
















医療民俗学序説
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『医療民俗学序説』日本人は厄災とどう向き合ってきたか
畑中章宏
四六判 縦195mm × 横138mm
244ページ
禍(わざわい)を祓う
祈りと呪い(まじない)
「疫病は民俗社会にも、多くの苦難を与えてきた。しかし、疫病をもたらすものは私たちの内部と外部を行き来し、長いつきあいを重ねていくなかで交渉の余地がある存在であることを察知していたのではないだろうか。これから先も続いていく「新型」との関わり方においても、民俗の記憶と手段は、どこかで参考になるのではないだろうか――。」(本文より)
西洋医学の恩恵に与る以前、日本人は民間信仰や俗信といった民俗的な方法で病という外から来るものに対処してきた。翻って21世紀のコロナ禍において、迷信や因習として近代以降に斥けられたはずの「まじない」にすがるふるまいが見られたことも事実である。
疫病や天変地異などの「厄災」を民俗学的にとらえると見えてくるものとは何か。
災害民俗学の一系譜として「民俗の医療」の端緒をひらく。
畑中章宏(ハタナカアキヒロ)
1962年大阪生まれ。民俗学者・作家。著書に『柳田国男と今和次郎』『『日本残酷物語』を読む』(平凡社新書)、『災害と妖怪』『津波と観音』(亜紀書房)、『天災と日本人』『廃仏毀釈―寺院・仏像破壊の真実』(ちくま新書)、『先祖と日本人』(日本評論社)、『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか』『蚕』(晶文社)、『21世紀の民俗学』(KADOKAWA)、『死者の民主主義』(トランスビュー)、『関西弁で読む遠野物語』(訳・解説/エクスナレッジ)、『五輪と万博』(春秋社)、『日本疫病図説』(笠間書院)ほか。
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