1/20

IMPERFECT UTOPIA

¥7,800 税込

SOLD OUT

別途送料がかかります。送料を確認する

『IMPERFECT UTOPIA』
Toru Morimoto & Tina Bagué
※ナンバーは写真のものと異なります。

228mm × 228mm
168ページ
カラーとモノクロ計80カット
400部、ナンバー入り

「IMPERFECT UTOPIA」は二人による、コンテンポラリー・ドキュメンタリー写真を通して日本の離島の日常を表現するための写真プロジェクトです。
離島の日常を写真から読み取れるように文化人類学的アプローチをとり、離島の風習、文化、伝統、祭礼、コミュニティーを形成する個人、家族、集団、そして、これらの離島で独特な生活を生み出す経済とその生存形態をフイルムに収めました。
同時に、離島にある日常の美しさと、大都市から遠く離れ、海に囲まれ、世の中の流れからある程度離れ、日本人自身にも度々忘れ去られるような独特の場所だからこそ存在するディテールをカメラでとらえました。

日本は島国であるにもかかわらず、人口のほとんどが住む本土のライフスタイルは大陸的です。自身も自分たちが島民だという意識はありません。しかし、離島に住む人々は自分を島民だと認識し、自らを島民と呼びます。私たちは、日本の離島にユートピアがあるかもしれないと考えました。

私たちは、6年間(2014-2019)を費やし、海に浮かぶ60島以上の離島を撮影しました。その旅は困難であると同時に素晴らしいものでした。私たちがこのプロジェクトを通して感じたことは、離島の島人は本土の人たちよりも寡黙で、恥を知り、寛大でした。それは、一昔前の日本人を見ているようでした。そして彼らの住む離島には、本土では消え去った洗練されていない無垢の美がありました。私たちは、日本を島国として見ることができ、日本人を島人として見ることができました。
最終的にこの旅を通してユートピアを見つけることはできませんでしたが、家に帰り着き、ライトテーブルに置かれたフィルムのネガを見ていると、そこにはユートピアに近いモノを見ることができました。それが私たちが「IMPERFECT UTOPIA(不完全なるユートピア)」と呼ぶモノです。

この長期間プロジェクトを行なっていた時、二人はスペインに住んでいたので、年に1、2回日本を訪れ、約60の離島を撮影するのに6年間(2014-2019)費やしました。このため、この写真集はクラウドファンディングによる支援で作られています。
また、このプロジェクトでは中判フィルムカメラのみを使っています。のんびりとした離島の風景や人々を撮影するには、アナログカメラの方が合っていると思ったからだそうです。そして、全てのフィルムは、コダック・アラリス・ジャパンから提供を受け、東京の堀内カラーに全てのフィルムの現像を特別価格で引き受けていただいたそうです。

商品をアプリでお気に入り
  • レビュー

    (1054)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥7,800 税込

SOLD OUT

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品
        CATEGORY