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相米慎二という未来

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『相米慎二という未来』
金原由佳・小林淳一 編

B5判、280ページ

「翔んだカップル」「セーラー服と機関銃」「台風クラブ」「ションベン・ライダー」などで知られる、映画監督の相米慎二。2021年(9月9日)は氏の没後20年にあたります。2021年2月6日~19日に渋谷ユーロスペースで開催された「没後20年 作家主義 相米慎二」(全監督作品13本を上映)には、コロナ禍にも拘わらず連日多くの観客が映画館を訪れました。相米慎二の回顧上映は過去2回(11、13年)行われていますが、今回の特長は若い観客の増加、とりわけ若い女性が数多く来場したことです。上映期間中にTwitterなどには、「こんなすごい映画が存在したのか」「いまでは不可能と思える演出の数々に心うたれた」など、これまで相米映画に触れたことのない若年層からの好意的な意見が多数寄せられました。
 
本書では没後20年たっても色あせない相米映画の魅力を、キャストや制作スタッフへのインタビューを通じて描いていきます。

【本書の構成】
(邂逅)
相米映画をリアルタイムで見ていない若年層に、今回初めて相米映画に触れて感じたことを聞きます。
また、かつてリアルタイムで見た世代に改めて相米ワールド全作品に触れてもらい、いま感じたことを語ってもらいます。
   ⇒インタビュー:唐田えりか、板垣瑞生、村上淳、土井裕泰、松居大悟

(巡礼)
相米映画の舞台となった数々のロケ地を巡礼します。
   ⇒「翔んだカップル」「セーラー服と機関銃」「東京上空いらっしゃいませ」ほか

(回想)
相米作品に出演したキャストらが作品を振り返ります。それは単なる回想に留まらず、「いまに繋げるため」「映像の未来を生きるため」に相米作品をとらえ直します。
   ⇒インタビュー:三浦友和、大西結花、河合美智子、斉藤由貴、牧瀬里穂、佐藤浩市、浅野忠信、小泉今日子

(証言)
生前の相米慎二自身を、彼を支えたスタッフが振り返ります。
   ⇒インタビュー:佐々木史朗(プロデューサー)、今村治子(記録)、榎戸耕史(助監督)、小川久美子(衣裳)、小川富美夫(美術)、大友良英(音楽)ほか

金原由佳(キンバラユカ)
映画ジャーナリスト/兵庫県神戸市出身。関西学院大学卒業後、金融業界を経て映画業界に。約30年で1000人以上の映画監督や映画俳優のインタビューを実施。現在、「キネマ旬報」ほかの映画誌、劇場パンフレット、朝日新聞、「母の友」(福音館書店)などで映画評を執筆。著書に「ブロークン・ガール 美しくこわすガールたち」(フィルムアート社)、共著に「伝説の映画美術監督たち×種田陽平」(スペースシャワーネットワーク)。相米慎二没後20周年特集のトークイベントなど講演・司会も多数。

小林淳一(コバヤシジュンイチ)
編集者/東京都出身。立教大学卒業後、ぴあ株式会社に入社。「TVぴあ」、「Weeklyぴあ」を経て、「Invitation」編集長に。ぴあ退社後、「東京カレンダー」編集長を務める。担当した書籍に「踊る大捜査線THE MAGAZINE」「ケイゾク/雑誌」「雲のむこう、約束の場所 新海誠2002―2004」など。「女優美学」シリーズ編集長を務める。共著書に「SMAPとは何だったのか」がある。2021年2月に行われた特集上映「作家主義 相米慎二」を企画。現在、フリーで活動しつつ、カルチャーサイト「A PEOPLE」編集長を担当している。

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