」
マックス・ウェーバー
濱嶋朗 訳
文庫判、360ページ
希望はカリスマを生む。だがそれは日常化する。
支配の正当性は、なぜ三つに分類し得るのか。
ウェーバーの著作全体への入口とも言える本書は、支配のあり方を比較するために服従する側の動機から接近する。
服従のあり方から見出される正当性のタイプに基づいた支配の三類型(合法的・伝統的・カリスマ的)にはじまって、一つ一つの概念を緻密に検討する粘り強い論考は、やがて官僚制化の機制までも解き明かし、あらゆる「支配」の本質に迫る。
社会の科学はここからはじまった。
【本書の主な内容】
■第一部 権力と支配
第一章 正当性の妥当
第二章 官僚制的行政幹部をそなえた合法的支配
第三章 伝統的支配
第四章 カリスマ的支配
第五章 カリスマの日常化
第六章 封建制
第七章 カリスマの没支配的意味転換
第八章 合議制と権力分立
第十章 没支配的団体行政と代議行政
第十一章 代表
第十二章 身分と階級
■第二部 官僚制
1 官僚制の特徴
2 官僚の地位
3 官僚制化の前提と根拠
4 官僚制機構の永続的性格
5 官僚制化の経済的および社会的帰結
6 官僚制の権力的地位
7 官僚制の発展段階
8 教養と教育の「合理化」
訳註/文庫版あとがき/解説(橋本努)/索引
マックス・ウェーバー
1864年エルフルト生まれ。ドイツの社会学者、経済学者。正式にはKarl Emil Maximilian Weber、通称Max Weber。「理念型」概念による把握を提唱して社会科学の方法を整備し、「価値自由」を提唱してその近代科学化に貢献した。
1920年没。
大著『宗教社会学論集』からは『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』『古代ユダヤ教』『宗教社会学論選』『儒教と道教』『ヒンドゥー教と仏教』などが日本語に訳されている。
大著『経済と社会』からは『社会学の基礎概念』『支配の諸類型』『法社会学』『支配の社会学I, II』『宗教社会学』『都市の類型学』などが日本語に訳されている。本企画も『経済と社会』からの訳出であり上記『支配の諸類型』『支配の社会学』の一部をなしている。
濱嶋朗(ハマシマアキラ)
1926年生まれ。東京大学文学部社会学科卒業。東京学芸大学名誉教授。著書に『ウェーバーと社会主義』(有斐閣1980)『現代社会と階級』(東大出版会1991)、共著に『社会学小事典』(有斐閣2005新版増補版)、訳書にウェーバー『家産制と封建制』(みすず書房1957)『社会主義』(講談社学術文庫1980)、共訳書に『社会学論集―方法・宗教・政治/ウェーバー』(青木書店2005)がある。
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