


















資本主義だけ残った
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『資本主義だけ残った』世界を制するシステムの未来
ブランコ・ミラノヴィッチ / 西川美樹 訳
四六判、360ページ
「理論、データ、歴史、批判的思考――社会科学の頂点のひとつがここにある。格差は誰かのせいでも、ましてや自分のせいでもない。それは資本主義のシステムにあるのだ」
吉田徹(同志社大学教授)
『エコノミスト』誌ベストブック
『フィナンシャルタイムズ』紙ベストブック
『フォーリン・アフェアーズ』誌ベストブック
『プロマーケット』誌ベストブック
『プロスペクト』誌ベストブック
「われわれの未来についての、重要な問題をすべて提示している」ゴードン・ブラウン(元英首相)
「経済統計の第一人者[による]豊かな議論だ」ジェームズ・K・ガルブレイス(テキサス大学オースティン校教授)
「北京に住むのか、ニューヨークに住むのか、決断のときは近づいている」エドワード・ルース(『フィナンシャル・タイムズ』紙)
「この二つの資本主義が世界情勢を支配している。両者の共進化が今後数十年の歴史を形成することになるだろう」『エコノミスト』誌
「データの収集、評価において、類まれな最高の経済学者だ」ロバート・カトナー(『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス』誌)
「現存する(おそらく)唯一の社会経済システムへの理解を刷新しようとする、あらゆる読者、研究者にお薦めする」ロバート・ラコノ(LSEレビュー・オブ・ブックス)
二つの資本主義が世界を覆っている。米国に代表されるリベラル能力資本主義と、中国に代表される政治的資本主義だ。この両者がはらむ、不平等の拡大と腐敗の進行という病弊の根本原因を喝破し、欧米の社会科学界を震撼させたベストセラー。
目次
1 冷戦後の世界のかたち
2 リベラル能力資本主義
3 政治的資本主義
4 資本主義とグローバリゼーションの相互作用
5 グローバル資本主義の未来
ブランコ・ミラノヴィッチ
ルクセンブルク所得研究センター上級研究員、ニューヨーク市立大学大学院センター客員大学院教授。ベオグラード大学で博士号を取得後、世界銀行調査部の主任エコノミストを20年間務める。2003-05年にはカーネギー国際平和基金のシニア・アソシエイト。所得分配について、またグローバリゼーションの効果についての方法論的研究、実証的研究を、Economic Journal, Review of Economics and Statisticsなどに多数発表。邦訳書『大不平等』(2017)『不平等について』(2012、以上みすず書房)。
西川美樹(ニシカワミキ)
翻訳家。パメラ・ロトナー・サカモト『黒い雨に撃たれて』(共訳、上下巻、慶應義塾大学出版会、2020)ウィットマン『ヒトラーのモデルはアメリカだった』(みすず書房、2018)バスコム『ヒトラーの原爆開発を阻止せよ!』(亜紀書房、2017)ほか。
梶谷懐(カジタニカイ)
神戸大学大学院経済学研究科教授。専門は現代中国経済。神戸大学大学院経済学研究科博士課程修了。神戸学院大学准教授などを経て現職。著書『中国経済講義』(中公新書、2018)『日本と中国経済』(ちくま新書、2016)『現代中国の財政金融システム』(名古屋大学出版会、2011、大平正芳記念賞)ほか。
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