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『PUBLIC HACK』私的に自由にまちを使う
笹尾和宏
四六判、208ページ
規制緩和、公民連携によって、公共空間の活用が進んでいる。だが、過度な効率化・収益化を追求する公共空間はルールに縛られ、商業空間化し、まちを窮屈にする。公民連携の課題を解決し、都市生活の可動域を広げるために、個人が仕掛けるアクティビティ、しなやかなマネジメント、まちを寛容にする作法を、実践例から解説。
目次
はじめに
Chapter1 もっと私的に自由にまちを使おう
私的で自由な行為がつくるまちの風景
窮屈でシステム化された都市生活
公共空間の活用には社会的意義が必須?
目的がなくてもいられるまちへ
Chapter2 PUBLIC HACKを体現する実践者たち
まちのスキマはどこにあるか?
アーバン・アウトドアを堪能する
1 すぐそばの自然を体感する
CASE1 夕日納め
CASE2 水辺ランチ
2 とっておきのベストロケーションを満喫する
CASE3 水辺ダイナー
CASE4 チェアリング
3 見知らぬ他人と時間を共有する
CASE5 Re:Bar
CASE6 流しのこたつ
CASE7 くにたち0円ショップ
4 まちのスキマを賢く使う
CASE8 クランピング
CASE9 URBAN SPACE DISCO
CASE10 ストリートダンス
常識から解き放たれる
5 外でやってみると意外と気持ちいい
CASE11 外朝ごはん
CASE12 夜明かし
6 アウトドア・アクティビティをまちに持ち込む
CASE13 大阪ラブボート
CASE14 ご近所野宿
7 お金をかけずに自前で遊ぶ
CASE15 芝生シアター
CASE16 ピクニック演奏会
CASE17 青空カラオケ
まちの新たな使い方を呼び覚ます
8 都市空間を体で攻略する
CASE18 スケートボーディング
Chapter3 PUBLIC HACKが持続するためのコツ
そんなこと本当にできるの?
都市生活の可動域を広げるために
PUBLIC HACKの作法
トレーニングしてみよう
Chapter4 利用者の自由を広げるマネジメント
公民連携が抱える構造的課題
これからの公共空間マネジメント
利用の自由を広げる維持管理
CASE1 アオーレ長岡のナカドマ:現場対応をマニュアル化しない
CASE2 グランドプラザ:管理されていると感じさせない
CASE3 うめきた広場:行為でなく程度で利用を制限する
CASE4 羽根木プレーパーク:アクシデントを「起こるもの」として取り扱う
CASE5 荒川下流域:自由使用を実現するルールの3段階運用
CASE6 路上ライブ:取り締まることを目的化しない
Chapter5 PUBLIC HACKがまちの価値を高める
まちの自由度の高さが生みだす効果
スキマはまちの自由度を測るモノサシ
まちの価値を生みだすのは「私的で自由な行為」
おわりに
笹尾和宏(ササオ カズヒロ)
水辺のまち再生プロジェクト事務局。1981年大阪生まれ。大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻、経済学研究科経営学専攻修了。ともに修士。2005年から水辺のまち再生プロジェクトに参画し、大阪市内の河岸空間や橋の上、河川水域を活用したイベントを数多く実施。近年は、水辺をはじめ路上や公園、公開空地などの公共空間に視野を広げ、「自由使用」の視点にたった生活目線の実践・提案を行う。2007年株式会社大林組に入社、不動産開発・コンサルティングに従事。2015~2018年に出向、エリアマネジメントに従事。現在は育児のため休職中(2019年時点)。2017年よりNPO法人とんがるちから研究所研究員。地域の担い手育成のための調査・研究、演習を行う。共著書に『あたらしい「路上」のつくり方-実践者に聞く屋外公共空間の活用ノウハウ』(DU BOOKS)。
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