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『BOTSU ANDERSON』
TAKAHIRO OTSUJI|大辻隆広
186mm × 220mm
120ページ
300部
2019年8月24日~9月1日、東京・中目黒のエレメンタリーストア ビン(ELEMENTARY STORE BIN)で開催された大辻隆広による個展「ボツ展 / BOTSU EXIBITION 2019」に際して作られた写真集です。
今回の写真集は全ページ袋とじになってます。
なので、実際写真を見る際は全部、カッターや定規、もしくは手で全ページをカットしていただく必要があります。
切り方によって、表面の表情が大きく変わるので、その辺も楽しんでいただければなと思っております。
「ボツ展 / BOTSU EXIBITION 2019」のあいさつ文より。
『ボツ展 / BOTSU AMDERSON』解説
この度はご来場頂きありがとうございます。写真家の大辻隆広です。
今回のこの個展を企画した経緯や作品の内容をお話ししたいと思います。
4年程前、僕はプライベートでオーストラリアのメルボルンのビーチでたまたま彼に出会いました。明るく面白いおじさんとは、ビーチで色々と話しました。とはいえ、わずか10分程の時間でしたが...。普段、僕は街ゆく人々の写真を撮りためていて、もちろん彼もそのターゲットの1人で彼の写真を何枚か撮影したものの、彼の赤い水着のインパクトが大きすぎて自分の作品集には合わないな、ボツ写真だな。という結論に、当時、至りました。
それから数年経ってもずっと私の心に残っていた彼。ボツ写真だけどやっぱり気になるな。じゃ、ボツ写真だけを集めたボツ写真展をやろう。タイトルも『ボツ展』という展示をしよう。『ボツ展』って響きもいいしな。と、このプロジェクトが始まりました。
それから、ボツ写真とは何なのか?これはボツなのか?と自問自答する毎日。でも、いいなって思った瞬間に写真を撮る自分の写真には、なかなかボツと言える写真がなく、やはりこの企画は無理かもな、でも、でも、でもこのおじさんはを何とか世に出したい!そう思いながらある時、ふと、このおじさんの名前を『ボツさん』って名前にしてこの人の人生物語を作っちゃえばいいのでは?と思いついた。それはそれで。『ボツ展』ってタイトルのままいける!と答えが出ました。
まずは名前。アンダーソンって昔から好きな名前だったから、おじさんの名前は『BOTSU ANDERSON』次にこのボツさんはどんな人生を歩んだのだろう。と思い、彼の人生を勝手に妄想して経歴を作った。申し訳ないけど、『没 ボツ・アンダーソン』って響きが気に入り、最初は彼を天国に運んだところから人生をさかのぼり、生まれた時期を決め、後はひたすら妄想。そこに実際の僕自身の経歴もダブらせながら。
次に写真のセレクト。ボツさんは、やはりこの赤い海パンがトレードマークだから、テーマカラーは赤。なので写真は全部赤が入った写真だけを選んでみることにした。集めてみたら、家や車、街の人々、自然と僕がイメージする彼の住んでた街の雰囲気が出てきて、すごく気持ちのいい写真達が集まった。
ここまできたら、もう彼と僕との思い出づくり。イラストをコマツミドリさんに描いてもらい、また今回の個展開催のきっかけを作ってくれたデザイナーの田島君の監修のもと、イラストや写真をもとに限定数量の大量の種類のグッズ製作。写真集は前回の『PUPA.』でもお世話になってADの小酒井さんに完全にお任せして、自分の想像以上の写真集が完成。真っ赤な袋とじの写真集。彼の知らないところ、遠く離れた日本で繰り広げられる、勝手な勝手な写真家大辻隆広の個展。
ふざけ過ぎずに、ふざける。僕が今回目指したいい具合の個展になったと思います。
みなさま、いかがでしたか?
僕はこれからも、こんな感じで写真家人生を歩んでいきたいと思ってます。
改めまして、本日はご来場ありがとうございました。
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