


















【古書】城の中のイギリス人
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『城の中のイギリス人』
アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ
澁澤龍彦 訳
※古書です。状態は写真でご確認ください。
221mm × 151mm
201ページ
函入り
白水社
1982年初版
「エロスは黒い神なのです」
シュルレアリスム小説の奇書にして名訳
できるだけ残酷で破廉恥で……悪の原理に対する和解の接吻の物語。
シュルレアリスム小説の奇書にして名訳。
「この書物は闘牛の一種と思っていただきたい」。満潮によって閉ざされた城ガムユーシュに招かれた語り手が、イギリス人の謎めいた主人モンキュらとともに繰り広げる美しくもおぞましい性の饗宴。
「この破廉恥な姿態はどこから見ても申し分なく破廉恥で、私たちの目には裸体以上に(あるいは裸体以下に)みだらなものだった。五匹の蛸が彼女の身体にへばりついたまま、[……]少女の肉体と軟体動物頭足類とがからみ合っている有様は、一種厳然たる人獣交媾の段階に達していた。おそらく曖昧に崇高とでも呼ぶ以外には呼びようのないものが、そこには見てとれたのだ」。(本文より)
『城の中のイギリス人』の初版は、イギリス人の題名にふさわしく、表紙にスコットランド風のチェック模様が使われている。これを訳本の装幀にぜひ使いたいと意気ごんで、苦心の末に実現させたのは白水社編集部の千代忠央さんである。その成果をとっくりごらんいただきたい。
翻訳の底本には、オックスフォード・アンド・ケンブリッジという架空の発行所名が記されている初版と、ガリマール書店の新版とを用いた。両者のあいだに異同はほとんどない。なお、原題は正確には『閉ざされた城の中で語るイギリス人』であろ。(澁澤龍彦 あとがきより)
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