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松江日乗 古本屋差し入れ日記

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『松江日乗』古本屋差し入れ日記
冬營舎 イノハラカズエ

四六判、258ページ

店主の日記につづられた、松江の小さな古本屋、冬營舎の物語。

島根県松江市にひっそりとたたずむ古本屋「冬營舎」は、ちっとも本が売れないけれど、毎日のようにお客さんから「差し入れ」が届く不思議な本屋。
個性あふれるお客さんとの交流を綴った店主の日記。

二月十八日(木) 晴れ
はす向かいの七福さんが、「一年だね」とケーキをとどけてくださる。
開店の挨拶のときに、開口一番、「場所が悪い」と言われた。それから、あのやぶにらみの目つきで、わざとかと怪訝そうにきかれた。そんな人通りのない路地に長年店をかまえている七福さんは、営業中に店名を染め抜いた暖簾がかかるだけで看板はないが、知る人ぞ知る予約制の懐石料理の店。
冬營舎のある通りはガラエ丁という。その昔、松江城築城の物資を運んだときの音からとも、ダンガラ染からきたともいわれている。南側の末次公園の先は宍道湖で、北はすぐお堀。猫やあなぐまが通りかかり、すずめが集うのどかで静かないい路地。このあたりでは路地とはいわず、小路(しょうじ)という。
アキミさんより卵一パック。
イナダさんより本。
ルリコさんより煮しめ。
マサエさんからはきたがきの手羽焼きとコロッケをいただく。今日は差し入れ日和。

もくじ
はじめに
二〇一六年二月十八日から五月六日
二〇一六年十月二十二日から二〇一七年一月二十八日
二〇一七年三月六日から五月二十七日
二〇一七年八月二十五日から十月十五日
二〇一八年二月一七日から五月二十六日
二〇一八年九月二日から十二月十三日
二〇一九年一月三日から三月二日
二〇一九年五月十五日から八月十日
二〇二〇年四月十一日から七月十七日

イノハラ カズエ
広島県生まれ。各地を転々としたのち、松江が気に入り住みつく。
2015年より冬營舎店主。
古本冬營舎 島根県松江市西茶町90−8

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