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ギンズバーグが教えてくれたこと

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『ギンズバーグが教えてくれたこと』詩で政治を考える
ヤリタミサコ

タテ177mm × ヨコ126mm
80ページ

― はじめにより ―
特定秘密保護法が2014年12月10日に施行になりました。戦前の治安維持法を想起させる法律や右傾化する政治への不安が高まっています。そんなとき出くわしたのが、ギンズバーグの詩の一節でした。「真実を見出すことはむずかしいけど 偽りは簡単だ / 帝国主義の薄っぺらさを 新聞の行間から読み取りなさい / この国を 自分たちが心から望むようにするとしたら / 火からフライパンに戻るみたいに 大難敵に挑むこと」と、約20年前に死んだ詩人は、こう書いていました。ガツンとゲキをとばされた感じです。報道されることの裏側に、見えにくい、知らされていない、政府や特定の高官たちの思惑や利害によって運営実行されている政治の一面がある、ということを教えてもらいました。
スリーマイルアイランドの原発事故以前に原発反対を唱えて線路に座り込み運動したギンズバーグは、明快にプルトニウムを死の元素と呼んでいます。ギンズバーグは、2011年以降の日本の状況に対して、すでに1970年代から警鐘を鳴らしているのです!
そんなギンズバーグからの洞察に満ちた注意を読者と共有したいと思います。

初っ端の「国会風」は、ギンズバーグのライブ録音と映像が記録されており、それは1981年にニューヨークでクラッシュとの共演です。ジョー・ストラマーが「プレジデント、ギンズバーグ」と紹介しており、パンクロックファンは、すべての権力に対してノーというギンズバーグに大きく賛同しています。ヤリタミサコさんのこんな興味をそそる解説が各章の最後に入っています。

目次
04 はじめに
09 1 ギンズバーグの警鐘は
25 2 プルトニウムへの鎮魂歌
43 3 ギンズバーグがCIAの裏資金とブッシュを批判する
53 4 東南アジア史を知らされず、現代のアジアを知らない日本人
65 5 全体主義への警鐘
74 ヤリタミサコのあとがき
76 参考文献

ヤリタミサコ
詩人。北海道岩見沢市朝日炭鉱の生まれ。明治学院大学と東洋英和女学院大学大学院で、アメリカ現代詩と女性学を学ぶ。ビートやフルクサス、詩とアートの評論、カミングズやギンズバーグの訳詩、ヴィジュアル詩、音声詩など多数。

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